JP2574024Y2 - 薄形タクトスイッチ - Google Patents

薄形タクトスイッチ

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JP2574024Y2
JP2574024Y2 JP1992068640U JP6864092U JP2574024Y2 JP 2574024 Y2 JP2574024 Y2 JP 2574024Y2 JP 1992068640 U JP1992068640 U JP 1992068640U JP 6864092 U JP6864092 U JP 6864092U JP 2574024 Y2 JP2574024 Y2 JP 2574024Y2
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高史 新山
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Hosiden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は各種装置のキイーボー
ドとして利用することができる薄形タクトスイッチに関
する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサ或はパソコン等の機器
は小形化の要求が強い。このためキイーボードとして薄
形のメンブレンスイッチを利用することが考えられてい
る。然し乍らメンブレンスイッチは押下操作してスイッ
チが作動したことを触覚で知らせる機能(以下これをタ
クト感と称す)を持たない大きな欠点がある。
【0003】この欠点を補うスイッチとして可撓性シー
トに上向に凸となるドーム状のエンボス部を形成し、こ
のエンボス部にタクト感を与えるための皿状に形成した
タクト板を収納し、このタクト板を圧縮変形させること
により、プリント配線板に設けた接点間を電気的に接触
させる構造とした薄形タクトスイッチが考えられてい
る。
【0004】
【従来の技術】図6に従来の薄形タクトスイッチ4の構
造を示す。図中10はプリント配線板を示す。このプリ
ント配線板10は例えば可撓性を具備したフレキシブル
配線板10Aを折返し、その印刷配線面を向い合せて芯
部材10Bに貼り合せた構造のものを使用することがで
きる。芯部材10Bには孔10Cが形成され、この孔1
0Cの位置にフレキシブル配線板10Aに形成した接点
11が互に対向して配置される。この接点11は配線導
体(特に図示しない)を介してプリント配線板10の端
部に設けられる端子部に接続される。
【0005】接点11の形成位置に対向してタクト板1
2が配置される。タクト板12はバネ材によって皿状に
形成され、上向に凸の姿勢に配置される。タクト板12
はエンボスシート13に形成したエンボス部13Aに収
納されて保持される。エンボスシート13は可撓性を持
つ絶縁材によって形成され、エンボス部13Aを押下操
作することにより変形し、タクト板12を変形させ、タ
クト板のベコツキ現象により操作にタクト感を与えると
共に、タクト板12の裏面が下向に凸となり、その反力
によってフレキシブル配線板を押下操作し、接点11を
導通させ接点信号を発信する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の薄形タクトスイ
ッチはエンボスシート13のエンボス部13Aがつぶれ
て外観を損なったり、エンボス部13Aの変形によりタ
クト板のタクト感が阻害される等の欠点がある。この考
案の目的はこれらの欠点を一掃すると共にメンブレンス
イッチ並の薄形であるにもかかわらず、樹脂製のキイー
トップを具備したメカスイッチ並の操作感を得ることが
できる薄形タクトスイッチを提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案ではエンボスシ
ートに形成するエンボス部の内部に補強体を設け、この
補強体によってエンボス部が変形することを阻止すると
共に、エンボス部の周囲にスリットを形成し、このスリ
ットの形成により操作性を向上させる。更にプリント配
線板とエンボスシートとの間にスペーサシートを介挿
し、このスペーサシートの厚みによってタクト板の格納
スペースを得る構造としたものである。
【0008】この考案の構造によればエンボス部の裏面
に補強体を設けたからエンボス部がつぶれて変形してし
まうことはない。またエンボス部が変形しないからタク
ト板のタクト感を阻害するような状況に陥るおそれはな
い。よって長期にわたって安定に初期の状態を維持する
ことができる利点が得られる。
【0009】
【実施例】図1にこの考案の一実施例を示す。図中10
はプリント配線板、11は接点、12はタクト板、13
はエンボスシートを示す点は従来の技術の説明と同じで
ある。この考案の特徴とする構造はエンボスシート13
に形成するエンボス部13Aの内部に補強体14を設け
た構造とした点と、エンボス部13Aの周縁にスリット
SLを形成し、エンボス部13Aの押下操作に対する操
作性を向上させる構造とした点、及びエンボスシート1
3とプリント配線板10との間にスペーサシート15を
介挿した構造及びエンボスシート13の上面に化粧板1
6を被せスリットSLを目隠した構造とした点にある。
【0010】プリント配線板10は従来の技術で説明し
たと同様にフレキシブルプリント配線板10Aを折返し
て印刷配線面を対向させて芯部材10Bの両面に被着さ
せ、芯部材10Bに形成した孔10Cの部分で接点11
を互に対向させて配置して構成される。プリント配線板
10の上面にタクト板12を配置する。タクト板12の
上面にタクト板固定シート17を被せタクト板12を固
定する。タクト板固定シート17はタクト板12と対接
する部分を除いて粘着剤によってプリント配線板10の
上面に被着される。タクト板固定シート17の上面にス
ペーサシート15を粘着剤によって被着する。スペーサ
シート15はタクト板12の直径より更に大きい直径の
孔12Aを有し、この孔12Aの内部にタクト板12を
格納する。
【0011】スペーサシート15の上面に粘着剤を介し
てエンボスシート13を被着する。エンボスシート13
は例えばポリエステル樹脂等の絶縁シートを用いること
ができるこの考案ではエンボスシート13に形成され
るエンボス部13Aの内部に補強体14を配置した構造
を特徴とするものである。補強体14の形成方法として
は例えば平坦なエンボスシート13の一方の面に印刷に
より補強体14を被着形成し、その後にエンボスシート
13に熱を加えて補強体14と共に上に凸となるドーム
状のエンボス部13Aを形成する。エンボスシート13
及び補強体14は共にポリエステル樹脂によって形成
し、エンボス部13Aを形成した状態ではエンボスシー
ト13と補強体14は一体化される。
【0012】補強体14の下面には補強体14と同様に
印刷により被着形成した突起14Aが形成され、この突
起14Aがタクト板固定シート17を介してタクト板1
2を押下操作する。エンボス部13Aの周縁にスリット
SLを形成する。スリットSLは図2に示すように円形
のエンボス部13Aの全周の1/4程度を残して形成す
る。エンボス部13AとスリットSLとの間には図1に
示すように平坦に突出したフランジ部FLを設ける。こ
のフランジ部FLに化粧板16を被せ化粧板16によっ
てスリットSLの存在を目隠しする。化粧板16は金属
板又は樹脂板の何れでもよい。
【0013】図3にこの考案の変形実施例を示す。この
例では補強体14として大きさの異なる二つのシート材
を印刷等の方法により被着して形成した場合を示す。こ
の場合には、エンボス部13Aの裏面に被着した比較的
面積の大きいシートにより補強体14を形成し、面積が
小さいシートは図4に示した突起14Aとして使用す
る。
【0014】図4の例ではエンボス部13Aの裏面に補
強体14として形状が大きいシートを被着し、形状が小
さいシートをタクト板12側に被着した場合を示す。こ
のように構成した場合もエンボス部13Aは補強体14
によって補強され変形することを阻止される。これと共
に小さい面積のシートによってタクト板12を押下操作
するから、タクト板12の変形も点荷重によって容易と
なる利点が得られる。
【0015】尚上述の実施例では接点11がフレキシブ
ル配線板10Aに支持されて互に対向して配置され、タ
クト板12の押圧操作によって接点11の相互が接触し
て接点信号を発信する構造の場合を説明したが、硬い絶
縁板によって構成されるプリント配線板を用いる場合に
は図5に示すように、接点11は同一面に並べて形成さ
れ、この接点11の間をタクト板12によって電気的に
短絡させる構造の場合にもこの考案を適用することがで
きる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれば
薄形であるにもかかわらずタクト板12を具備し、押下
操作時にタクト感が得られる薄形タクトスイッチにおい
て、エンボス部13Aを補強し、エンボス部13Aのつ
ぶれ、或は変形等が生じることを阻止することができ
る。従って長期にわたって安定して初期の状態を維持す
ることができ、信頼性の高い薄形タクトスイッチを提供
することができる。この考案では、タクト板固定シート
17を用いることによって、長期使用に対してもタクト
板12の異常変形や移動が防止され、エンボス部13A
の押下操作時に、安定したタクト感を与えると同時に、
接点に対しても安定した接触圧を与えることができる。
この考案では、エンボスシート13のフランジ部FLに
エンボス部13Aを囲むようにC形のスリットSLを形
成したので、エンボス部13Aを押下げした時、エンボ
ス部13A及びフランジ部FLは外側に拡大するように
変位され、その結果スリットSLの幅が狭められる。こ
れにより押下操作が軽くなり、操作性を大幅に向上でき
る。 この考案では、エンボスシート13の上面に目隠し
用の化粧板16を設けたので、スリットSLが隠され、
製品の見栄えをよくできると共に、エンボス部の周りの
フランジ部FLが上方にめくれ上がるのを防止し、エン
ボス部及びフランジ部の移動を安定化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図。
【図2】この考案の要部の構造を説明するための平面
図。
【図3】この考案の変形実施例を示す断面図。
【図4】この考案の更に他の変形実施例を示す断面図。
【図5】この考案の更に他の変形実施例を示す断面図。
【図6】従来の技術を説明するための断面図。
【符号の説明】
10 プリント配線板 11 接点 12 タクト板 13 エンボスシート 13A エンボス部 14 補強体 14A 突起 15 スペーサシート 16 化粧板 17 タクト板固定シート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.互に絶縁されて支持された一対の接
    点を具備したプリント配線板と、 B.このプリント配線板上に上記接点と対向して配置さ
    れたドウム状のタクト板と、 C.上記プリント配線板上に重ねて配され、上記タクト
    板の配置部分にタクト板の外周面とほぼ同形の内周面を
    有する収納部が形成され、この収納部に上記タクト板を
    収納すると共にタクト板を上記プリント配線板に向って
    押え付けるタクト板固定シートと、 D.そのタクト板固定シート上に重ねて配され、上記タ
    クト板の配置部分に対向して孔が形成され、この孔に
    記タクト板とその上の上記タクト板固定シートを収納
    るスペーサシートと、 E.このスペーサシートの上面に被覆され、上記タクト
    板の配置位置に対向して形成されたドーム状のエンボス
    と、そのエンボス部を除いた領域に形成された平坦な
    フランジ部と、そのフランジ部に、上記孔と連通してエ
    ンボス部を囲むように形成されたC形のスリットとを具
    備したエンボスシートと、 F.このエンボスシートに形成されたエンボス部の裏面
    に被着され、上記エンボス部を補強する補強体と、 G.上記タクト板の配置位置に対向して、上記補強体の
    底面または上記タクト板固定シートの上面に形成され
    上記タクト板に点荷重を与える突起と、H.上記エンボスシート上に重ねて配され、上記エンボ
    ス部を収納する孔を有し、上記スリットを目隠しする化
    粧板と、 によって構成したことを特徴とする薄形タクトスイッ
    チ。
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JPH0633329U JPH0633329U (ja) 1994-04-28
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