JPH0660772A - スイッチ構造 - Google Patents

スイッチ構造

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Publication number
JPH0660772A
JPH0660772A JP21054692A JP21054692A JPH0660772A JP H0660772 A JPH0660772 A JP H0660772A JP 21054692 A JP21054692 A JP 21054692A JP 21054692 A JP21054692 A JP 21054692A JP H0660772 A JPH0660772 A JP H0660772A
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JP
Japan
Prior art keywords
embossed portion
switch
switch structure
embossed
exterior material
Prior art date
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Pending
Application number
JP21054692A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Osawa
英治 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP21054692A priority Critical patent/JPH0660772A/ja
Publication of JPH0660772A publication Critical patent/JPH0660772A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤ってスイッチ上に物品が置かれる等してエ
ンボス部に外力が加わっても、スイッチがONにならな
いように構成したスイッチ構造を提供することである。 【構成】 基材10上に接点導体11,12を設け、エ
ンボス部14を有する外装材13を基材10にスペーサ
16を介して固着し、エンボス部14の内面に可動接点
15を設け、更にエンボス部14の周囲にリング状のガ
ード用エンボス部20を形成した。 【作用】 スイッチ上に物品が置かれても、物品はガー
ド用エンボス部20で支えられ、エンボス部14は大き
く凹まず、可動接点15によって接点導体11,12は
接続されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ構造に関し、
詳細にはエンボス部を有するメンブレンスイッチ等のス
イッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンボス部を有するメンブレンスイッチ
のスイッチ構造は、基本的に図5に示すようになってい
る。ここに示すスイッチ構造は、プリント基板やシート
等の基材50と、基材50上に間隔を置いて設けられた
接点導体51,52と、接点導体51,52に対面する
位置にドーム状のエンボス部54を有し、エンボス部5
4の内面に可動接点55が設けられた外装材53と、基
材50と外装材53との間に固着されたスペーサ56と
を備える。図5から分かるように、基材50の接点導体
51,52と外装材53の可動接点55との間には間隙
が存在し、スペーサ56は外装材53のエンボス部54
以外の部分に介在している。実際には、このスイッチ構
造の周辺に、更に複数のスイッチ構造が同様に設けられ
ている場合が多い。
【0003】スイッチ構造の別例を図6に示す。このス
イッチ構造は、接点導体61,62が設けられた基材6
0と、基材60上に糊シート63によって固着されたス
ペーサ64と、スペーサ64に糊シート65によって固
着されると共に、接点導体61,62に対向するエンボ
ス部70の内面に可動接点67が設けられた外装材66
とを備える。この例では、外装材66は、表面シート6
8とラミネート69からなる。
【0004】図5及び図6に示すようなスイッチ構造で
は、いずれの場合も通常は外装材のエンボス部が適度な
弾性力でもってドーム形状を保持するため、接点導体と
可動接点は離れて電気的に接続されていない状態(スイ
ッチOFF状態)にある。スイッチをONにするには、
例えば図5のスイッチ構造においては、図7に示すよう
に指M等でエンボス部54を押してやればよい。する
と、エンボス部54が変形し、これに伴って可動接点5
5によって接点導体51,52が電気的に接続され、ス
イッチがONになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スイッチ構造では、スイッチをONにする意志がない場
合に、外装材のエンボス部に外力が偶然加わると、例え
ばエンボス部(即ちスイッチ)上に或る程度の重さの物
品が置かれると、エンボス部が指で押したのと同様に変
形し(図7参照)、接点導体が可動接点によって接続さ
れてしまい、誤動作が発生する。
【0006】更には、例えば上記スイッチ構造がリモー
トコントロールのスイッチとして使用される場合、気付
かないうちにリモートコントロール上に本等の物品を載
せてしまうと、スイッチON状態のままになって電流が
流れ続けるため、電源である電池の消耗が著しく早くな
る。従って、本発明の目的は、誤ってスイッチ上に物品
が置かれる等してエンボス部に外力が加わっても、スイ
ッチがONにならないように構成したスイッチ構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のスイッチ構造は、従来のスイッチ構造にお
いて、外装材のエンボス部の近傍に、このエンボス部を
凹ませるのに要する力よりも大きい力でないと凹まない
ガード用エンボス部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】外装材のエンボス部を指で押した時は、従来通
りにエンボス部が凹んで可動接点によって接点導体が接
続される。スイッチ上に物品が置かれる等してエンボス
部に外力が加わっても、ガード用エンボス部によって外
力が受け止められ、エンボス部の凹状変形は抑制され、
接点導体は可動接点で接続されない。
【0009】このように、本発明のスイッチ構造によれ
ば、意図する時だけスイッチをONにすることができ、
それ以外の時にはたとえ物品がスイッチ上に載ってもス
イッチはONにならず、誤動作や電池の消耗等の不都合
を防止することができる。なお、本発明のスイッチ構造
において、基材、外装材及び接点材料としては従来のス
イッチ構造に使用されているものでよく、具体的に基材
としてはプリント基板、シート、フィルム等が、外装材
としてはポリエステルやポリカーボネイト等からなるフ
ィルムやシート等が、接点材料としてはカーボン等が示
される。
【0010】又、ガード用エンボス部は、通常のエンボ
ス部を凹ませるのに要する力よりも大きい力でないと凹
まないという条件を満たしていれば、その形状や大きさ
等に制限はない。例えば断面形状としては、ドーム状、
四角状が列挙される。大きさに関しては、デザイン性や
スイッチの操作性等からすると、エンボス部よりも小さ
いのが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明のスイッチ構造を実施例に基づ
いて説明する。図1にその一実施例の断面図を示す。こ
のスイッチ構造は、図5に示す従来のスイッチ構造を改
良したもので、接点導体11,12が間隔を置いて設け
られた基材10と、ドーム状のエンボス部14が形成さ
れると共に、エンボス部14の内面にて接点導体11,
12に対向する位置に可動接点15が設けられた外装材
13と、基材10と外装材13との間に介設されたスペ
ーサ16とを備える。本発明の特徴であるガード用エン
ボス部20は、エンボス部14の周囲に沿って形成され
たリング状を呈し、断面形状がドーム状のものである。
なお、両エンボス部14,20は、例えば外装材13を
金型にてプレス加工することにより成形される。
【0012】図1から分かるように、ガード用エンボス
部20は、エンボス部14よりも相当小さく、エンボス
部14に近接している。エンボス部20を凹ませるのに
要する力は、エンボス部14のそれよりも遙に大きくな
るように設定されている。この凹ませる力は、エンボス
部20の高さをh、幅をw、曲率半径をR2とすると、
高さhを可能な限り高くすると共に、幅w又は曲率半径
R2を極力小さくするほど大きくなり、外力によるエン
ボス部14の凹状変形を防ぐ効力が強くなる。
【0013】例えばエンボス部14及びガード用エンボ
ス部20を共に上記のようにドーム状にする場合には、
エンボス部20の曲率半径R2をエンボス部14の曲率
半径R1よりも相当小さくすれば(R1≫R2)、ガー
ド用エンボス部20を押し下げるのに必要な力はエンボ
ス部14のそれよりも大幅に大きくなる。このため、ス
イッチ上に物品が載せられても、物品の重みによってエ
ンボス部14が凹んで、可動接点15でもって接点導体
11,12が接続されることが皆無になる。又、エンボ
ス部20の断面形状を四角状にする場合には、エンボス
部20の幅wをエンボス部14の幅よりもかなり小さく
すれば、断面形状がドーム状のガード用エンボス部の場
合と同等の効果が得られる。外力によるエンボス部14
の変形を抑制する効果は、エンボス部20の高さhをエ
ンボス部14の高さよりも高くすれば一層顕著となる。
【0014】図1に示すスイッチ構造で、スイッチをO
Nにするには、従来と同様に指等でエンボス部14を押
せばよい。これにより、エンボス部14は凹状に変形
し、基材10上の接点導体11,12はエンボス部14
内面の可動接点15によって接続される(図7参照)。
これに対し、図4において本等の物品Fがスイッチ上に
置かれた場合は、物品Fはガード用エンボス部20で支
えられ、エンボス部14は若干押し下げられて僅かに変
形する。しかし、可動接点15は接点導体11,12に
は接触しないため、スイッチはOFFのまま維持され
る。
【0015】次に、別実施例の断面図を図2に示す。こ
のスイッチ構造は、図6のスイッチ構造を改善したもの
である。即ち、基材30上に接点導体31,32が設け
られ、糊シート33によって基材30にスペーサ34が
固着され、更に糊シート35によってスペーサ34に外
装材36が固着されている。外装材36は、表面シート
38とラミネート39からなり、接点導体31,32に
対向する位置に可動接点37が設けられたエンボス部4
0を有する。本発明の特徴であるリング状のガード用エ
ンボス部45は、エンボス部40の周囲に近接して形成
され、この実施例ではエンボス部40よりも幾分高く設
定されている。
【0016】このスイッチ構造においても、前記実施例
の場合と全く同様に、エンボス部40を指等で押せば、
接点導体31,32が可動接点37で接続されて、スイ
ッチONとなる。しかし、物品がスイッチ上に載っても
物品はガード用エンボス部45で支持され、エンボス部
40は殆ど変形しないので、可動接点37は接点導体3
1,32に接触せず、スイッチOFFのままである。
【0017】図3にガード用エンボス部の変形例を示
す。図1及び図2に示した実施例では、リング状のもの
を開示したが、図3では、よりデザイン性を考慮してエ
ンボス部1の周囲の4箇所にガード用エンボス部2を形
成してある。このエンボス部2は対向する位置の2箇所
に設けてもよい。又、上記実施例や図3に示すようなガ
ード用エンボス部は、通常のエンボス部と同時にプレス
加工にて成形することができるため、外装材にガード用
エンボス部を付加しても特にコスト高にはならない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスイッチ
構造は、外装材のエンボス部の近傍に、このエンボス部
を凹ませるのに要する力よりも大きい力でないと凹まな
いガード用エンボス部を設けたため、下記の効果を有す
る。 (1)誤ってスイッチ上に本等の物品を置く等して外力
が加わっても、エンボス部は大きく凹状に変形しないの
で、スイッチはONにならず、誤動作を防止することが
できる。 (2)スイッチに外力が加わっても、不用意にスイッチ
がONにならないため、例えばリモートコントロールに
おいては電池の消耗を防ぐことができる。 (3)外装材にガード用エンボス部を付加しても、これ
までのエンボス部のプレス加工と同時にガード用エンボ
ス部を成形することができるため、作業工数を追加しな
くて済み、コストを抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスイッチ構造の断面図
である。
【図2】本発明の別実施例に係るスイッチ構造の断面図
である。
【図3】ガード用エンボス部の変更例を示す図である。
【図4】図1に示すスイッチ構造において、スイッチ上
に物品が載った場合の状態を示す断面図である。
【図5】従来例に係るスイッチ構造の断面図である。
【図6】別の従来例に係るスイッチ構造の断面図であ
る。
【図7】図5に示すスイッチ構造において、エンボス部
を指で押した場合の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,30 基材 11,12,31,32 接点導体 13,36 外装材 14,40 エンボス部 15,37 可動接点 16,34 スペーサ 20,45 ガード用エンボス部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンボス部を有する外装材と、外装材のエ
    ンボス部の内面に設けられた可動接点と、可動接点と対
    向するように設けられた接点導体を有する基材と、外装
    材のエンボス部以外の部分と基材との間に介設されたス
    ペーサとを備えるスイッチ構造において、 前記外装材のエンボス部の近傍に、このエンボス部を凹
    ませるのに要する力よりも大きい力でないと凹まないガ
    ード用エンボス部を設けたことを特徴とするスイッチ構
    造。
JP21054692A 1992-08-07 1992-08-07 スイッチ構造 Pending JPH0660772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21054692A JPH0660772A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 スイッチ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21054692A JPH0660772A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 スイッチ構造

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Publication Number Publication Date
JPH0660772A true JPH0660772A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16591129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21054692A Pending JPH0660772A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 スイッチ構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH0660772A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7521642B2 (en) 2006-02-06 2009-04-21 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Switch assembly for an automotive power window

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7521642B2 (en) 2006-02-06 2009-04-21 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Switch assembly for an automotive power window

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