JP2572979B2 - 眼内レンズの挿入状態測定装置 - Google Patents

眼内レンズの挿入状態測定装置

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JP2572979B2 JP62031899A JP3189987A JP2572979B2 JP 2572979 B2 JP2572979 B2 JP 2572979B2 JP 62031899 A JP62031899 A JP 62031899A JP 3189987 A JP3189987 A JP 3189987A JP 2572979 B2 JP2572979 B2 JP 2572979B2
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 イ−1.産業上の利用分野 この発明は眼内レンズの傾き、位置ずれ等を測定する
装置に関する。
イ−2.従来技術 近年白内障の手術後取り出した水晶体の代りに眼内レ
ンズを移植するケースが非常に増えてきた。
イ−3.本発明が解決しようとする問題点 眼内レンズはその形状、大きさ、支持ループの形状、
長さ、弾力性等の影響により、移植後位置ずれを起こし
たり傾いたりする問題がある。そこでこの発明は移植後
の眼内レンズの状況を定量的に測定するための装置を提
案することを目的とするものである。
ロ.発明の構成 ロ−1.問題点を解決するための手段 本発明は前記の問題点を解決するために、被検眼の前
眼部にスリットを投影するスリット投影光学系と、結像
光学系の主平面及び撮像素子の撮像面の延長がスリット
投影像の光断面の延長面上で交わるシャインプルークの
原理に基づく光学系を持つ前眼部撮像光学系と、少なく
とも二方向から前眼部を撮像するためにスリット投影光
学系の光軸を中心として前記前眼部撮像光学系及び前記
スリット投影光学系を回転させる回動手段と、被検眼の
角膜形状及び虹彩位置から特定される視軸であって前記
撮像された前眼部画像上の基準線を設ける基準線特定手
段と、前記撮像素子によって撮像された少なくとも二方
向の前眼部画像をそれぞれ処理して被検眼に挿入された
眼内レンズの前面及び後面の曲率中心を求め該眼内レン
ズの光軸を得て前記基準線に対する該眼内レンズの光軸
の相対位置から眼内レンズの傾き及び位置ずれを得る演
算手段と、を備えることを特徴としている。
ロ−2.実施例 以下図面により、この発明の詳細な説明をする。第1
図はシャインプルークの原理を利用した前眼部断面撮像
装置の光学系の概略を示し、(1)はスリット像を前眼
部に投影するための照明光源、(2)は赤外透過フィル
タ、(3)および(4)は集光レンズ、(5)は撮影用
フラッシュ光源、(6)は通常のスリットランプと同様
にスリット幅の大きさが変換可能なスリット、(7)は
スリット光が後述するアライメント用CCDカメラに入射
しないようにするための偏光フィルタ、(8)はスリッ
ト投影レンズ、(9)はスリット投影像の焦点深度を深
くするための矩形開口絞り、(10)は偏光ビームスプリ
ッターであり、(1)から(10)まででスリット投影系
を形成している。
(11)は被検眼、(12)はその前眼部、(13)は投影
レンズ、(14)はCCDカメラであり、(13)および(1
4)で撮影系を形成している。装置はいわゆるシャイン
プルークの原理に基づいて前記スリット(6)の投影像
の光断面、撮影レンズ(13)の主平面およびCCDカメラ
(14)の結像面の延長面が1本の交線で交わるような配
置となっている。またこの実施例ではスリット投影光軸
と投影光軸とは45゜の傾きをもって配置されている。
(15)はLED等の可視光源から成るアライメント用光
源、(16)はピンホールから成る固視およびアライメン
ト用指標、(17)は指標投影用レンズ、(18)はハーフ
ミラーであり、(15)〜(18)でアライメント固視投光
系を形成している。(19)は結像レンズ、(20)はハー
フミラー、(21)はアライメント用CCDカメラであり(1
9)〜(21)でアライメント観察系を形成している。(2
2)は赤外光からなるレティクル投影用光源、(23)は
リング状のアライメント用レティクル、(24)はレティ
クル投影レンズであり、(20)、(22)〜(24)でアラ
イメント用レティクル投影系を形成している。
またこの装置は前眼部断面を2ヶ所以上で撮影できる
ようになっており、前記(1)〜(10)および(13)〜
(18)を被検眼(11)が固視およびアイメント用指標
(16)を固視した時に一致するスリット投影光学系の光
軸を中心に回転させる構造になっている。
第2図はCCDカメラ(21)のモニターであり、(16a)
は固視およびアライメント用指標の角膜前面での反射
像、(23a)はアライメント用レティクルの像を示す。
上記のような構成となっており、撮影に際して先ず、
固視およびアライメント用指標(16)の像を被検眼(1
1)に投影し、その像を被検眼に固視させる。一方指標
(16)の角膜前面での反射像は結像レンズ(19)により
アライメント用CCDカメラ(21)上に結像する。撮影者
はCCDカメラ(21)のモニターを見ながら、指標(16)
の点像(16a)をアライメント用レティクル像(23a)の
小円内に入れるために装置を左右、上下に移動させてア
ライメントを行なう。また光軸方向のアライメントは装
置を前後に移動させ、点像(16a)クリヤーな像となる
ようにすることによって行なわれる。
撮影系のピント合わせは撮影用CCDカメラ(14)のモ
ニター(図示せず)を見ながら撮影レンズ(13)あるい
はCCDカメラ(14)をスリット投影像の光断面、撮影レ
ンズ(13)の主平面及びCCDカメラ(14)の結像面の延
長面が1本の交線で交わる関係を保ちながら光軸上を移
動させる。通常の場合には、撮影レンズ(13)のF値が
大きいため焦点深度が深く、アライメントが完了した時
点で殆どピント合わせの必要がない。
第3図は本装置で撮影した前眼部断面像を各点での倍
率を考慮して補正処理した後の水平方向の断面図であ
り、角膜と眼内レンズの位置関係を示している。(25)
は角膜表面、(26)は虹彩、(27)は眼内レンズを示
す。
シャインプルークの原理に基づいて撮影された像に
は、像の歪みがありこの像の歪みはスリット投影光軸と
撮影光軸のなす角度、像平面の撮影光軸のなす角度、撮
影レンズの倍率の関数として表すことができる(参照
臨床眼科22巻:PP1327−1331,1968年「スリットランプ装
置による水晶曲率などの測定の一方法(III)木村建,
中島章、中川治平)。
次に撮影像を解析し、眼内レンズの挿入状態を求める
方法について説明する。本実施例では挿入状態の解析の
ための基準軸を設定し基準軸に対する眼内レンズの光軸
の傾き及びずれを求める。基準軸といては本来位置すべ
き位置に存在するときの眼内レンズの光軸と一致するこ
とが望ましいことはいうまでもない。眼内レンズはその
光軸が虹彩の中心に挿入され、一般の人の視軸は虹彩の
ほぼ中心を通る(本明細書の視軸とはこのような意味で
使用する。)。視軸は固視指標を固視するので、理想的
にアライメントされ眼内レンズの挿入状態に異常がない
ときは、アライメント固視投光系の光軸(スリット投影
光学系の光軸)をそのまま基準軸にすることができる
が、アライメントずれや眼内レンズの移動があるとき
は、視軸を撮影像から求める。
角膜頂点付近に適当な点を設定し、その点をAとす
る。また仮の角膜曲率中心Cを適当な位置に設定し、A
とCを結んだ直線の長さをxiとする。角膜上の狭い範囲
では球面であると想定すると点Cが点A付近の曲率中心
であるとき、点Aの近傍の他の点A1,A2と点Cを結んだ
直線の長さはACと等しくなるはずである。よってそのよ
うな点Cをさがせば、曲率中心の位置を求めることがで
きる。角膜上での点の数を多くとる程精度は上ることに
なる。実際には角膜頂点付近の点Ai(i=1,2....n)と
点Cとの距離をxi、各点での点Cの距離の平均をとお
くと、 が最小となるように点Cの位置を探してやればよい。点
Cが真の曲率中心に近づくと、上式の値は小さくなり、
離れるとその値は大きくなるので、Cの位置を値が小さ
くなる方向に移動させれば容易に真の曲率中心に到達す
ることができる。上記により求めた角膜曲率中心Cと虹
彩の中点Pを通る直線を視軸とする。また眼内レンズの
場合には角膜におけると同様の方法を使って、眼内レン
ズ前面および後面の曲率中心位置L1,L2を求め、L1,L2
通る直線を眼内レンズの光軸とする。このとき、視軸と
眼内レンズの光軸とのなす角をθxとすると、これが眼
内レンズの偏き偏心のx成分となる。また眼内レンズの
後面頂点の視軸からの距離をxとするとれは眼内レンズ
のずれ偏心のx成分となる。
垂直方向(y方向)についても同様のことを行なえ
ば、眼内レンズの偏き偏心のy成分:θyおよびずれ偏
心のy成分:yをうる。
第4図は眼内レンズの光軸と視軸の立体的な位置関係
を示す図である。
Z軸に視軸をとり、OLを眼内レンズの光軸とする。眼
内レンズの傾きをθ、眼内レンズ光軸の方位角をとす
ると、θ、とθx,θyとの間には次の関係が成立す
る。
=tan-1(tan θy/tan θx) これによって眼内レンズの光軸の傾きと、方位角を決
定することができる。
以上の装置において、各像位置は周知の画像処理技術
を使うことによって行うことができ、その演算はマイク
ロコンピュータによって実行されることは自明である。
ハ.発明の効果 以上の説明から明らかなように、被検眼の前眼部を斜
め方向から撮影してその前眼部断面像から眼内レンズの
傾きおよび位置ずれを容易に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシャインプルークの原理に基づく前眼部断面の
撮影装置の概略図、第2図はアライメントモニターの正
面図、第3図は前眼部断面像、第4図は眼内レンズの光
軸と視軸の立体的な位置関係を示す図面である。 (6)……スリット (12)……被検眼の前眼部 (13)……撮影レンズ (14)……撮影用CCDカメラ (16)……固視およびアライメント用指標 (21)……アライメント用CCDカメラ (23)……アライメント用レティクル (27)……眼内レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検眼の前眼部にスリットを投影するスリ
    ット投影光学系と、 結像光学系の主平面及び撮像素子の撮像面の延長がスリ
    ット投影像の光断面の延長面上で交わるシャインプルー
    クの原理に基づく光学系を持つ前眼部撮影光学系と、 少なくとも二方向から前眼部を撮像するためにスリット
    投影光学系の光軸を中心として前記前眼部撮影光学系及
    び前記スリット投影光学系を回転させる回動手段と、 被検眼の角膜形状及び虹彩位置から特定される視軸であ
    って前記撮像された前眼部画像上の基準線を設ける基準
    線特性手段と、 前記撮像素子によって撮像された少なくとも二方向の前
    眼部画像をそれぞれ処理して被検眼に挿入された眼内レ
    ンズの前面及び後面の曲率中心を求め該眼内レンズの光
    軸を得て前記基準線に対する該眼内レンズの光軸の相対
    位置から眼内レンズの傾き及び位置ずれを得る演算手段
    と、 を備えることを特徴とする眼内レンズの挿入状態測定装
    置。
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