JP2573411B2 - 路車間無線通信用移動局装置 - Google Patents
路車間無線通信用移動局装置Info
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- JP2573411B2 JP2573411B2 JP2264941A JP26494190A JP2573411B2 JP 2573411 B2 JP2573411 B2 JP 2573411B2 JP 2264941 A JP2264941 A JP 2264941A JP 26494190 A JP26494190 A JP 26494190A JP 2573411 B2 JP2573411 B2 JP 2573411B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両等に搭載されて、路側に設置された路
上局と前記車両等との間における無線通信を可能ならし
める路車間無線通信用移動局装置に関するものである。
上局と前記車両等との間における無線通信を可能ならし
める路車間無線通信用移動局装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、路車間情報システムに実用化に向けて、ニーズ
調査から技術確認まで、詳細かつ広範な検討が続けられ
ている。
調査から技術確認まで、詳細かつ広範な検討が続けられ
ている。
路車間情報システムは、路側に数100m〜数km間隔に配
置した路上局によって路上に20乃至50m程度のスポット
的な交信エリア(無線通信エリア)を間欠的に形成し、
その路線を走行する車両等に搭載された無線通信用の移
動局装置介して、走行車両等と前記路上局との間におけ
る無線通信(交通情報や個別通信情報等の交信)を可能
ならしめるものである(文献:路車間情報システム研究
会「ビーコン部会中間報告書(III)」,財団法人 道
路新産業開発機構発行,pp.12−14、昭和63年7月)。
置した路上局によって路上に20乃至50m程度のスポット
的な交信エリア(無線通信エリア)を間欠的に形成し、
その路線を走行する車両等に搭載された無線通信用の移
動局装置介して、走行車両等と前記路上局との間におけ
る無線通信(交通情報や個別通信情報等の交信)を可能
ならしめるものである(文献:路車間情報システム研究
会「ビーコン部会中間報告書(III)」,財団法人 道
路新産業開発機構発行,pp.12−14、昭和63年7月)。
路車間情報システムにおいて、路上局はデータを送受
信するための通信機と路側アンテナとで構成され、車両
等に搭載される移動局装置はデータを送受信するための
車載通信機と車両等のルーフ等に設置される車載アンテ
ナとで構成される。
信するための通信機と路側アンテナとで構成され、車両
等に搭載される移動局装置はデータを送受信するための
車載通信機と車両等のルーフ等に設置される車載アンテ
ナとで構成される。
なお、路車間情報システムでは、一路上局による交信
エリアに4乃至6車線程度を通すことができるため、上
りの路線と下りの路線とが隣接している場合には、路上
局設置の経済性から、原則的には、上りあるいは下りの
どちらか一方の路線の路側に設けた一路上局で、上り・
下りの各車線上の交信エリアを賄う。従って、車両等か
ら見た路上局の方向は、上下何れの路線を走行中かによ
って左右反対方向となる。
エリアに4乃至6車線程度を通すことができるため、上
りの路線と下りの路線とが隣接している場合には、路上
局設置の経済性から、原則的には、上りあるいは下りの
どちらか一方の路線の路側に設けた一路上局で、上り・
下りの各車線上の交信エリアを賄う。従って、車両等か
ら見た路上局の方向は、上下何れの路線を走行中かによ
って左右反対方向となる。
そのため、路上局においては、交信エリアが路線の幅
方向に広がるように路側アンテナの設置に工夫が必要に
なり、また、移動局装置においては、上下どちらの路線
を走行しても良好に通信し得るように、車載アンテナの
設置等に工夫が必要になる。
方向に広がるように路側アンテナの設置に工夫が必要に
なり、また、移動局装置においては、上下どちらの路線
を走行しても良好に通信し得るように、車載アンテナの
設置等に工夫が必要になる。
第2図(a)は、従来の路車間情報システムにおける
路上局の路側アンテナと、移動局装置の車載アンテナと
の関係を示したものである。
路上局の路側アンテナと、移動局装置の車載アンテナと
の関係を示したものである。
路上局の路側アンテナ1は、路側に立設されたポール
2の先端部に装着されている。そして、該アンテナ1の
指向性パターン3の主軸3aの方向は、交信エリアが複数
の車線上に広がるように、鉛直線から路線幅方向に角度
θ1だけ傾斜をつけた斜め下向きに設定されている(θ
1は、45乃至60度程度である)。
2の先端部に装着されている。そして、該アンテナ1の
指向性パターン3の主軸3aの方向は、交信エリアが複数
の車線上に広がるように、鉛直線から路線幅方向に角度
θ1だけ傾斜をつけた斜め下向きに設定されている(θ
1は、45乃至60度程度である)。
一方、車両4に搭載された移動局装置の車載アンテナ
41は、1基の単葉ビームアンテナで構成され、車両4の
ルーフ上に取り付けられている。そして、この車載アン
テナ41の指向性パターン42の主軸42aの方向は、上下い
ずれの路線を走行した場合でも良好に交信し得るよう
に、鉛直上方に向けられている。
41は、1基の単葉ビームアンテナで構成され、車両4の
ルーフ上に取り付けられている。そして、この車載アン
テナ41の指向性パターン42の主軸42aの方向は、上下い
ずれの路線を走行した場合でも良好に交信し得るよう
に、鉛直上方に向けられている。
なお、第2図(a)において、符号43は、路側アンテ
ナ1から車載アンテナ41へ到達する直接波径路である。
ナ1から車載アンテナ41へ到達する直接波径路である。
[発明が解決しようとする課題] 路車間情報システムは、第2図(a)に示したよう
に、殆ど見通し状態での直接波径路43を前提とした通信
であり、原理的には反射波による干渉妨害の少ない高品
質、高速度(例えば512kb/s)のディジタル通信の可能
性が期待されている。
に、殆ど見通し状態での直接波径路43を前提とした通信
であり、原理的には反射波による干渉妨害の少ない高品
質、高速度(例えば512kb/s)のディジタル通信の可能
性が期待されている。
しかし、第2図(a)に示した従来のシステムでは、
道路交通の現実的な環境を考慮すると、第2図(b)に
示すように、隣接車線を走行中の他の車両46からの反射
波径路45によって不必要な無線回線が形成されて、この
反射波径路45による無線回線が直接波径路43による本来
の無線回線に対して干渉妨害作用をもたらして、通信品
質が低下する虞れがあった。
道路交通の現実的な環境を考慮すると、第2図(b)に
示すように、隣接車線を走行中の他の車両46からの反射
波径路45によって不必要な無線回線が形成されて、この
反射波径路45による無線回線が直接波径路43による本来
の無線回線に対して干渉妨害作用をもたらして、通信品
質が低下する虞れがあった。
かかる反射波径路45は、第2図(b)に示したような
隣接車線の車両と並進走行の場合のみならず、双方の車
両の車頭が前後している場合にも、更には互いに反対方
向車線を走行中の場合でも形成される可能性があり、従
って車線数が多く交通流が錯綜している場合には干渉妨
害の発生する頻度も高くなり、通信品質がより一層低下
する虞れもある。
隣接車線の車両と並進走行の場合のみならず、双方の車
両の車頭が前後している場合にも、更には互いに反対方
向車線を走行中の場合でも形成される可能性があり、従
って車線数が多く交通流が錯綜している場合には干渉妨
害の発生する頻度も高くなり、通信品質がより一層低下
する虞れもある。
そこで、上述のような干渉妨害を防止するための路上
局側の対策として、路側アンテナ1を支持するポール2
を高くして、隣接走行車両からの反射波が幾何光学的に
当該車両に到達する確率を小さくすることが提案され
た。
局側の対策として、路側アンテナ1を支持するポール2
を高くして、隣接走行車両からの反射波が幾何光学的に
当該車両に到達する確率を小さくすることが提案され
た。
しかし、ポール2を高くするという対策は、道路の構
造的な制約及び道路の景観上で新たな問題を提起し、好
ましくない。
造的な制約及び道路の景観上で新たな問題を提起し、好
ましくない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、道路の
構造的な制約を受けずにしかも道路の景観を損なうこと
もなく実施することができて、隣接する車線の車両等か
らの反射波による干渉妨害の発生を回避することのでき
る路車間無線通信用移動局装置を提供することを目的と
する。
構造的な制約を受けずにしかも道路の景観を損なうこと
もなく実施することができて、隣接する車線の車両等か
らの反射波による干渉妨害の発生を回避することのでき
る路車間無線通信用移動局装置を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の路車間無線通信用移動局装置は、車
両等に搭載されて、路側に設置された路上局と前記車両
等との間における無線通信を可能ならしめるものであ
る。
両等に搭載されて、路側に設置された路上局と前記車両
等との間における無線通信を可能ならしめるものであ
る。
具体的には、前記路上局の路側アンテナとの間で情報
を送受するための1基の車載アンテナと、この車載アン
テナを車両等に固定する機能を有するとともにこの車載
アンテナの指向性パターンの主軸の方向を前記車両等の
鉛直上方および鉛直上方から車両等の幅方向に所定角度
傾斜させた方向に方向変換させるアンテナ旋回機構を有
したアンテナ支持装置と、このアンテナ支持装置におけ
るアンテナ旋回機構の動作を制御して前記車載アンテナ
の指向性パターンの主軸の方向を設定するアンテナ方向
設定回路とを具備する。
を送受するための1基の車載アンテナと、この車載アン
テナを車両等に固定する機能を有するとともにこの車載
アンテナの指向性パターンの主軸の方向を前記車両等の
鉛直上方および鉛直上方から車両等の幅方向に所定角度
傾斜させた方向に方向変換させるアンテナ旋回機構を有
したアンテナ支持装置と、このアンテナ支持装置におけ
るアンテナ旋回機構の動作を制御して前記車載アンテナ
の指向性パターンの主軸の方向を設定するアンテナ方向
設定回路とを具備する。
そして、前記路側アンテナによる交信エリアでは、前
記車載アンテナの指向性パターンの主軸方向を路側アン
テナ側に向けて交信をおこなう。
記車載アンテナの指向性パターンの主軸方向を路側アン
テナ側に向けて交信をおこなう。
請求項2に記載の路車間無線通信用移動局装置では、
請求項1に記載のアンテナ方向設定回路が、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に
設定するモードと、車載アンテナの指向性パターンの主
軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所
定角度傾斜させた方向に設定するモードと、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方か
ら車両等の右側面側に所定角度傾斜させた方向に設定す
るモードとを選択することができる。
請求項1に記載のアンテナ方向設定回路が、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に
設定するモードと、車載アンテナの指向性パターンの主
軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所
定角度傾斜させた方向に設定するモードと、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方か
ら車両等の右側面側に所定角度傾斜させた方向に設定す
るモードとを選択することができる。
そして、これらのモードの切り換えに伴う受信電界レ
ベルの過渡的な変化量から路側アンテナの設置方向を判
断して、交信エリアにおいては前記車載アンテナの指向
性パターンの主軸方向が路側アンテナ側に向くモードを
選定する。
ベルの過渡的な変化量から路側アンテナの設置方向を判
断して、交信エリアにおいては前記車載アンテナの指向
性パターンの主軸方向が路側アンテナ側に向くモードを
選定する。
請求項3に記載の路車間無線通信用移動局装置は、請
求項1または請求項2の装置において、前記アンテナ旋
回機構を動作させて車載アンテナの指向性パターンの主
軸の方向を変換する動作期間中は、前記アンテナ方向設
定回路からの制御信号によって前記車載アンテナと車載
送受信機との間の情報伝達路を断つ開閉器を備えた構成
である。
求項1または請求項2の装置において、前記アンテナ旋
回機構を動作させて車載アンテナの指向性パターンの主
軸の方向を変換する動作期間中は、前記アンテナ方向設
定回路からの制御信号によって前記車載アンテナと車載
送受信機との間の情報伝達路を断つ開閉器を備えた構成
である。
請求項4に記載の路車間無線通信用移動局装置は、請
求項1ないし3に記載の装置において、先に通過した交
信エリアで車載アンテナの指向性パターンの主軸方向が
路側アンテナ側に向くように前記アンテナ方向設定回路
がモードを選定した場合に、その選定されたモードを一
時記憶させておいて、次の交信エリアでのモード設定時
に、記憶されているモードへの切り換えを優先させて、
モード選定を行うことを特徴とする。
求項1ないし3に記載の装置において、先に通過した交
信エリアで車載アンテナの指向性パターンの主軸方向が
路側アンテナ側に向くように前記アンテナ方向設定回路
がモードを選定した場合に、その選定されたモードを一
時記憶させておいて、次の交信エリアでのモード設定時
に、記憶されているモードへの切り換えを優先させて、
モード選定を行うことを特徴とする。
[作用] 干渉妨害により通信品質を低下させる他の車両等から
の反射波は、路側アンテナからの直接波とは異なる方向
から車載アンテナに入射する。
の反射波は、路側アンテナからの直接波とは異なる方向
から車載アンテナに入射する。
しかし、請求項1に記載の路車間無線通信用移動局装
置では、アンテナ旋回機構によって車載アンテナの指向
性パターンの主軸の方向を当該移動局装置を搭載する車
両等の鉛直上方から任意の幅方向に方向変換することが
でき、路側アンテナによる交信エリアでは、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸が路側アンテナに向かって傾
斜した状態とされるため、路側アンテナからの直接波に
対してはオフビーム損が低減される一方で、路側アンテ
ナからの直接波とは異なる方向から入射する反射波に対
してはオフビーム損が大きくなり、実質的には反射波に
よる干渉妨害の発生を回避することができる。
置では、アンテナ旋回機構によって車載アンテナの指向
性パターンの主軸の方向を当該移動局装置を搭載する車
両等の鉛直上方から任意の幅方向に方向変換することが
でき、路側アンテナによる交信エリアでは、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸が路側アンテナに向かって傾
斜した状態とされるため、路側アンテナからの直接波に
対してはオフビーム損が低減される一方で、路側アンテ
ナからの直接波とは異なる方向から入射する反射波に対
してはオフビーム損が大きくなり、実質的には反射波に
よる干渉妨害の発生を回避することができる。
しかも、路上局側には特別な改良を必要とせず、移動
局装置自体の構成を改良することで対応しているため、
道路の構造的な制約を受けずにしかも道路の景観を損な
うこともなく実施することができる。
局装置自体の構成を改良することで対応しているため、
道路の構造的な制約を受けずにしかも道路の景観を損な
うこともなく実施することができる。
また、請求項2に記載のように、車載アンテナの動作
姿勢を設定するモードとして、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に設定するモー
ドと、車載アンテナの指向性パターンの主軸の方向を車
両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所定角度傾斜さ
せた方向に設定するモードと、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の右
側面側に所定角度傾斜させた方向に設定するモードとを
備えた構成では、例えば、予め、主軸方向が鉛直上方と
なるモードで交信エリアに接近し、交信エリアへの進入
時に、主軸方向が車両等の左側面側に傾斜したモードお
よび主軸方向が車両等の右側面側に傾斜したモードに順
にモード切り換えをして、モード切り換えに伴う受信電
界レベルの変化を監視することによって、容易かつ確実
に、路側アンテナの方向を認識することができる。
姿勢を設定するモードとして、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に設定するモー
ドと、車載アンテナの指向性パターンの主軸の方向を車
両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所定角度傾斜さ
せた方向に設定するモードと、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の右
側面側に所定角度傾斜させた方向に設定するモードとを
備えた構成では、例えば、予め、主軸方向が鉛直上方と
なるモードで交信エリアに接近し、交信エリアへの進入
時に、主軸方向が車両等の左側面側に傾斜したモードお
よび主軸方向が車両等の右側面側に傾斜したモードに順
にモード切り換えをして、モード切り換えに伴う受信電
界レベルの変化を監視することによって、容易かつ確実
に、路側アンテナの方向を認識することができる。
しかも、請求項3に記載のように、車載アンテナの旋
回動作中には車載アンテナと送受信機部との間の情報伝
達路を断つ開閉器を備えた構成では、交信エリアに進入
する際のモード選定処理において、不必要な情報の送受
による混乱を回避することができる。
回動作中には車載アンテナと送受信機部との間の情報伝
達路を断つ開閉器を備えた構成では、交信エリアに進入
する際のモード選定処理において、不必要な情報の送受
による混乱を回避することができる。
また、請求項4に記載のように、先の交信エリアで交
信に使ったモードを一時記憶させておいて、次の交信エ
リアでのモード選定時に記憶されているモードへの切り
換えを優先させる構成であれば、例えば一つの路線上を
同一方向に長距離走行するような場合(即ち、路側アン
テナの設置方向が車両等の走行方向に対して変わらない
場合)に、モード選定の処理を短縮し、その分、交信エ
リア内での通信有効期間を増大させることもできる。
信に使ったモードを一時記憶させておいて、次の交信エ
リアでのモード選定時に記憶されているモードへの切り
換えを優先させる構成であれば、例えば一つの路線上を
同一方向に長距離走行するような場合(即ち、路側アン
テナの設置方向が車両等の走行方向に対して変わらない
場合)に、モード選定の処理を短縮し、その分、交信エ
リア内での通信有効期間を増大させることもできる。
[実施例] 第1図は、本発明に係る路車間無線通信用移動局装置
の一実施例の構成を示したものである。
の一実施例の構成を示したものである。
この一実施例の移動局装置は、車両等に搭載されて、
路側に設置された路上局と前記車両等との間における無
線通信を可能ならしめるもので、1基の車載アンテナ
5、この車載アンテナ5を車両等に固定するアンテナ支
持装置7、開閉器22、受信機部23、送信機部24、送受共
用部25、アンテナ方向設定回路26などを構成要素として
いる。
路側に設置された路上局と前記車両等との間における無
線通信を可能ならしめるもので、1基の車載アンテナ
5、この車載アンテナ5を車両等に固定するアンテナ支
持装置7、開閉器22、受信機部23、送信機部24、送受共
用部25、アンテナ方向設定回路26などを構成要素として
いる。
ここに、前記車載アンテナ5は、路上局の路側アンテ
ナとの間で情報を送受するためのもので、平面形の単葉
ビームアンテナが使用されている。
ナとの間で情報を送受するためのもので、平面形の単葉
ビームアンテナが使用されている。
前記アンテナ支持装置7は、前記車載アンテナ5を車
両等に固定する機能を有するとともに、この車載アンテ
ナ5の指向性パターン6の主軸6aの方向を前記車両等の
鉛直上方および鉛直上方から車両等の幅方向に所定角度
θ2だけ傾斜させた方向に方向変換させるアンテナ旋回
機構8を有している。
両等に固定する機能を有するとともに、この車載アンテ
ナ5の指向性パターン6の主軸6aの方向を前記車両等の
鉛直上方および鉛直上方から車両等の幅方向に所定角度
θ2だけ傾斜させた方向に方向変換させるアンテナ旋回
機構8を有している。
具体的には、前記アンテナ支持装置7は、車両等の前
後方向に延在する回転軸9aを介してアンテナ5を車両等
のルーフに旋回自在に連結する連結機構9と、モータ等
の原動機8aによって前記アンテナ5に旋回力を与えてア
ンテナ5の向きを変える前記アンテナ旋回機構8とで構
成されており、原動機8aの出力を止めることによって、
アンテナ5を車両等のルーフに固定する。
後方向に延在する回転軸9aを介してアンテナ5を車両等
のルーフに旋回自在に連結する連結機構9と、モータ等
の原動機8aによって前記アンテナ5に旋回力を与えてア
ンテナ5の向きを変える前記アンテナ旋回機構8とで構
成されており、原動機8aの出力を止めることによって、
アンテナ5を車両等のルーフに固定する。
第3図(a)は、車載アンテナ5を旋回させたときの
指向性パターン6の変化を示したものである。
指向性パターン6の変化を示したものである。
指向性パターン6xは主軸6aの方向を車両等の鉛直上方
に設定した時のもの、指向性パターン6yは主軸6aの方向
を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側に角度θ2だ
け傾斜させた時のもの、指向性パターン6zは主軸6aの方
向を車両等の鉛直上方から車両等の右側面側に角度θ2
だけ傾斜させた時のものである。
に設定した時のもの、指向性パターン6yは主軸6aの方向
を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側に角度θ2だ
け傾斜させた時のもの、指向性パターン6zは主軸6aの方
向を車両等の鉛直上方から車両等の右側面側に角度θ2
だけ傾斜させた時のものである。
なお、角度θ2は、30度乃至60度の範囲内となる所定
の角度である。
の角度である。
第4図は、前記車載アンテナ5の車載状態を示したも
のである。
のである。
移動局装置を搭載した車両等のルーフ4aには、アンテ
ナ5を設置するための凹部4bが設けられるとともに、こ
の凹部4bの上方を覆うカバー部材であるレドーム4cが取
り付けられている。
ナ5を設置するための凹部4bが設けられるとともに、こ
の凹部4bの上方を覆うカバー部材であるレドーム4cが取
り付けられている。
このレドーム4cは、合成樹脂等の絶縁材料によって椀
状に形成されたもので、前記凹部4bとの協働により、
雨,雪,風等に対する耐環境性のアンテナ収容空間4dを
提供している。
状に形成されたもので、前記凹部4bとの協働により、
雨,雪,風等に対する耐環境性のアンテナ収容空間4dを
提供している。
前記車載アンテナ5は、前記アンテナ収容空間4d内に
収容されている。
収容されている。
前記開閉器22は、前記アンテナ方向設定回路26からの
制御信号によって、車載アンテナ5と送受共用部25との
間の情報伝達路30を開閉するためのもので、前記アンテ
ナ旋回機構8を動作させて車載アンテナ5の指向性パタ
ーン6の主軸6aの方向を変換する動作期間中は、前記情
報伝達路30を断つ。
制御信号によって、車載アンテナ5と送受共用部25との
間の情報伝達路30を開閉するためのもので、前記アンテ
ナ旋回機構8を動作させて車載アンテナ5の指向性パタ
ーン6の主軸6aの方向を変換する動作期間中は、前記情
報伝達路30を断つ。
前記受信機部23は前記送受共用部25を介して受信情報
を受け取って所定の処理を行うもので、アンテナ5の受
信信号を受けた場合に、その受信電界レベルを前記アン
テナ方向設定回路26に通知する機能を有している。
を受け取って所定の処理を行うもので、アンテナ5の受
信信号を受けた場合に、その受信電界レベルを前記アン
テナ方向設定回路26に通知する機能を有している。
前記送信機部24は送信する情報を前記送受共用部25を
介してアンテナ側に出力する。
介してアンテナ側に出力する。
また、受信機部23および送信機部24には、車載情報端
末機器を接続する接続端子28,29が装備されている。な
お、ここで言う車載情報端末機器とは、ID情報,ナビゲ
ーション情報,個別通信情報等の信号を受信及び送信す
るための端末機器を指している。
末機器を接続する接続端子28,29が装備されている。な
お、ここで言う車載情報端末機器とは、ID情報,ナビゲ
ーション情報,個別通信情報等の信号を受信及び送信す
るための端末機器を指している。
また、前記アンテナ方向設定回路26は、前記受信機部
23から受ける受信電界レベル信号および外部制御端子27
から入力される制御信号に基づいて、所定の制御信号を
出力して、前記アンテナ旋回機構7の動作を制御して、
前記車載アンテナ5の指向性パターン6の主軸6aの方向
を設定する。
23から受ける受信電界レベル信号および外部制御端子27
から入力される制御信号に基づいて、所定の制御信号を
出力して、前記アンテナ旋回機構7の動作を制御して、
前記車載アンテナ5の指向性パターン6の主軸6aの方向
を設定する。
以下、アンテナ方向設定回路26について詳述する。
このアンテナ設定回路26は、前記車載アンテナ5の動
作モードとして、アンテナ5の指向性パターン6の主軸
6aの方向を車両等の鉛直上方に設定する第1のモード
と、前記主軸6aの方向を車両等の鉛直上方から車両等の
左側面側に所定角度θ2だけ傾斜させた方向に設定する
第2のモードと、前記主軸6aの方向を車両等の鉛直上方
から車両等の右側面側に所定角度θ2だけ傾斜させた方
向に設定する第3のモードとを選択することができる。
作モードとして、アンテナ5の指向性パターン6の主軸
6aの方向を車両等の鉛直上方に設定する第1のモード
と、前記主軸6aの方向を車両等の鉛直上方から車両等の
左側面側に所定角度θ2だけ傾斜させた方向に設定する
第2のモードと、前記主軸6aの方向を車両等の鉛直上方
から車両等の右側面側に所定角度θ2だけ傾斜させた方
向に設定する第3のモードとを選択することができる。
そして、これらのモードの切り換えに伴う受信電界レ
ベルの過渡的な変化量から路側アンテナの設置方向を判
断して、交信エリアにおいては前記車載アンテナ5の指
向性パターン6の主軸6a方向が路側アンテナ側に向くモ
ードを選定する。
ベルの過渡的な変化量から路側アンテナの設置方向を判
断して、交信エリアにおいては前記車載アンテナ5の指
向性パターン6の主軸6a方向が路側アンテナ側に向くモ
ードを選定する。
また、アンテナ方向設定回路26は、アンテナ旋回機構
8を駆動してアンテナ5を旋回させる場合には、その旋
回動作中においては、開閉器22を開いて、アンテナ5と
送受信機部23,24との連絡を断つ。
8を駆動してアンテナ5を旋回させる場合には、その旋
回動作中においては、開閉器22を開いて、アンテナ5と
送受信機部23,24との連絡を断つ。
前記アンテナ方向設定回路26によるモード選定動作
は、前記外部制御端子27から入力される制御信号によっ
て、自動あるいは手動に切り換えすることができる。
は、前記外部制御端子27から入力される制御信号によっ
て、自動あるいは手動に切り換えすることができる。
モード選定動作が手動に設定された場合は、アンテナ
方向設定回路26は、操作者(車両等のドライバーなど)
が手動操作によって外部制御端子27に入力した制御信号
に基づいて、アンテナ旋回機構8に所定の制御信号を送
り、アンテナ5を所望の動作モードにする。
方向設定回路26は、操作者(車両等のドライバーなど)
が手動操作によって外部制御端子27に入力した制御信号
に基づいて、アンテナ旋回機構8に所定の制御信号を送
り、アンテナ5を所望の動作モードにする。
また、モード選定動作が自動に設定された場合は、ア
ンテナ方向設定回路26は、予め容易されたプログラムに
従って所定のモード選定処理を行って、アンテナ5を所
望の動作モードにする。
ンテナ方向設定回路26は、予め容易されたプログラムに
従って所定のモード選定処理を行って、アンテナ5を所
望の動作モードにする。
アンテナ方向設定回路26のモード選定動作が自動に設
定された場合の一連の処理は、第5図に示すように、通
信域外期間T0と動作モード選定期間T1と通信有効期間
(路車間情報通信期間)T2と動作モード復帰期間T3との
4つの期間に分けて説明することができる。
定された場合の一連の処理は、第5図に示すように、通
信域外期間T0と動作モード選定期間T1と通信有効期間
(路車間情報通信期間)T2と動作モード復帰期間T3との
4つの期間に分けて説明することができる。
これらの各期間は、走行中の移動局装置が路上局によ
る交信エリアを通過する度に、順次経過する期間であ
る。
る交信エリアを通過する度に、順次経過する期間であ
る。
通信域外期間T0は、路上局間の交信エリアに含まれな
い区間を走行中の期間で、該期間T0では、アンテナ5は
主軸6aを鉛直上方に向けた第1のモードに設定される。
い区間を走行中の期間で、該期間T0では、アンテナ5は
主軸6aを鉛直上方に向けた第1のモードに設定される。
動作モード選定期間T1は、移動局装置が路上局間の区
間から次第に交信エリア(極小無線ゾーン)に接近し
て、前記受信機部23から抽出された受信電界レベルが所
定の値に達した時点で、前記期間T0から移行する期間で
ある。この動作モード選定期間T1では、第1のモードの
状態から第2のモードの状態へ、また第1のモードの状
態から第3のモードの状態へとアンテナ5の動作モード
を順に切り換えて、これらのモードの切り換えに伴う受
信電界レベルの過渡的な変化量から路側アンテナの設置
方向を判断して、アンテナ5の指向性パターン6の主軸
6aの方向が路側アンテナ側に向くモードを選定する。
間から次第に交信エリア(極小無線ゾーン)に接近し
て、前記受信機部23から抽出された受信電界レベルが所
定の値に達した時点で、前記期間T0から移行する期間で
ある。この動作モード選定期間T1では、第1のモードの
状態から第2のモードの状態へ、また第1のモードの状
態から第3のモードの状態へとアンテナ5の動作モード
を順に切り換えて、これらのモードの切り換えに伴う受
信電界レベルの過渡的な変化量から路側アンテナの設置
方向を判断して、アンテナ5の指向性パターン6の主軸
6aの方向が路側アンテナ側に向くモードを選定する。
モード切り換えによって、アンテナ5の指向性パター
ン6の主軸6aの方向が鉛直上方から路側アンテナ側に向
けられた状態となった場合には、受信電界レベルが比較
的少ない変化量(例えば5dB以下)であるのに対して、
路側アンテナとは反対方向に向けられた状態となった場
合には、受信電界レベルが相当量(例えば10dB以上)の
変化量を示すことになる。
ン6の主軸6aの方向が鉛直上方から路側アンテナ側に向
けられた状態となった場合には、受信電界レベルが比較
的少ない変化量(例えば5dB以下)であるのに対して、
路側アンテナとは反対方向に向けられた状態となった場
合には、受信電界レベルが相当量(例えば10dB以上)の
変化量を示すことになる。
また、第2のモードから第3のモード、或は第3のモ
ードから第2のモードへと一気に切り換えた場合の受信
電界レベルの過渡的な変化に着目すると、路側アンテナ
が設置されている側に指向性パターンの主軸を向けてい
るモードの状態の時の方が、遥かに高い受信電界レベル
を示す。
ードから第2のモードへと一気に切り換えた場合の受信
電界レベルの過渡的な変化に着目すると、路側アンテナ
が設置されている側に指向性パターンの主軸を向けてい
るモードの状態の時の方が、遥かに高い受信電界レベル
を示す。
従って、まず、第1のモードから第2のモードへ、或
は第1のモードから第3のモードへモード切り換えし
て、そのモード切り換えに伴う受信電界レベルの過渡的
な変化量が所定の値以下であれば、その切り換えによっ
て得た動作モードは、アンテナ5の指向性パターン6の
主軸6aが路側アンテナ側に向いた状態のものと判断す
る。
は第1のモードから第3のモードへモード切り換えし
て、そのモード切り換えに伴う受信電界レベルの過渡的
な変化量が所定の値以下であれば、その切り換えによっ
て得た動作モードは、アンテナ5の指向性パターン6の
主軸6aが路側アンテナ側に向いた状態のものと判断す
る。
また、そのモード切り換えに伴う受信電界レベルの過
渡的な変化量が所定の値以上であれば、その切り換えに
よって得た動作モードは、アンテナ5の指向性パターン
6の主軸6aが路側アンテナ側とは反対方向に向いた状態
のものであるから、さらに残る他のモードにモード切り
換えを行うが、このような状況で、第2のモードから第
3のモードへ、あるいは第3のモードから第2のモード
へと一気にモード切り換えを行った場合には、モード切
り換えに伴って受信電界レベルが大幅に増加することを
確認する。
渡的な変化量が所定の値以上であれば、その切り換えに
よって得た動作モードは、アンテナ5の指向性パターン
6の主軸6aが路側アンテナ側とは反対方向に向いた状態
のものであるから、さらに残る他のモードにモード切り
換えを行うが、このような状況で、第2のモードから第
3のモードへ、あるいは第3のモードから第2のモード
へと一気にモード切り換えを行った場合には、モード切
り換えに伴って受信電界レベルが大幅に増加することを
確認する。
この動作モード選定期間T1において、モード設定が終
了すると、直ちに、通信有効期間(路車間情報通信期
間)T2に移行する。この通信有効期間T2においては、前
述の期間T1で選定されたモードに維持され、実質的な交
信がなされる。
了すると、直ちに、通信有効期間(路車間情報通信期
間)T2に移行する。この通信有効期間T2においては、前
述の期間T1で選定されたモードに維持され、実質的な交
信がなされる。
そして、移動局装置が路側アンテナによって形成され
た交信エリアを脱出すると、受信電界レベルが所定値以
下になることでそれが検知されて、アンテナ5の動作モ
ードを第一のモードに戻す動作モード復帰期間T3を経
て、再び通信域外期間T0に戻る。
た交信エリアを脱出すると、受信電界レベルが所定値以
下になることでそれが検知されて、アンテナ5の動作モ
ードを第一のモードに戻す動作モード復帰期間T3を経
て、再び通信域外期間T0に戻る。
なお、一実施例では、アンテナ旋回機構8を駆動中
は、アンテナ5からの情報伝達路が断たれる。従って、
動作モードの切り換えに伴う受信電界レベルの変化を評
価する場合は、アンテナ旋回機構8の作動期間の直前と
直後との変化を評価することになる。そのため、アンテ
ナ旋回機構8の作動期間中における車両等の移動距離の
分だけ路側アンテナとの間の距離が変化し、それに起因
したレベル変化が生じているが、大勢的には、モード切
り換えに起因したレベル変化と見なして評価することが
できる。
は、アンテナ5からの情報伝達路が断たれる。従って、
動作モードの切り換えに伴う受信電界レベルの変化を評
価する場合は、アンテナ旋回機構8の作動期間の直前と
直後との変化を評価することになる。そのため、アンテ
ナ旋回機構8の作動期間中における車両等の移動距離の
分だけ路側アンテナとの間の距離が変化し、それに起因
したレベル変化が生じているが、大勢的には、モード切
り換えに起因したレベル変化と見なして評価することが
できる。
また、前記受信機部22にAGC機能(オートマチック・
ゲイン・コントロール機能)が附加されている場合に
は、AGC帰還ループの前段の受信レベルを前記アンテナ
方向設定回路26で監視することになる。
ゲイン・コントロール機能)が附加されている場合に
は、AGC帰還ループの前段の受信レベルを前記アンテナ
方向設定回路26で監視することになる。
また、この一実施例のアンテナ方向設定回路26には、
直前に通過した路上局で交信に使った動作モード(即
ち、通信有効期間T2における動作モード)を一時記憶す
るメモリが装備されていて、動作モード復帰期間T3でア
ンテナ5の動作モードを第1のモードに切り換える時
に、切り換え前の動作モード記号が該メモリに書き込ま
れる。そして、次の交信エリアでのモード選定処理時に
は、前記メモリに記憶されている動作モードへの切り換
えを優先させて、動作モードの選定を行う。
直前に通過した路上局で交信に使った動作モード(即
ち、通信有効期間T2における動作モード)を一時記憶す
るメモリが装備されていて、動作モード復帰期間T3でア
ンテナ5の動作モードを第1のモードに切り換える時
に、切り換え前の動作モード記号が該メモリに書き込ま
れる。そして、次の交信エリアでのモード選定処理時に
は、前記メモリに記憶されている動作モードへの切り換
えを優先させて、動作モードの選定を行う。
路側アンテナが設置される路側は路線により一定して
いる(例えば上り車線側の路側)場合が多く、同じ路線
上を同じ方向に走行し交差点等で進路変更をしない限り
においては、選定すべき動作モードは一定しており、か
かる状態では直前に通過した交信エリアで選定されて前
記メモリに書き込まれている動作モードは大いに参考に
なり、選定処理の簡素化、選定期間の短縮に効果を発揮
する。
いる(例えば上り車線側の路側)場合が多く、同じ路線
上を同じ方向に走行し交差点等で進路変更をしない限り
においては、選定すべき動作モードは一定しており、か
かる状態では直前に通過した交信エリアで選定されて前
記メモリに書き込まれている動作モードは大いに参考に
なり、選定処理の簡素化、選定期間の短縮に効果を発揮
する。
第6図は、一実施例における車載アンテナ5を、路上
局の路側アンテナ1との関係で示したものである。
局の路側アンテナ1との関係で示したものである。
路側アンテナ1は路側に設けられたポール2の先端部
に装着されている。そして、該アンテナ1の指向性パタ
ーン3の主軸3aの方向は、交信エリアが複数の車線上に
広がるように、鉛直線から路線幅方向に角度θ1だけ傾
斜をつけた斜め下向きに設定されている(θ1は、45乃
至60度程度である)。
に装着されている。そして、該アンテナ1の指向性パタ
ーン3の主軸3aの方向は、交信エリアが複数の車線上に
広がるように、鉛直線から路線幅方向に角度θ1だけ傾
斜をつけた斜め下向きに設定されている(θ1は、45乃
至60度程度である)。
なお、この図示例は、車両4上の車載アンテナ5が、
路側アンテナ1側に向けられた状態のものである。
路側アンテナ1側に向けられた状態のものである。
この第6図に示すように、干渉妨害により通信品質を
低下させる他の車両等10からの反射波11は、路側アンテ
ナ1からの直接波9とは異なる方向から車載アンテナに
入射する。
低下させる他の車両等10からの反射波11は、路側アンテ
ナ1からの直接波9とは異なる方向から車載アンテナに
入射する。
しかし、以上に説明した一実施例の移動局装置では、
アンテナ旋回機構8によって車載アンテナ5の指向性パ
ターン6の主軸6aの方向を当該移動局装置を搭載する車
両等4の鉛直上方から任意の幅方向に方向変換すること
ができ、路側アンテナ1による交信エリアでは、車載ア
ンテナ5の指向性パターン6の主軸6aが路側アンテナ1
に向かって傾斜した状態とされるため、路側アンテナ1
からの直接波9に対してはオフビーム損が低減される一
方で、路側アンテナ1からの直接波9とは異なる方向か
ら入射する反射波11に対してはオフビーム損が大きくな
り、実質的には反射波による干渉妨害の発生を回避する
ことができる。
アンテナ旋回機構8によって車載アンテナ5の指向性パ
ターン6の主軸6aの方向を当該移動局装置を搭載する車
両等4の鉛直上方から任意の幅方向に方向変換すること
ができ、路側アンテナ1による交信エリアでは、車載ア
ンテナ5の指向性パターン6の主軸6aが路側アンテナ1
に向かって傾斜した状態とされるため、路側アンテナ1
からの直接波9に対してはオフビーム損が低減される一
方で、路側アンテナ1からの直接波9とは異なる方向か
ら入射する反射波11に対してはオフビーム損が大きくな
り、実質的には反射波による干渉妨害の発生を回避する
ことができる。
なお、路上局が設置されている路側から遠い車線を走
行中の車両に着目すると、車高の高い大型車両の場合に
は特に、路側アンテナ1からの直接波9は車両上の鉛直
線方向からかなり傾斜した方向から入射することにな
る。従って、車載アンテナ5の指向性パターン6の主軸
6aを鉛直線から路側方向に傾斜させた構成は、近隣車線
を走行中の車体を介しての反射波11に対して大きなオフ
ビーム損を与えると同時に直接波9に対するオフビーム
損を低減させるという点で、重要なポイントとなってい
る。
行中の車両に着目すると、車高の高い大型車両の場合に
は特に、路側アンテナ1からの直接波9は車両上の鉛直
線方向からかなり傾斜した方向から入射することにな
る。従って、車載アンテナ5の指向性パターン6の主軸
6aを鉛直線から路側方向に傾斜させた構成は、近隣車線
を走行中の車体を介しての反射波11に対して大きなオフ
ビーム損を与えると同時に直接波9に対するオフビーム
損を低減させるという点で、重要なポイントとなってい
る。
また、前述の一実施例は、路上局側には特別な改良を
必要とせず、移動局装置自体の構成を改良することで対
応しているため、道路の構造的な制約を受けずにしかも
道路の景観を損なうこともなく実施することができる。
必要とせず、移動局装置自体の構成を改良することで対
応しているため、道路の構造的な制約を受けずにしかも
道路の景観を損なうこともなく実施することができる。
また、車載アンテナ5の動作姿勢を設定するモードと
して、車載アンテナ5の指向性パターン6の主軸6aの方
向を車両等の鉛直上方に設定する第1のモードと、前記
主軸6aの方向を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側
に所定角度傾斜させた方向に設定する第2のモードと、
前記主軸6aの方向を車両等の鉛直上方から車両等の右側
面側に所定角度傾斜させた方向に指定する第3のモード
とを備えており、モード切り換えに伴う受信電界レベル
の変化を監視することによって、容易かつ確実に、路側
アンテナ1の方向を認識することができる。
して、車載アンテナ5の指向性パターン6の主軸6aの方
向を車両等の鉛直上方に設定する第1のモードと、前記
主軸6aの方向を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側
に所定角度傾斜させた方向に設定する第2のモードと、
前記主軸6aの方向を車両等の鉛直上方から車両等の右側
面側に所定角度傾斜させた方向に指定する第3のモード
とを備えており、モード切り換えに伴う受信電界レベル
の変化を監視することによって、容易かつ確実に、路側
アンテナ1の方向を認識することができる。
しかも、車載アンテナ5の旋回動作中には、車載アン
テナ5と送受信機部23,24との間の情報伝達路を開閉器2
2によって断つため、交信エリアに進入する際のモード
選定処理において、不必要な情報の送受による混乱を回
避することもできる。
テナ5と送受信機部23,24との間の情報伝達路を開閉器2
2によって断つため、交信エリアに進入する際のモード
選定処理において、不必要な情報の送受による混乱を回
避することもできる。
また、先の交信エリアで交信に使ったモードを一時記
憶させておいて、次の交信エリアでのモード選定時に記
憶されているモードへの切り換えを優先させることとし
たため、例えば一つの路線上を同一方向に長距離走行す
るような場合(即ち、路側アンテナの設置方向が車両等
の走行方向に対して変わらない場合)に、モード選定の
処理を短縮し、その分、交信エリア内での通信有効期間
T2を増大させることができる。
憶させておいて、次の交信エリアでのモード選定時に記
憶されているモードへの切り換えを優先させることとし
たため、例えば一つの路線上を同一方向に長距離走行す
るような場合(即ち、路側アンテナの設置方向が車両等
の走行方向に対して変わらない場合)に、モード選定の
処理を短縮し、その分、交信エリア内での通信有効期間
T2を増大させることができる。
なお、一実施例の場合には、アンテナ5の動作モード
を三つとしたが、第1のモードを省くことも考えられ
る。先にも説明したように、第2のモードにおける受信
電界レベルと第3のモードにおける受信電界レベルとの
大小比較を行うことによっても、路側アンテナ1の方向
を判断し得るからである。
を三つとしたが、第1のモードを省くことも考えられ
る。先にも説明したように、第2のモードにおける受信
電界レベルと第3のモードにおける受信電界レベルとの
大小比較を行うことによっても、路側アンテナ1の方向
を判断し得るからである。
ただし、第2および第3の二つのモードだけにした場
合には、通信域外期間T0において、アンテナ5を路側ア
ンテナ1が設置されている側に向けておかないと、受信
電界レベルによる交信エリアの自動検出が困難になる虞
れがある。
合には、通信域外期間T0において、アンテナ5を路側ア
ンテナ1が設置されている側に向けておかないと、受信
電界レベルによる交信エリアの自動検出が困難になる虞
れがある。
また、前述の一実施例の場合には、アンテナ方向設定
回路26による動作モードの設定を、自動でも手動でもで
きるようにしたが、自動だけ、あるいは手動だけにする
ことも考えられる。
回路26による動作モードの設定を、自動でも手動でもで
きるようにしたが、自動だけ、あるいは手動だけにする
ことも考えられる。
長距離路線トラック等の業務用車両では同一路線を同
一方向に走行している状態が多く、かかる走行状態では
路側アンテナの設置方向が一定の状況が長期間続くた
め、手動操作でモード設定をする方が有利である。
一方向に走行している状態が多く、かかる走行状態では
路側アンテナの設置方向が一定の状況が長期間続くた
め、手動操作でモード設定をする方が有利である。
即ち、道路標識等による路上局表示に基づいて路側ア
ンテナ1側に車載アンテナ5を向けたモードを手動操作
で一旦設定しておけば、以後の動作モードの切り換えは
殆ど不必要であり、交信エリア内を走行する期間の総て
を通信有効期間T2として有効に使うことができるからで
ある。
ンテナ1側に車載アンテナ5を向けたモードを手動操作
で一旦設定しておけば、以後の動作モードの切り換えは
殆ど不必要であり、交信エリア内を走行する期間の総て
を通信有効期間T2として有効に使うことができるからで
ある。
しかし、市街地域等で短時間の内に走行路線が変わる
ような場合や、交通流が錯綜しているような場合では、
自動でモード切り換えを行う方が有利である。
ような場合や、交通流が錯綜しているような場合では、
自動でモード切り換えを行う方が有利である。
即ち、車両等の運転者は、走行路線を変更する度に路
上局位置を示す道路標識等に注意を払う必要がなくな
り、運転者の運転時における精神的負担を軽減すること
ができると同時に、路上局位置の標識を見落とし等によ
る動作モードの誤設定を防止して、干渉妨害の少ない高
品質の通信を常に確保することができるからである。
上局位置を示す道路標識等に注意を払う必要がなくな
り、運転者の運転時における精神的負担を軽減すること
ができると同時に、路上局位置の標識を見落とし等によ
る動作モードの誤設定を防止して、干渉妨害の少ない高
品質の通信を常に確保することができるからである。
また、前述の一実施例では、車載アンテナ5の傾斜角
θ2は一定としたが、傾斜角θ2の値を設定変更可能に
しても良い。
θ2は一定としたが、傾斜角θ2の値を設定変更可能に
しても良い。
[発明の効果] 干渉妨害により通信品質を低下させる他の車両等から
の反射波は、路側アンテナからの直接波とは異なる方向
から車載アンテナに入射する。
の反射波は、路側アンテナからの直接波とは異なる方向
から車載アンテナに入射する。
しかし、請求項1に記載の路車間無線通信用移動局装
置では、アンテナ旋回機構によって車載アンテナの指向
性パターンの主軸の方向を当該移動局装置を搭載する車
両等の鉛直上方から任意の幅方向に方向変換することが
でき、路側アンテナによる交信エリアでは、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸が路側アンテナに向かって傾
斜した状態とされるため、路側アンテナからの直接波に
対してはオフビーム損が低減される一方で、路側アンテ
ナからの直接波とは異なる方向から入射する反射波に対
してはオフビーム損が大きくなり、実質的には反射波に
よる干渉妨害の発生を回避することができる。
置では、アンテナ旋回機構によって車載アンテナの指向
性パターンの主軸の方向を当該移動局装置を搭載する車
両等の鉛直上方から任意の幅方向に方向変換することが
でき、路側アンテナによる交信エリアでは、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸が路側アンテナに向かって傾
斜した状態とされるため、路側アンテナからの直接波に
対してはオフビーム損が低減される一方で、路側アンテ
ナからの直接波とは異なる方向から入射する反射波に対
してはオフビーム損が大きくなり、実質的には反射波に
よる干渉妨害の発生を回避することができる。
しかも、路上局側には特別な改良を必要とせず、移動
局装置自体の構成を改良することで対応しているため、
道路の構造的な制約を受けずにしかも道路の景観を損な
うこともなく実施することができる。
局装置自体の構成を改良することで対応しているため、
道路の構造的な制約を受けずにしかも道路の景観を損な
うこともなく実施することができる。
また、請求項2に記載のように、車載アンテナの動作
姿勢を設定するモードとして、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に設定するモー
ドと、車載アンテナの指向性パターンの主軸の方向を車
両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所定角度傾斜さ
せた方向に設定するモードと、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の右
側面側に所定角度傾斜させた方向に設定するモードとを
備えた構成では、例えば、予め、主軸方向が鉛直上方と
なるモードで交信エリアに接近し、交信エリアへの進入
時に、主軸方向が車両等の左側面側に傾斜したモードお
よび主軸方向が車両等の右側面側に傾斜したモードに順
にモード切り換えをして、モード切り換えに伴う受信電
界レベルの変化を監視することによって、容易かつ確実
に、路側アンテナの方向を認識することができる。
姿勢を設定するモードとして、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に設定するモー
ドと、車載アンテナの指向性パターンの主軸の方向を車
両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所定角度傾斜さ
せた方向に設定するモードと、車載アンテナの指向性パ
ターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の右
側面側に所定角度傾斜させた方向に設定するモードとを
備えた構成では、例えば、予め、主軸方向が鉛直上方と
なるモードで交信エリアに接近し、交信エリアへの進入
時に、主軸方向が車両等の左側面側に傾斜したモードお
よび主軸方向が車両等の右側面側に傾斜したモードに順
にモード切り換えをして、モード切り換えに伴う受信電
界レベルの変化を監視することによって、容易かつ確実
に、路側アンテナの方向を認識することができる。
しかも、請求項3に記載のように、車載アンテナの旋
回動作中には車載アンテナと送受信機部との間の情報伝
達路を断つ開閉器を備えた構成では、交信エリアに進入
する際のモード選定処理において、不必要な情報の送受
による混乱を回避することができる。
回動作中には車載アンテナと送受信機部との間の情報伝
達路を断つ開閉器を備えた構成では、交信エリアに進入
する際のモード選定処理において、不必要な情報の送受
による混乱を回避することができる。
また、請求項4に記載のように、先の交信エリアで交
信に使ったモードを一時記憶させておいて、次の交信エ
リアでのモード選定時に記憶されているモードへの切り
換えを優先させる構成であれば、例えば一つの路線上を
同一方向に長距離走行するような場合(即ち、路側アン
テナの設置方向が車両等の走行方向に対して変わらない
場合)に、モード選定の処理を短縮し、その分、交信エ
リア内での通信有効期間を増大させることもできる。
信に使ったモードを一時記憶させておいて、次の交信エ
リアでのモード選定時に記憶されているモードへの切り
換えを優先させる構成であれば、例えば一つの路線上を
同一方向に長距離走行するような場合(即ち、路側アン
テナの設置方向が車両等の走行方向に対して変わらない
場合)に、モード選定の処理を短縮し、その分、交信エ
リア内での通信有効期間を増大させることもできる。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図(a),(b)は従来の路車間情報システムの説明
図、第3図は一実施例の車載アンテナの動作説明図、第
4図は一実施例の車載アンテナの車両搭載図、第5図は
一実施例におけるモード選定の説明図、第6図は一実施
例の作用説明図である。 1……路側アンテナ、5……車載アンテナ、6……指向
性パターン、6a……主軸、7……アンテナ支持装置、8
……アンテナ旋回機構、8a……原動機、22……開閉器、
23……受信機部、24……送信機部、25……送受共用部、
26……アンテナ方向設定回路、27……外部制御端子。
2図(a),(b)は従来の路車間情報システムの説明
図、第3図は一実施例の車載アンテナの動作説明図、第
4図は一実施例の車載アンテナの車両搭載図、第5図は
一実施例におけるモード選定の説明図、第6図は一実施
例の作用説明図である。 1……路側アンテナ、5……車載アンテナ、6……指向
性パターン、6a……主軸、7……アンテナ支持装置、8
……アンテナ旋回機構、8a……原動機、22……開閉器、
23……受信機部、24……送信機部、25……送受共用部、
26……アンテナ方向設定回路、27……外部制御端子。
Claims (4)
- 【請求項1】車両等に搭載されて、路側に設置された路
上局と前記車両等との間における無線通信を可能ならし
める路車間無線通信用移動局装置であって、 前記路上局の路側アンテナとの間で情報を送受するため
の1基の車載アンテナと、この車載アンテナを車両等に
固定する機能を有するとともにこの車載アンテナの指向
性パターンの主軸の方向を前記車両等の鉛直上方および
鉛直上方から車両等の幅方向に所定角度傾斜させた方向
に方向変換させるアンテナ旋回機構を有したアンテナ支
持装置と、このアンテナ支持装置におけるアンテナ旋回
機構の動作を制御して前記車載アンテナの指向性パター
ンの主軸の方向を設定するアンテナ方向設定回路とを具
備し、 前記路側アンテナによる交信エリアでは、前記車載アン
テナの指向性パターンの主軸方向を路側アンテナ側に向
けて交信をおこなうことを特徴とした路車間無線通信用
移動局装置。 - 【請求項2】前記アンテナ方向設定回路は、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方に
設定するモードと、車載アンテナの指向性パターンの主
軸の方向を車両等の鉛直上方から車両等の左側面側に所
定角度傾斜させた方向に設定するモードと、車載アンテ
ナの指向性パターンの主軸の方向を車両等の鉛直上方か
ら車両等の右側面側に所定角度傾斜させた方向に設定す
るモードとを備え、 これらのモードの切り換えに伴う受信電界レベルの過渡
的な変化量から路側アンテナの設置方向を判断して、交
信エリアにおいては前記車載アンテナの指向性パターン
の主軸方向が路側アンテナ側に向くモードを選定するこ
とを特徴とする請求項1に記載の路車間無線通信用移動
局装置。 - 【請求項3】前記アンテナ旋回機構を動作させて車載ア
ンテナの指向性パターンの主軸の方向を変換する動作期
間中は、前記アンテナ方向設定回路からの制御信号によ
って前記車載アンテナと車載送受信機との間の情報伝達
路を断つ開閉器を備えたことを特徴とする請求項1また
は2に記載の路車間無線通信用移動局装置。 - 【請求項4】先に通過した交信エリアで車載アンテナの
指向性パターンの主軸方向が路側アンテナ側に向くよう
に前記アンテナ方向設定回路がモードを選定した場合
に、その選定されたモードを一時記憶させておいて、次
の交信エリアでのモード設定時に、記憶されているモー
ドへの切り換えを優先させて、モードの選定を行うこと
を特徴とした請求項1ないし3のいずれかに記載の路車
間無線通信用移動局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2264941A JP2573411B2 (ja) | 1990-10-04 | 1990-10-04 | 路車間無線通信用移動局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2264941A JP2573411B2 (ja) | 1990-10-04 | 1990-10-04 | 路車間無線通信用移動局装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04142819A JPH04142819A (ja) | 1992-05-15 |
JP2573411B2 true JP2573411B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=17410314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2264941A Expired - Fee Related JP2573411B2 (ja) | 1990-10-04 | 1990-10-04 | 路車間無線通信用移動局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573411B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-04 JP JP2264941A patent/JP2573411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04142819A (ja) | 1992-05-15 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |