JP2572634Y2 - 受光装置 - Google Patents

受光装置

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JP2572634Y2
JP2572634Y2 JP1992033615U JP3361592U JP2572634Y2 JP 2572634 Y2 JP2572634 Y2 JP 2572634Y2 JP 1992033615 U JP1992033615 U JP 1992033615U JP 3361592 U JP3361592 U JP 3361592U JP 2572634 Y2 JP2572634 Y2 JP 2572634Y2
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英司 丸岡
正典 加地
義宏 松原
有三 小原
雅一 川添
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、第1の受光素子、及び
この第1の受光素子より面積の小なる第2の受光素子
を、支持基板の絶縁表面に配置した受光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光照射を受けると光電動作する膜状受光
素子を支持基板の絶縁表面に配置し、上記受光素子の出
力を素子に連なる出力端子から導出する受光装置、所謂
光センサは、例えば、実開昭60−136154号公報
に開示された如く既に知られている。
【0003】斯る光センサは、ガラス等の透光性絶縁板
からなる支持基板上に、受光面電極を司るITOやSn
2等からなる透光性の第1電極膜、光照射を受けると
光キャリアを発生するアモルファスシリコン系の半導体
膜、及び背面電極を司る金属製の第2電極膜を積層した
膜状受光素子と、この素子の出力を外部に導出するべく
第1電極膜及び第2電極膜の夫々と連なる一対の出力端
子とを備えた構成である。
【0004】上述した構造によると、第1電極膜と第2
電極膜とに挾持された領域が発電領域となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】こうした光センサにお
いて、出力端子間に静電圧が印加された場合、端子間容
量に比例した電圧が出力端子間に印加されることとなる
が、静電圧が一定値を越えると、受光装置は破壊され
る。特に、カメラ等の測光用センサとして、センサの周
辺部に配置される面積の大なる第1の受光素子と、この
第1の受光素子の中央部に配置される面積の小なる第2
の受光素子とを備えた光センサのように、面積の異なる
2つの受光素子を備える場合、装置全体の耐静電圧特性
は、面積の小さい素子に依存する。
【0006】例えば、3.7mm2の面積の第1の受光素
子は、100V以上の耐静電圧特性を備えるのに対し、
0.13mm2の面積の第2の受光素子は、40Vの静電
圧にて破壊される。結果として、装置全体の耐静電圧特
性は、40Vと非常に低いものとなってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、少なくとも一
方が透光性の第1電極膜及び第2電極膜で半導体膜を挾
持した構造の第1の受光素子、及びこの第1の受光素子
と同構造で、それより面積の小なる第2の受光素子を、
支持基板の絶縁表面に配置した受光装置において、上記
第1または第2の受光素子の半導体膜の一部を遮光層に
より被覆して非受光素子を形成し、この非受光素子を上
記第2の受光素子に電気的に並列に接続すると共に、こ
の非受光素子と上記第2の受光素子の面積の和が、上記
第1の受光素子の面積と略等しくされていることを特徴
とする。
【0008】
【作用】面積の小なる第2の受光素子に接続された非受
光素子が、第2の受光素子の耐静電圧特性を、第1の受
光素子のそれとほぼ同等となるように向上させる。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の受光装置の一実施例を示す
平面図であり、ガラス等の透光性絶縁板からなる支持基
板1上に、受光面電極を司るITOやSnO2等からな
る透光性の第1電極膜2、3が形成される。一方の第1
電極膜2は、中央部分に欠如部を有するほぼ矩形状の受
光領域及びこの受光領域から支持基板1の一隅部に延び
る出力端子部2aとからなる。他方の第1電極膜3は、
一方の第1電極膜2の欠如部に位置するほぼ円形の受光
領域及びこの受光領域から支持基板1の一縁部に延びる
出力端子部3aとからなっている。また、両第1電極膜
2、3は電気的に分離した状態であり、また一方の第1
電極膜2の受光領域の面積は、他方の第1電極膜3の受
光領域のそれより大となっている。
【0010】次に、他方の第1電極膜3の出力端子部に
電気的に接続されるように、アルミニウム、ニッケル等
の導電性の遮光層4が形成される。この遮光層4は、一
方の第1電極膜2の受光領域を取り囲むように支持基板
1上に配され、また、この遮光層4の面積は、他方の第
1電極膜3の受光領域との面積の総和が、一方の第1電
極膜2の受光領域の面積とほぼ等しくなるように成され
ている。
【0011】そして、第1電極膜2、3の出力端子部が
延びる支持基板1の一縁部を除いて、言い換えれば、第
1電極膜2、3の夫々の受光領域及び遮光層4を覆っ
て、光照射を受けると光キャリアを発生するアモルファ
スシリコン系の半導体膜5が形成され、更に、この半導
体膜5上において、第1電極膜2、3の夫々の受光領域
及び遮光層4と対向するように、背面電極を司る金属製
の第2電極膜6が形成される。尚、この第2電極膜6
は、支持基板1の他隅部に延びる出力端子部6aを備え
ている。
【0012】以上の構成により、支持基板1上には、一
方の第1電極膜2、半導体膜5及び第2電極膜6からな
る第1の受光素子7と、他方の第1電極膜3、半導体膜
5及び第2電極膜6からなる第2の受光素子8と、遮光
層4、半導体膜5及び第2電極膜6からなる非受光素子
9とが、配置されることとなる。そして、第2の受光素
子8及び非受光素子9は、図2に示すように、出力端子
3a、6a間にて並列に接続されている。
【0013】以上の構成によれば、第1の受光素子7の
面積と、電気的に並列に接続された第2の受光素子8及
び非受光素子9の面積の総和とが、ほぼ等しくされてい
るため、第1の受光素子7の出力端子間の耐静電圧特性
と、第2の受光素子8の出力端子間の耐静電圧特性と
が、ほぼ等しくなり、装置全体の耐静電圧特性が向上す
ることとなる。
【0014】図3は、本考案の受光装置の他の実施例を
示す平面図であり、ガラス等の透光性絶縁板からなる支
持基板11上に、受光面電極を司るITOやSnO2
からなる透光性の第1電極膜12、13が形成される。
一方の第1電極膜12は、中央部分に欠如部を有するほ
ぼ矩形状の受光領域及びこの受光領域から支持基板11
の一縁部に延びる出力端子部12aとからなる。他方の
第1電極膜13は、一方の第1電極膜12の欠如部に位
置するほぼ円形の受光領域と、この受光領域から支持基
板11の一隅部に延びる出力端子部13aと、この出力
端子部13aから、一方の第1電極膜12の受光領域を
取り囲むように延びる延出部13bとからなっている。
そして、両第1電極膜12、13は電気的に分離した状
態であり、また一方の第1電極膜12の受光領域の面積
は、他方の第1電極膜13の受光領域のそれより大とな
っている。更に、他方の第1電極膜13の受光領域と延
長部13bとの面積の総和は、一方の第1電極膜12の
受光領域の面積とほぼ等しくなるように成されている。
【0015】そして、第1電極膜12、13の出力端子
部が延びる支持基板11の一縁部を除いて、言い換えれ
ば、第1電極膜12、13の夫々の受光領域及び第1電
極膜13の延出部13bを覆って、光照射を受けると光
キャリアを発生するアモルファスシリコン系の半導体膜
14が形成され、更に、この半導体膜14上において、
第1電極膜12、13の夫々の受光領域及び延出部13
bと対向するように、背面電極を司る金属製の第2電極
膜15が形成される。尚、この第2電極膜15は、支持
基板11の他隅部に延びる出力端子部15aを備えてい
る。
【0016】更に、支持基板11の光入射側面(即ち、
第1電極膜12等が形成された反対側の面)上に、他方
の第1電極膜13の延長部13bへの光入射を禁止する
遮光膜16が形成される。この遮光膜16はエポキシ樹
脂等の不透明材料をパターン印刷することにより容易に
形成できる。従って、支持基板11上には、一方の第1
電極膜12、半導体膜14及び第2電極膜15からなる
第1の受光素子17と、他方の第1電極膜13、半導体
膜14及び第2電極膜15からなる第2の受光素子18
と、他方の第1電極膜13の延出部13b、半導体膜1
4、第2電極膜15及び遮光膜16からなる非受光素子
19とが、配置されることとなる。そして第2の受光素
子18及び非受光素子19が、出力端子13a、15a
間にて並列に接続されている。
【0017】以上の構成においても、先の実施例と同
様、第1の受光素子17の面積と、電気的に並列に接続
された第2の受光素子18及び非受光素子19の面積の
総和とが、ほぼ等しくされているため、第1の受光素子
17の出力端子間の耐静電圧特性と、第2の受光素子1
8の出力端子間の耐静電圧特性とが、ほぼ等しくなり、
装置全体の耐静電圧特性が向上することとなる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、少なくとも一方が透光
性の第1電極膜及び第2電極膜で半導体膜を挾持した構
造の第1の受光素子、及びこの第1の受光素子と同構造
で、それより面積の小なる第2の受光素子を、支持基板
の絶縁表面に配置した受光装置において、上記第1また
は第2の受光素子の半導体膜の一部を遮光層により被覆
して非受光素子を形成し、この非受光素子を上記第2の
受光素子に電気的に並列に接続すると共に、この非受光
素子と上記第2の受光素子の面積の和が、上記第1の受
光素子の面積と略等しくなるようにしたので、面積の小
なる第2の受光素子に接続された非受光素子が、第2の
受光素子の耐静電圧特性を、第1の受光素子のそれとほ
ぼ同等となるように向上させ、結果として、装置全体の
耐静電圧特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】本考案の一実施例の等価回路図である。
【図3】本考案の他の実施例の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小原 有三 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)考案者 川添 雅一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−177964(JP,A) 特開 昭57−75469(JP,A) 実開 平1−139459(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 31/10

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透光性の第1電極膜及
    び第2電極膜で半導体膜を挾持した構造の第1の受光素
    子、及びこの第1の受光素子と同構造で、それより面積
    の小なる第2の受光素子を、支持基板の絶縁表面に配置
    した受光装置において、上記第1または第2の受光素子
    の半導体膜の一部を遮光層により被覆して非受光素子を
    形成し、この非受光素子を上記第2の受光素子に電気的
    に並列に接続すると共に、この非受光素子と上記第2の
    受光素子の面積の和が、上記第1の受光素子の面積と略
    等しくされていることを特徴とする受光装置。
  2. 【請求項2】 上記非受光素子は、上記第1または第2
    の受光素子の半導体膜を導電性遮光膜にて挾持した構造
    であることを特徴とする請求項1記載の受光装置。
  3. 【請求項3】 上記非受光素子は、上記第1または第2
    の受光素子と同構造の素子の光入射側に遮光層を配した
    構造であることを特徴とする請求項1記載の受光装置。
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