JP4399330B2 - 狭域無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、ガソリンスタンドにおいて、給油車両に対する情報伝達、給油料金の決済等を行なう狭域無線通信システムに関する。
従来、有料道路においては、ETC(Electronic Toll Collection Systems:自動料金収受システム)により、走行車両に対して通行料金を自動的に徴収することが行なわれている(例えば、特許文献1、2参照。)。
上記特許文献1は、基地局と車両に搭載された車載器との間で通信を行なう場合、基地局は車両検知センサにより車両を検知したときに送信を開始して車載器と交信を行ない、車両検知センサが車両を検知できなくなった場合に、直ぐ交信を切断するか、切断を遅延させるか、切断しないかを、予め設定した状態、または別のセンサによって変更できるようにしたものである。
また、特許文献2は、ETCの基地局である路側機が2台ある場合、電波を同時に送信すると混信して通信できない可能性があるので、車両検知センサを設置し、このセンサの検知信号により基地局の送信を制御して混信を防止するようにしたものである。
また、最近では、上記有料道路の他、例えばガソリンスタンドにおいて、ガソリンスタンドの基地局と車両に搭載されている車載器との間で無線通信により情報の伝達、給油料金の決済等を行なうことが考えられている。
上記のようにガソリンスタンドの基地局と車載器との間で無線通信により情報の伝達、給油料金の決済等を行なう場合、車載器は目的とする給油機のアンテナとのみ通信する必要がある。このとき車載器が他のアンテナと通信すると、他人の料金を支払ったり、他人の情報を見てしまうという問題が発生する。
特開2003−233846号公報 特開平11−242762号公報
上記のようにガソリンスタンドにおいて、基地局と車載器との間の無線通信により情報の伝達、給油料金の決済等を行なう場合、ガソリンスタンドには一般に複数の給油機が設置されているので、各給油機毎に基地局のアンテナを設け、各アンテナと給油機の前に停車した車両の車載器との間で無線通信を行なって各車両を識別する必要がある。
しかし、ガソリンスタンドには、一般的に複数の給油機が狭い間隔で設置されるので、アンテナの指向性による通信エリアの制限だけでは、電波の反射等により、通信エリアを明確に区分することは困難であり、給油機に対するアンテナと車載器との通信が誤ってなされる場合がある。例えば車両がガソリンスタンドに進入した際、目的の給油機の所に到る過程で他の給油機の近くを通過する場合があり、このとき車載器は他の給油機に対するアンテナとの間で先に通信を開始してしまい、その後、目的の給油機に対するアンテナから強いレベルの信号を受信しても、上記他の給油機に対するアンテナからの受信信号レベルが低下して通信が切断されるまで通信できない。このため先に通信を開始した他の給油機のアンテナが目的とする給油機のアンテナの近くにあって、その通信が継続している場合には、車両が目的の給油機の所に達しても該給油機のアンテナと通信を行なうことができないという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、ガソリンスタンド側の基地局アンテナと車両に搭載されている車載器との間で無線通信を行なう場合に、車両が停車した給油機のアンテナと正しく無線通信を行なうことができる狭域無線通信システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、複数の給油機を備えたガソリンスタンドに車載器を搭載した車両が進入し、ガソリンスタンドの基地局と無線通信を行なって情報の伝達を行なう狭域無線通信システムにおいて、
前記各給油機の給油エリアにそれぞれ通信エリアを形成するアンテナと、前記複数の給油機に対する各アンテナを所定時間毎に順次切替えて前記基地局に接続する切替手段と、前記各給油機の給油エリアにそれぞれ設けられ、該給油エリアに進入する車両を検出する位置センサとを具備し、
前記基地局は、各アンテナの通信エリアに進入した車両の車載器と通信を行ない、その通信中に同一アンテナによって他の車両の車載器からの信号を受信すると、両受信信号のレベルを比較して受信信号レベルの高い方の車両と通信を継続し、車載器から送られてくる車両番号により車両を特定すると共に、前記通信中のアンテナによって対応する給油機を特定することを特徴とする。
第2の発明は、前記第1の発明に係る狭域無線通信システムにおいて、基地局は、各車両の車載器との通信により複数のアンテナから同じ車両番号の信号を受信した場合、各アンテナの受信信号強度を比較し、一番強い受信信号強度のアンテナの通信を維持し、他のアンテナによる通信を切断することを特徴とする。
本発明によれば、複数の給油機を備えたガソリンスタンドに車載器を搭載した車両が進入し、ガソリンスタンドの基地局と無線通信を行なって情報の伝達を行なう場合に、給油機と給油を受ける車両とを正しく特定して、その車両に対する情報伝達及び料金決済等を正確に行なうことができる。また、複数のアンテナを順次切替えて基地局に接続することにより、基地局の数を減少でき、システムを安価に構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、車載器を搭載した車両がガソリンスタンドにて給油する場合において、ガソリンスタンド側の基地局と車両に搭載されている車載器との間で無線通信により情報の伝達、給油料金の決済等を行なう場合の基本的な構成を示したものである。なお、図1は、矢印で示すように図示右側からガソリンスタンドに進入する車両に対して無線通信を行なう場合の構成例を示している。
図1に示すガソリンスタンドは、複数の車線、例えば3つの車線21a〜21cを備えている。上記車線21aに対しては給油ベース22aが設けられ、車線21b、21cに対しては給油ベース22bが共通に設けられている。上記給油ベース22aには、2つの給油機23、24が車線21aに沿って所定の間隔で設けられる。上記給油機23、24は、車線21aに進入してきた車両CA1に対して給油する。
また、給油ベース22bには、2つの給油機25、26が車線21b、21cに沿って所定の間隔で設けられる。上記給油機25、26は、車線21bに進入してきた車両CA2に対して給油すると共に、車線21cに進入してきた車両CA3に対して給油する。
また、車線21aにおいては、給油機23に対するアンテナ(ANT)1a、給油機24に対するアンテナ2aが設けられる。上記アンテナ1aは、車線21a上において給油機23の給油エリアに対応する位置に通信エリア27aを形成し、アンテナ2aは、車線21a上において給油機24の給油エリアに対応する位置に通信エリア28aを形成する。
また、車線21bにおいては、給油機25に対するアンテナ3a、給油機26に対するアンテナ4aが設けられる。上記アンテナ3aは、車線21b上において給油機25の給油エリアに対応する位置に通信エリア29aを形成し、アンテナ4aは、車線21b上において給油機26の給油エリアに対応する位置に通信エリア30aを形成する。
更に、車線21cにおいては、給油機25に対するアンテナ5a、給油機26に対するアンテナ6aが設けられる。上記アンテナ5aは、車線21c上において給油機25の給油エリアに対応する位置に通信エリア31aを形成し、アンテナ6aは、車線21c上において給油機26の給油エリアに対応する位置に通信エリア32aを形成する。
また、車線21a上には、給油機23の給油エリアに進入してきた車両を検知する位置センサ35a、及び給油機24の給油エリアに進入してきた車両を検知する位置センサ36aが設けられる。
また、車線21b上には、給油機25の給油エリアに進入してきた車両を検知する位置センサ37a、及び給油機26の給油エリアに進入してきた車両を検知する位置センサ38aが設けられる。
更に、車線21c上には、給油機25の給油エリアに進入してきた車両を検知する位置センサ39a、及び給油機26の給油エリアに進入してきた車両を検知する位置センサ40aが設けられる。
上記図1では、図示右側からガソリンスタンドに進入する車両に対するアンテナ1a〜6a及び位置センサ35a〜40aの配置例を示したが、通常は右側からだけでなく、図2に示すように左側からガソリンスタンドに進入する車両に対してもアンテナ1b〜6b及び位置センサ35b〜40bが設けられる。
すなわち、図示左側からガソリンスタンドに進入する車両に対し、車線21aにおいては、給油機23に対するアンテナ1b、給油機24に対するアンテナ2bが設けられる。上記アンテナ1bは、車線21a上において給油機23の給油エリアに対応する位置に通信エリア27bを形成し、アンテナ2bは、車線21a上において給油機24の給油エリアに対応する位置に通信エリア28bを形成する。
また、車線21bにおいては、左側からの進入車両に対し、給油機25に対するアンテナ3b、給油機26に対するアンテナ4bが設けられる。上記アンテナ3bは、車線21b上において給油機25の給油エリアに対応する位置に通信エリア29bを形成し、アンテナ4bは、車線21b上において給油機26の給油エリアに対応する位置に通信エリア30bを形成する。
更に、車線21cにおいては、左側からの進入車両に対し、給油機25に対するアンテナ5b、給油機26に対するアンテナ6bが設けられる。上記アンテナ5bは、車線21c上において給油機25の給油エリアに対応する位置に通信エリア31bを形成し、アンテナ4bは、車線21c上において給油機26の給油エリアに対応する位置に通信エリア32bを形成する。
また、車線21a上には、給油機23の給油エリアに左側から進入してきた車両を検知する位置センサ35b、及び給油機24の給油エリアに左側から進入してきた車両を検知する位置センサ36bが設けられる。
また、車線21b上には、給油機25の給油エリアに左側から進入してきた車両を検知する位置センサ37b、及び給油機26の給油エリアに左側から進入してきた車両を検知する位置センサ38bが設けられる。
更に、車線21c上には、給油機25の給油エリアに左側から進入してきた車両を検知する位置センサ39b、及び給油機26の給油エリアに左側から進入してきた車両を検知する位置センサ40bが設けられる。
上記アンテナ1a、1b、2a、2b、…は、図3に示すように高周波スイッチを介してDCRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)無線機に接続される。図3は、ガソリンスタンドの基地局の構成を示したもので、右側進入車両及び左側進入車両に対してそれぞれ12個のアンテナ1a〜12a、1b〜12bを設けた場合の例を示している。
上記アンテナ1aと1b、2aと2b、3aと3b、4aと4bがそれぞれ対となって高周波スイッチ51aにより選択され、DCRC無線機52aに接続される。上記高周波スイッチ51aは、アンテナ1aと1b、2aと2b、3aと3b、4aと4bとをそれぞれ対として所定の時間間隔で順次選択し、DCRC無線機52aに接続する。
また、アンテナ5aと5b、6aと6b、7aと7b、8aと8bがそれぞれ対となって高周波スイッチ51bにより選択され、DCRC無線機52bに接続される。上記高周波スイッチ51bは、アンテナ5aと5b、6aと6b、7aと7b、8aと8bとをそれぞれ対として所定の時間間隔で順次選択し、DCRC無線機52bに接続する。
また、アンテナ9aと9b、10aと10b、11aと11b、12aと12bがそれぞれ対となって高周波スイッチ51bにより選択され、DCRC無線機52bに接続される。上記高周波スイッチ51bは、アンテナ9aと9b、10aと10b、11aと11b、12aと12とをそれぞれ対として所定の時間間隔で順次選択し、DCRC無線機52cに接続する。上記DCRC無線機52a〜52cは、例えばTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス方式)により、各車両に搭載されている車載機と通信する。
そして、上記DCRC無線機52a〜52cは、無線機制御装置53に接続される。また、この無線機制御装置53には、上記各位置センサ35a、35b、…から車両検知信号が入力される。上記無線機制御装置53は、DCRC無線機52a〜52cから送られてくる各アンテナ1a〜12a、1b〜12bの受信信号レベル、車両のWCN(ワイヤレスコールナンバ:ETCの通信機に付けられた車両番号)及び位置センサ35a、35b、…からの検知信号等に基づいてDCRC無線機52a〜52cの動作を制御する。更に、上記無線機制御装置53は、給油機23〜26の使用を可能あるいは不可能とする制御機能を有すると共に、使用可能とした場合には「使用可能状態」であることを表示する機能を備えている。
次に、上記実施形態におけるガソリンスタンドに進入した車両の車載器と各給油機23、24、…のアンテナ1a、1b、2a、…との通信処理について説明する。
上記図3において、高周波スイッチ51a〜51cは、DCRC無線機52a〜52cの制御の従い、図4に示すタイミングでアンテナを所定の時間間隔で切替えている。図4では、高周波スイッチ51aによりアンテナ1a(1b)、2a(2b)、3a(3b)、4a(4b)に対する切替タイミングを示しているが、他の高周波スイッチ51b、51cにおいても同様のタイミングでアンテナの切替えが行なわれる。
図4において、0〜t1はアンテナ1a(1b)が選択されている時間、t1〜t2はアンテナ2a(2b)が選択されている時間、t2〜t3はアンテナ3a(3b)が選択されている時間、t3〜t4はアンテナ3a(3b)が選択されている時間である。
上記各通信時間内において、アンテナと車載器との間で、複数フレームF1、F2、Fnの通信が行なわれる。上記フレームF1、F2、Fnの時間幅は、例えば最長で4m sec、各フレーム間隔は96μseである。また、上記フレームFは、FCMS(フレーム・コントロール・メッセージ・スロット)、MDS(メッセージデータスロット)、ACTS(アクチべーションスロット)からなっている。
上記FCMS(フレーム・コントロール・メッセージ・スロット)は、TDMA(時間分割多重アクセス方式)の後続のデータ列を予告するスロットで、後続するスロットは、例えばMDS、ACTS、WCNS(ワイヤレスコールナンバスロット)からなっている。
上記MDS(メッセージデータスロット)は、車両と基地局間のデータを送受信するスロットである。
上記ACTS(アクチべーションスロット)は、ACTC(アクチべーションコード)を送受信するためのスロットである。上記ACTC(アクチべーションコード)は、車両(車載器)が基地局の通信エリアに入り、通信要求を行なうためのデータ列であり、基地局によって指定されたACTSの中で、車両(車載器)が基地局との通信を要求するコードである。
また、上記WCNS(ワイヤレスコールナンバスロット)は、WCN(ワイヤレスコールナンバ:ETCの通信機に付けられた車両番号)を送受信するスロットである。
そして、上記0〜t1のタイミングにおいては、アンテナ1a(1b)の通信エリア27a(27b)で車載器と通信する。0〜t1のタイミングにおいて、車載器と通信できない場合、すなわち、通信エリア27a(27b)内に車載器が存在しない場合、DCRC無線機52aは一定の回数、送信処理を行なってから高周波スイッチ51aにより次のアンテナ2a(2b)に切替える。
上記アンテナ2a(2b)においても、アンテナ1a(1b)と同様の通信処理が実行され、その後、高周波スイッチ51aによりアンテナ3a(3b)、4a(4b)と順次切替えられる。アンテナ4a(4b)による通信処理を終了すると、再びアンテナ1a(1b)に切替えられる。
以下、図5に示すようにガソリンスタンドに右側から車両が進入する場合について説明する。今、例えば車線21bに先に車両CA2が進入し、アンテナ2aの通信エリア28aの近くを通って給油機25の前で停止(給油機25で給油)、少し遅れて車線21aに車両CA1が進入し、アンテナ2aの通信エリア28a内を通って給油機23の前で停止(給油機23で給油)するものとする。
図6は、このときのアンテナ2aと車両CA2、CA1との通信状態及びアンテナ1aと車両CA2、車両CA1との通信状態を示したもので、横軸に時間をとり、縦軸に信号レベルをとって示した。
アンテナ1a、2aに高周波スイッチ51aを介して接続されるDCRC無線機52aは、先に車線21bに進入した車両CA2が車線21aに設けられているアンテナ2aの通信エリア28a内あるいはその近くを通過する際、受信信号レベルが所定のレベルLa以上となったときにアンテナ2aにより車両CA2(車載器)と通信を開始するが、このときの受信信号レベルは低い。
その後、車線21aに車両CA1が進入してアンテナ2aの通信エリア28aに入ると、アンテナ2aと車両CA1(車載器)との間の受信信号レベルが大きくなる。
しかし、その後、車両CA1が上記アンテナ2aの通信エリア28aを通過し、アンテナ1aの通信エリア27a内に入ると、アンテナ1aと車両CA1(車載器)との間における受信信号レベルが大きくなる。また、このとき車両CA2は、アンテナ2aの通信エリア28aを通過して車線21bの給油機25の前に停車しているが、隣接車線であるのでアンテナ1aと車両CA2(車載器)との間における受信信号レベルは小さくなっている。
上記DCRC無線機52aがアンテナ1aにより車両CA2、CA1(車載器)と通信する場合の具体的な通信処理について、更に図7に示す通信手順を参照して説明する。
先に車線21bに進入した車両CA2がアンテナ2aの通信エリア28aの近くを通過し、給油機25の前に停止する場合、アンテナ1aの通信エリア27aの外縁近傍に車両CA2が位置することになり、アンテナ2aと車両CA2(車載器)との間で通信可能な状態となる。このときアンテナ2aにおける車両CA2(車載器)からの受信信号レベルが図6のA点において所定のレベルLa以上になると、DCRC無線機52aは、図7(a)に示すようにアンテナ2aを介して車両CA2(車載器)と通信を開始する。
その通信フレームは、上記したようにFCMS(フレーム・コントロール・メッセージ・スロット)、MDS(メッセージデータスロット)、ACTS(アクチべーションスロット)からなっている。
DCRC無線機52aは、アンテナ2aを介して車両CA2(車載器)と通信を行ない、ACTS(アクチべーションスロット)にてACTC(アクチべーションコード)を読み込み、図7(b)に示すように車両CA2(車載器)とMDS(メッセージデータスロット)にてデータを送受信する。その後、車線21aに進入した車両CA1がアンテナ1aの通信エリア27a内に入ると、車両CA1(車載器)はACTS(アクチべーションスロット)にてACTC(アクチべーションコード)を送信する。
DCRC無線機52aは、上記車両CA1(車載器)から送られてくるACTCをアンテナ1aにより受信すると、その受信信号レベルと先に受信した車両CA2(車載器)のMDSの受信信号レベルとを比較し、受信信号レベルの高い方の車両と通信する。この場合には、車線21aに進入してアンテナ1aの通信エリア27aに入ってきた車両CA1(車載器)からのACTCの受信信号レベルの方が高いので、DCRC無線機52aは、図7(c)に示すように車両CA1(車載器)との通信を開始し、無線機制御装置53に対して受信信号レベルの強い車両CA1のWCN(ワイヤレスコールナンバ:ETCの通信機に付けられた車両番号)のみをアンテナ番号と共に報告する。
上記DCRC無線機と車両(車載器)との通信において、複数のアンテナから同じ車両(車載器)のWCN(ワイヤレスコールナンバ)を受信する可能性がある。このため各DCRC無線機52a〜52cは、受信信号レベルの強い車両のWCNを無線機制御装置53に報告する際、MDS(メッセージデータスロット)のRSSI(Recive Signal Strength Intesity:受信信号強度)を同時に送信する。無線機制御装置53は、各DCRC無線機52a〜52cから送られてくるMDSのRSSI(受信信号強度)を比較し、一番強いRSSI(受信信号強度)のWCN(ワイヤレスコールナンバ)を受信しているアンテナが正当のアンテナ、すなわち、WCNにより特定された車両が給油しようとしている給油機のアンテナであると認識し、以後、このアンテナのみの通信を維持し、他のアンテナとの通信を切断するように各DCRC無線機52a〜52cに指示する。これにより複数のアンテナから同じ車両(車載器)のWCN(ワイヤレスコールナンバ)を受信している場合であっても、車両が給油しようとしている給油機のアンテナを特定することができる。
そして、上記図5において、車両CA1がアンテナ1aの通信エリア27aに入り、DCRC無線機52aとの通信によって車両CA1(車載器)のWCN(車両番号)が取得され、このWCN(車両番号)が無線機制御装置53に報告されると、無線機制御装置53は車両CA1がアンテナ1aの通信エリア27a、すなわち給油機23の給油エリアに設けられている位置センサ35aを通過したときに、操作する給油機23に使用可能状態である旨の表示を行なって給油できるようにする。
この状態で給油機23が操作されて車両CA1に給油が行なわれると、無線機制御装置53は給油量に応じて給油料金を計算し、その料金データをDCRC無線機52a及びアンテナ1aを介して車両CA1に搭載されている車載器に送信し、例えば車載器に挿入されているカード等により給油料金を決済する。また、無線機制御装置53により計算した給油料金に基づいて、現金決済することも可能である。
なお、上記車両CA1が給油せずに給油機23の前を通過した場合には、給油機23の操作がなされないので、無線機制御装置53は、一定の時間経過後に初期状態に戻し、給油機23が使用できないようにして使用可能状態の表示を消す。
なお、上記図7では、DCRC無線機52aがアンテナ1aを介して車両(車載器)と通信する場合について説明したが、他のアンテナ2a〜6aを介して車両(車載器)と通信する場合においても同様の処理が行なわれる。
以下、同様にしてガソリンスタンドに進入してきた車両(車載器)と各アンテナ1a〜12aとの通信状態が無線機制御装置53によって管理され、車両が給油しようとしている給油機のアンテナを正確に特定することができる。従って、各車両に対する情報伝達及び料金決済等を正確に行なうことができる。
また、DCRC無線機52a〜52cには、それぞれ高周波スイッチ51a〜51により複数のアンテナを順次切替えて接続するようにしているので、DCRC無線機52a〜52cの数を減少でき、システムを安価に構成することができる。
以上はガソリンスタンドに右側から進入してきた車両(車載器)と通信して給油制御を行なう場合について説明したが、ガソリンスタンドに左側から車両が進入して給油する場合であっても、上記右側から車両が進入する場合と同様にして通信及び給油制御が行なわれる。
また、上記実施形態では、高周波スイッチにより4つのアンテナを切替える場合について示したが、アンテナの切替え数は任意に設定し得るものである。
また、上記実施形態では、DCRC無線機52a〜52cと車両(車載器)との通信にTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス方式)を用いた場合について示したが、その他の方式、例えばFDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多重アクセス方式)を用いて通信を行なっても良い。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の一実施形態に係るガソリンスタンドの基本的な配置構成を示す図である。 同実施形態において、左右両側から進入する車両に対応するガソリンスタンドの配置構成を示す図である。 同実施形態において、車両に搭載された車載器と無線通信するシステムの構成を示すブロック図である。 同実施形態において、DCRC無線機が車載器と無線通信する場合のアンテナ切替タイミングを示す図である。 同実施形態において、ガソリンスタンドに車両が進入して給油する場合の動作を説明するための図である。 同実施形態において、基地局がガソリンスタンドに進入した車両と通信する場合の受信信号レベルの変化を示す図である。 同実施形態において、基地局がガソリンスタンドに進入した車両と通信する場合の通信手順を示す図である。
符号の説明
1a、1b〜12a、12b…アンテナ、21a〜21c…車線、22a、22b…給油ベース、23〜26…給油機、27a、27b〜30a、30b…通信エリア、35a…位置センサ、35a、35a〜40a、40b…位置センサ、51a〜51c…高周波スイッチ、52a〜52c…DCRC無線機、53…無線機制御装置、CA1〜CA3…車両。

Claims (2)

  1. 複数の給油機を備えたガソリンスタンドに車載器を搭載した車両が進入し、ガソリンスタンドの基地局と無線通信を行なって情報の伝達を行なう狭域無線通信システムにおいて、
    前記各給油機の給油エリアにそれぞれ通信エリアを形成するアンテナと、前記複数の給油機に対する各アンテナを所定時間毎に順次切替えて前記基地局に接続する切替手段と、前記各給油機の給油エリアにそれぞれ設けられ、該給油エリアに進入する車両を検出する位置センサとを具備し、
    前記基地局は、各アンテナの通信エリアに進入した車両の車載器と通信を行ない、その通信中に同一アンテナによって他の車両の車載器からの信号を受信すると、両受信信号のレベルを比較して受信信号レベルの高い方の車両と通信を継続し、車載器から送られてくる車両番号により車両を特定すると共に、前記通信中のアンテナによって対応する給油機を特定することを特徴とする狭域無線通信システム。
  2. 前記無線機制御装置は、各車両の車載器との通信において、複数のアンテナから同じ車両番号の信号を受信した場合、各アンテナの受信信号強度を比較し、一番強い受信信号強度のアンテナの通信を維持し、他のアンテナによる通信を切断することを特徴とする請求項1に記載の狭域無線通信システム。
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