JP2573564B2 - 昇華転写式ハ−ドコピ−用印画紙 - Google Patents
昇華転写式ハ−ドコピ−用印画紙Info
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- JP2573564B2 JP2573564B2 JP60161440A JP16144085A JP2573564B2 JP 2573564 B2 JP2573564 B2 JP 2573564B2 JP 60161440 A JP60161440 A JP 60161440A JP 16144085 A JP16144085 A JP 16144085A JP 2573564 B2 JP2573564 B2 JP 2573564B2
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- Japan
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- paper
- resin layer
- resin
- dye
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
- B41M5/44—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
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- Optics & Photonics (AREA)
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は昇華転写方式によるハードコピー用の印画紙
に関する。
に関する。
本発明は基材の一面に受容層を有してなる昇華転写方
式のハードコピー用印画紙において、基材の裏面にガラ
ス転移点80℃以上の樹脂層を形成することにより、画像
転写後に、経時的に染料が印画紙の裏面へ移行する（所
謂染料の裏抜け）のを防止するようにしたものである。
式のハードコピー用印画紙において、基材の裏面にガラ
ス転移点80℃以上の樹脂層を形成することにより、画像
転写後に、経時的に染料が印画紙の裏面へ移行する（所
謂染料の裏抜け）のを防止するようにしたものである。
ビデオカメラによる撮像画像、テレビジョン画像等の
各種の画像の静止画像を、昇華性染料を用いたカラープ
リンタによってハードコピーとして印画紙上にプリント
することが行われている。すなわち、これは、イエロー
色，マゼンタ色，シアン色，ブラック色の各昇華性染料
を用いた塗布層を順次配列したインクリボンを印画紙に
重ね合せ、画像情報に応じて感熱ヘッドにより加熱して
昇華性染料を印画紙表面の受容層に熱転写させ、これを
上記各色に関して繰返し行うことによって印画紙上にカ
ラー画像をプリントするものである。
各種の画像の静止画像を、昇華性染料を用いたカラープ
リンタによってハードコピーとして印画紙上にプリント
することが行われている。すなわち、これは、イエロー
色，マゼンタ色，シアン色，ブラック色の各昇華性染料
を用いた塗布層を順次配列したインクリボンを印画紙に
重ね合せ、画像情報に応じて感熱ヘッドにより加熱して
昇華性染料を印画紙表面の受容層に熱転写させ、これを
上記各色に関して繰返し行うことによって印画紙上にカ
ラー画像をプリントするものである。
従来、かかる印画紙としては、上質紙の一面にポリエ
チレンテレフタレートをコーティングした受容層を設け
て成る印画紙が用いられている。
チレンテレフタレートをコーティングした受容層を設け
て成る印画紙が用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、前述の印画紙に昇華転写方式で印画する
と、その後経時的に（特に高温，多湿の条件下に置く
と）熱転写された染料が印画紙の裏面へ移行し、例えば
印画紙を重ねて保存しておく場合に他の印画紙に転写し
たり、又は台紙を汚染したりする等の問題があった。こ
れを染料の裏抜けと称している。
と、その後経時的に（特に高温，多湿の条件下に置く
と）熱転写された染料が印画紙の裏面へ移行し、例えば
印画紙を重ねて保存しておく場合に他の印画紙に転写し
たり、又は台紙を汚染したりする等の問題があった。こ
れを染料の裏抜けと称している。
本発明は、上述の点に鑑み、高温，多湿の条件下にお
いても染料の裏抜けを防ぐことができる昇華転写式ハー
ドコピー用印画紙を提供するものである。
いても染料の裏抜けを防ぐことができる昇華転写式ハー
ドコピー用印画紙を提供するものである。
本発明は、基材（１）の一面に受容層（２）を形成
し、基材（１）の受容層（２）とは反対側の裏面にガラ
ス転移点Tgが80℃以上の樹脂層（３）を形成して昇華転
写式ハードコピー用印画紙を構成する。
し、基材（１）の受容層（２）とは反対側の裏面にガラ
ス転移点Tgが80℃以上の樹脂層（３）を形成して昇華転
写式ハードコピー用印画紙を構成する。
樹脂層（３）としては厚みが余り大であると印画紙と
しての紙本来の特性、すなわち例えば巻き特性等を損う
ので、20μｍ程度以下で透気度が無限大（∞）の条件を
満足出来るものであればよい。なお透気度は空気の透過
する度合を示し、値が大きい程透過し難い。又、樹脂層
（３）はコーティングで形成してもよく、或は押出し成
形したフィルム状体をラミネートして形成してもよい。
しての紙本来の特性、すなわち例えば巻き特性等を損う
ので、20μｍ程度以下で透気度が無限大（∞）の条件を
満足出来るものであればよい。なお透気度は空気の透過
する度合を示し、値が大きい程透過し難い。又、樹脂層
（３）はコーティングで形成してもよく、或は押出し成
形したフィルム状体をラミネートして形成してもよい。
樹脂層（３）としては、例えばポリサルフォン樹脂、
ポリスチレン樹脂、セルロースアセテートブチレート、
ポリメチルメタクリレート樹脂、フエノキシ樹脂等を用
いることができる。
ポリスチレン樹脂、セルロースアセテートブチレート、
ポリメチルメタクリレート樹脂、フエノキシ樹脂等を用
いることができる。
本発明の印画紙においては、ガラス転移点80℃以上の
樹脂層（３）が基材（１）の受容層（２）とは反対側の
裏面に設けられているので、印画後に高温，多湿の条件
下に置いても、染料の移行が樹脂層（３）のところで阻
止され、染料の裏抜けが防止される。
樹脂層（３）が基材（１）の受容層（２）とは反対側の
裏面に設けられているので、印画後に高温，多湿の条件
下に置いても、染料の移行が樹脂層（３）のところで阻
止され、染料の裏抜けが防止される。
なお、ガラス転移点が80℃より低い樹脂層の場合に
は、透気度∞でも高温，多湿の条件下では、樹脂層の分
子間結合が緩み樹脂層のすきまから染料が移行し、裏抜
け防止が出来ない。
は、透気度∞でも高温，多湿の条件下では、樹脂層の分
子間結合が緩み樹脂層のすきまから染料が移行し、裏抜
け防止が出来ない。
以下、本発明による昇華転写式ハードコピー用印画紙
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
実施例１ 第１図に示すように基材即ち坪量170g/m2の上質紙
（１）の一面に、内部可塑化ポリエステル樹脂（バイロ
ン＃200東洋紡製）24重量部、微粒子シリカ（NIPSIL E2
20A日本シリカ工業社製）６重量部、メチルエチルケト
ン70重量部よりなる処理液を乾燥後5g/m2となる様に塗
布して受容層（２）を形成し、上質紙（１）の他面に、
即ち受容層（２）とは反対側の裏面に、ポリサルフォン
樹脂（ポリサルホンP1700NJ、日産化学社製）を乾燥後
の厚さが５μｍとなる様に塗布して樹脂層（３）を形成
し、印画紙（４）を作成した。このポリサルフォン樹脂
のガラス転移点Tgは190℃であり、又かかるポリサルフ
ォン樹脂の層の透気度は∞であった。
（１）の一面に、内部可塑化ポリエステル樹脂（バイロ
ン＃200東洋紡製）24重量部、微粒子シリカ（NIPSIL E2
20A日本シリカ工業社製）６重量部、メチルエチルケト
ン70重量部よりなる処理液を乾燥後5g/m2となる様に塗
布して受容層（２）を形成し、上質紙（１）の他面に、
即ち受容層（２）とは反対側の裏面に、ポリサルフォン
樹脂（ポリサルホンP1700NJ、日産化学社製）を乾燥後
の厚さが５μｍとなる様に塗布して樹脂層（３）を形成
し、印画紙（４）を作成した。このポリサルフォン樹脂
のガラス転移点Tgは190℃であり、又かかるポリサルフ
ォン樹脂の層の透気度は∞であった。
一方、第２図に示すように、秤量40g/m2のコンデンサ
ペーパ（６）上に、昇華性を持つアントラキノン系の分
散染料（PTR63三菱化成社製）６重量部、エチルセルロ
ース６重量部、イソプロピルアルコール88重量部よりな
るインク（７）を乾燥後の塗布量5g/m2になる様に塗布
して昇華転写式ハードコピー用インクリボン（８）を作
成した。
ペーパ（６）上に、昇華性を持つアントラキノン系の分
散染料（PTR63三菱化成社製）６重量部、エチルセルロ
ース６重量部、イソプロピルアルコール88重量部よりな
るインク（７）を乾燥後の塗布量5g/m2になる様に塗布
して昇華転写式ハードコピー用インクリボン（８）を作
成した。
次に第３図に示すようにこのインクリボン（８）と印
画紙（４）を互のインク層（７）及び受容層（２）が対
接するように重ね合せた状態でインクリボン（８）の背
面より感熱ヘッド（９）により選択的に加熱して印画紙
（４）上に所望の画像を転写印画した。
画紙（４）を互のインク層（７）及び受容層（２）が対
接するように重ね合せた状態でインクリボン（８）の背
面より感熱ヘッド（９）により選択的に加熱して印画紙
（４）上に所望の画像を転写印画した。
実施例２ 樹脂層（３）を厚さ５μｍのポリスチレン樹脂（旭ダ
ウ製 スタイロン66）の層で形成し、他は実施例１と同
じにして印画紙（４）を作成した。このポリスチレン樹
脂のガラス転移点Tgは100℃であり、又かかるポリスチ
レン樹脂の層の透気度は∞であった。
ウ製 スタイロン66）の層で形成し、他は実施例１と同
じにして印画紙（４）を作成した。このポリスチレン樹
脂のガラス転移点Tgは100℃であり、又かかるポリスチ
レン樹脂の層の透気度は∞であった。
この印画紙上に実施例１と同じ条件でインクリピン
（８）から画像を転写印画した。
（８）から画像を転写印画した。
実施例３ 樹脂層（３）を厚さ５μｍのセルロースアセテートプ
チレート（バイエル製Cellidor BH）の層で形成し、他
は実施例１と同じにして印画紙（４）を作成した。この
セルロースアセテートブチレートのガラス転移点Tgは12
0℃であり、又かかるセルロースアセテートブチレート
の層の透気度は∞であった。
チレート（バイエル製Cellidor BH）の層で形成し、他
は実施例１と同じにして印画紙（４）を作成した。この
セルロースアセテートブチレートのガラス転移点Tgは12
0℃であり、又かかるセルロースアセテートブチレート
の層の透気度は∞であった。
この印画紙上に実施例１と同じ条件でインクリボン
（８）から画像を転写印画した。
（８）から画像を転写印画した。
実施例４ 樹脂層（３）を厚さ５μｍのポリメチルメタクリレー
ト樹脂（ロームアンドハース社製 パラロイドＡ−11）
の層で形成し、他は実施例１と同じにして印画紙（４）
を作成した。このポリメチルメタクリレート樹脂のガラ
ス転移点Tgは100℃であり、又かかるポリメチルメタク
リレート樹脂の層の透気度は∞であった。
ト樹脂（ロームアンドハース社製 パラロイドＡ−11）
の層で形成し、他は実施例１と同じにして印画紙（４）
を作成した。このポリメチルメタクリレート樹脂のガラ
ス転移点Tgは100℃であり、又かかるポリメチルメタク
リレート樹脂の層の透気度は∞であった。
この印画紙上に実施例１と同じ条件でインクリボン
（８）から画像を転写印画した。
（８）から画像を転写印画した。
実施例５ 樹脂層（３）を厚さ５μｍのフエノキシ樹脂（東都化
成製フエノエートYP-50）の層で形成し、他は実施例１
と同じにして印画紙（４）を作成した。このフエノキシ
樹脂のガラス転移点Tgは100℃であり、又かかるフエノ
キシ樹脂の層の透気度は∞であった。
成製フエノエートYP-50）の層で形成し、他は実施例１
と同じにして印画紙（４）を作成した。このフエノキシ
樹脂のガラス転移点Tgは100℃であり、又かかるフエノ
キシ樹脂の層の透気度は∞であった。
この印画紙上に実施例１と同じ条件でインクリボン
（８）から画像を転写印画した。
（８）から画像を転写印画した。
比較例１ 樹脂層（３）を設けず、他は実施例１と同じにして印
画紙を作成した。この印画紙上に実施例１と同じ条件で
インクリボン（８）から画像を転写印画した。
画紙を作成した。この印画紙上に実施例１と同じ条件で
インクリボン（８）から画像を転写印画した。
比較例２ 樹脂層（３）を厚さ５μｍの内部可塑化ポリエステル
樹脂（東洋紡製バイロン＃300）の層で形成し、他は実
施例１と同じにして印画紙を作成した。この内部可塑化
ポリエステル樹脂のガラス転移点Tgは７℃であり、又か
かる内部可塑化ポリエステル樹脂の層の透気度は∞であ
った。
樹脂（東洋紡製バイロン＃300）の層で形成し、他は実
施例１と同じにして印画紙を作成した。この内部可塑化
ポリエステル樹脂のガラス転移点Tgは７℃であり、又か
かる内部可塑化ポリエステル樹脂の層の透気度は∞であ
った。
この印画紙上に実施例１と同じ条件でインクリボン
（８）から画像を転写印画した。
（８）から画像を転写印画した。
比較例３ 樹脂層（３）を厚さ５μｍのナイロン６系樹脂（東レ
製ナイロンCM8000）の層で形成し、他は実施例１と同じ
にして印画紙を作成した。このナイロン６系樹脂のガラ
ス転移点Tgは40℃であり、又かかるナイロン６系樹脂の
層の透気度は∞であった。
製ナイロンCM8000）の層で形成し、他は実施例１と同じ
にして印画紙を作成した。このナイロン６系樹脂のガラ
ス転移点Tgは40℃であり、又かかるナイロン６系樹脂の
層の透気度は∞であった。
この印画紙上に実施例１と同じ条件でインクリボン
（８）から画像を転写印画した。
（８）から画像を転写印画した。
次に、上記実施例1,実施例2,実施例3,実施例4,実施例
5,比較例1,比較例2,比較例３について夫々染料の裏抜け
を次の述べる方法で目視評価した。まず、第４図に示す
ようにプリント済みの印画紙（4A）を未プリントの印画
紙（4B）上に重ね合せる。そして穴あきの塩化ビニル製
の板（厚さ2.5mm,穴径3mm,ピッチ7mm）でこれを挾ん
で、恒温恒湿槽中（65℃，相対湿度80％）で１週間保存
した。
5,比較例1,比較例2,比較例３について夫々染料の裏抜け
を次の述べる方法で目視評価した。まず、第４図に示す
ようにプリント済みの印画紙（4A）を未プリントの印画
紙（4B）上に重ね合せる。そして穴あきの塩化ビニル製
の板（厚さ2.5mm,穴径3mm,ピッチ7mm）でこれを挾ん
で、恒温恒湿槽中（65℃，相対湿度80％）で１週間保存
した。
保存終了後、重ね合せた印画紙（4B）の面を観察し、
印画紙（4B）の面への染料の移行、即ち印画に供した染
料が印画紙（4A）の樹脂層（３）を通って印画紙（4A）
の裏面まで移行していることの有無を目視により評価し
た。結果を表に示す。表において、○印は染料の移行が
なく染料の裏抜け防止の効果が得られたことを示す。ま
た×印はその反対に重ね合わせた印画紙（4B）の面まで
染料が移行してしまったことを示す。
印画紙（4B）の面への染料の移行、即ち印画に供した染
料が印画紙（4A）の樹脂層（３）を通って印画紙（4A）
の裏面まで移行していることの有無を目視により評価し
た。結果を表に示す。表において、○印は染料の移行が
なく染料の裏抜け防止の効果が得られたことを示す。ま
た×印はその反対に重ね合わせた印画紙（4B）の面まで
染料が移行してしまったことを示す。
この表から明らかなように、比較例1,2及び３におい
ては樹脂層（３）が設けられないか、又は透気度が∞で
あっても、ガラス転移点Tgの低い樹脂層（３）であるた
めに、プリント済みの印画紙（4A）においてその染料が
印画紙裏面にまで移行し、即ち染料の裏抜けが生じる。
これに対して実施例1,2,3,4及び５では夫々ポリサルフ
ォン樹脂，ポリスチレン樹脂，セルロースアセテートブ
チレート，ポリメチルメタクリレート樹脂，フェノキシ
樹脂の層がガラス転移点80℃以上、透気度∞の条件を満
たしているので、染料の裏抜けが無い。また、樹脂層
（３）を基材（１）の受容層（２）とは反対側の裏面に
形成することにより、印画紙を重ねたときに、上の印画
紙の基材（１）に、下の印画紙の受容層（２）の画像が
転移するという、いわゆる裏移り現象を防止することが
できる。
ては樹脂層（３）が設けられないか、又は透気度が∞で
あっても、ガラス転移点Tgの低い樹脂層（３）であるた
めに、プリント済みの印画紙（4A）においてその染料が
印画紙裏面にまで移行し、即ち染料の裏抜けが生じる。
これに対して実施例1,2,3,4及び５では夫々ポリサルフ
ォン樹脂，ポリスチレン樹脂，セルロースアセテートブ
チレート，ポリメチルメタクリレート樹脂，フェノキシ
樹脂の層がガラス転移点80℃以上、透気度∞の条件を満
たしているので、染料の裏抜けが無い。また、樹脂層
（３）を基材（１）の受容層（２）とは反対側の裏面に
形成することにより、印画紙を重ねたときに、上の印画
紙の基材（１）に、下の印画紙の受容層（２）の画像が
転移するという、いわゆる裏移り現象を防止することが
できる。
本発明の印画紙によれば、基材の受容層とは反対側の
裏面にガラス転移点80℃以上の樹脂層を有するため、昇
華転写方式による印画後にその印画紙を高温，多湿の条
件下に置いても染料が印画紙裏面に移行する所謂染料の
裏抜けが防止され、又、受容層の染料が上に重ねた印画
紙の裏面に転移する所謂染料の裏移りが防止され、印画
紙裏面が良好に保護される。従って、プリント済みの印
画紙を重ねて保存しておく場合、他の印画紙へ転写した
り又は台紙を汚染することがなく、きれいに保存するこ
とができる。
裏面にガラス転移点80℃以上の樹脂層を有するため、昇
華転写方式による印画後にその印画紙を高温，多湿の条
件下に置いても染料が印画紙裏面に移行する所謂染料の
裏抜けが防止され、又、受容層の染料が上に重ねた印画
紙の裏面に転移する所謂染料の裏移りが防止され、印画
紙裏面が良好に保護される。従って、プリント済みの印
画紙を重ねて保存しておく場合、他の印画紙へ転写した
り又は台紙を汚染することがなく、きれいに保存するこ
とができる。
第１図は本発明の昇華転写式ハードコピー用印画紙の一
例を示す断面図、第２図は昇華転写式ハードコピー用の
インクリボンの断面図、第３図は昇華転写方式で印画紙
に画像を印画する際の構成図、第４図は染料の裏抜けの
評価法を示す説明図である。 （１）は基材、（２）は受容層、（３）は樹脂層、
（４）は印画紙、（８）はインクリボン、（９）は感熱
ヘッドである。
例を示す断面図、第２図は昇華転写式ハードコピー用の
インクリボンの断面図、第３図は昇華転写方式で印画紙
に画像を印画する際の構成図、第４図は染料の裏抜けの
評価法を示す説明図である。 （１）は基材、（２）は受容層、（３）は樹脂層、
（４）は印画紙、（８）はインクリボン、（９）は感熱
ヘッドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 哲也 鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミカル 株式会社鹿沼工場内 (72)発明者 川野 芳彦 東京都中央区銀座５丁目12番８号 本州 製紙株式会社内 (72)発明者 岡崎 俊樹 東京都中央区銀座５丁目12番８号 本州 製紙株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−1585（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−236794（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−85792（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−178294（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−78039（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】基材の一面に受容層が形成され、 前記基材の前記受容層とは反対側の裏面にガラス転移点
80℃以上の樹脂層が形成されて成る昇華転写式ハードコ
ピー用印画紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60161440A JP2573564B2 (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 昇華転写式ハ−ドコピ−用印画紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60161440A JP2573564B2 (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 昇華転写式ハ−ドコピ−用印画紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6221580A JPS6221580A (ja) | 1987-01-29 |
| JP2573564B2 true JP2573564B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=15735152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60161440A Expired - Lifetime JP2573564B2 (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 昇華転写式ハ−ドコピ−用印画紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573564B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2622675B2 (ja) * | 1985-10-24 | 1997-06-18 | 大日本印刷株式会社 | 被熱転写シート |
| US4775657A (en) * | 1987-06-16 | 1988-10-04 | Eastman Kodak Company | Overcoat for dye image-receiving layer used in thermal dye transfer |
| JPH01125291A (ja) * | 1987-11-11 | 1989-05-17 | Sony Chem Corp | 昇華転写用被転写紙 |
| JPH04327987A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-17 | Kondo Toshio | 昇華型転写記録用受像体 |
| JP4629693B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2011-02-09 | 大王製紙株式会社 | 昇華捺染転写用バックペーパー |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0641231B2 (ja) * | 1985-02-28 | 1994-06-01 | 大日本印刷株式会社 | 昇華転写用被熱転写シート |
| JPS5985792A (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 染料熱転写記録用受容体 |
| JPS59178294A (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 感熱記録用転写体 |
| JPS60236794A (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 昇華型感熱記録用受像体 |
-
1985
- 1985-07-22 JP JP60161440A patent/JP2573564B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6221580A (ja) | 1987-01-29 |
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