JP2573458B2 - 短ニップル製作用治具 - Google Patents
短ニップル製作用治具Info
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- JP2573458B2 JP2573458B2 JP4325298A JP32529892A JP2573458B2 JP 2573458 B2 JP2573458 B2 JP 2573458B2 JP 4325298 A JP4325298 A JP 4325298A JP 32529892 A JP32529892 A JP 32529892A JP 2573458 B2 JP2573458 B2 JP 2573458B2
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- Japan
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- short
- nipple
- short nipple
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道工事等の配管工事
現場で管長を微調整するために用いる比較的短いニップ
ル(以下短ニップルと称す)を簡易に製作するための短ニ
ップル製作用治具に関するものである。
現場で管長を微調整するために用いる比較的短いニップ
ル(以下短ニップルと称す)を簡易に製作するための短ニ
ップル製作用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物における給水、給ガス等の配管工
事においては、寸法的に極めて限定された環境下での作
業を余儀なくされ、そのため随所に微調整用の短ニップ
ルを使用しつつ工事を完成しているのが現状である。こ
の短ニップルは業界で統一規格化されていて管径によっ
てその長さが定まったものが配管用部品として市販され
ている。
事においては、寸法的に極めて限定された環境下での作
業を余儀なくされ、そのため随所に微調整用の短ニップ
ルを使用しつつ工事を完成しているのが現状である。こ
の短ニップルは業界で統一規格化されていて管径によっ
てその長さが定まったものが配管用部品として市販され
ている。
【0003】配管においては、管の折り曲げ箇所での施
工は外観と効率化に最も努力を必要とするところであ
り、熟達にはかなりの年月を必要とする。また、たとえ
熟練者であっても往々にして既存の短ニップルでの配管
に寸法的な不都合が生じる。その都度の処理は管継手の
エルボの余分使用による多折り工(エルボ返しともいう)
等によって処置しているのが実状である。
工は外観と効率化に最も努力を必要とするところであ
り、熟達にはかなりの年月を必要とする。また、たとえ
熟練者であっても往々にして既存の短ニップルでの配管
に寸法的な不都合が生じる。その都度の処理は管継手の
エルボの余分使用による多折り工(エルボ返しともいう)
等によって処置しているのが実状である。
【0004】配管工事に使用しているねじ切り機械で
は、ねじを切る管径によっても異なるが、管の締付部
(チャック)とねじ切り部(ダイヘッド)の構造的な制約が
あって、余り短いニップルは切れない。本発明者は、い
ま少し長いか或いは短いニップルがあったならば、より
スムーズに工事の進行が望めるといったケースが多いこ
とに配慮して、従来より現場での製作は不可能視された
微調整用の短ニップルを容易に製作可能とした、管継ぎ
ソケット(本発明でいうめねじソケット)と、この管継ぎ
ソケットに螺合する少なくとも片面にねじ込み係止部を
有するねじ込みブロックと、先端にそのねじ込み係止部
に嵌合する先端嵌合部と、前記ねじ込みブロックの位置
決め調節手段を備えたねじ込みハンドルとからなる短ニ
ップルの製作具を開発して、特開平4-312289号(特許第2
507198号)で提案している。
は、ねじを切る管径によっても異なるが、管の締付部
(チャック)とねじ切り部(ダイヘッド)の構造的な制約が
あって、余り短いニップルは切れない。本発明者は、い
ま少し長いか或いは短いニップルがあったならば、より
スムーズに工事の進行が望めるといったケースが多いこ
とに配慮して、従来より現場での製作は不可能視された
微調整用の短ニップルを容易に製作可能とした、管継ぎ
ソケット(本発明でいうめねじソケット)と、この管継ぎ
ソケットに螺合する少なくとも片面にねじ込み係止部を
有するねじ込みブロックと、先端にそのねじ込み係止部
に嵌合する先端嵌合部と、前記ねじ込みブロックの位置
決め調節手段を備えたねじ込みハンドルとからなる短ニ
ップルの製作具を開発して、特開平4-312289号(特許第2
507198号)で提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先に開発し特開平4-31
2289号で提案している前記短ニップルの製作具は、廃材
として棄てられている管を再生、活用できるので、画期
的なものである。しかし、ねじ込みブロックをハンドル
で螺入する構造であり、しかもその螺入深さをハンドル
ロッドの調節ピン穴へ差し込む構造であったから、この
短ニップルの製作具は構造的にはこれらの部材を個々に
製作しなければならないし、調節ピンをチェンで無くな
らないようにするなどの工夫も伴い、複雑でコストのか
かるものであった。本発明は同様に短ニップルの製造が
可能であるが、短ニップル製作用治具自体簡単に製造で
き、低コストで、持ち運びも容易なものの提供を目的と
するものである。
2289号で提案している前記短ニップルの製作具は、廃材
として棄てられている管を再生、活用できるので、画期
的なものである。しかし、ねじ込みブロックをハンドル
で螺入する構造であり、しかもその螺入深さをハンドル
ロッドの調節ピン穴へ差し込む構造であったから、この
短ニップルの製作具は構造的にはこれらの部材を個々に
製作しなければならないし、調節ピンをチェンで無くな
らないようにするなどの工夫も伴い、複雑でコストのか
かるものであった。本発明は同様に短ニップルの製造が
可能であるが、短ニップル製作用治具自体簡単に製造で
き、低コストで、持ち運びも容易なものの提供を目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の短ニップル製作
用治具は、ねじ切機チャックによる掴部1とフランジ2
及びめねじソケット4に螺合するおねじ部3とからな
り、おねじ部3を規格化された短ニップルに見合うフラ
ンジ2からの所定の長さと径とし、前記めねじソケット
4の一端へフランジ2へ接するまで前記おねじ部3を螺
合し、同めねじソケット4の他端に管材のおねじ部を螺
入しておねじ同士が当接した状態で管材の外周におねじ
切りして短ニップルを製作するものである。
用治具は、ねじ切機チャックによる掴部1とフランジ2
及びめねじソケット4に螺合するおねじ部3とからな
り、おねじ部3を規格化された短ニップルに見合うフラ
ンジ2からの所定の長さと径とし、前記めねじソケット
4の一端へフランジ2へ接するまで前記おねじ部3を螺
合し、同めねじソケット4の他端に管材のおねじ部を螺
入しておねじ同士が当接した状態で管材の外周におねじ
切りして短ニップルを製作するものである。
【0007】
【作用】このような本発明の短ニップル製作用治具であ
ると、掴部1をチャック装置10で掴んだ状態でめねじソ
ケット4を回して嵌めていくと、フランジ2まで進んだ
所で螺入が停止され、これによりめねじ構造のめねじソ
ケット4内へ短ニップル製作用治具のおねじ部3が所定
の長さだけ螺入(位置決め)されたことになる。他方から
短ニップルとなる管材11の片方を予め通常のねじ切り状
態としたものを螺入すれば、前記短ニップル製作用治具
のおねじ部3の先端へ当接して停止し、所定の長さだけ
螺入されたことになる。次いで、短ニップルとなる管材
を所定長に切断し、突出部にねじを切ることにより短ニ
ップル12ができあがる。このように本発明の短ニップル
製作用治具は各種規格化された短ニップルの製造のため
にめねじソケット4内でめくら位置決め作用をする。
ると、掴部1をチャック装置10で掴んだ状態でめねじソ
ケット4を回して嵌めていくと、フランジ2まで進んだ
所で螺入が停止され、これによりめねじ構造のめねじソ
ケット4内へ短ニップル製作用治具のおねじ部3が所定
の長さだけ螺入(位置決め)されたことになる。他方から
短ニップルとなる管材11の片方を予め通常のねじ切り状
態としたものを螺入すれば、前記短ニップル製作用治具
のおねじ部3の先端へ当接して停止し、所定の長さだけ
螺入されたことになる。次いで、短ニップルとなる管材
を所定長に切断し、突出部にねじを切ることにより短ニ
ップル12ができあがる。このように本発明の短ニップル
製作用治具は各種規格化された短ニップルの製造のため
にめねじソケット4内でめくら位置決め作用をする。
【0008】
【実施例】図1〜6は本発明の短ニップル製作用治具を
用い短ニップルを製造するまでの過程を表した斜視図で
ある。また、図7(a)〜(f)は水道工事で使用する規格
化された各種の短ニップルの製造のための本発明の短ニ
ップル製作用治具の1セットを示している。このセット
を工具箱等へ入れて工事現場へ持っていくようにしてい
る。いずれも掴部1は長さを同じ30mmとしており、その
径はそれぞれおねじ部3の太さに合わせて調節してい
る。
用い短ニップルを製造するまでの過程を表した斜視図で
ある。また、図7(a)〜(f)は水道工事で使用する規格
化された各種の短ニップルの製造のための本発明の短ニ
ップル製作用治具の1セットを示している。このセット
を工具箱等へ入れて工事現場へ持っていくようにしてい
る。いずれも掴部1は長さを同じ30mmとしており、その
径はそれぞれおねじ部3の太さに合わせて調節してい
る。
【0009】この短ニップル製作用治具は、ねじ切機チ
ャックによる掴部1と、フランジ2、及び、めねじソケ
ット4に螺合するおねじ部3とからなる。おねじ部3は
規格化された種々の複数の短ニップルに見合う所定の長
さと径を有している。ちなみに、最も太い図7(a)のも
のは、おねじ部3が長さ48mm,60.5mmφである。フラン
ジ2は長さ5mm,70.0mmφであり、掴部1の径は50mmで
ある。最も細い図7(f)に示したものは、おねじ部3が
長さ29mm,21.7mmφである。フランジ2は長さ5mm,28.0
mmφであり、掴部1の径は20mmである。
ャックによる掴部1と、フランジ2、及び、めねじソケ
ット4に螺合するおねじ部3とからなる。おねじ部3は
規格化された種々の複数の短ニップルに見合う所定の長
さと径を有している。ちなみに、最も太い図7(a)のも
のは、おねじ部3が長さ48mm,60.5mmφである。フラン
ジ2は長さ5mm,70.0mmφであり、掴部1の径は50mmで
ある。最も細い図7(f)に示したものは、おねじ部3が
長さ29mm,21.7mmφである。フランジ2は長さ5mm,28.0
mmφであり、掴部1の径は20mmである。
【0010】これらを用いて配管に際して微調整用の短
ニップルを必要とした場合に、現場に存在する廃管材等
を短ニップルに加工することができる。まず、図1のよ
うに所定の径を有する短ニップル製作用治具を複数個の
中から適宜選択して、掴部1をチャック10に噛ませる。
そして、現場に管材付属品として存在するめねじソケッ
ト4を回しながら螺入していく。螺入が進まない位置ま
でいくと、図2のように自然と位置決めを終えた状態と
なる。
ニップルを必要とした場合に、現場に存在する廃管材等
を短ニップルに加工することができる。まず、図1のよ
うに所定の径を有する短ニップル製作用治具を複数個の
中から適宜選択して、掴部1をチャック10に噛ませる。
そして、現場に管材付属品として存在するめねじソケッ
ト4を回しながら螺入していく。螺入が進まない位置ま
でいくと、図2のように自然と位置決めを終えた状態と
なる。
【0011】次に、図3,4のように、ソケット4の他
方から予め片方を通常のねじ切りがなされている管材11
を螺入していくと、前記短ニップル製作用治具のおねじ
部3の先端へ当接して停止し、所定の長さだけ螺入され
たことになる。そして、この管材11を所定の長さに切断
する。
方から予め片方を通常のねじ切りがなされている管材11
を螺入していくと、前記短ニップル製作用治具のおねじ
部3の先端へ当接して停止し、所定の長さだけ螺入され
たことになる。そして、この管材11を所定の長さに切断
する。
【0012】この状態で(そのまま又は)後方の短ニップ
ル製作用治具を外し、ねじ切機チャックに把持させ、図
5のように管材の突出部にねじを切ることにより、図6
に示した短ニップル12ができあがる。
ル製作用治具を外し、ねじ切機チャックに把持させ、図
5のように管材の突出部にねじを切ることにより、図6
に示した短ニップル12ができあがる。
【0013】
【発明の効果】本発明のニップル製作用治具はこれを規
格化された使用可能性のある各種サイズの短ニップルに
見合うセットとして備えておけば、短ニップルの各種サ
イズのもののストックを要しないで、現場で必要とされ
る短ニップルを廃材使用により簡易に作成することがで
きる。現場での製作は不可能視された微調整用の短ニッ
プルを容易に製作可能とした。このニップル製作用治具
自体の製造も簡単で、安価に提供できる。
格化された使用可能性のある各種サイズの短ニップルに
見合うセットとして備えておけば、短ニップルの各種サ
イズのもののストックを要しないで、現場で必要とされ
る短ニップルを廃材使用により簡易に作成することがで
きる。現場での製作は不可能視された微調整用の短ニッ
プルを容易に製作可能とした。このニップル製作用治具
自体の製造も簡単で、安価に提供できる。
【図1】本発明のニップル製作用治具にめねじソケット
を宛がった際の斜視図である。
を宛がった際の斜視図である。
【図2】同ニップル製作用治具にめねじソケットを螺合
した際の斜視図である。
した際の斜視図である。
【図3】めねじソケットに管材を宛がった際の斜視図で
ある。
ある。
【図4】めねじソケットに管材を螺入した際の斜視図で
ある。
ある。
【図5】管材にねじ切りをしている様子を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】出来上がった短ニップルの斜視図である。
【図7】(a)〜(f)は本発明の短ニップル製作用治具の側
面図である。
面図である。
1 掴部 2 フランジ 3 おねじ部 4 めねじソケット 10 チャック装置 11 管材 12 短ニップル
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ切機チャックによる掴部1とフラン
ジ2及びめねじソケット4に螺合するおねじ部3とから
なり、おねじ部3を規格化された短ニップルに見合うフ
ランジ2からの所定の長さと径とし、前記めねじソケッ
ト4の一端へフランジ2へ接するまで前記おねじ部3を
螺合し、同めねじソケット4の他端に管材のおねじ部を
螺入しておねじ同士が当接した状態で管材の外周におね
じ切りする短ニップル製作用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325298A JP2573458B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 短ニップル製作用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325298A JP2573458B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 短ニップル製作用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206130A JPH06206130A (ja) | 1994-07-26 |
JP2573458B2 true JP2573458B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=18175259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4325298A Expired - Fee Related JP2573458B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 短ニップル製作用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573458B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109304609A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-05 | 宁波工程学院 | 一种奶嘴自动装配系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL7415839A (nl) * | 1974-12-05 | 1976-06-09 | Philips Nv | Elektrische inrichting voor het ontsteken en voeden van een gas- en/of dampontladingslamp. |
AT369273B (de) * | 1979-11-29 | 1982-12-27 | Fischer Gmbh | Schi, insbesondere alpinschi |
JPS61129753A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-17 | Pioneer Electronic Corp | 光記録円盤の記録方法 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4325298A patent/JP2573458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06206130A (ja) | 1994-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |