JP2572977Y2 - 緩衝フェンス - Google Patents
緩衝フェンスInfo
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- JP2572977Y2 JP2572977Y2 JP1992074759U JP7475992U JP2572977Y2 JP 2572977 Y2 JP2572977 Y2 JP 2572977Y2 JP 1992074759 U JP1992074759 U JP 1992074759U JP 7475992 U JP7475992 U JP 7475992U JP 2572977 Y2 JP2572977 Y2 JP 2572977Y2
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- JP
- Japan
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- slide member
- transparent plate
- coil spring
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、競輪場、自転車競技場
等の広場の外周路柵として使用される緩衝フェンスに関
し、特に、ポリカーボネート等の透明樹脂製板を用いた
フェンスの緩衝構造に関する。
等の広場の外周路柵として使用される緩衝フェンスに関
し、特に、ポリカーボネート等の透明樹脂製板を用いた
フェンスの緩衝構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば競輪場の外周部には選手と観客の
安全性を確保するため、フェンス(外周路柵)を設置す
るようにしているのが通例である。かかるフェンスとし
ては、古くからある金網ネットフェンス等種々のタイプ
のものが従来より知られている。
安全性を確保するため、フェンス(外周路柵)を設置す
るようにしているのが通例である。かかるフェンスとし
ては、古くからある金網ネットフェンス等種々のタイプ
のものが従来より知られている。
【0003】前記金網ネットフェンスは金網ネットが支
柱に直接張設されているため、選手がフェンスに衝突し
た際、支柱からの衝撃を吸収できないため、近年では、
選手がフェンスに衝突した際の衝撃を吸収するタイプの
「緩衝フェンス」と称されるフェンスの設置義務の指導
が通産省から出されている。緩衝フェンスとしては、現
在最も普及している金網ネット型緩衝フェンスが知られ
ている。
柱に直接張設されているため、選手がフェンスに衝突し
た際、支柱からの衝撃を吸収できないため、近年では、
選手がフェンスに衝突した際の衝撃を吸収するタイプの
「緩衝フェンス」と称されるフェンスの設置義務の指導
が通産省から出されている。緩衝フェンスとしては、現
在最も普及している金網ネット型緩衝フェンスが知られ
ている。
【0004】この緩衝フェンスは、図21に示すよう
に、外周路に沿って設置されたコンクリート基礎3に、
上端側を競輪場側に円弧状に湾曲した多数の支柱2を所
定間隔毎に立設し、前記支柱2の間に格子1を付設し、
前記支柱2の競輪場側に該支柱2と所定の距離を隔てて
ネットフェンス4を配設し、このネットフェンス4の下
縁部と上縁部を、前記支柱2に固定した横桟5と前記コ
ンクリート基礎3に夫々固定した係合部6,7に係合支
持して、該ネットフェンス4を競輪場側に張設したもの
である。
に、外周路に沿って設置されたコンクリート基礎3に、
上端側を競輪場側に円弧状に湾曲した多数の支柱2を所
定間隔毎に立設し、前記支柱2の間に格子1を付設し、
前記支柱2の競輪場側に該支柱2と所定の距離を隔てて
ネットフェンス4を配設し、このネットフェンス4の下
縁部と上縁部を、前記支柱2に固定した横桟5と前記コ
ンクリート基礎3に夫々固定した係合部6,7に係合支
持して、該ネットフェンス4を競輪場側に張設したもの
である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかる金網ネ
ット型緩衝フェンスは、緩衝性に優れているものの、競
輪場と観客との間にネットフェンス4があるため、観客
の視界が悪く、競輪場側が見にくく、美観にも劣るとい
う問題点がある。このため、近年、視界の良好な透明樹
脂製型緩衝フェンスが実用化されている。
ット型緩衝フェンスは、緩衝性に優れているものの、競
輪場と観客との間にネットフェンス4があるため、観客
の視界が悪く、競輪場側が見にくく、美観にも劣るとい
う問題点がある。このため、近年、視界の良好な透明樹
脂製型緩衝フェンスが実用化されている。
【0006】この緩衝フェンスは、図22に示すように
構成される。即ち、多数の支柱8が外周路に沿って所定
間隔毎に配列されコンクリート基礎9に立設される。各
支柱8の内側部分には、各支柱8と所定の距離を隔てて
ポリカーボネートからなる透明板10が配設される。各
支柱8に対応する透明板10後面の高さ方向の複数位置
には、夫々略コ字形状の支持部材11が、その開放端側
を支柱8に向けてねじ12等の固定取付具により固定取
付されている。各支持部材11は、夫々各支柱8の高さ
方向の複数位置の両側面に挿入される。各支持部材11
の両側壁には、夫々前後方向に延びる長孔11aが開設
されており、一対のボルト13が夫々各支持部材11の
一方の側壁の長孔11aから支柱8を貫通して他方の長
孔11aへと挿通されている。各ボルト13の各支持部
材11の側壁からの突出端部には、夫々ナット14が嵌
合される。従って、各支持部材11は、長孔11aがボ
ルト13に沿ってスライドすることにより、支柱8に対
して所定範囲スライド可能となる。各支持部材11の端
壁内面と支柱8前壁面との空間部には、両面に接合され
た圧縮コイルスプリング15が介装される。従って、各
支持部材11は、常時は圧縮コイルスプリング15の弾
性力によって長孔11aの後端部が一方のボルト13に
係止される位置まで前方に押圧され、透明板10が支柱
8と所定距離隔てた前方位置に保持される。
構成される。即ち、多数の支柱8が外周路に沿って所定
間隔毎に配列されコンクリート基礎9に立設される。各
支柱8の内側部分には、各支柱8と所定の距離を隔てて
ポリカーボネートからなる透明板10が配設される。各
支柱8に対応する透明板10後面の高さ方向の複数位置
には、夫々略コ字形状の支持部材11が、その開放端側
を支柱8に向けてねじ12等の固定取付具により固定取
付されている。各支持部材11は、夫々各支柱8の高さ
方向の複数位置の両側面に挿入される。各支持部材11
の両側壁には、夫々前後方向に延びる長孔11aが開設
されており、一対のボルト13が夫々各支持部材11の
一方の側壁の長孔11aから支柱8を貫通して他方の長
孔11aへと挿通されている。各ボルト13の各支持部
材11の側壁からの突出端部には、夫々ナット14が嵌
合される。従って、各支持部材11は、長孔11aがボ
ルト13に沿ってスライドすることにより、支柱8に対
して所定範囲スライド可能となる。各支持部材11の端
壁内面と支柱8前壁面との空間部には、両面に接合され
た圧縮コイルスプリング15が介装される。従って、各
支持部材11は、常時は圧縮コイルスプリング15の弾
性力によって長孔11aの後端部が一方のボルト13に
係止される位置まで前方に押圧され、透明板10が支柱
8と所定距離隔てた前方位置に保持される。
【0007】そして、透明板10に選手の衝突によって
衝撃が加えられると、透明板10に固定取付された支持
部材11が前記圧縮コイルスプリング15の弾性力に抗
して押圧され、この圧縮コイルスプリング15によって
前記衝突時の衝撃が吸収される。かかる従来の緩衝フェ
ンスは、ポリカーボネートからなる透明板10を使用し
ているため、強度的にも満足でき、上述の金網フェンス
と比較して、観客の視界が良く、競輪場側が見やすく、
美観にも優れている利点を有するものの、次のような問
題点がある。
衝撃が加えられると、透明板10に固定取付された支持
部材11が前記圧縮コイルスプリング15の弾性力に抗
して押圧され、この圧縮コイルスプリング15によって
前記衝突時の衝撃が吸収される。かかる従来の緩衝フェ
ンスは、ポリカーボネートからなる透明板10を使用し
ているため、強度的にも満足でき、上述の金網フェンス
と比較して、観客の視界が良く、競輪場側が見やすく、
美観にも優れている利点を有するものの、次のような問
題点がある。
【0008】即ち、従来の緩衝フェンスにあっては、透
明板10の支持剛性の関係から上述の支持部材11の長
さを長くとることができず、透明板10と支柱8との間
隔は100mm程度と小さいため、選手が支柱8付近の
フェンスに衝突した場合、透明板10が支柱8に突き当
たり、本来の緩衝効果が奏し得ないと共に、衝突した際
に圧縮コイルスプリング15が収縮した後、その反動現
象が引き起こされ、選手が跳ね返されるという事態が発
生する問題点がある。
明板10の支持剛性の関係から上述の支持部材11の長
さを長くとることができず、透明板10と支柱8との間
隔は100mm程度と小さいため、選手が支柱8付近の
フェンスに衝突した場合、透明板10が支柱8に突き当
たり、本来の緩衝効果が奏し得ないと共に、衝突した際
に圧縮コイルスプリング15が収縮した後、その反動現
象が引き起こされ、選手が跳ね返されるという事態が発
生する問題点がある。
【0009】又、支持部材11を各支柱8に対して多数
使用する必要があり、部品数の増大、組み立て工数の増
大、コストの増大を来すという問題点もある。そこで、
本考案は以上のような従来の問題に鑑み、緩衝効果を損
なうことなく、観客等の視界が良く、広場側が見やす
く、美観にも優れている利点を奏することのできる緩衝
フェンスを提供することを目的とする。
使用する必要があり、部品数の増大、組み立て工数の増
大、コストの増大を来すという問題点もある。そこで、
本考案は以上のような従来の問題に鑑み、緩衝効果を損
なうことなく、観客等の視界が良く、広場側が見やす
く、美観にも優れている利点を奏することのできる緩衝
フェンスを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の緩衝
フェンス(請求項1)は、広場の外周路に沿って所定間
隔毎に配列され基礎に立設される多数の支柱と、各支柱
の上部側から広場側に向けて略水平に突出して設けられ
た管状の上部支持部材と、各支柱の下部側から広場側に
向けて略水平に突出して設けられた管状の下部支持部材
と、広場の外周路の各支柱の外側部分に沿いかつ前記上
部支持部材と下部支持部材との間に延びて、各支柱と所
定の距離を隔てて略垂直に配設される樹脂製の透明板
と、該透明板の前記上部支持部材と対応する部位に設け
られ、先端部が該上部支持部材内側に略水平方向にスラ
イド自由となるように突入される上部スライド部材と、
前記透明板の前記下部支持部材と対応する部位に設けら
れ、先端部が該下部支持部材内側に略水平方向にスライ
ド自由となるように突入される下部スライド部材と、前
記上部支持部材内側の該部材先端閉塞部と上部スライド
部材先端部との間に配設されて該上部支持部材先端閉塞
部と上部スライド部材先端部面とに両端部が接合される
上部引張コイルスプリングと、前記下部支持部材内側の
該部材先端閉塞部と下部スライド部材先端部との間に配
設されて該下部支持部材先端閉塞部と下部スライド部材
先端部面とに両端部が接合される下部引張コイルスプリ
ングと、を含んで構成した。
フェンス(請求項1)は、広場の外周路に沿って所定間
隔毎に配列され基礎に立設される多数の支柱と、各支柱
の上部側から広場側に向けて略水平に突出して設けられ
た管状の上部支持部材と、各支柱の下部側から広場側に
向けて略水平に突出して設けられた管状の下部支持部材
と、広場の外周路の各支柱の外側部分に沿いかつ前記上
部支持部材と下部支持部材との間に延びて、各支柱と所
定の距離を隔てて略垂直に配設される樹脂製の透明板
と、該透明板の前記上部支持部材と対応する部位に設け
られ、先端部が該上部支持部材内側に略水平方向にスラ
イド自由となるように突入される上部スライド部材と、
前記透明板の前記下部支持部材と対応する部位に設けら
れ、先端部が該下部支持部材内側に略水平方向にスライ
ド自由となるように突入される下部スライド部材と、前
記上部支持部材内側の該部材先端閉塞部と上部スライド
部材先端部との間に配設されて該上部支持部材先端閉塞
部と上部スライド部材先端部面とに両端部が接合される
上部引張コイルスプリングと、前記下部支持部材内側の
該部材先端閉塞部と下部スライド部材先端部との間に配
設されて該下部支持部材先端閉塞部と下部スライド部材
先端部面とに両端部が接合される下部引張コイルスプリ
ングと、を含んで構成した。
【0011】又、本考案の緩衝フェンス(請求項2)
は、上記の構成の支柱、上部支持部材、下部支持部材及
び透明板を備え、透明板の前記上部支持部材と対応する
部位に設けられ、先端部が該上部支持部材内側に略水平
方向にスライド自由となるように突入される上部スライ
ド部材と、前記透明板の前記下部支持部材と対応する部
位に設けられ、先端部が該下部支持部材内側に略水平方
向にスライド自由となるように突入される下部スライド
部材と、前記上部支持部材内側の該部材先端閉塞部と上
部スライド部材先端部との間に配設されて該上部支持部
材先端閉塞部と上部スライド部材先端部面とに両端部が
接合される引張コイルスプリングと、前記下部支持部材
内側の該部材基端閉塞部と下部スライド部材先端部との
間に配設される圧縮コイルスプリングと、を含んで構成
した。
は、上記の構成の支柱、上部支持部材、下部支持部材及
び透明板を備え、透明板の前記上部支持部材と対応する
部位に設けられ、先端部が該上部支持部材内側に略水平
方向にスライド自由となるように突入される上部スライ
ド部材と、前記透明板の前記下部支持部材と対応する部
位に設けられ、先端部が該下部支持部材内側に略水平方
向にスライド自由となるように突入される下部スライド
部材と、前記上部支持部材内側の該部材先端閉塞部と上
部スライド部材先端部との間に配設されて該上部支持部
材先端閉塞部と上部スライド部材先端部面とに両端部が
接合される引張コイルスプリングと、前記下部支持部材
内側の該部材基端閉塞部と下部スライド部材先端部との
間に配設される圧縮コイルスプリングと、を含んで構成
した。
【0012】
【作用】請求項1の緩衝フェンスにおいて、樹脂製透明
板に選手等の衝突によって衝撃が加えられると、該透明
板に固定取付された上部スライド部材と下部スライド部
材が各引張コイルスプリングを伸張しながら各支持部材
内をスライドし、この各引張コイルスプリングによって
前記衝突時の衝撃が吸収される。
板に選手等の衝突によって衝撃が加えられると、該透明
板に固定取付された上部スライド部材と下部スライド部
材が各引張コイルスプリングを伸張しながら各支持部材
内をスライドし、この各引張コイルスプリングによって
前記衝突時の衝撃が吸収される。
【0013】かかる緩衝フェンスは、従来の金網フェン
スと比較して、観客の視界が良く、競輪場側が見やす
く、美観にも優れていると共に、緩衝性が格段に優れて
いる引張コイルスプリングの使用により、緩衝効果がか
なり期待でき、支柱の上端側の上部支持部材と下部支持
部材に引張コイルスプリングを組み込む構成によって、
透明板と支柱との間隔を大きくすることができ、選手等
が支柱付近のフェンスに衝突した場合でも、透明板が支
柱に突き当たることがなく、本来の緩衝効果を常に奏し
得ると共に、衝突した際に引張コイルスプリングが伸張
した後、その反動現象が引き起こされ難く、選手等が跳
ね返されることがなく、安全である。
スと比較して、観客の視界が良く、競輪場側が見やす
く、美観にも優れていると共に、緩衝性が格段に優れて
いる引張コイルスプリングの使用により、緩衝効果がか
なり期待でき、支柱の上端側の上部支持部材と下部支持
部材に引張コイルスプリングを組み込む構成によって、
透明板と支柱との間隔を大きくすることができ、選手等
が支柱付近のフェンスに衝突した場合でも、透明板が支
柱に突き当たることがなく、本来の緩衝効果を常に奏し
得ると共に、衝突した際に引張コイルスプリングが伸張
した後、その反動現象が引き起こされ難く、選手等が跳
ね返されることがなく、安全である。
【0014】請求項2の緩衝フェンスにおいて、樹脂製
透明板に選手の衝突によって衝撃が加えられると、透明
板に固定取付された上部スライド部材と下部スライド部
材が引張コイルスプリング、圧縮コイルスプリングを伸
張、収縮しながら各支持部材内をスライドし、この引張
コイルスプリング、圧縮コイルスプリングによって前記
衝突時の衝撃が吸収される。
透明板に選手の衝突によって衝撃が加えられると、透明
板に固定取付された上部スライド部材と下部スライド部
材が引張コイルスプリング、圧縮コイルスプリングを伸
張、収縮しながら各支持部材内をスライドし、この引張
コイルスプリング、圧縮コイルスプリングによって前記
衝突時の衝撃が吸収される。
【0015】かかる緩衝フェンスは、フェンス下部側に
は圧縮コイルスプリングを使用することにより、該圧縮
コイルスプリングの組込部の構造を簡略化できる。
は圧縮コイルスプリングを使用することにより、該圧縮
コイルスプリングの組込部の構造を簡略化できる。
【0016】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本考案を詳
述する。請求項1記載に基づく本考案の緩衝フェンスの
一実施例を示す図1〜図11において、広場、例えば競
輪場の外周路に沿って配列され、コンクリート基礎16
に支持される多数の防護柵17が立設されている。各防
護柵17は、略コ字形枠状の防護手摺り17aと、該防
護手摺り17aの両側部同士を連結する横方向の防護手
摺り17bと、防護手摺り17aの上部と横方向の防護
手摺り17bとを連結する複数の縦方向の防護手摺り1
7cと、から構成される。
述する。請求項1記載に基づく本考案の緩衝フェンスの
一実施例を示す図1〜図11において、広場、例えば競
輪場の外周路に沿って配列され、コンクリート基礎16
に支持される多数の防護柵17が立設されている。各防
護柵17は、略コ字形枠状の防護手摺り17aと、該防
護手摺り17aの両側部同士を連結する横方向の防護手
摺り17bと、防護手摺り17aの上部と横方向の防護
手摺り17bとを連結する複数の縦方向の防護手摺り1
7cと、から構成される。
【0017】各防護柵17の防護手摺り17a両側部の
下端は折曲されおり、その終端部にはコンクリートアン
カー17Aが固着されており、該終端部はコンクリート
アンカー17Aと共にコンクリート基礎16に埋設され
る。上記防護柵17よりも競輪場側であって、隣接する
防護柵17間位置に対応する部位には、競輪場の外周路
に沿って所定間隔毎に配列されコンクリート基礎16に
支持される多数の支柱18が立設されている。この支柱
18は、上端側を競輪場側に曲げた略L字形状の鋼管か
ら構成される。この場合、鋼管は、図5に示すように、
長い縦方向の鋼管18aと短い横方向の鋼管18bとを
エルボ管18cを介して連接することにより形成され
る。かかる鋼管の先端部分即ち、鋼管18b部分は、支
柱18の上部側から競輪場側に向けて略水平に突出して
設けられた管状の上部支持部材に相当するもので、周壁
下部には、後述する上部スライド部材のスライド溝18
Aが軸方向に所定長さ延びて形成されている。
下端は折曲されおり、その終端部にはコンクリートアン
カー17Aが固着されており、該終端部はコンクリート
アンカー17Aと共にコンクリート基礎16に埋設され
る。上記防護柵17よりも競輪場側であって、隣接する
防護柵17間位置に対応する部位には、競輪場の外周路
に沿って所定間隔毎に配列されコンクリート基礎16に
支持される多数の支柱18が立設されている。この支柱
18は、上端側を競輪場側に曲げた略L字形状の鋼管か
ら構成される。この場合、鋼管は、図5に示すように、
長い縦方向の鋼管18aと短い横方向の鋼管18bとを
エルボ管18cを介して連接することにより形成され
る。かかる鋼管の先端部分即ち、鋼管18b部分は、支
柱18の上部側から競輪場側に向けて略水平に突出して
設けられた管状の上部支持部材に相当するもので、周壁
下部には、後述する上部スライド部材のスライド溝18
Aが軸方向に所定長さ延びて形成されている。
【0018】かかる各支柱18の下端部は夫々前記コン
クリート基礎16に埋設される。各支柱18の下部側に
は、該下部側から競輪場側に向けて略水平に突出する管
状の下部支持部材としての鋼管19が固定取付されてい
る。図6に示すように、この鋼管19の基端部には角筒
状の固定ボックス20が固定取付されており、該固定ボ
ックス20は支柱18の鋼管18a外周に嵌め込まれ
る。
クリート基礎16に埋設される。各支柱18の下部側に
は、該下部側から競輪場側に向けて略水平に突出する管
状の下部支持部材としての鋼管19が固定取付されてい
る。図6に示すように、この鋼管19の基端部には角筒
状の固定ボックス20が固定取付されており、該固定ボ
ックス20は支柱18の鋼管18a外周に嵌め込まれ
る。
【0019】鋼管19の周壁上部には、後述する下部ス
ライド部材のスライド溝19Aが軸方向に所定長さ延び
て形成されている。かかる鋼管19は、コンクリート基
礎16と支柱18の境部における該コンクリート基礎1
6周上面に陥凹形成された陥凹溝21の内側に埋設され
るが、その詳細は後述する。一方、競輪場の外周路の各
支柱18の外側部分に沿いかつ前記上部支持部材と下部
支持部材、即ち、支柱の鋼管18bと鋼管19との間に
延びて、各支柱18と所定の距離を隔てて略垂直に配設
される樹脂製の透明板、例えば、ポリカーボネート透明
板22が設けられている。ポリカーボネート透明板22
は、隣接する支柱18間毎に独立して設けられており、
多数用意される。各ポリカーボネート透明板22の上縁
部内面と下縁部内面には夫々横方向に細長いポリカーボ
ネート補強板23がボルトとナットとからなる締結具2
5により締結されている。又、隣接するポリカーボネー
ト透明板22同士は縦方向に細長いポリカーボネート接
続板24により結合される。即ち、隣接するポリカーボ
ネート透明板22夫々の相手側との結合側縁部の内面に
ポリカーボネート接続板24を配し、このポリカーボネ
ート接続板24をボルトとナットとからなる締結具26
で隣接するポリカーボネート透明板22夫々に締結す
る。尚、隣接するポリカーボネート透明板22夫々の結
合側縁部間の隙間には、ケミカルシーリング材27が充
填される。
ライド部材のスライド溝19Aが軸方向に所定長さ延び
て形成されている。かかる鋼管19は、コンクリート基
礎16と支柱18の境部における該コンクリート基礎1
6周上面に陥凹形成された陥凹溝21の内側に埋設され
るが、その詳細は後述する。一方、競輪場の外周路の各
支柱18の外側部分に沿いかつ前記上部支持部材と下部
支持部材、即ち、支柱の鋼管18bと鋼管19との間に
延びて、各支柱18と所定の距離を隔てて略垂直に配設
される樹脂製の透明板、例えば、ポリカーボネート透明
板22が設けられている。ポリカーボネート透明板22
は、隣接する支柱18間毎に独立して設けられており、
多数用意される。各ポリカーボネート透明板22の上縁
部内面と下縁部内面には夫々横方向に細長いポリカーボ
ネート補強板23がボルトとナットとからなる締結具2
5により締結されている。又、隣接するポリカーボネー
ト透明板22同士は縦方向に細長いポリカーボネート接
続板24により結合される。即ち、隣接するポリカーボ
ネート透明板22夫々の相手側との結合側縁部の内面に
ポリカーボネート接続板24を配し、このポリカーボネ
ート接続板24をボルトとナットとからなる締結具26
で隣接するポリカーボネート透明板22夫々に締結す
る。尚、隣接するポリカーボネート透明板22夫々の結
合側縁部間の隙間には、ケミカルシーリング材27が充
填される。
【0020】前記ポリカーボネート透明板22の前記上
部支持部材である支柱の鋼管18bと対応する部位に設
けられ、先端部が該鋼管18bの内側に略水平方向にス
ライド自由となるように突入される上部スライド部材2
8が設けられている。この上部スライド部材28は、図
7に示すように、鋼管18b内径よりも小径の円板部2
8aと略方形板部28bとを小幅板部28cとで連接し
た金属製板部材から構成される。前記円板部28aは鋼
管18bの先端開口部から該鋼管18b内に挿入配置さ
れ、小幅板部28cは鋼管18bに形成された前記スラ
イド溝18Aにスライド自由に挿通される。略方形板部
28bは、鋼管18b周壁下部から垂下される。
部支持部材である支柱の鋼管18bと対応する部位に設
けられ、先端部が該鋼管18bの内側に略水平方向にス
ライド自由となるように突入される上部スライド部材2
8が設けられている。この上部スライド部材28は、図
7に示すように、鋼管18b内径よりも小径の円板部2
8aと略方形板部28bとを小幅板部28cとで連接し
た金属製板部材から構成される。前記円板部28aは鋼
管18bの先端開口部から該鋼管18b内に挿入配置さ
れ、小幅板部28cは鋼管18bに形成された前記スラ
イド溝18Aにスライド自由に挿通される。略方形板部
28bは、鋼管18b周壁下部から垂下される。
【0021】かかる上部スライド部材28は、小幅板部
28cを鋼管18bに形成されたスライド溝18Aに沿
ってスライドすることにより、その円板部28aが鋼管
18b内をスライド移動する。この場合、このスライド
移動をスムーズに行うため、円板部28aの後面にガイ
ドパイプ29(図8参照)を固着し、該ガイドパイプ2
9が鋼管18b内面に沿ってスライド移動するようにし
ている。
28cを鋼管18bに形成されたスライド溝18Aに沿
ってスライドすることにより、その円板部28aが鋼管
18b内をスライド移動する。この場合、このスライド
移動をスムーズに行うため、円板部28aの後面にガイ
ドパイプ29(図8参照)を固着し、該ガイドパイプ2
9が鋼管18b内面に沿ってスライド移動するようにし
ている。
【0022】かかる上部スライド部材28の前記略方形
板部28bは、隣接するポリカーボネート透明板22の
接合部の上端部にボルトとナットとからなる締結具30
により締結され、上部スライド部材28と隣接する2つ
のポリカーボネート透明板22とが一体化される。又、
前記下部支持部材である鋼管19と対応する部位に設け
られ、先端部が該鋼管19内側に略水平方向にスライド
自由となるように突入される下部スライド部材31が設
けられている。この下部スライド部材31は、上部スラ
イド部材28と同様の形状であり、円板部31aは鋼管
19の先端開口部から該鋼管19内に挿入配置され、小
幅板部31cは鋼管19に形成されたスライド溝19A
にスライド自由に挿通される。略方形板部31bは、鋼
管19周壁上部から垂直上方に突出する。
板部28bは、隣接するポリカーボネート透明板22の
接合部の上端部にボルトとナットとからなる締結具30
により締結され、上部スライド部材28と隣接する2つ
のポリカーボネート透明板22とが一体化される。又、
前記下部支持部材である鋼管19と対応する部位に設け
られ、先端部が該鋼管19内側に略水平方向にスライド
自由となるように突入される下部スライド部材31が設
けられている。この下部スライド部材31は、上部スラ
イド部材28と同様の形状であり、円板部31aは鋼管
19の先端開口部から該鋼管19内に挿入配置され、小
幅板部31cは鋼管19に形成されたスライド溝19A
にスライド自由に挿通される。略方形板部31bは、鋼
管19周壁上部から垂直上方に突出する。
【0023】かかる下部スライド部材31は、小幅板部
31cを鋼管19に形成されたスライド溝19Aに沿っ
てスライドすることにより、その円板部31aが鋼管1
9内をスライド移動する。この場合、このスライド移動
をスムーズに行うため、上部スライド部材28と同様に
円板部31aの後面にガイドパイプ29を固着し、該ガ
イドパイプ29が鋼管19内面に沿ってスライド移動す
るようにしている。
31cを鋼管19に形成されたスライド溝19Aに沿っ
てスライドすることにより、その円板部31aが鋼管1
9内をスライド移動する。この場合、このスライド移動
をスムーズに行うため、上部スライド部材28と同様に
円板部31aの後面にガイドパイプ29を固着し、該ガ
イドパイプ29が鋼管19内面に沿ってスライド移動す
るようにしている。
【0024】かかる下部スライド部材31の前記略方形
板部31bは、隣接するポリカーボネート透明板22の
接合部の下端部にボルトとナットとからなる締結具32
により締結され、下部スライド部材28と隣接する2つ
のポリカーボネート透明板22とが一体化される。前記
鋼管18b内側の該鋼管18b先端閉塞部としての図9
に示すような円形の固定板33と上部スライド部材28
の円板部28aとの間に配設されて該固定板33と円板
部28aとに両端部が溶接により接合される上部引張コ
イルスプリング34(図10参照)と、前記鋼管19内
側の該鋼管19先端閉塞部としての円形の固定板33と
下部スライド部材31の円板部31aとの間に配設され
て該固定板33と円板部31aとに両端部が溶接により
接合される下部引張コイルスプリング35(図10参
照)と、が設けられている。
板部31bは、隣接するポリカーボネート透明板22の
接合部の下端部にボルトとナットとからなる締結具32
により締結され、下部スライド部材28と隣接する2つ
のポリカーボネート透明板22とが一体化される。前記
鋼管18b内側の該鋼管18b先端閉塞部としての図9
に示すような円形の固定板33と上部スライド部材28
の円板部28aとの間に配設されて該固定板33と円板
部28aとに両端部が溶接により接合される上部引張コ
イルスプリング34(図10参照)と、前記鋼管19内
側の該鋼管19先端閉塞部としての円形の固定板33と
下部スライド部材31の円板部31aとの間に配設され
て該固定板33と円板部31aとに両端部が溶接により
接合される下部引張コイルスプリング35(図10参
照)と、が設けられている。
【0025】上記上部引張コイルスプリング34と下部
引張コイルスプリング35の取り付けは、上部引張コイ
ルスプリング34を例にとると、上部引張コイルスプリ
ング34の両端部に固定板33と上部スライド部材28
の円板部28aを夫々溶接により接合し、上部引張コイ
ルスプリング34と固定板33と上部スライド部材28
とガイドパイプ29との組付体のうち、上部引張コイル
スプリング34、上部スライド部材28及びガイドパイ
プ29を鋼管18b内に挿入し、キャップ36(図11
参照)を鋼管18b開口端部外周面に嵌合して、ボルト
37によって各鋼管18b周壁に固定取付すれば良い。
引張コイルスプリング35の取り付けは、上部引張コイ
ルスプリング34を例にとると、上部引張コイルスプリ
ング34の両端部に固定板33と上部スライド部材28
の円板部28aを夫々溶接により接合し、上部引張コイ
ルスプリング34と固定板33と上部スライド部材28
とガイドパイプ29との組付体のうち、上部引張コイル
スプリング34、上部スライド部材28及びガイドパイ
プ29を鋼管18b内に挿入し、キャップ36(図11
参照)を鋼管18b開口端部外周面に嵌合して、ボルト
37によって各鋼管18b周壁に固定取付すれば良い。
【0026】下部引張コイルスプリング35の取り付け
も同様にして行う。尚、下部引張コイルスプリング35
とキャップ36と下部スライド部材31とガイドパイプ
29との組付体が結合された鋼管19は、スライド溝1
9Aが形成された周壁上部を外方に露出した状態で配設
され、コンクリート基礎16の陥凹溝21にモルタル3
8を流し込むことにより、該陥凹溝21に埋設される。
も同様にして行う。尚、下部引張コイルスプリング35
とキャップ36と下部スライド部材31とガイドパイプ
29との組付体が結合された鋼管19は、スライド溝1
9Aが形成された周壁上部を外方に露出した状態で配設
され、コンクリート基礎16の陥凹溝21にモルタル3
8を流し込むことにより、該陥凹溝21に埋設される。
【0027】図6に示す鋼管19取付部において、39
は鋼管19内から支柱18の鋼管18aとモルタル38
部とを通って該モルタル38部外面から外方に開口する
水抜き管であり、鋼管19のスライド溝19A等から該
鋼管19内部に侵入した水により下部引張コイルスプリ
ング35等が錆びることがないようにしている。かかる
構成の緩衝フェンスにおいて、ポリカーボネート透明板
22に選手の衝突によって衝撃が加えられると、ポリカ
ーボネート透明板22に固定取付された上部スライド部
材28と下部スライド部材31が各引張コイルスプリン
グ34,35を伸張しながら各鋼管18b,19内をス
ライドし、この各引張コイルスプリング34,35によ
って前記衝突時の衝撃が吸収される。
は鋼管19内から支柱18の鋼管18aとモルタル38
部とを通って該モルタル38部外面から外方に開口する
水抜き管であり、鋼管19のスライド溝19A等から該
鋼管19内部に侵入した水により下部引張コイルスプリ
ング35等が錆びることがないようにしている。かかる
構成の緩衝フェンスにおいて、ポリカーボネート透明板
22に選手の衝突によって衝撃が加えられると、ポリカ
ーボネート透明板22に固定取付された上部スライド部
材28と下部スライド部材31が各引張コイルスプリン
グ34,35を伸張しながら各鋼管18b,19内をス
ライドし、この各引張コイルスプリング34,35によ
って前記衝突時の衝撃が吸収される。
【0028】かかる緩衝フェンスは、ポリカーボネート
からなる透明板22を使用しているため、強度的にも満
足でき、従来の金網フェンスと比較して、観客の視界が
良く、競輪場側が見やすく、美観にも優れている利点を
有する他に、次のような利点がある。即ち、本構成の緩
衝フェンスにあっては、緩衝性が格段に優れている引張
コイルスプリング34,35の使用により、緩衝効果が
かなり期待でき、支柱18の上端側の鋼管18bと該支
柱18の下端側の鋼管19に引張コイルスプリング3
4,35を夫々組み込む構成によって、ポリカーボネー
ト透明板22と支柱18との間隔を300mmと大きく
することができ、選手が支柱18付近のフェンスに衝突
した場合でも、ポリカーボネート透明板22が支柱18
に突き当たることがなく、本来の緩衝効果を常に奏し得
ると共に、衝突した際に引張コイルスプリング34,3
5が伸張した後、その反動現象が引き起こされ難く、選
手が跳ね返されることがなく、安全である。
からなる透明板22を使用しているため、強度的にも満
足でき、従来の金網フェンスと比較して、観客の視界が
良く、競輪場側が見やすく、美観にも優れている利点を
有する他に、次のような利点がある。即ち、本構成の緩
衝フェンスにあっては、緩衝性が格段に優れている引張
コイルスプリング34,35の使用により、緩衝効果が
かなり期待でき、支柱18の上端側の鋼管18bと該支
柱18の下端側の鋼管19に引張コイルスプリング3
4,35を夫々組み込む構成によって、ポリカーボネー
ト透明板22と支柱18との間隔を300mmと大きく
することができ、選手が支柱18付近のフェンスに衝突
した場合でも、ポリカーボネート透明板22が支柱18
に突き当たることがなく、本来の緩衝効果を常に奏し得
ると共に、衝突した際に引張コイルスプリング34,3
5が伸張した後、その反動現象が引き起こされ難く、選
手が跳ね返されることがなく、安全である。
【0029】又、ポリカーボネート透明板22の両端側
の接続板24に同種ポリカーボネート透明板を使用する
ことにより、観客の視界がより良い。更に、支持部材を
各支柱に対して多数使用する必要がなく、部品数の低
減、組み立て工数の低減、コストの低減を図ることがで
きる。又、上記実施例によると、次のような利点があ
る。
の接続板24に同種ポリカーボネート透明板を使用する
ことにより、観客の視界がより良い。更に、支持部材を
各支柱に対して多数使用する必要がなく、部品数の低
減、組み立て工数の低減、コストの低減を図ることがで
きる。又、上記実施例によると、次のような利点があ
る。
【0030】即ち、支柱18に鋼管を使用したことによ
り、衝撃力に充分耐え得るフェンス構造とすることがで
きる。又、各支柱18の上部側から競輪場側に向けて略
水平に突出する管状の上部支持部材を、支柱18にエル
ボ管18cを介して連接した鋼管18bにより構成した
から、支柱18に一体化でき、製作性に優れている。
り、衝撃力に充分耐え得るフェンス構造とすることがで
きる。又、各支柱18の上部側から競輪場側に向けて略
水平に突出する管状の上部支持部材を、支柱18にエル
ボ管18cを介して連接した鋼管18bにより構成した
から、支柱18に一体化でき、製作性に優れている。
【0031】次に、請求項2記載に基づく本考案の緩衝
フェンスの一実施例を図12〜図20を参照して説明す
る。尚、この実施例については、先の実施例と相違する
構成のみを説明する。即ち、各支柱18の下端部外周に
は図15に示すような円環状のプレート40が固定取付
される。
フェンスの一実施例を図12〜図20を参照して説明す
る。尚、この実施例については、先の実施例と相違する
構成のみを説明する。即ち、各支柱18の下端部外周に
は図15に示すような円環状のプレート40が固定取付
される。
【0032】コンクリート基礎16には図16に示すよ
うなサヤ管41が、その上端開口部を該コンクリート基
礎16上面に開放した状態で埋設され、このサヤ管41
に各支柱18の下端部が挿入され、前記プレート40が
サヤ管41上端開口部に係止される。各支柱18の下部
側には、該下部側から競輪場側に向けて略水平に突出す
る管状の下部支持部材としての鋼管42(図17参照)
が固定取付されている。即ち、この鋼管42の基端部は
溶接によって支柱18の鋼管18aのコンクリート基礎
16の上面近傍部位の外周面に固定取付される。又、こ
の鋼管42の基端部の上部側に補強板46(図23参
照)が支柱18の鋼管18aに溶接されて取り付けられ
ている。
うなサヤ管41が、その上端開口部を該コンクリート基
礎16上面に開放した状態で埋設され、このサヤ管41
に各支柱18の下端部が挿入され、前記プレート40が
サヤ管41上端開口部に係止される。各支柱18の下部
側には、該下部側から競輪場側に向けて略水平に突出す
る管状の下部支持部材としての鋼管42(図17参照)
が固定取付されている。即ち、この鋼管42の基端部は
溶接によって支柱18の鋼管18aのコンクリート基礎
16の上面近傍部位の外周面に固定取付される。又、こ
の鋼管42の基端部の上部側に補強板46(図23参
照)が支柱18の鋼管18aに溶接されて取り付けられ
ている。
【0033】前記下部支持部材である鋼管42と対応す
る部位に設けられ、先端部が該鋼管42内側に略水平方
向にスライド自由となるように突入される下部スライド
部材43(図18参照)が設けられている。この下部ス
ライド部材43は、上部スライド部材28とは異なり、
先端部が閉塞された鋼管から構成され、該下部スライド
部材43は前記鋼管42の後端開口部から該鋼管42内
にスライド自由に挿入配置される。かかる下部スライド
部材43の後端開口部には、図19に示すような方形状
の固定板44が溶接によって固定取付される。この固定
板44は、隣接するポリカーボネート透明板22の接合
部の下端部にボルトとナットとからなる締結具(図示せ
ず)により締結され、下部スライド部材43と隣接する
2つのポリカーボネート透明板22とが一体化される。
る部位に設けられ、先端部が該鋼管42内側に略水平方
向にスライド自由となるように突入される下部スライド
部材43(図18参照)が設けられている。この下部ス
ライド部材43は、上部スライド部材28とは異なり、
先端部が閉塞された鋼管から構成され、該下部スライド
部材43は前記鋼管42の後端開口部から該鋼管42内
にスライド自由に挿入配置される。かかる下部スライド
部材43の後端開口部には、図19に示すような方形状
の固定板44が溶接によって固定取付される。この固定
板44は、隣接するポリカーボネート透明板22の接合
部の下端部にボルトとナットとからなる締結具(図示せ
ず)により締結され、下部スライド部材43と隣接する
2つのポリカーボネート透明板22とが一体化される。
【0034】そして、前記上部支持部材としての鋼管1
8b内側には、先の実施例と同様の上部引張コイルスプ
リング34が配設される。又、前記下部支持部材として
の鋼管42内側の支柱18の鋼管18a外周面と下部ス
ライド部材43先端部との間には、圧縮コイルスプリン
グ45(図20参照)が配設される。
8b内側には、先の実施例と同様の上部引張コイルスプ
リング34が配設される。又、前記下部支持部材として
の鋼管42内側の支柱18の鋼管18a外周面と下部ス
ライド部材43先端部との間には、圧縮コイルスプリン
グ45(図20参照)が配設される。
【0035】かかる構成の緩衝フェンスにおいて、ポリ
カーボネート透明板22に選手の衝突によって衝撃が加
えられると、ポリカーボネート透明板22に固定取付さ
れた上部スライド部材28と下部スライド部材43が引
張コイルスプリング34、圧縮コイルスプリング45を
伸張、収縮しながら各鋼管内をスライドし、この引張コ
イルスプリング34、圧縮コイルスプリング45によっ
て前記衝突時の衝撃が吸収される。
カーボネート透明板22に選手の衝突によって衝撃が加
えられると、ポリカーボネート透明板22に固定取付さ
れた上部スライド部材28と下部スライド部材43が引
張コイルスプリング34、圧縮コイルスプリング45を
伸張、収縮しながら各鋼管内をスライドし、この引張コ
イルスプリング34、圧縮コイルスプリング45によっ
て前記衝突時の衝撃が吸収される。
【0036】かかる緩衝フェンスにあっても、ポリカー
ボネートからなる透明板22を使用しているため、強度
的にも満足でき、従来の金網フェンスと比較して、観客
の視界が良く、競輪場側が見やすく、美観にも優れてい
る利点を有する他に、次のような利点がある。即ち、本
構成の緩衝フェンスにあっては、緩衝性が格段に優れて
いる引張コイルスプリング34をフェンス上部側に使用
することにより、緩衝効果がかなり期待でき、支柱18
の上端側の鋼管18bと該支柱28の下端側の鋼管42
に夫々引張コイルスプリング34と圧縮コイルスプリン
グ45を組み込む構成によって、先の実施例と同様にポ
リカーボネート透明板22と支柱18との間隔を300
mmと大きくすることができ、本来の緩衝効果を常に奏
し得ると共に、安全性も高く、観客の視界がより良い。
ボネートからなる透明板22を使用しているため、強度
的にも満足でき、従来の金網フェンスと比較して、観客
の視界が良く、競輪場側が見やすく、美観にも優れてい
る利点を有する他に、次のような利点がある。即ち、本
構成の緩衝フェンスにあっては、緩衝性が格段に優れて
いる引張コイルスプリング34をフェンス上部側に使用
することにより、緩衝効果がかなり期待でき、支柱18
の上端側の鋼管18bと該支柱28の下端側の鋼管42
に夫々引張コイルスプリング34と圧縮コイルスプリン
グ45を組み込む構成によって、先の実施例と同様にポ
リカーボネート透明板22と支柱18との間隔を300
mmと大きくすることができ、本来の緩衝効果を常に奏
し得ると共に、安全性も高く、観客の視界がより良い。
【0037】特に、フェンス下部側には圧縮コイルスプ
リング45を使用することにより、該圧縮コイルスプリ
ング45の組込部の構造を簡略化でき、該組込部をコン
クリート基礎16側に埋め込む構成ではないため、施工
性に優れている。又、圧縮コイルスプリング45を、管
径の異なる鋼管42と下部スライド部材43を構成する
鋼管によって形成される空間部に配設した構成であるた
め、圧縮コイルスプリング45が座屈現象を引き起こす
のを防止できる。
リング45を使用することにより、該圧縮コイルスプリ
ング45の組込部の構造を簡略化でき、該組込部をコン
クリート基礎16側に埋め込む構成ではないため、施工
性に優れている。又、圧縮コイルスプリング45を、管
径の異なる鋼管42と下部スライド部材43を構成する
鋼管によって形成される空間部に配設した構成であるた
め、圧縮コイルスプリング45が座屈現象を引き起こす
のを防止できる。
【0038】更に、上記実施例によると、コンクリート
基礎16にサヤ管41を埋設し、このサヤ管41に各支
柱18の下端部を挿入する構成としたから、支柱18を
コンクリート基礎16から容易に引き抜くことができ
る。尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案
を説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、当該技術分野における熟練者等により、本考案に添
付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することな
く、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべ
きである。
基礎16にサヤ管41を埋設し、このサヤ管41に各支
柱18の下端部を挿入する構成としたから、支柱18を
コンクリート基礎16から容易に引き抜くことができ
る。尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案
を説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、当該技術分野における熟練者等により、本考案に添
付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することな
く、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべ
きである。
【0039】
【考案の効果】以上説明したように本考案の緩衝フェン
スは、樹脂製透明板に選手等の衝突によって衝撃が加え
られると、該透明板に固定取付された上部スライド部材
と下部スライド部材が各引張コイルスプリングを伸張し
ながら各支持部材内をスライドし、この各引張コイルス
プリングによって前記衝突時の衝撃が吸収される構成、
或いはポリカーボネート透明板に固定取付された上部ス
ライド部材と下部スライド部材が引張コイルスプリン
グ、圧縮コイルスプリングを伸張、収縮しながら各鋼管
内をスライドし、この引張コイルスプリング、圧縮コイ
ルスプリングによって前記衝突時の衝撃が吸収される構
成としたから、高い緩衝効果を得て安全性を高めつつ、
観客等の視界が良く、広場場側が見やすく、美観にも優
れている利点を奏する緩衝フェンスを提供することがで
きる実用的効果大なるものである。
スは、樹脂製透明板に選手等の衝突によって衝撃が加え
られると、該透明板に固定取付された上部スライド部材
と下部スライド部材が各引張コイルスプリングを伸張し
ながら各支持部材内をスライドし、この各引張コイルス
プリングによって前記衝突時の衝撃が吸収される構成、
或いはポリカーボネート透明板に固定取付された上部ス
ライド部材と下部スライド部材が引張コイルスプリン
グ、圧縮コイルスプリングを伸張、収縮しながら各鋼管
内をスライドし、この引張コイルスプリング、圧縮コイ
ルスプリングによって前記衝突時の衝撃が吸収される構
成としたから、高い緩衝効果を得て安全性を高めつつ、
観客等の視界が良く、広場場側が見やすく、美観にも優
れている利点を奏する緩衝フェンスを提供することがで
きる実用的効果大なるものである。
【図1】 本考案に係る緩衝フェンスの一実施例を示す
側面図
側面図
【図2】 同上実施例の正面図
【図3】 同上実施例の上面図
【図4】 同上実施例の背面図
【図5】 同上実施例の支柱上端部の構造を示す図で、
(A)は側面断面図、(B)は正面断面図
(A)は側面断面図、(B)は正面断面図
【図6】 同上実施例の支柱下端部の構造を示す図で、
(A)は側面断面図、(B)は正面断面図、(C)は上
面断面図
(A)は側面断面図、(B)は正面断面図、(C)は上
面断面図
【図7】 同上実施例における上部スライド部材の正面
図
図
【図8】 同上実施例におけるガイドパイプの断面図
【図9】 同上実施例における固定板の正面図
【図10】 同上実施例における引張コイルスプリングの
平面図
平面図
【図11】 同上実施例におけるキャップの断面図
【図12】 本考案に係る緩衝フェンスの他の実施例を示
す図で、(A) は正面図、(B)は側面図
す図で、(A) は正面図、(B)は側面図
【図13】 同上実施例の上面図
【図14】 同上実施例の支柱の構造を示す図で、(A)
は側面図、(B)は端面断面図
は側面図、(B)は端面断面図
【図15】 同上実施例におけるプレートの正面図
【図16】 同上実施例におけるサヤ管の断面図
【図17】 同上実施例における鋼管の断面図
【図18】 同上実施例における下部スライド部材の断面
図
図
【図19】 同上実施例における固定板の正面図
【図20】 同上実施例における圧縮コイルスプリングの
平面図
平面図
【図21】 従来の緩衝フェンスの構成を示す図で、
(A)は正面図、(B)は側面図
(A)は正面図、(B)は側面図
【図22】 従来の緩衝フェンスの構成を示す図で、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は支柱の横断
面図
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は支柱の横断
面図
【図23】 本考案に係る緩衝フェンスの実施例における
下部鋼管の補強板の側面図
下部鋼管の補強板の側面図
16 コンクリート基礎 18 支柱 18b 鋼管 19 鋼管 22 ポリカーボネート透明板 28 上部スライド部材 31 下部スライド部材 34 上部引張コイルスプリング 35 下部引張コイルスプリング 42 鋼管 43 下部スライド部材 45 圧縮コイルスプリング 46 補強板
Claims (2)
- 【請求項1】 広場の外周路に沿って所定間隔毎に配列
され基礎に立設される多数の支柱と、各支柱の上部側か
ら広場側に向けて略水平に突出して設けられた管状の上
部支持部材と、各支柱の下部側から広場側に向けて略水
平に突出して設けられた管状の下部支持部材と、広場の
外周路の各支柱の外側部分に沿いかつ前記上部支持部材
と下部支持部材との間に延びて、各支柱と所定の距離を
隔てて略垂直に配設される樹脂製の透明板と、該透明板
の前記上部支持部材と対応する部位に設けられ、先端部
が該上部支持部材内側に略水平方向にスライド自由とな
るように突入される上部スライド部材と、前記透明板の
前記下部支持部材と対応する部位に設けられ、先端部が
該下部支持部材内側に略水平方向にスライド自由となる
ように突入される下部スライド部材と、前記上部支持部
材内側の該部材先端閉塞部と上部スライド部材先端部と
の間に配設されて該上部支持部材先端閉塞部と上部スラ
イド部材先端部面とに両端部が接合される上部引張コイ
ルスプリングと、前記下部支持部材内側の該部材先端閉
塞部と下部スライド部材先端部との間に配設されて該下
部支持部材先端閉塞部と下部スライド部材先端部面とに
両端部が接合される下部引張コイルスプリングと、を含
んで構成したことを特徴とする緩衝フェンス。 - 【請求項2】 広場の外周路に沿って所定間隔毎に配列
され基礎に立設される多数の支柱と、各支柱の上部側か
ら広場側に向けて略水平に突出して設けられた管状の上
部支持部材と、各支柱の下部側から広場側に向けて略水
平に突出して設けられた管状の下部支持部材と、広場の
外周路の各支柱の外側部分に沿いかつ前記上部支持部材
と下部支持部材との間に延びて、各支柱と所定の距離を
隔てて略垂直に配設される樹脂製の透明板と、該透明板
の前記上部支持部材と対応する部位に設けられ、先端部
が該上部支持部材内側に略水平方向にスライド自由とな
るように突入される上部スライド部材と、前記透明板の
前記下部支持部材と対応する部位に設けられ、先端部が
該下部支持部材内側に略水平方向にスライド自由となる
ように突入される下部スライド部材と、前記上部支持部
材内側の該部材先端閉塞部と上部スライド部材先端部と
の間に配設されて該上部支持部材先端閉塞部と上部スラ
イド部材先端部面とに両端部が接合される引張コイルス
プリングと、前記下部支持部材内側の該部材基端閉塞部
と下部スライド部材先端部との間に配設される圧縮コイ
ルスプリングと、を含んで構成したことを特徴とする緩
衝フェンス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074759U JP2572977Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 緩衝フェンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074759U JP2572977Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 緩衝フェンス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640238U JPH0640238U (ja) | 1994-05-27 |
JP2572977Y2 true JP2572977Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13556532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992074759U Expired - Fee Related JP2572977Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 緩衝フェンス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2572977Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106460449B (zh) | 2014-05-06 | 2019-02-05 | 科思创有限公司 | 基于聚碳酸酯的快速部署盖体系统 |
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-
1992
- 1992-10-27 JP JP1992074759U patent/JP2572977Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0640238U (ja) | 1994-05-27 |
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