JP2573726Y2 - 自動販売機の防犯装置 - Google Patents

自動販売機の防犯装置

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JP2573726Y2
JP2573726Y2 JP1991090872U JP9087291U JP2573726Y2 JP 2573726 Y2 JP2573726 Y2 JP 2573726Y2 JP 1991090872 U JP1991090872 U JP 1991090872U JP 9087291 U JP9087291 U JP 9087291U JP 2573726 Y2 JP2573726 Y2 JP 2573726Y2
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JP
Japan
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lock
lock bar
bar
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昌隆 小田
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Kubota Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動販売機の扉の施錠状
態を維持するのに役立つ防犯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3と図4に示すように、自動販売機の
外装は自動販売機本体1と自動販売機本体1の前面開口
を閉塞する前面扉2とで構成されている。前面扉2は自
動販売機本体1に取り付けた軸受3によって自動販売機
本体1の側から支持された横開き構造で、ここでは施錠
の構造がわかり易いように自動販売機本体1と前面扉2
が仮想線で示されている。4a〜4dは商品選択ボタン
である。
【0003】自動販売機本体1には先端に切欠き5が形
成された複数のロックプレート6の基端部がボルト止め
されており、前面扉2には前記の各ロックプレート6の
切欠き5に係合する開口7が形成されたロックバー8が
上下方向にスライド自在に支持されている。前面扉2の
接客面9の側にはレバー10が設けられており、接客面9
から軸11を中心にレバー10を図4に示す仮想線位置に回
動させると、レバー10の一端がロックバー8に当接して
このロックバー8を前記ロックプレート6の切欠きに係
合しない位置に押し上げる。この状態で前面扉2を手前
側に引くことで前面扉2が開放される。
【0004】前面扉2がむやみに開放できないように、
従来ではレバー10の回動を規制する錠12が前面扉2の接
客面9に設けられており、錠12を開錠してからでないと
前面扉2の開放操作を実施できない構造である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、錠12が壊された場合にはレバー10を操作してロッ
クバー8を上方にスライドさせ、前面扉2を開放できる
問題がある。
【0006】本考案は錠12が壊されただけでは前面扉2
を開放できない構造の防犯装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の自動販売機の防
犯装置は、商品選択ボタンの何れかを操作して販売をう
ける商品を選択するとともに、自動販売機本体の開口部
を閉塞する扉の側にレバーを操作して前記自動販売機本
体の側に固定したロックプレートに係合する位置と係合
しない位置とにわたってスライド移動するロックバーを
有し、前記レバーの操作を規制する錠が設けられた自動
販売機において、ロックプレートに係合する位置の前記
ロックバーに係合してロックバーの前記スライド移動を
禁止するロック部材と、ロック部材をロックバーに係合
しない位置と係合する位置とに駆動する駆動装置と、ロ
ックバーがロックプレートに係合する位置に到着した状
態または前記の錠が施錠完了状態になった一次ロック状
態になったことを検出するロックバー検出スイッチと、
ロックバー検出スイッチが一次ロック状態になったこと
を検出すると駆動装置を運転してロック部材をロックバ
ーに係合させて二次ロック状態とし、前記の商品選択ボ
タンの組み合わせ操作による特定状態を検出して駆動装
置を運転してロック部材をロックバーに係合しない位置
に移動させる制御部とを設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この構成によると、錠の施錠状態ではロック部
材がロックバーに係合しており、錠を開錠してレバーを
操作しただけではロックバーをスライド移動させること
ができない。
【0009】錠を開錠してさらに特定の手順で駆動装置
を運転してロック部材をロックプレートに係合しない位
置に移動させると、レバーを操作してロックバーをスラ
イド移動させて扉を開放できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1と図2に基づい
て説明する。なお、図3,図4と同様の作用をなすもの
には、同一の符号を付けて説明する。
【0011】本考案の自動販売機の防犯装置は図1と図
2に示すように構成されている。ロックバー8の下端に
は孔13が穿設されており、前面扉2の内側の下部にはロ
ック部材としてのストッパーピン14とこのストッパーピ
ン14を移動させる駆動装置としてのプランジャー15が配
置されている。
【0012】ストッパーピン14は孔13に係合する図1に
示す位置〔図2に示す仮想線位置〕と孔13から抜け出た
図2に示す実線位置とに、プランジャー15の電磁吸着力
で駆動される。
【0013】このプランジャー15への通電を司る制御部
16は次のように構成されている。制御部16には錠12が閉
錠位置になったことを検出するスイッチ17と商品選択ボ
タン4a〜4dの内の特定の商品選択ボタンの出力信号
が単数または複数入力されている。ここでは商品選択ボ
タン4a,4dの出力信号a,dが入力されているとし
て説明する。
【0014】前面扉2を開放している状態では、ストッ
パーピン14は図2に示す実線位置にある。前面扉2を閉
じてレバー10を押し込んでロックバー8をロックプレー
ト6に係合する位置に下ろし、錠12を閉錠すると、この
状態を制御部16がスイッチ17を介して読み取って、直ち
にあるいは規定時間後にプランジャー15に通電してスト
ッパーピン14がロックバー8の孔13に差し込まれる。
【0015】前面扉2を開放する際には、商品選択スイ
ッチ4a〜4dの内の特定の商品選択スイッチ4a,4
dを同時にあるいは規定の順序にしたがって一方を操作
してから規定時間以内にもう一方が操作されたことを制
御部16が検出すると、直ちにあるいは規定時間後にプラ
ンジャー15に通電してストッパーピン14がロックバー8
の孔13から引き抜かれる。このようにしてストッパーピ
ン14がロックバー8の孔13から引き抜かれた状態で錠12
を開錠してレバー10を手前に引くと前面扉2が開放され
る。
【0016】上記の実施例では錠12の状態を検出するス
イッチ17と商品選択ボタンの組み合わせで制御部16に指
示を入力したが、実用新案登録請求の範囲のロックバー
検出スイッチとしては、錠12の状態を検出するスイッチ
17に代わってロックバー8の位置を検出するスイッチあ
るいは前面扉2の開閉状態を検出するドアスイッチを使
することができる。
【0017】
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案によると、商品選択
ボタンの何れかを操作して販売をうける商品を選択する
とともに、自動販売機本体の開口部を閉塞する扉の側に
レバーを操作して前記自動販売機本体の側に固定したロ
ックプレートに係合する位置と係合しない位置とにわた
ってスライド移動するロックバーを有し、前記レバーの
操作を規制する錠が設けられた自動販売機において、ロ
ックプレートに係合する位置の前記ロックバーに係合し
てロックバーの前記スライド移動を禁止するロック部材
と、ロック部材をロックバーに係合しない位置と係合す
る位置とに駆動する駆動装置と、ロックバーがロックプ
レートに係合する位置に到着した状態または前記の錠が
施錠完了状態になった一次ロック状態になったことを検
出するロックバー検出スイッチと、ロックバー検出スイ
ッチが一次ロック状態になったことを検出すると駆動装
置を運転してロック部材をロックバーに係合させて二次
ロック状態とし、前記の商品選択ボタンの組み合わせ操
作による特定状態を検出して駆動装置を運転してロック
部材をロックバーに係合しない位置に移動させる制御部
とを設けたため、ロック部材がロックバーに係合してお
り、錠を開錠してさらに特定の手順で駆動装置を運転し
てロック部材をロックバーに係合しない位置に移動させ
ないと扉を開放できない防犯上安全な構造である。
た、商品選択ボタンの組み合わせ操作による特定状態に
することによって二次ロック状態から一次ロック状態に
変更できるため、自動販売機本体の扉を開放する資格を
有している係員は、錠を操作するキー以外の特別なキー
を携行しなくても支障なく自動販売機本体の扉を開放さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防犯装置を採用した自動販売機の要部
の縦断面図である。
【図2】本考案の防犯装置を採用した自動販売機の要部
の水平断面図である。
【図3】施錠状態を説明するための自動販売機の外観斜
視図である。
【図4】従来の自動販売機の防犯装置を示す要部の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機本体 2 前面扉 6 ロックプレート 8 ロックバー 10 レバー 12 錠 13 孔 14 ストッパーピン〔ロック部材〕 15 プランジャー〔駆動装置〕 16 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07F 5/00 - 9/10 E05G 1/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品選択ボタンの何れかを操作して販売
    をうける商品を選択するとともに、自動販売機本体の開
    口部を閉塞する扉の側にレバーを操作して前記自動販売
    機本体の側に固定したロックプレートに係合する位置と
    係合しない位置とにわたってスライド移動するロックバ
    ーを有し、前記レバーの操作を規制する錠が設けられた
    自動販売機において、ロックプレートに係合する位置の
    前記ロックバーに係合してロックバーの前記スライド移
    動を禁止するロック部材と、ロック部材をロックバーに
    係合しない位置と係合する位置とに駆動する駆動装置
    、ロックバーがロックプレートに係合する位置に到着
    した状態または前記の錠が施錠完了状態になった一次ロ
    ック状態になったことを検出するロックバー検出スイッ
    チと、ロックバー検出スイッチが一次ロック状態になっ
    たことを検出すると駆動装置を運転してロック部材をロ
    ックバーに係合させて二次ロック状態とし、前記の商品
    選択ボタンの組み合わせ操作による特定状態を検出して
    駆動装置を運転してロック部材をロックバーに係合しな
    い位置に移動させる制御部とを設けた自動販売機の防犯
    装置。
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JPS6266326A (ja) * 1985-09-19 1987-03-25 Fujitsu Ltd 日本語デ−タ整列処理方式

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