JP2572951B2 - カメラ用ファインダー - Google Patents
カメラ用ファインダーInfo
- Publication number
- JP2572951B2 JP2572951B2 JP30099194A JP30099194A JP2572951B2 JP 2572951 B2 JP2572951 B2 JP 2572951B2 JP 30099194 A JP30099194 A JP 30099194A JP 30099194 A JP30099194 A JP 30099194A JP 2572951 B2 JP2572951 B2 JP 2572951B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical axis
- field frame
- eyepiece
- objective lens
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Viewfinders (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ用ファインダ
ー、特に望遠やパノラマ撮影等に対応して視野範囲を色
別表示し得るカメラ用ファインダーに関する。
ー、特に望遠やパノラマ撮影等に対応して視野範囲を色
別表示し得るカメラ用ファインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、標準撮影とパノラマ撮影を簡単な
切り換え操作で行えるようにしたカメラが各種市販され
ているが、これらのカメラに採用されているファインダ
ーの多くは、ファインダー視野内に標準撮影用の視野範
囲とパノラマ撮影用の視野範囲が枠線などにより予め表
示されていて、撮影者は撮影状態に応じて対応した視野
枠内に被写体を合わせるようになっている。
切り換え操作で行えるようにしたカメラが各種市販され
ているが、これらのカメラに採用されているファインダ
ーの多くは、ファインダー視野内に標準撮影用の視野範
囲とパノラマ撮影用の視野範囲が枠線などにより予め表
示されていて、撮影者は撮影状態に応じて対応した視野
枠内に被写体を合わせるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な方式のものは、概して視野枠線が見ずらく、そのため
意図した写真が得られなかったり、シャッターチャンス
を逃したりすることがあった。
な方式のものは、概して視野枠線が見ずらく、そのため
意図した写真が得られなかったり、シャッターチャンス
を逃したりすることがあった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、例えば、標準撮影とパノラマ撮影又は望遠撮影
とパノラマ撮影の切り換え操作に連動して、それに対応
した視野範囲が互いに異なる色の枠線で表示されるよう
にしたカメラ用ファインダーを提供しようとするもので
ある。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、例えば、標準撮影とパノラマ撮影又は望遠撮影
とパノラマ撮影の切り換え操作に連動して、それに対応
した視野範囲が互いに異なる色の枠線で表示されるよう
にしたカメラ用ファインダーを提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるカメラ用ファインダーは、対物レンズ
と、対物レンズの光軸上に配置された接眼レンズと、対
物レンズと接眼レンズとの間に前記光軸に対して45゜
の角度をなして配置されたハーフミラーと、前記光軸と
ハーフミラーの中心部で直交する別の光軸上において接
眼レンズの焦点位置又はその近傍に配置された視野枠板
とを備えたカメラ用ファインダーにおいて、視野枠板に
互いに異なる視野範囲を示す複数の互いに干渉すること
のない異なる波長域の色光のみを夫々透過させ得る複数
の視野枠スリットを設け、且つ視野枠板を挾んでハーフ
ミラーとは反対の側に前記各視野枠スリットに対応した
色光を夫々出射し得る複数の光源を配置したことを特徴
としている。
に、本発明によるカメラ用ファインダーは、対物レンズ
と、対物レンズの光軸上に配置された接眼レンズと、対
物レンズと接眼レンズとの間に前記光軸に対して45゜
の角度をなして配置されたハーフミラーと、前記光軸と
ハーフミラーの中心部で直交する別の光軸上において接
眼レンズの焦点位置又はその近傍に配置された視野枠板
とを備えたカメラ用ファインダーにおいて、視野枠板に
互いに異なる視野範囲を示す複数の互いに干渉すること
のない異なる波長域の色光のみを夫々透過させ得る複数
の視野枠スリットを設け、且つ視野枠板を挾んでハーフ
ミラーとは反対の側に前記各視野枠スリットに対応した
色光を夫々出射し得る複数の光源を配置したことを特徴
としている。
【0006】又、本発明によるカメラ用ファインダー
は、視野枠板に互いに異なる視野範囲を示す複数の互い
に干渉することのない波長域の色光のみを夫々透過させ
得る複数の視野枠スリットを設け、且つ前記別の光軸上
に各視野枠スリットに対応した色光のみを夫々透過させ
得る複数のフィルターを夫々挿脱可能に配設して、視野
枠板に向けて白色光又は自然光を照射させるようにした
ことを特徴としている。
は、視野枠板に互いに異なる視野範囲を示す複数の互い
に干渉することのない波長域の色光のみを夫々透過させ
得る複数の視野枠スリットを設け、且つ前記別の光軸上
に各視野枠スリットに対応した色光のみを夫々透過させ
得る複数のフィルターを夫々挿脱可能に配設して、視野
枠板に向けて白色光又は自然光を照射させるようにした
ことを特徴としている。
【0007】更に、本発明によるカメラ用ファインダー
は、対物レンズと、対物レンズの光軸上に配置された接
眼レンズと、対物レンズと接眼レンズとの間に前記光軸
に対して45゜の角度をなして配置されたハーフミラー
と、前記光軸とハーフミラーの中心部で直交する第2の
光軸に対し直交する第3の光軸上において接眼レンズの
焦点位置又はその近傍において自然光により照射され得
るように配置された視野枠板とを備えたカメラ用ファイ
ンダーにおいて、視野枠板に互いに異なる視野範囲を示
す複数の互いに干渉することのない波長域の色光のみを
夫々透過させ得る複数の視野枠スリットを設け、且つ前
記第2又は第3の光軸上に前記各視野枠スリットに対応
した色光のみを夫々透過させ得る複数のフィルターを夫
々挿脱可能に配設したことを特徴としている。本発明の
好適な実施態様によれば、前記複数の色光は、青色光と
赤色光である。
は、対物レンズと、対物レンズの光軸上に配置された接
眼レンズと、対物レンズと接眼レンズとの間に前記光軸
に対して45゜の角度をなして配置されたハーフミラー
と、前記光軸とハーフミラーの中心部で直交する第2の
光軸に対し直交する第3の光軸上において接眼レンズの
焦点位置又はその近傍において自然光により照射され得
るように配置された視野枠板とを備えたカメラ用ファイ
ンダーにおいて、視野枠板に互いに異なる視野範囲を示
す複数の互いに干渉することのない波長域の色光のみを
夫々透過させ得る複数の視野枠スリットを設け、且つ前
記第2又は第3の光軸上に前記各視野枠スリットに対応
した色光のみを夫々透過させ得る複数のフィルターを夫
々挿脱可能に配設したことを特徴としている。本発明の
好適な実施態様によれば、前記複数の色光は、青色光と
赤色光である。
【0008】
【作用】複数の互いに干渉することのない波長域の色光
としては、一般に青色光と赤色光と黄緑色光を選択する
ことができるが、青色光と赤色光を選択した場合、例え
ば、標準撮影時は従来と同様の視野のみがファインダー
視野内に見え、望遠撮影に切り換えられた時は青色光を
発する発光ダイオードが点灯せしめられるか、或いは青
色フィルターが光路内へ挿入されて青色の視野枠のみが
ファインダー視野内に見え、又、パノラマ撮影に切り換
えられた時は赤色光を発する発光ダイオードが点灯せし
められるか、或いは赤色フィルターが光路内へ挿入され
て赤色の視野枠のみがファインダー視野内に見えるよう
になる。
としては、一般に青色光と赤色光と黄緑色光を選択する
ことができるが、青色光と赤色光を選択した場合、例え
ば、標準撮影時は従来と同様の視野のみがファインダー
視野内に見え、望遠撮影に切り換えられた時は青色光を
発する発光ダイオードが点灯せしめられるか、或いは青
色フィルターが光路内へ挿入されて青色の視野枠のみが
ファインダー視野内に見え、又、パノラマ撮影に切り換
えられた時は赤色光を発する発光ダイオードが点灯せし
められるか、或いは赤色フィルターが光路内へ挿入され
て赤色の視野枠のみがファインダー視野内に見えるよう
になる。
【0009】
【実施例】第1実施例 図1乃至3は本発明の第1実施例を示しており、図1は
ファインダー光学系の構成図、図2は視野枠板の正面
図、図3は2つの発光ダイオードの点灯回路を示す図で
ある。図中、1は対物レンズ、2は対物レンズの光軸O
1 上に配置された接眼レンズ、3は対物レンズ1と接眼
レンズ2との間に光軸O1 に対して45゜の角度をなし
て配置されたハーフミラー、4は青色光のみを透過させ
得るように構成された視野枠スリット4aと赤色光のみ
を透過させ得るように構成された視野枠スリット4bと
が設けられていて光軸O1 とハーフミラー3の中心部で
直交する別の光軸O2 上において接眼レンズ2の焦点位
置又はその近傍に配置された遮光性の視野枠板、5は接
眼レンズ2の焦点位置をハーフミラー3に近付けて光学
系全体をコンパクトにするための補助レンズ、6は光軸
O2 の近傍に設置されていて青色光を発する発光ダイオ
ード、7は発光ダイオード6に隣接して設置されていて
赤色光を発する発光ダイオード、8は可動接片8aと固
定接点8b,8cを有する切り換えスイッチ、9は電源
である。なお、可動接片8aは、カメラが撮影準備完了
状態以外の状態にあるときは中立位置に保持されて、電
源の無駄な消耗が防止されるように構成されている。
ファインダー光学系の構成図、図2は視野枠板の正面
図、図3は2つの発光ダイオードの点灯回路を示す図で
ある。図中、1は対物レンズ、2は対物レンズの光軸O
1 上に配置された接眼レンズ、3は対物レンズ1と接眼
レンズ2との間に光軸O1 に対して45゜の角度をなし
て配置されたハーフミラー、4は青色光のみを透過させ
得るように構成された視野枠スリット4aと赤色光のみ
を透過させ得るように構成された視野枠スリット4bと
が設けられていて光軸O1 とハーフミラー3の中心部で
直交する別の光軸O2 上において接眼レンズ2の焦点位
置又はその近傍に配置された遮光性の視野枠板、5は接
眼レンズ2の焦点位置をハーフミラー3に近付けて光学
系全体をコンパクトにするための補助レンズ、6は光軸
O2 の近傍に設置されていて青色光を発する発光ダイオ
ード、7は発光ダイオード6に隣接して設置されていて
赤色光を発する発光ダイオード、8は可動接片8aと固
定接点8b,8cを有する切り換えスイッチ、9は電源
である。なお、可動接片8aは、カメラが撮影準備完了
状態以外の状態にあるときは中立位置に保持されて、電
源の無駄な消耗が防止されるように構成されている。
【0010】以下、第1実施例によるファインダーが、
標準撮影とパノラマ撮影とに切り換えられるように構成
されたカメラに装備されているものとして、その作用を
説明する。今、カメラが標準撮影の状態にあるとすれ
ば、切り換えスイッチ8の可動接片8aは図示位置に切
り換えられるため、発光ダイオード6が点灯する。従っ
て、ファインダー視野内には、図2に符号4aで示した
如き視野枠スリットが青く発色して現われる。これに対
して、カメラをパノラマ撮影の状態に切り換えれば、そ
の切り換えに連動して可動接片8aは固定接点8cに接
触せしめられる。従って、ファインダー視野内には、図
2に符号4bで示した如き視野枠スリットが赤く発色し
て現われる。かくして、撮影状態に応じた視野枠のみが
色付きの極めて見易い形で視野内に現われるファインダ
ーを提供することができる。
標準撮影とパノラマ撮影とに切り換えられるように構成
されたカメラに装備されているものとして、その作用を
説明する。今、カメラが標準撮影の状態にあるとすれ
ば、切り換えスイッチ8の可動接片8aは図示位置に切
り換えられるため、発光ダイオード6が点灯する。従っ
て、ファインダー視野内には、図2に符号4aで示した
如き視野枠スリットが青く発色して現われる。これに対
して、カメラをパノラマ撮影の状態に切り換えれば、そ
の切り換えに連動して可動接片8aは固定接点8cに接
触せしめられる。従って、ファインダー視野内には、図
2に符号4bで示した如き視野枠スリットが赤く発色し
て現われる。かくして、撮影状態に応じた視野枠のみが
色付きの極めて見易い形で視野内に現われるファインダ
ーを提供することができる。
【0011】上記説明では、標準撮影とパノラマ撮影と
に切り換えられる場合について述べたが、標準撮影の場
合には図1に破線で示したように対物レンズ1の入射面
の4隅に設けられた視野枠1aを接眼レンズ2に設けら
れた微小レンズ2a(破線図示)で直接見ることができ
るように構成して、図2に示した視野枠スリット4aを
特定倍率にセットされる望遠撮影時に、また視野枠スリ
ット4bをパノラマ撮影時に夫々使用するように変形す
ることもできるし、更に、視野枠板4に例えば標準,望
遠及びパノラマの各撮影時に使用される3種類の視野枠
スリットを設けて、各スリットは夫々青,黄緑及び赤の
色光のみを透過させ得るように構成し、各撮影状態の切
り換えに連動して青,黄緑及び赤の色光を発する3種類
の発光ダイオードの何れかを点灯させるように変形する
こともできる。なお、視野枠スリット4a,4bは連続
した状態で形成されているが、これは破線状であっても
よいし、方形の各隅部のみが示された状態で形成されて
もよい。
に切り換えられる場合について述べたが、標準撮影の場
合には図1に破線で示したように対物レンズ1の入射面
の4隅に設けられた視野枠1aを接眼レンズ2に設けら
れた微小レンズ2a(破線図示)で直接見ることができ
るように構成して、図2に示した視野枠スリット4aを
特定倍率にセットされる望遠撮影時に、また視野枠スリ
ット4bをパノラマ撮影時に夫々使用するように変形す
ることもできるし、更に、視野枠板4に例えば標準,望
遠及びパノラマの各撮影時に使用される3種類の視野枠
スリットを設けて、各スリットは夫々青,黄緑及び赤の
色光のみを透過させ得るように構成し、各撮影状態の切
り換えに連動して青,黄緑及び赤の色光を発する3種類
の発光ダイオードの何れかを点灯させるように変形する
こともできる。なお、視野枠スリット4a,4bは連続
した状態で形成されているが、これは破線状であっても
よいし、方形の各隅部のみが示された状態で形成されて
もよい。
【0012】第2実施例 図4及び5は本発明の第2実施例を示しており、図4は
ファインダー光学系の構成図、図5は視野枠と一方のフ
ィルターとその駆動装置の一例を示す正面図である。こ
の実施例は、光軸O2 上に青色フィルター9と赤色フィ
ルター10が挿脱可能に配設されていて、発光ダイオー
ド6,7の代わりに白色光源11が設置されている点で
第1実施例とは異なる。即ち、青色フィルター9と赤色
フィルター10は視野枠スリット4a,4bを覆う位置
(図5には青色フィルター9のみが示されているが実線
位置)と覆わない位置(図5の鎖線位置)との間を例え
ば電磁プランジャー装置12(図5には一方のみが示さ
れている)により摺動せしめられるように構成されてい
て、電磁プランジャー装置12が非励磁状態のときは、
電磁プランジャー装置12のプランジャー12aに連結
されたスプリング13により、鎖線位置に保持せしめら
れるようになっている。
ファインダー光学系の構成図、図5は視野枠と一方のフ
ィルターとその駆動装置の一例を示す正面図である。こ
の実施例は、光軸O2 上に青色フィルター9と赤色フィ
ルター10が挿脱可能に配設されていて、発光ダイオー
ド6,7の代わりに白色光源11が設置されている点で
第1実施例とは異なる。即ち、青色フィルター9と赤色
フィルター10は視野枠スリット4a,4bを覆う位置
(図5には青色フィルター9のみが示されているが実線
位置)と覆わない位置(図5の鎖線位置)との間を例え
ば電磁プランジャー装置12(図5には一方のみが示さ
れている)により摺動せしめられるように構成されてい
て、電磁プランジャー装置12が非励磁状態のときは、
電磁プランジャー装置12のプランジャー12aに連結
されたスプリング13により、鎖線位置に保持せしめら
れるようになっている。
【0013】第2実施例は上記のように構成されている
から、第1実施例と同様に使用される場合、カメラが標
準撮影の状態にあるときは、白色光源11が点灯される
と同時に電磁プランジャー装置12が働き、そのプラン
ジャー12aはスプリング13の牽引力に抗して青色フ
ィルター9を図5の鎖線位置から実線位置まで押し出
す。このとき、赤色フィルター10は図5の鎖線位置に
保持されている。従って、ファインダー視野内には、図
2の符号4aで示した如き視野枠スリットが青く発色し
て現われる。これに対して、カメラをパノラマ撮影の状
態に切り換えれば、その切り換えに連動して電磁プラン
ジャー装置12は消磁状態となり、他方、図示されてい
ない赤色フィルター10用の電磁プランジャー装置が励
磁状態となる。従って、青色フィルター9はスプリング
13の牽引力により鎖線位置へ摺動せしめられ、赤色フ
ィルター10は光軸O2 上に挿入されて、ファインダー
視野内には、図5に符号4bで示した如き視野枠スリッ
トが赤く発色して現われる。
から、第1実施例と同様に使用される場合、カメラが標
準撮影の状態にあるときは、白色光源11が点灯される
と同時に電磁プランジャー装置12が働き、そのプラン
ジャー12aはスプリング13の牽引力に抗して青色フ
ィルター9を図5の鎖線位置から実線位置まで押し出
す。このとき、赤色フィルター10は図5の鎖線位置に
保持されている。従って、ファインダー視野内には、図
2の符号4aで示した如き視野枠スリットが青く発色し
て現われる。これに対して、カメラをパノラマ撮影の状
態に切り換えれば、その切り換えに連動して電磁プラン
ジャー装置12は消磁状態となり、他方、図示されてい
ない赤色フィルター10用の電磁プランジャー装置が励
磁状態となる。従って、青色フィルター9はスプリング
13の牽引力により鎖線位置へ摺動せしめられ、赤色フ
ィルター10は光軸O2 上に挿入されて、ファインダー
視野内には、図5に符号4bで示した如き視野枠スリッ
トが赤く発色して現われる。
【0014】上記電磁プランジャー装置は単なる1例で
あって、各フィルター9,10を光軸O2 上に挿脱する
には、旋回方式を用いることもできる。又、各種の変形
は第1実施例について述べたのと同様であるので、説明
を省略する。なお、白色光源11を設ける代わりに、カ
メラボデーの外部から外光(自然光)を導びいて視野枠
板4に照射せしめるようにしてもよい。
あって、各フィルター9,10を光軸O2 上に挿脱する
には、旋回方式を用いることもできる。又、各種の変形
は第1実施例について述べたのと同様であるので、説明
を省略する。なお、白色光源11を設ける代わりに、カ
メラボデーの外部から外光(自然光)を導びいて視野枠
板4に照射せしめるようにしてもよい。
【0015】第3実施例 図6は本発明の第3実施例を示すファインダー光学系の
構成図である。この実施例は、光軸O2 をミラー14に
より直角に曲げて光軸O1 と平行な光軸O3 を設け、こ
の光軸O3 上に視野枠板4と青色フィルター9と赤色フ
ィルター10を順次配置し、視野枠板4に外光即ち自然
光を照射せしめるように構成した点で第2実施例とは異
なる。この実施例の場合は、接眼レンズ2から視野枠板
4までの光路長が十分にとれるので、補助レンズ5は必
ずしも必要としない。
構成図である。この実施例は、光軸O2 をミラー14に
より直角に曲げて光軸O1 と平行な光軸O3 を設け、こ
の光軸O3 上に視野枠板4と青色フィルター9と赤色フ
ィルター10を順次配置し、視野枠板4に外光即ち自然
光を照射せしめるように構成した点で第2実施例とは異
なる。この実施例の場合は、接眼レンズ2から視野枠板
4までの光路長が十分にとれるので、補助レンズ5は必
ずしも必要としない。
【0016】この実施例によるファインダーの作用は、
第2実施例の場合と同じであるので、説明は省略する
が、各種の変形は第2実施例の場合と同様に行い得る。
なお、この実施例は、構成を比較的簡素にし得る点で利
点がある。
第2実施例の場合と同じであるので、説明は省略する
が、各種の変形は第2実施例の場合と同様に行い得る。
なお、この実施例は、構成を比較的簡素にし得る点で利
点がある。
【0017】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、標準撮影
の他にパノラマ撮影や望遠撮影等の機能を具備したカメ
ラにおいて、各撮影モードの切り換えに連動して、それ
に対応した視野範囲が互いに異なる色の枠線で表示され
得る、極めて見易いカメラ用ファインダーを提供するこ
とができる。
の他にパノラマ撮影や望遠撮影等の機能を具備したカメ
ラにおいて、各撮影モードの切り換えに連動して、それ
に対応した視野範囲が互いに異なる色の枠線で表示され
得る、極めて見易いカメラ用ファインダーを提供するこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すファインダー光学系
の構成図である。
の構成図である。
【図2】図1に示された視野枠板の正面図である。
【図3】図1に示された2つの発光ダイオードの点灯回
路を示す図である。
路を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すファインダー光学系
の構成図である。
の構成図である。
【図5】図4に示された視野枠板と一方のフィルターと
その駆動装置の一例を示す正面図である。
その駆動装置の一例を示す正面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すファインダー光学系
の構成図である。
の構成図である。
1 対物レンズ 2 接眼レンズ 3 ハーフミラー 4 視野枠板 5 補助レンズ 6,7 発光ダイオード 8 切り換えスイッチ 9,10 色フィルター 11 白色光源 12 電磁プランジャー装置 13 スプリング 14 反射ミラー
Claims (4)
- 【請求項1】 対物レンズと、該対物レンズの光軸上に
配置された接眼レンズと、前記対物レンズと前記接眼レ
ンズとの間に前記光軸に対して45゜の角度をなして配
置されたハーフミラーと、前記光軸と前記ハーフミラー
の中心部で直交する別の光軸上において前記接眼レンズ
の焦点位置又はその近傍に配置された視野枠板とを備え
たカメラ用ファインダーにおいて、前記視野枠板に互い
に異なる視野範囲を示す複数の互いに干渉することのな
い波長域の色光のみを夫々透過させ得る複数の視野枠ス
リットを設け、且つ前記視野枠板を挾んで前記ハーフミ
ラーとは反対の側に前記複数の視野範囲を示す各視野枠
スリットに対応した色光を夫々出射し得る複数の光源を
配置したことを特徴とするカメラ用ファインダー。 - 【請求項2】 対物レンズと、該対物レンズの光軸上に
配置された接眼レンズと、前記対物レンズと前記接眼レ
ンズとの間に前記光軸に対して45゜の角度をなして配
置されたハーフミラーと、前記光軸と前記ハーフミラー
の中心部で直交する別の光軸上において前記接眼レンズ
の焦点位置又はその近傍に配置された視野枠板とを備え
たカメラ用ファインダーにおいて、前記視野枠板に互い
に異なる視野範囲を示す複数の互いに干渉することのな
い波長域の色光のみを夫々透過させ得る複数の視野枠ス
リットを設け、且つ前記別の光軸上に前記各視野枠スリ
ットに対応した色光のみを夫々透過させ得る複数のフィ
ルターを夫々挿脱可能に配設して、前記視野枠板に向け
て白色光又は自然光を照射させるようにしたことを特徴
とするカメラ用ファインダー。 - 【請求項3】 対物レンズと、該対物レンズの光軸上に
配置された接眼レンズと、前記対物レンズと前記接眼レ
ンズとの間に前記光軸に対して45゜の角度をなして配
置されたハーフミラーと、前記光軸と前記ハーフミラー
の中心部で直交する第2の光軸に対し直交する第3の光
軸上において前記接眼レンズの焦点位置又はその近傍に
おいて自然光により照射され得るように配置された視野
枠板とを備えたカメラ用ファインダーにおいて、前記視
野枠板に互いに異なる視野範囲を示す複数の互いに干渉
することのない波長域の色光のみを夫々透過させ得る複
数の視野枠スリットを設け、且つ前記第2又は第3の光
軸上に前記各視野枠スリットに対応した色光のみを夫々
透過させ得る複数のフィルターを夫々挿脱可能に配設し
たことを特徴とするカメラ用ファインダー。 - 【請求項4】 前記複数の色光が、赤色光と青色光であ
る請求項1,2又は3に記載のカメラ用ファインダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30099194A JP2572951B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | カメラ用ファインダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30099194A JP2572951B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | カメラ用ファインダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160496A JPH08160496A (ja) | 1996-06-21 |
JP2572951B2 true JP2572951B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=17891518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30099194A Expired - Lifetime JP2572951B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | カメラ用ファインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572951B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004294932A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-21 | Nikon Corp | レンズ鏡筒及びカメラシステム |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP30099194A patent/JP2572951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08160496A (ja) | 1996-06-21 |
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