JP2573430Y2 - スタンピングプレスの型の構造 - Google Patents

スタンピングプレスの型の構造

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JP2573430Y2
JP2573430Y2 JP1992000569U JP56992U JP2573430Y2 JP 2573430 Y2 JP2573430 Y2 JP 2573430Y2 JP 1992000569 U JP1992000569 U JP 1992000569U JP 56992 U JP56992 U JP 56992U JP 2573430 Y2 JP2573430 Y2 JP 2573430Y2
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JP
Japan
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skin
resin member
ridge
groove
terminal
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JP1992000569U
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JPH0558233U (ja
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典男 浅野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スタンピングプレスの
型の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂部材に部分的に布張等の表皮が設け
られた例えば、車両の内装のピラートリムは、スタンピ
ングプレスモールド工法により形成される。このスタン
ピングプレスモールド工法は、図4に示すように上型1
に表皮3を取り付け、下型2の上に射出成形機により溶
融樹脂部材を押し出し、上型1を下型2に押し付けてこ
れらの型1、2内で前記溶融樹脂部材を押し拡げて樹脂
層4とし、且つ当該樹脂層4に部分的に表皮3を設ける
ようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように樹脂層4に部分的に表皮3を張る場合、成形時
に溶融樹脂部材の流れに伴い当該表皮3が引っ張られ
(押し出され)て下型2内に巻き込まれ、端末3aの位
置が決まり難くなり、樹脂層4の端末4aの厚さ(長
さ)dが一定にならなくなる。これは、スタンピング成
形時における表皮の押し戻し現象即ち、溶融樹脂部材を
型内に均等に射出させることが出来ないために表皮3に
加えられる圧力にばらつきを生じ、このばらつきによる
圧力で表皮3の端末3aの位置が不揃いとなるためであ
る。そして、表皮3が多く押し出されると、その端末3
aが下型2に接近して樹脂層4の端末4aが薄くなり、
強度が低下するばかりでなく、表皮3の見切りの部分に
おいて樹脂層がなくなることがあり、見栄えが悪くなる
等の問題もある。
【0004】本考案は上述の点に鑑みてなされたもの
で、スタンピング成形時における表皮の押し出し現象に
基づく表皮端末位置の不揃いの発生を防止するようにし
たスタンピングプレスの型の構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案によれば、表皮の端末が内面に当接される凸条
を有する上型と、前記表皮の端末が当接された凸条を表
皮の端末の内側と凸条の外側に夫々間隙を存して収容す
る溝を有する下型とを備え、前記下型上に押し出された
溶融樹脂部材に前記上型を押し付けて前記溶融樹脂部材
を押し拡げて樹脂層を形成し、前記樹脂層と前記表皮を
一体成形するスタンピングプレスの型の構造において、
前記溝の底面を形成すると共に前記表皮の端末と凸条の
端末の位置規制を行う位置決め部と、前記溝の底面に所
望の間隔を存して複数形成され、前記押し拡げられて前
記表皮の端末内側の間隙部に流入した前記溶融樹脂部材
の余剰分の溶融樹脂部材を前記凸条の外側の間隙に逃が
す溝状の逃がし部とを設けた構造としたものである。
【0006】
【作用】プレス成形時において表皮の端末は、上型の凸
条の端末と共に下型の溝の底面により位置決めされ、型
内で押し拡げられた溶融樹脂部材が表皮の端末内側の間
隙部に流入し、この流入した溶融樹脂部材の余剰分の溶
融樹脂部材は、溝の底面に形成されている複数の溝状の
逃がし部を通して凸条の反対側の間隙へと流れる。これ
により表皮の押し戻し現象による表皮端末の不揃いの発
生が防止される。
【0007】
【実施例】以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1において、樹脂部材に部分的に表皮を設
けるスタンピングプレス金型5は、上型6と下型7とに
より構成されており、上型6には凸条6aが、下型7に
は溝7aが夫々設けられている。この溝7aは、表皮溶
着端部とされる。この下型7の溝7aの底面7bには、
溶融樹脂部材の流れる方向(矢印A方向)に沿って適宜
の間隔で図2に示すように溝7cが複数、平行に形成さ
れている。これらの各溝7cは、底面7bから所定の深
さに設定されている。
【0008】そして、溝7aの底面7bは、表皮3の端
末3a(図3)の位置決め部とされ、各溝7cは、スタ
ンピングプレス成形時に押し拡げられた溶融樹脂部材の
余剰分の逃がし通路とされる。また、この下型7は、溝
7aの一側の溶融樹脂部材をプレス成形する面7dが当
該溝7aの反対側の面7eよりも所定の高さ低くされて
いる。
【0009】以下に作用を説明する。図1の上型6に二
点鎖線で示すように表皮3を取り付け、その端末3aを
凸条6aの側面6a’に沿わせる一方、射出成形機(図
示せず)により下型7の上面7dの所定位置に溶融樹脂
部材8を押し出す。次いで、上型6を矢印Bで示す下方
に降下させ、面6bと7dとにより前記樹脂部材8を加
圧して徐々に押し拡げる。
【0010】そして、押し拡げられた溶融樹脂部材8の
一部が凸条6aの側面6a’に沿う表皮3の端末3aと
溝7aの側面7a’との間に流れ込む。このとき表皮3
の端末3aは、図2に二点鎖線で示すように溝7aの底
面7bに当接係止されて位置決めされ、当該溝7aに流
れ込んだ樹脂部材の余剰分は、各溝7cを通して凸条6
aの反対側に押し出される。これにより表皮3の端末3
aが、樹脂部材により不要に巻き込まれることが防止さ
れ、当該端末3aの巻き込み代が一定となる。この結
果、溶融樹脂部材8がプレス成形されて形成された樹脂
層9(図3)の端末9aの厚さが一定となり、これに伴
い当該端末9aの強度も一定となる。また、表皮3の端
末3aの見切り部分が真っ直ぐになり見栄えも良い。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、
内で押し拡げられて表皮の端末内側の間隙部に流入した
溶融樹脂部材の余剰分の溶融樹脂部材を、下型の溝の底
面に形成されている複数の溝状の逃がし部を通して凸条
の反対側の間隙へ逃がすようにしたので、スタンピング
成形時における表皮の押し戻し現象に基づく表皮端末位
置の不揃いの発生が防止され、樹脂層の端末の強度が略
一定となると共に表皮の端末の見栄えも向上する等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したスタンピングプレスの金型の
要部断面図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の金型によりスタンピング成形を行なう場
合の説明図である。
【図4】従来のスタンピングプレスの金型によるスタン
ピング成形を行なう場合の説明図である。
【符号の説明】
3 表皮 5 スタンピングプレス金型 6 上型 6a 凸条 7 下型 7a 溝 7c 溝(逃がし通路) 8 溶融樹脂部材 9 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:20 B29L 9:00 31:58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮の端末が内面に当接される凸条を有
    する上型と、前記表皮の端末が当接された凸条を表皮の
    端末の内側と凸条の外側に夫々間隙を存して収容する溝
    を有する下型とを備え、前記下型上に押し出された溶融
    樹脂部材に前記上型を押し付けて前記溶融樹脂部材を押
    し拡げて樹脂層を形成し、前記樹脂層と前記表皮を一体
    成形するスタンピングプレスの型の構造において、前記
    溝の底面を形成すると共に前記表皮の端末と凸条の端末
    の位置規制を行う位置決め部と、前記溝の底面に所望の
    間隔を存して複数形成され、前記押し拡げられて前記表
    皮の端末内側の間隙部に流入した前記溶融樹脂部材の余
    剰分の溶融樹脂部材を前記凸条の外側の間隙に逃がす溝
    状の逃がし部とを設けたことを特徴とするスタンピング
    プレスの型の構造。
JP1992000569U 1992-01-10 1992-01-10 スタンピングプレスの型の構造 Expired - Lifetime JP2573430Y2 (ja)

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JPH0558233U JPH0558233U (ja) 1993-08-03
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