JP2574269Y2 - 回転円盤式噴霧造粒装置 - Google Patents

回転円盤式噴霧造粒装置

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JP2574269Y2
JP2574269Y2 JP1992070884U JP7088492U JP2574269Y2 JP 2574269 Y2 JP2574269 Y2 JP 2574269Y2 JP 1992070884 U JP1992070884 U JP 1992070884U JP 7088492 U JP7088492 U JP 7088492U JP 2574269 Y2 JP2574269 Y2 JP 2574269Y2
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知二 堀田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば溶融樹脂のよう
な粘性液を微粒化させるのに用いられる回転円盤式噴霧
造粒装置に関する。
【0002】
【従来技術】液体を微粒化させる装置、なかでも連続し
て均一な粒子を得ることのできる装置として一般に広く
知られるものに、回転円盤式噴霧造粒装置がある。この
装置は一般に、造粒塔と、モータにより回動駆動される
主軸と、造粒塔内の主軸下端に固着され、椀型、ベーン
型ないしピン型等の構造を有する回転円盤と、回転円盤
内に原液を供給する供給装置とより構成され、回転円盤
内に供給した原液を高速回転する円盤の遠心力により加
速して周囲のエアー或いはN2 ガス中に飛ばし、微細化
するようにしている。
【0003】こうした装置を用いて溶融樹脂のような粘
性液の造粒を行う場合、円盤の回転により周囲の冷気を
巻込んで円盤内の粘性液が冷却され、その結果、粘性液
の粘度が大となって円盤より飛び散る液が綿状となり、
微粒化が困難となる。高粘度液の場合ことにそうであ
る。そこで、こうした粘性液の造粒時には従来、回転円
盤にエアーやN2 ガス等の加熱ガスを吹付け、粘性液の
流動性を保って噴霧を安定化させるようにしている。
【0004】図1は、従来より用いられているこうした
造粒装置の一例を示すもので、椀型の回転円盤1上に粘
性液を通す先細り管状の本体2と、本体2との間に加熱
ガスを通すホッパー状のダクト3とを主軸4と同心円状
に配置し、加熱ガスを回転円盤1に吹付けて本体2より
回転円盤内に供給された粘性液を加熱するようにしてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述する従来の装置で
は、円盤内の粘性液を円盤を介して間接加熱しているた
め、粘性液を所期の温度に維持するのに、多量ないし高
温の加熱流体を必要とし、円盤周囲の冷気による冷却機
能を損なうようになる。健全な粒子の形成にとって、高
粘度液ほど円盤周囲の冷却雰囲気や冷却時間がきわめて
重要な要素となるが、造粒塔内の冷気と温風との温度バ
ランスは微妙で、冷却機能の低下を最小限にして、内部
の粘性液を所期の温度に保つための温度管理はきわめて
困難であり、温風による影響を少なくするには、造粒塔
を大型化する必要がある。
【0006】しかも上述する従来の装置では、造粒終了
後、残留する付着物を除去したり、円盤の冷却を行うこ
とができない。本考案は、上記の問題を解消することを
目的としてなされたもので、加熱したガスを円盤内部の
粘性液に直接当てるようにすることによって加熱ガスの
使用量を必要最小限とし、また造粒終了後は、円盤内に
残留する付着物を除去したり、円盤の冷却を行うことが
できるようにしたものである。
【0007】
【課題の解決手段】本考案の回転円盤式噴霧造立装置
は、造粒塔と、加熱ガスの供給管に回転式管継手を介し
て回転自在に接続されると共に、下端に加熱ガスの吹出
口を有し、モータによって回転駆動される中空の主軸
と、造粒塔内の主軸の下端部に吹出口が内側に開口する
ようにして固着され、原液の供給口を備えた椀型、ベー
ン型ないしピン型等の構造を有する回転円盤とよりなる
ものである。
【0008】
【作用】供給口より回転円盤内に供給された原液は、円
盤の回転に伴い、円盤内を膜状に移動し、供給管より主
軸を通って主軸下端の吹出口より吹出す加熱ガスに当て
られて直接加熱される。吹出口は、放射状に多数設ける
か、或いはスリット状に形成し、ガスがカーテン状に吹
出されて円盤内全周にくまなく均一に吹付けられるよう
にするのが望ましい。この場合、吹出口は同一の円周上
に形成してもよいし、異なった円周上に形成してもよ
い。
【0009】造粒後、円盤内をクリーニングする必要の
あるときには、加熱ガスを吹込んで残留する付着物を除
去し、ついで加熱ガスの代わりに冷気を通して円盤を冷
却する。
【0010】
【実施例】図2は、回転円盤が椀型をなす噴霧造粒装置
について示すもので、図示しない造粒塔に軸受11によ
り回転自在に軸支される中空の主軸12は、上端におい
て回転式管継手13によりエア、N2 ガス等の加熱ガス
を供給する供給管14と回転自在に連結され、下端を塞
ぐ塞15の直上にガスの吹出口16を90°ごと水平に
形成している。
【0011】椀型の回転円盤17は、主軸12に下端よ
り装入されて締付ナット18の締着により固定され、上
部に液留まり19が形成されて供給口20より供給され
た原液が溜まり、底部の円周方向に一定間隔で形成され
た供給口21より逐次回転円盤内に流入するようになっ
ており、円盤内に送られた原液は、主軸11と共に高速
で回転する円盤の遠心力により円盤内を膜状に広がり、
吹出口16より吹出す加熱ガスで加熱されて円盤下端よ
り飛ばされるようになっている。
【0012】造粒終了後、回転円盤内をクリーニングす
る必要があるときには、加熱ガスを吹込んで付着物を除
去する。ついで、加熱ガスの代わりに冷気を主軸を通し
て供給し冷却する。図3は、回転円盤がベーン型ないし
ピン型をなす噴霧造粒装置について示すもので、供給管
14に回転式管継手13より回転自在に連結される中空
の主軸23には、下端の小径部にボス部を備えた円板2
4と、図4及び図5に詳細に示されるように、吹出口2
5を90°ごと形成した座金26が嵌挿されて締付けナ
ット27の締着により固定され、円板24上には主軸2
3より大径の透孔28を備え、円板24と共に回転円盤
を構成する環状の円板29が適宜数(通常は4ケ以上)
適宜な間隔で設けたスペーサ30を介して固定されてい
る。
【0013】主軸23にはまた、その下端部に上下の円
板間に開口する吹出口31を90°ごと水平に形成し、
またその下方に座金26を吹出口25に連通する吹出口
32を形成している。本装置は以上のように構成され、
主軸23との間の円板29の開口部28より供給された
原液は、主軸23と共に高速で回転する円盤の回転に伴
い、円板24上を膜状に広がって、スペーサ間より飛ば
されるが、円板内に供給されてから飛ばされるまでの
間、吹出口31より吹出す加熱ガスにより直接加熱さ
れ、また座金26の吹出口25より吹出す加熱ガスで円
板24を介して間接加熱されるようになっている。
【0014】
【考案の効果】本考案の回転円板式噴霧造粒装置は以上
のように構成され、回転円盤内に供給され、回転円盤内
に滞留する噴霧直前の原液を直接加熱できるため、熱効
率が向上して必要最小限の加熱ガスで原液を加熱できる
ようになり、冷却雰囲気への温風による影響が少なくな
って温度管理が容易となる。しかも高粘度液の場合、直
接加熱により、粘度が十分に維持され、流動性を保つこ
とができるようになるため、綿状物の発生を抑制できる
ようになる。また円盤内部を直接加熱できるため、噴霧
前の円盤の加熱及び噴霧後の円盤内付着物の除去、除去
後の冷却等が容易にできる。
【0015】また吹出口を放射状に多数設けるか、或い
はスリット状にすることによって円盤内全周を均一にく
まなく加熱することができる。また回転円盤の場合、吹
出口を回転円盤内と回転円盤下に設けることよって原液
を直接加熱及び間接加熱することができ、熱効率がより
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転円盤が椀型をなす従来例の概略的な断面
図。
【図2】 回転円盤が椀型をなす本考案に係る回転円盤
式噴霧造粒装置の断面図。
【図3】 回転円盤がベーン型ないしピン型をなす同装
置の断面図。
【図4】 図3に用いられる座金の拡大断面図。
【図5】 同座金の平面図。
【符号の説明】
12、23・・・主軸 13・・・回転式
管継手 14・・・供給管 16、25、3
1、32・・・吹出口 17・・・回転円盤 20、21・・・
供給口 24、29・・・円板 26・・・座金

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造粒塔と、加熱ガスの供給管に回転式管
    継手を介して回転自在に接続されると共に、下端に加熱
    ガスの吹出口を有し、モータによって回転駆動される中
    空の主軸と、造粒塔内の主軸の下端部に吹出口が内側に
    開口するようにして固着され、原液の供給口を備えた椀
    型、ベーン型ないしピン型等の構造を有する回転円盤と
    よりなる回転円盤式噴霧造粒装置。
  2. 【請求項2】出口は放射状に多数設けられるか、或い
    はスリット状に形成される請求項1記載の回転円盤式噴
    霧造粒装置。
  3. 【請求項3】吹出口同一円上に形成される請求項2記
    載の回転円盤式噴霧造粒装置。
  4. 【請求項4】 吹出口は異なった円周上に形成される請
    求項2記載の回転円盤式噴霧造粒装置。
  5. 【請求項5】 回転円盤がベーン型ないしピン型で、吹
    出口が回転円盤内と回転円盤下に開口する請求項1また
    は2のいづれかの請求項に記載の回転円盤式噴霧造粒装
    置。
JP1992070884U 1992-10-12 1992-10-12 回転円盤式噴霧造粒装置 Expired - Lifetime JP2574269Y2 (ja)

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JPH0634732U JPH0634732U (ja) 1994-05-10
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JP4525254B2 (ja) * 2004-08-30 2010-08-18 Tdk株式会社 噴霧乾燥装置および顆粒の製造方法
JP5181611B2 (ja) * 2006-11-10 2013-04-10 株式会社リコー 樹脂粒子製造装置及び樹脂粒子の製造方法

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