JP2572682Y2 - ハニカムパネルの接合装置 - Google Patents

ハニカムパネルの接合装置

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JP2572682Y2
JP2572682Y2 JP1992042965U JP4296592U JP2572682Y2 JP 2572682 Y2 JP2572682 Y2 JP 2572682Y2 JP 1992042965 U JP1992042965 U JP 1992042965U JP 4296592 U JP4296592 U JP 4296592U JP 2572682 Y2 JP2572682 Y2 JP 2572682Y2
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JP
Japan
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piece
lower plate
plate piece
honeycomb panel
honeycomb
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JP1992042965U
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JPH066531U (ja
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進吾 山口
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーテンウオール等
に使用される固定ボルト取付用の埋込金物を備えたハニ
カムパネルの接合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハニカムパネルは、吸音性、断熱性、エ
ネルギー吸収性等に優れているのでカーテンウオール等
に多用されているが、カーテンウオール等に使用する場
合には、多数のハニカムパネルを接合し、大型のハニカ
ムパネルを固定ボルトを介して躯体に固着している。
【0003】一個のハニカムパネルは既知のように、ハ
ニカムコアの上面に上面板が、下面に下面板がろう付け
されており、その周縁の上面板と下面板の間にコ字状の
枠材を嵌装し、上面板と下面板に枠材が溶着されてい
る。こうしたハニカムパネルを接合するには、例えば、
図5に示すように、一方のハニカムパネル20の枠材2
1に所定長(例えば100mm〜200mm)の長さの
埋込金物22を所定間隔毎に配設し、その埋込金物22
を全長にわたって枠材21に溶接23した後、他方のハ
ニカムパネル20、20を図示のように突き合わせ、突
き合わされた上面板と下面板をそれぞれ溶着する。
【0004】このように接合した大型のハニカムパネル
を躯体14に取り付ける際には、埋込金物22にタップ
加工を行い、これに固定ボルト13を螺着してハニカム
パネル20の接合部を躯体14に固定していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】埋込金物22を枠材2
1に溶接23する作業は片側しか出来ない。枠材21の
片側のみの溶接となるために、溶接部23の収縮によっ
て歪んで埋込金物の反対側が上方へ浮き上がり、埋込金
物22の下面と枠材21との間に隙間24が発生する。
ここに隙間24ができると、カーテンウオール等の施工
現場に於ける固定ボルト取付のためのタップ加工やヘリ
サート挿入作業が困難となる。隙間24のために下面板
6、枠材21と埋込金物22の雌ねじのピッチが狂うの
で、固定ボルトの螺合も困難となる。
【0006】更に、埋込金物22と枠材21との間に隙
間24が発生すると、溶接23した溶着金属のみで荷重
を受け持つことになるが、カーテンウオール等の建築物
に使用されるハニカムパネル20は、風圧等の交番荷重
を繰り返し受けるのであるから強度上の問題になる虞が
ある。
【0007】そこでこの考案は斯かる課題を解消し、埋
込金物のタップ加工と固定ボルトの螺合、締め付けが容
易且つ確実に行われ、大型のハニカムパネルを躯体に強
固に固定できるハニカムパネルの接合装置を提供せんと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1考案のハニカムパネ
ルの接合装置は、側壁の上部に上板片、下部に下板片お
よび側壁の中間に突起片を設けた断面形状が略E字状の
枠材と、前記下板片と前記突起片との間に挿入する部分
が楔状に形成された埋込金物とを有することにより、前
記埋込金物を前記下板片と前記突起片との間に挿入し、
対向する枠材を突き合わせた際に、上記突起片が上記埋
込金物の楔状部分の一面を押圧して、前記埋込金物が前
記下板片と前記突起片に挾持嵌着されることを特徴とす
る。
【0009】第2考案のハニカムパネルの接合装置は、
側壁の上部に上板片、下部に下板片および側壁の中間に
突起片を設けるとともに、その突起片の下面を先端に向
かって下板片から離間する方向に傾斜させて形成した断
面形状が略E字状の枠材と、対向する前記下板片と前記
突起片との間に挿入する埋込金物とを有することによ
り、前記埋込金物を前記下板片と前記突起片との間に挿
入し、対向する枠材を突き合わせた際に、前記埋込金物
が前記突起片の下面を押圧して前記埋込金物が前記下板
片と前記突起片に挾持嵌着されることを特徴とする。
【0010】
【作用】一方のハニカムパネルの枠材の下板片と突起片
の間に嵌着した後、それらの埋込金物に他方のハニカム
パネルの枠材を嵌め込むと、埋込金物の楔作用あるいは
突起片の下面の作用により埋込金物が下板片に押圧さ
れ、埋込金物が対向する枠材の下板片と突起片との間に
挾持嵌着されるとともに、二つのハニカムパネルの上面
板、下面板と枠材が互いに当接して突合せ状態になる。
この状態で接合された上面板と下面板を溶接すると、埋
込金物の下面が枠材の下板片に密着した状態が保持され
る。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図2の大型ハニカムパネル1は、1個のハニカ
ムパネルの大きさが、幅×長さ×高さが1000mm×
3000mm×100mmのものを9個接合して300
0mm×9000mm×100mmの大型パネルにした
例で、この実施例では、長さ150mmの埋込金物3が
ほぼ1000mm間隔で配設されている。
【0012】図1は第1考案の実施例のハニカムパネル
接合部の断面図である。図1に示すように1個のハニカ
ムパネル2は、ハニカムコア4の上面に上面板5を、下
面に下板6をそれぞれろう付けし、その周縁の上面板5
と下面板6の間に枠材7を嵌装し、その枠材7が上面板
5と下面板6に溶着されて一体になっており、溶着され
た上面板5、下面板6と枠材7の端面は同一平面になっ
ている。
【0013】枠材7は、側壁8の上下に上板片9と下板
片10が水平に突設し、その中間に突起片11が上下板
片9、10より短い長さで突設して断面形状が略E字状
に形成されている。枠材7は押し出し成形加工のアルミ
製型材で、高精度に仕上がっており、突起片11の下面
11aは7°の勾配(図1の角度θ)の楔面になってい
る。
【0014】接合した2個のハニカムパネル2の枠材7
の突起片11と下板片10の間には埋込金物3が嵌着さ
れており、埋込金物3は対向する略E字状枠材7の突起
片11と下板片10との間に形成される中空部とほぼ同
一形状になっている。埋込金物3の勾配θを突起片11
の勾配より少し急勾配の楔面3aにし(例えば8°にす
る)、埋込金物3の幅mを側壁8の内幅寸法nより小さ
くすることにより、埋込金物3が突起片11と下板片1
0に挾持されて、下板片10に密着する。
【0015】埋込金物3を下板片10に強く密着させる
ためには、埋込金物3の楔面3aの勾配θは10°以下
が好ましい。図3の他の実施例は、突起片11Aの下面
を水平面にして、その先端の下面を埋込金物3の楔面3
aに当接させて楔作用をするようにしている。
【0016】図4は第2考案の実施例で、突起片11の
下面を勾配θの楔面11aとし、埋込金物3Aが上面を
水平面にした平板状の埋込金物3Aになっている。埋込
金物3Aの両端の上面を突起片11の楔面11aに当接
させて、その楔作用によって埋込金物3Aを下板片10
に密着させるようにしてしている。
【0017】この実施例によれば、埋込金物3が対向す
る枠材の下板片10に密着しているので、埋込金物3の
タップ加工と固定ボルトの螺合、締め付けが容易、確実
にできる。その上、従来のような強度をもたせた溶接作
業が不要となるので、溶接工数の低減が図られる上に、
溶接による変形や歪を防止できて品質が向上する。接合
作業の能率向上のために必要ならば、一方の枠材7に埋
込金物3を嵌着したとき、突起片11の先端下方と埋込
金物3の上面を、スポット溶接で仮止めをしてもよい。
(仮止め程度のスポット溶接によって突起片11や埋込
金物3が歪むことはない)。
【0018】以上のように枠材7、7に埋込金物3、3
Aを挾持嵌着し、互いに当接している上、下面板5、6
を溶接し、これを順次繰り返してハニカムパネル2、2
を接合して大型パネル1にする。施工現場において、図
1に仮想線で図示したように下面板6、枠材の下板片1
0、埋込金具3にタップ立てし、固定ボルト13によっ
て接合されたハニカムパネル2、2が躯体14に固着す
ると、埋込金具3が枠材の下板片10に密着しているの
で、タップ加工と固定ボルトの螺合、締め付け作業が容
易、確実に行われ、施工現場における取付け作業が容易
となり、現場施工工数の節減もできる。
【0019】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、埋込金物が対
向する枠材に密着しているので、埋込金物のタップ加工
や、固定ボルトの螺合、締め付けが容易に且つ確実にで
きて、大型ハニカムパネルを強固に且つ迅速に固定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1考案の一実施例を示すハニカムパネル接
合部の断面図である。
【図2】 大型ハニカムパネルの一実施例の平面図であ
る。
【図3】 他の実施例を示すハニカムパネル接合部の断
面図である。
【図4】 第2考案の一実施例を示すハニカムパネル接
合部の断面図である。
【図5】 従来のハニカムパネル接合部の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 ハニカムパネル 3、3A 埋込金物 3a 楔面 7 枠材 8 側壁 9 上板片 10 下板片 11 突起片 11a 楔面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16B 5/01 F16B 5/01 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/88 B32B 3/12 B32B 7/08 E04B 2/74 501 E04F 13/08 101 F16B 5/01

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカムパネルに固着した枠材を対向さ
    せて隣接のハニカムパネルを突合せ接合するハニカムパ
    ネルの接合装置において、 側壁の上部に上板片、下部に下板片および側壁の中間に
    突起片を設けた断面形状が略E字状の枠材と、 前記下板片と前記突起片との間に挿入する部分が楔状に
    形成された埋込金物とを有することにより、 前記埋込金物を前記下板片と前記突起片との間に挿入
    し、対向する枠材を突き合わせた際に、上記突起片が上
    記埋込金物の楔状部分の一面を押圧して、前記埋込金物
    が前記下板片と前記突起片に挾持嵌着されることを特徴
    とするハニカムパネルの接合装置。
  2. 【請求項2】 ハニカムパネルに固着した枠材を対向さ
    せて隣接のハニカムパネルを突合せ接合するハニカムパ
    ネルの接合装置において、 側壁の上部に上板片、下部に下板片および側壁の中間に
    突起片を設けるとともに、その突起片の下面を先端に向
    かって下板片から離間する方向に傾斜させて形成した断
    面形状が略E字状の枠材と、 対向する前記下板片と前記突起片との間に挿入する埋込
    金物とを有することにより、 前記埋込金物を前記下板片と前記突起片との間に挿入
    し、対向する枠材を突き合わせた際に、前記埋込金物が
    前記突起片の下面を押圧して前記埋込金物が前記下板片
    と前記突起片に挾持嵌着されることを特徴とするハニカ
    ムパネルの接合装置。
  3. 【請求項3】 上記断面形状が略E字状の枠材が、押し
    出し成形加工のアルミ製型材であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2のハニカムパネルの接合装置。
JP1992042965U 1992-06-22 1992-06-22 ハニカムパネルの接合装置 Expired - Lifetime JP2572682Y2 (ja)

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JPH066531U JPH066531U (ja) 1994-01-28
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