JP2574332Y2 - 粉末プレス成形装置 - Google Patents

粉末プレス成形装置

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JP2574332Y2
JP2574332Y2 JP1992082054U JP8205492U JP2574332Y2 JP 2574332 Y2 JP2574332 Y2 JP 2574332Y2 JP 1992082054 U JP1992082054 U JP 1992082054U JP 8205492 U JP8205492 U JP 8205492U JP 2574332 Y2 JP2574332 Y2 JP 2574332Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セラミックスなどの粉
末を成形するための粉末プレス成形装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体パッケージや各種電子
部品、あるいは産業機械用部品などの用途に、セラミッ
クスなどの粉末をプレス成形することが行われている
が、例えば図2(a)の斜視図と(b)の断面図に示す
ような凹部7を有する円柱状の成形体Aは、図3(a)
の断面図に示すように、下方に下パンチ12a、12b
とダイス13を設け、上方にシリンダ14と上パンチ1
5を設け、さらに原料粉末16を供給するためのフィー
ダー17を設けて、上パンチ15により加圧することに
より製作される。
【0003】そして、図3(b)に示すように、製作さ
れた成形体Aは、下パンチ12a、12bとダイス13
の面でフィーダ17により前方に押し出されて、再び同
じ工程を繰り返す。
【0004】ここで、ダイス13の周囲には、図4
(a)の平面図と(b)の断面図に示すように、シュー
ト部24を先端に設けているダイステーブル31が配置
されている。そして、上記フィーダー17により押し出
された成形体Aは、シュート部24を通り、ベルトコン
ベヤ等の自動搬送装置(不図示)へ送られる。なお、成
形体Aが上記シュート部24を通る際は、シュート部2
4が角度を有しているため、自然落下により移動してい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した如
き従来の粉末プレス成形装置では、成形体Aがダイステ
ーブル31のシュート部24を自然落下しないまま途中
に残留しやすく、残留したままであると次にくる成形体
Aと当たりカケが発生するという問題点があった。さら
に、残留した成形体Aが次に送られてくる成形体Aがき
ても移動せずに残留すると、次々と成形体Aが積み重な
り、積み重なった成形体Aの一部が下パンチ12b上に
崩れてしまう場合があり、上パンチ15が降りた時に必
要以上の加圧をしてしまい、金型が破損してしまうとい
う問題点があった。
【0006】また、成形体Aがフィーダー17により押
し出される際に、ダイス13上に残留した原料粉末16
が成形体Aの底面部8に付着する場合があり、そのまま
自動搬送装置に送られた後、焼成を行うと原料粉末16
が付着したままの粗悪な製品となってしまうという問題
点もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、粉末プレス成形装置により
得られた成形体を自動搬送装置等へ送るためのダイステ
ーブルのシュート部に空気噴出孔を設けたものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、シュート部の噴出孔から空気
が噴出することによって、成形体底面部に空気が当てら
れ、成形体のシュート部での流れがスムーズになり、ま
た成形体に付着している原料粉末を吹き払う。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。
【0010】図1(a)の平面図と(b)の断面図に示
すように、本考案の粉末プレス成形装置を構成するダイ
ステーブル1は、下パンチ2a、2bとダイス3を備
え、粉末プレス成形装置により得られた成形体Aを自動
搬送装置(不図示)等へ送るための斜面状のシュート部
4を設けている。そして、前記シュート部4に噴出孔5
を形成し、ダイステーブル1内に噴出孔5と送風装置B
とをつなぐ送風孔6を設け、送風装置Bを作動させると
噴出孔5から空気が噴出するようにしている。さらに、
図1中には示していないが、下パンチ2a、2bの上側
には上パンチを備えている。
【0011】このダイステーブル1を用いると、粉末プ
レス成形装置のフィーダー17により押し出された成形
体Aは、シュート部4の噴出孔5から空気が噴出してい
るために、シュート部4を通る際、成形体Aの凹部7や
底面部8に空気が当てられ、シュート部4での流れがス
ムーズになり、また成形体Aの底面部8に付着している
原料粉末16を吹き払うようになる。
【0012】ここで、図1の実施例では、断面が円形
で、縦と横に3列ずつ配置した噴出孔5を示したが、噴
出孔5はどのような形状でもよく、また噴出孔5の数や
大きさも様々に変えることができ、成形体Aの重量や形
によって適するものを使用すればよい。なお、噴出孔5
の大きさは、大きすぎると成形体Aがひっかかりカケて
しまい、小さすぎると空気が噴出しずらくなるために、
円形の場合0.5〜3.0mmの直径であることが好ま
しい。
【0013】そして、シュート部4の角度αは、小さい
と成形体Aが滑らず、大きいと成形体Aが滑りすぎるた
めに、通常使用する場合は40〜70度が好ましい。
【0014】さらに、本考案では、送風装置Bをダイス
テーブル1の外に設けているが、噴出孔5とつながって
いればよく、例えば、ダイステーブル1の内部に送風装
置Bを埋め込むように設けてもよい。また、シュート部
4の一部あるいは全体を多孔質体とし、この多孔質体部
分から空気が噴出するようにしてもよい。
【0015】実験例 ここで、上記実施例によるダイステーブル1を使用して
噴出する空気の圧力(以下、空気圧と略称する)を変え
て、シュート部4での成形体Aの流れと原料粉末16の
付着を調べるために実験を行った。
【0016】ここで、シュート部1は、成形体Aの動く
方向を縦とすると、縦37mm、角度αを40度とし
た。また、噴出孔5は、直径が1.0mmの円形で、縦
と横に3列ずつ9個配置し、シュート部4の面の中心が
中央の噴出孔5aと一致するようにし、各噴出孔5は縦
と横を16mm離して配置した。そして、成形体Aは、
重量が2.6gで、形状は図2に示すような円盤状で凹
部7を有するものとし、円盤の上面の面積を700mm
2 とした。
【0017】そして、成形体Aの流れは、一ヶ月間使用
した際に、シュート部4で成形体Aが残留することなく
流れれば○、一部残留するものがあるが次の成形体Aが
くる前に流れれば△、長時間残留してしまい次の成形体
と接触する場合には×として評価した。また、原料粉末
16の付着は、実際に1000個を製作し焼成した際、
原料粉末16の付着がある製品の個数を調べた。それぞ
れの結果は、表1の通りである。
【0018】
【表1】
【0019】表1より、シュート部4で空気が噴出しな
い比較例のダイステーブル1を用いた場合は、成形体A
がシュート部4に残留してしまい、また焼成後の製品に
原料粉末16の付着したものが、1000個中78個で
きることがわかる。これに対し、シュート部4で空気が
噴出するダイステーブル1を用いた本考案実施例では、
成形体Aの流れが良く、原料粉末16の付着も少なくな
り、特に空気圧が1.0kg/cm2 の場合には、原料
付着16の付着したものが1000個中2個しかできな
いことがわかる。
【0020】これより、噴出孔5を設けて空気を噴出す
るようにした本考案のダイステーブル1の方が、空気の
噴出しない従来のダイステーブル31より、成形体Aの
流れが良く、原料粉末16の付着が極めて少ないことが
わかる。
【0021】また、噴出孔5の大きさや空気圧をさまざ
ま変えて実験を行うと、噴出孔5の大きさが直径0.7
5〜1.25mm、空気圧が0.5〜1.0kg/cm
2 のものが好ましいことがわかった。さらに、成形体A
の重量がさまざまなものを使用して実験を行うと、成形
体Aの重量が小さい場合は空気圧が上記実験例よりも小
さく済み、逆に重量が大きい場合は空気圧を大きくする
必要があることがわかった。
【0022】
【考案の効果】以上のように、本考案に係わる粉末プレ
ス成形装置によれば、得られた成形体を自動搬送装置等
へ送るためのダイステーブルのシュート部に空気を噴出
するための噴出孔を設けたことにより、成形体がスムー
ズに流れるため、シュート部の途中で残留することがな
くなり、しかも成形体の底面部に付着している原料粉末
を吹き払うため、高品質の製品を得られるなどの効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の粉末プレス成形装置を構成す
るダイステーブルを示す平面図、(b)は(a)のXー
X線断面図である。
【図2】(a)は粉末プレス成形装置により製造された
成形体の斜視図、(b)は(a)のYーY線断面図であ
る。
【図3】(a)と(b)は、粉末プレス成形装置による
成形体の製造方法を説明する断面図である。
【図4】(a)は従来の粉末プレス成形装置を構成する
ダイステーブルを示す平面図、(b)は(a)のZーZ
線断面図である。
【符号の説明】
1、31:ダイステーブル 2a、2b、12a、12b:下パンチ 3、13:ダイス 4、24:シュート部 5、5a:噴出孔 6 :送風孔 7 :凹部 8 :底面部 14:シリンダ 15:上パンチ 16:原料粉末 17:フィーダー A :成形体 B :送風装置 α :角度

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスと上下パンチを備え、プレス成形
    により得られた成形体を自動搬送装置等へ送るためのシ
    ュート部を有するダイステーブルを備えた粉末プレス成
    形装置において、前記ダイステーブルのシュート部に空
    気噴出孔を設けたことを特徴とする粉末プレス成形装
    置。
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