JP2574729Y2 - 二部品間の固着構造 - Google Patents

二部品間の固着構造

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JP2574729Y2
JP2574729Y2 JP1991047386U JP4738691U JP2574729Y2 JP 2574729 Y2 JP2574729 Y2 JP 2574729Y2 JP 1991047386 U JP1991047386 U JP 1991047386U JP 4738691 U JP4738691 U JP 4738691U JP 2574729 Y2 JP2574729 Y2 JP 2574729Y2
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英二 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車用ベンチ
レータのシャッターバルブと軸体とのような合成樹脂或
いは金属製の二部品を結合固着する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の機械構造において、合成樹
脂又は金属製の二部品を、溶接やビス止め等の結合手段
によらないで、嵌込みによって両者を連結固着する構造
が多く用いられている。例えば、自動車用ベンチレータ
のシャッターバルブのような面状体に、それを回動させ
る軸体を固着する構造がそれである。
【0003】図10は、上記のような従来の二部品の連
結固着構造の一例を示した分解斜視図である。本例にお
いては、第1の部品である面状体21は、自動車用ベン
チレータのシャッターバルブであり、第2の部品である
軸体22は、面状体21をケース(図示しない)内に回
動可能に支持するものである。面状体21には、ケース
内面との間にシールを保つための弾性体で形成された環
状のシール材30が装着されている。面状体21の端部
には断面半円形状の軸部23が突設され、軸体22には
軸部23と相似形状の軸孔24が設けられている。この
軸孔24に軸部23を挿入し、軸部23の外周部に設け
た切込み25と、軸体22の外周部上下に設けた切込み
26とを位置合わせし、C型ワッシャ27をその切込み
25,26に挿入し、面状体21と軸体22とを互いに
回転しない状態に連結している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の連結構造では、別部材であるC型ワッシャ27
を必要とし、しかも切込み25,26の位置合わせが厄
介で組付けに手数を要する欠点がある。また、面状体2
1の軸部23を軸体22の軸孔24に挿入する際に、シ
ール材30を巻き込んで軸孔24が詰まったり、シール
材30の位置が偏ってシール効果を損なったりする問題
がある。
【0005】本考案は、上記のような従来の二部品の固
着構造の問題点を解消するため、ワッシャのような別部
材を必要とせず、ワンタッチ操作で簡単に二部品の連結
を行なうことができる固着構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の二部品間の固着構造は、第1の部品と第2
の部品とを結合固着する連結構造であって、第1の部品
の外周部に形成された溝にシール材の内縁部を挿入し、
第2の部品の端部に、前記二部品の結合される方向と直
角の方向に延びる2個の平行な係止爪を相対向して突設
し、第1の部品の端部上下面にそれぞれ、前記係止爪に
係合する係合凹部と前記係止爪の側端部に当接する保持
面とを有する係着座を設け、前記第2の部品の係止爪部
分を前記シール材を跨がせて前記第1の部品の係着座部
分に押入して前記係止爪を前記係合凹部に係合させたも
のである。
【0007】
【作用】以上のように構成された本考案の二部品間の固
着構造においては、第2の部品の係止爪部分を第1の部
品の係着座部分に挿入することにより、係止爪が係着座
の係合凹部に係止され、両部品が互いに強固に固着され
る。第1の部品の外周部にシール材が挿着されていて
も、第2の部品の係止爪部分がシール材を跨いで第1の
部品の係着座部分に挿入されるので、シール材が軸孔に
巻き込まれたり変位したりすることなく、係止爪が係合
凹部に係止されて両部品が固着される。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例により、本考案の
構成をさらに詳細に説明する。
【0009】図1は本考案の第1の考案の一実施例を示
した分解斜視図、図2はその連結完了後の状態を示した
斜視図である。
【0010】図において、11は第1の部品である面状
体(本例においては自動車用ベンチレータのシャッター
バルブ)であり、12は第2の部品である軸体(本例で
は前記シャッターバルブを支持し回動させる軸)であ
る。軸体12の面状体11との結合側の端部は二股状に
なっており、その二股内面には結合方向(図示矢印A)
に直角の方向に延びる2本の係止爪13,13が相対向
して突設されている。軸体12の他方の端部には、アー
ム14が略直角に延設されており、このアーム14に明
けられた長孔14aに面状体11を回動開閉させるため
の操作ノブのリンクロッド(図示しない)が係着され
る。
【0011】一方、面状体11の端部の上下面には、前
記軸体12の二股状部分と係着する係着座15,15
(図には上面のもののみが示される)が設けられてい
る。この係着座15は、前記係止爪13に係合する係合
凹部15aと、係止爪13の側端部に当接し係止爪13
を挟持する側部保持面15b,15bと、係止爪13の
前端部を当接保持する前端保持面15cとを備えてい
る。
【0012】また、面状体11の外周部には、ベンチレ
ータ・ケース内面とのシールを保つためのシール材17
が装備されている。即ち、面状体11の要部を示した斜
視図である図4、シール材17の斜視図である図5、面
状体11の他端(図面上右端)の斜視図である図6に示
すように、面状体11の外周部に溝16が設けられ、弾
性体で形成された環状のシール材17を拡開してその内
縁を溝16に嵌め込み、図2の状態に取付けが行なわれ
る。
【0013】軸体12を面状体11に結合するには、図
示矢印A方向に、軸体12の二股状部分を面状体11の
係着座15の側部保持面15b,15bにガイドさせな
がら押込み挿入し、係止爪13を係合凹部15aの手前
に設けられた山型突起15dを乗り越えさせて係合凹部
15aに係合させる。このとき、係止爪13,13ha
面状体1の外周部に装着されたシール材17を跨いで係
着座15に挿入されるので、シール材17と干渉するこ
となく、シール材17を巻き込んだり、偏らせたりしな
いで固着することができる。そして、係止爪13は係合
凹部15a上に側部保持面15b,15b及び前端保持
面15cによって保持され、軸体12が面状体11に堅
固に固着される。図2は結合後の状態を示したもので、
図3はそのa−a線断面図である。このようにして軸体
12を、押入操作だけで面状体11にワンタッチでガタ
なく装着固定することができる。なお、面状体11側の
前端保持面15cは、軸体12側の係止爪13後方に前
記山型突起15dに係合する凹部を設けた場合は、特に
設定する必要がない。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、本考案の
二部品間の固着構造は、第1の部品の外周部に形成され
た溝にシール材の内縁部を挿入し、第2の部品の端部
に、前記二部品の結合される方向と直角の方向に延びる
2個の平行な係止爪を相対向して突設し、第1の部品の
端部上下面にそれぞれ、前記係止爪に係合する係合凹部
と前記係止爪の側端部に当接する保持面とを有する係着
座を設け、前記第2の部品の係止爪部分を前記シール材
を跨がせて前記第1の部品の係着座部分に押入して前記
係止爪を前記係合凹部に係合させ構成であるので、ワッ
シャのような別部品を使用することを要せず、簡単なワ
ンタッチ操作で二部品をガタなく強固に結合することが
できる。また、第1の部品の外周部にシール材を備えて
いても、第2の部品の係止爪部分をシール材を跨がせて
第1の部品の係着座部分に押入して前記係止爪を係合凹
部に係合させるようにしたので、シール材を巻き込んだ
り偏らせたりすることなく、二部品を固着することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による二部品間の固着構造の一実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】図1の実施例の連結完了後の状態を示す斜視図
である。
【図3】図2のa−a線断面図である。
【図4】図1の実施例の第1の部品(面状体)の要部斜
視図である。
【図5】図1の面状体に装着されるシール材の斜視図で
ある。
【図6】面状体の他端(図面上右端体)の斜視図であ
る。
【図7】従来の二部品間の固着構造の一例を示した分解
斜視図である。
【符号の説明】
11 面状体(第1の部品) 12 軸体(第2の部品) 13 係止爪 15 係着座 15a 係合凹部 15b 側部保持面 16 溝 17 シール材 A 結合方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 21/07

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部品と第2の部品とを結合固着す
    る連結構造であって、第1の部品の外周部に形成された
    溝にシール材の内縁部を挿入し、第2の部品の端部に、
    前記二部品の結合される方向と直角の方向に延びる2個
    の平行な係止爪を相対向して突設し、第1の部品の端部
    上下面にそれぞれ、前記係止爪に係合する係合凹部と前
    記係止爪の側端部に当接する保持面とを有する係着座を
    設け、前記第2の部品の係止爪部分を前記シール材を跨
    がせて前記第1の部品の係着座部分に押入して前記係止
    爪を前記係合凹部に係合させたことを特徴とする二部品
    間の固着構造。
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JPS55122521U (ja) * 1979-02-22 1980-08-30
JPS5838164Y2 (ja) * 1979-07-16 1983-08-29 株式会社 ニフコ プラスチツク製フアスナ

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