JP2574721Y2 - オイルシール装着用保護具 - Google Patents

オイルシール装着用保護具

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JP2574721Y2
JP2574721Y2 JP1990111333U JP11133390U JP2574721Y2 JP 2574721 Y2 JP2574721 Y2 JP 2574721Y2 JP 1990111333 U JP1990111333 U JP 1990111333U JP 11133390 U JP11133390 U JP 11133390U JP 2574721 Y2 JP2574721 Y2 JP 2574721Y2
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JP
Japan
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tapered
oil seal
shaft
diameter
shank
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JP1990111333U
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JPH0467974U (ja
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隆芳 河端
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオイルシールや表面処理済みの孔等に軸を挿
入する際、オイルシールの内面や表面処理部分に傷が付
くことを防止するためにカバーするオイルシール装着用
保護具に関する。
(従来の技術) 従来からオイルシールを装着する軸等の組立時、軸に
よりオイルシールが傷付けられることを保護するため
に、軸に保護具を被せた状態でオイルシールに挿入する
ことが行われている。
この場合カバーするシール保護具としては、例えば実
開昭56-52679号公報、実開昭59-19278号公報、実公昭56
-7431号公報等に記載のものがあるが、何れも第3図に
示すように軸aの先端を包み込むようにした筒状で薄肉
の金属製治具bが用いられている。すなわちオイルシー
ルの内径部に軸aを治具bごと挿入して、挿入後に治具
bを軸aから引き抜くことにより軸aはオイルシールを
傷付けることなく挿入できるようにしているものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記のような組立を行う場合に、作業者
は手に軍手、あるいはゴム手袋等を嵌めており、治具に
油が付着することもあって軸から治具を外す際に滑り易
く、また、同じ太さのために、非常に外し難いという欠
点があった。
本考案はこれに鑑み、軸から治具である保護具を外す
際に容易に取り外すことのできるオイルシール装着用保
護具を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを
目的としてまされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案
は、外周プロフイルが、嵌合相手軸を包み込む滑らかな
表面を持つ円筒形状の円筒部と、大径側を前記円筒部と
同径とされて該円筒部に連設され先端に向けて漸次外径
を減少するテーパー形状の滑らかな表面を持つシャンク
部と、このシャンク部の先端に連設され先端が半球状と
された先細状のテーパー状外周面を持つエンド部とさ
れ、前記シャンク部とエンド部とはシャンク部のテーパ
ー形状小径部とエンド部のテーパー形状大径部とが側面
視鈍角状の頚部により一体に連続するよう形成されてお
り、内周プロフィルは、前記円筒部の内周に嵌合相手軸
との嵌合部と、この嵌合相手軸の端部の面取りの形状と
略一致するテーパー面とを有していることを特徴とす
る。
(作用) 上記構成により、オイルシールの内径部に挿入された
保護具を軸およびオイルシールの間から引き抜くとき、
円筒部に続く滑らかなテーパー面を有するシャンク部の
端部の頚部を指間に通して先端のエンド部を掴んで引っ
張ることにより容易に取り去ることができる。上記エン
ド部を掴む際に手指をテーパー状のシャンク部を滑らせ
るようにエンド部に至れば自ずと頚部に手指が掛り、掴
みやすくなる。またオイルシールに嵌める際も、シャン
ク部のテーパーによりオイルシールを徐々に拡大して軸
に嵌込むことがてき、オイルシールを傷めることが防が
れる。
(実施例) 以下、本考案を第1図および第2図に示す実施例を参
照して説明する。
本考案にかかるオイルシール装着用保護具は、オイル
シール等に装着される軸をオイルシールの内径部に挿入
する際にカバーする保護具であって、外周プロフィル
は、嵌合相手軸1を包み込む滑らかな表面2aを持つ円筒
形状の円筒部2と、大径側を前記円筒部2と同径とされ
て該円筒部2に連設され先端に向けて漸次外径を減少す
るテーパー形状の滑らかな表面3aを持つシャンク部3
と、このシャンク部3の先端に連設され先端4aが半球状
とされた先細状のテーパー状外周面4bを持つエンド部4
とされ、前記シャンク部3とエンド部4とはシャンク部
3のテーパー形状小径部とエンド部4のテーパー形状大
径部とが側面視鈍角状の頚部5により一体に連続するよ
う形成されている。内周のプロフィルは、前記円筒部2
の内周に前記嵌合相手軸1が嵌合する嵌合部6と、この
嵌合相手軸1の端部の面取り1aの形状と略一致するテー
パー面7とを有している。
上記各部は、第1図において円筒部2、エンド部4お
よび頚部5の径をそれぞれφA,φB,φCとするとφA>
φB>φCの関係になるように形成されており、エンド
部4は、頚部5を挟んだ両指の軸方向の抜け止めとなる
ように形成されている。図1において符号8は下孔であ
る。
上記保護具の材質としては一般に硬質クロム鍍金した
鋼材を用いるが、ポリエチレン等の樹脂を金型成形加工
したものを用いてもよい。
ただしポリエチレン等の場合は特に繰り返し使用でき
るものでなければならない。
つぎに作用を説明する。
まず、図示しないオイルシールに軸1を取付ける場
合、オイルシールの内径部に軸1の先端をそのまま挿入
したのでは、内径部に傷が付くことから、軸1に先端部
から適宜長さlを保護具の円筒部2に挿入して行き止ま
りで止める。このとき軸1の先端の面取り1aが内周プロ
フィルのテーパー面7に接し、円筒部2の嵌合部6との
嵌合と合わせ保護具が安定し、オイルシールが嵌めやす
くなる。
この状態で保護具の先端のエンド部4からオイルシー
ルの内径部に挿入して、円筒部2が内径部に入るまで押
し込む。
円筒部2がオイルシールの内径部に完全に入ったと
き、エンド部4を直接指で掴むか、あるいは頚部5を両
指で挟んでエンド部4を指に引っかけてオイルシールと
軸1の間から引き抜くことにより保護具を取り去ること
ができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、オイルシール等
に装着される軸をオイルシールの内径部に挿入する際に
カバーする保護具において、保護具をオイルシールの内
径部および軸の間から取り外す場合、本来のシールを傷
付けない機能を損なうことなく、また、油等での手荒れ
を防ぐために手袋を着用しているときに発生する作業性
の悪さを軽減させることができる。
すなわち、嵌合相手軸とは保護具の円筒部の内周面と
の嵌合に加え、その軸の面取り部とテーパー面との嵌合
により嵌るので安定した状態に嵌合され、オイルシール
を嵌めやすくすることができる。
またシャンク部が先細となるテーパー形状とされ、そ
の先端にエンド部が頚部を介して連設されるので、保護
具を引抜くとき上記シャンク部の外周のテーパー形状に
そって手指を滑らせれば自ずと手指が頚部にかかり、そ
のまま引けば保護具を容易に引抜くことができ、操作が
きわめてやりやすい。
さらにオイルシールを嵌めるときも、上記シャンク部
がテーパー形状をなしていることによりオイルシールを
徐々に拡径させて軸に嵌込むことがてき、オイルシール
の内径を急激に拡大させることがなく、オイルシールの
内径部を傷めることがない。
そのうえ、単に手作業の場合に限らず、自動化の場合
にも、上述のように作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるオイルシール装着用保護具の一
実施例の断面図、第2図は従来の保護具(治具)の断面
図である。 1……軸、2……円筒部、3……シャンク部、4……エ
ンド部、5……頚部、6……嵌合部、7……テーパー
面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周プロフイルが、嵌合相手軸を包み込む
    滑らかな表面を持つ円筒形状の円筒部と、大径側を前記
    円筒部と同径とされて該円筒部に連設され先端に向けて
    漸次外径を減少するテーパー形状の滑らかな表面を持つ
    シャンク部と、このシャンク部の先端に連設され先端が
    半球状とされた先細状のテーパー状外周面を持つエンド
    部とされ、前記シャンク部とエンド部とはシャンク部の
    テーパー形状小径部とエンド部のテーパー形状大径部と
    が側面視鈍角状の頚部により一体に連続するよう形成さ
    れており、内周プロフィルは、前記円筒部の内周に嵌合
    相手軸との嵌合部と、この嵌合相手軸の端部の面取りの
    形状と略一致するテーパー面とを有していることを特徴
    とするオイルシール装着用保護具。
JP1990111333U 1990-10-24 1990-10-24 オイルシール装着用保護具 Expired - Lifetime JP2574721Y2 (ja)

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JPH0467974U JPH0467974U (ja) 1992-06-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6216288Y2 (ja) * 1981-04-15 1987-04-24
JPH0214939Y2 (ja) * 1985-05-31 1990-04-23

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JPH0467974U (ja) 1992-06-16

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