JP2572624Y2 - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JP2572624Y2
JP2572624Y2 JP1992002363U JP236392U JP2572624Y2 JP 2572624 Y2 JP2572624 Y2 JP 2572624Y2 JP 1992002363 U JP1992002363 U JP 1992002363U JP 236392 U JP236392 U JP 236392U JP 2572624 Y2 JP2572624 Y2 JP 2572624Y2
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Japan
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faraday rotator
optical
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magnet
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明徳 早川
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光通信システム等に用
いられる光アイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】光アイソレータの基本構造は、偏光子と
検光子の偏光面を互いに45°傾けて配置し、その両者
の間に45°のファラデー回転角を与える厚さのファラ
デー回転子を置き、ファラデー回転子が飽和磁化するの
に十分な永久磁石を外部に置いて構成されるもので、例
えば、吸収型の偏光子、YIG(イットリウム−鉄−ガ
ーネット)結晶等でできたファラデー回転子、吸収型の
偏光子を用いた検光子をこの順番で円筒磁石内に収納固
定したものなどがある。
【0003】また、特開昭62−189422号の光ア
イソレータには上記基本構造の光学系にさらにファラデ
ー回転子と検光子を光軸方向にこの順番に配置して光ア
イソレータを多段にして構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光アイソレータは、小さな磁石内でファラデー回転子、
偏光子、検光子のそれぞれの位置決めを行い、さらに偏
光面の角度調整を行ってこれらを固定する極めて作業性
の悪いもので、特に光学系を多段にして構成する光アイ
ソレータはその作業が困難である。
【0005】本考案の目的は上記課題に鑑みて、組み立
て作業が容易な多段型の光アイソレータを提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、一端から他端に貫通した開口部を有する磁
石内で通過する光の偏光面を45°回転させる第1及び
第2のファラデー回転子と、前記ファラデー回転子に入
射する光の偏光面の角度を規制する第1乃至第3の光学
素子とが第1の光学素子、第1のファラデー回転子、第
3の光学素子、第2のファラデー回転子、第2の光学素
子の順番に配置され、前記第1の光学素子に対して第3
の光学素子は偏光面が光軸周りに45°傾いた状態で保
持され、第3の光学素子に対して第2の光学素子は偏光
面が光軸周りにさらに45°傾いた状態で保持されるこ
とにより順方向の光を通過させるとともに逆方向の光を
除去する光アイソレータにおいて、前記磁石の開口部の
径よりもわずかに小さな外径を有するパイプであって両
端部の内面に第1の光学素子と第1のファラデー回転子
ならびに第2の光学素子と第2のファラデー回転子とが
それぞれ保持された第1及び第2のガイドパイプと、開
口部を有して前記第1及び第2のガイドパイプがそれぞ
れファラデー回転子と光学素子とを保持した状態で光学
素子を手前位置にして保持された第1及び第2のホルダ
ーとを有し、前記第3の光学素子が磁石内中間部に保持
されて前記第1及び第2のホルダーはそれぞれガイドパ
イプを磁石内に開口部の一端及び他端から挿入されると
ともに第1乃至第3の光学素子の偏光面が前記角度の関
係を有するように第1及び第2のホルダーが回転調整さ
れている光アイソレータである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1、図2に基付
いて説明する。本考案の一実施例の光アイソレータは図
2(a)(b)(c)に基付き以下の通り組立てられ
る。
【0008】まず、図2(a)は第1のホルダーのアッ
センブリを示し、第1のホルダー101の開口部に吸収
型の第1の偏光子102、第1のガイドパイプ103を
接着固定し、そのガイドパイプ103の中に第1のスペ
ーサパイプ104を挿入し、さらにYIG結晶の第1の
ファラデー回転子105を挿入してファラデー回転子と
ガイドパイプとを接着固定する。ホルダー101と偏光
子102の接着は、偏光子102の角部に接着剤を塗布
して接着剤が偏光子の端面の内側にはみ出して有効開口
径を小さくしないようにする。また、ガイドパイプ10
3と偏光子102及びファラデー回転子105の接着に
おいても、接着剤がそれぞれの端面の内側にまではみ出
て有効開口径を小さくしないようにその角部に接着剤を
塗布してできるだけ側面でガイドパイプ103に接着固
定させる。
【0009】スペーサパイプ104は、内径は光アイソ
レータの有効開口径を小さくさせないためにホルダー1
01の開口部よりも大きく、外径はガイドパイプ103
に挿入できるようにガイドパイプの内径よりもわずかに
小さくする。その長さはファラデー回転子105がガイ
ドパイプ103に挿入されてスペーサパイプに当接した
位置で保持されたときファラデー回転子105の半分が
ガイドパイプ103の端部から出る程度の長さにして、
ファラデー回転子に塗布する接着剤の量を少なくして接
着剤のはみ出しを防いでいる。
【0010】またガイドパイプ103は、内径は偏光子
102、ファラデー回転子105、スペーサパイプ10
4が挿入できるようにこれらの外径よりもわずかに大き
く、外径は円筒磁石301に容易に挿入できるように磁
石の内径よりも小さくする。
【0011】また、図2(b)は第2のホルダーのアッ
センブリを示し、第2のホルダー201、吸収型の第2
の偏光子202、第2のガイドパイプ203、第2のス
ペーサパイプ204、YIG結晶の第2のファラデー回
転子205から構成され、これらは第1のホルダーと同
様に組立てられる。
【0012】図2(c)は内部に吸収型の第3の偏光子
を保持した円筒磁石のアッセンブリを示し、円筒磁石3
01の開口部内に第3の偏光子302は保持される。偏
光子302は予め第3のガイドパイプ303、2個の保
持パイプ304、304に保持されたアッセンブリにさ
れている。そして、このアッセンブリが円筒磁石301
の中央部に挿入されて接着固定されている。また円筒磁
石301は円筒状のケース306に挿入されて接着固定
されている。
【0013】以上、図2(a)(b)(c)のアッセン
ブリが完成したら、第1のホルダー101に接着剤を塗
布し、保持されたガイドパイプ103を円筒磁石301
内に開口部の一端から挿入し、偏光子102に対して偏
光子302の偏光面がファラデー回転子105を通過す
る光の回転方向に45°傾くようにホルダー101を接
着剤が硬化する前に回転調整してホルダー101をケー
ス306に接着固定する。さらに第2のホルダー201
に接着剤を塗布し、ガイドパイプ203を円筒磁石30
1内に開口部の他端から挿入し、偏光子302に対して
偏光子202の偏光面がファラデー回転子205を通過
する光の回転方向に45°傾くようにホルダー201を
接着剤が硬化する前に回転調整してホルダー201をケ
ース306に接着固定してこの光アイソレータは完成す
る。
【0014】なお、偏光面の角度調整は、ファラデー回
転子105、205が磁石301内で通過する光の偏光
面を45°回転させるように設計されているので、まず
第1のガイドパイプ103を磁石内301に所定位置ま
で挿入して偏光子102から直線偏光を入射させながら
第1のホルダー101を回転し、このとき偏光子302
から出射する光パワーが最大となる位置で回転を止め、
さらに第2のガイドパイプ203を磁石301内に所定
位置まで挿入して第2のホルダー201を回転し、この
とき偏光子202から出射された上記直線偏光の出力が
最大となった位置で回転を止める。したがって、第1の
偏光子102に対して第3の偏光子302がその偏光面
をファラデー回転子105を通過する光が回転する方向
に45°傾き、第3の偏光子302に対して第2の偏光
子202がその偏光面をファラデー回転子205を通過
する光が回転する方向にさらに45°傾くことになり、
順方向の第1の偏光子102から入射する光は第2の偏
光子202から出射され、逆方向の第2の偏光子202
から入射する光は第1の偏光子102から出射されない
光アイソレータとなる。
【0015】なお、上記実施例では、ガイドパイプとス
ペーサパイプをそれぞれ用いたが、ガイドパイプとスペ
ーサパイプとを一体化したパイプを用いてもよい。な
お、スペーサパイプを用いる効果は、偏光子とファラデ
ー回転子とがガイドパイプ内でスペーサパイプに当接し
て位置決めされるので、単に位置決め固定が容易になる
というばかりでなく、お互いの平行度が向上して光学特
性が良くなるという効果も有している。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案の光アイソレータは
通過する光の偏光面を規制する第1乃至第3の光学素子
と第1及び第2のファラデー回転子の磁石内での位置決
め及び第1乃至第3の偏光子の偏光面の角度調整が容易
に行えて、組立て作業が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す光アイソレータの断面
図である。
【図2】(a)(b)(c)は本考案の一実施例を示す
もので、(a)は第1のホルダーのアッセンブリ、
(b)は第2のホルダーのアッセンブリ、(c)は円筒
磁石のアッセンブリのそれぞれ断面図を示す。
【符号の説明】
101 第1のホルダー 102 第1の偏光子 103 第1のガイドパイプ 105 第1のファラデー回転子 201 第2のホルダー 202 第2の偏光子 203 第2のガイドパイプ 205 第2のファラデー回転子 301 円筒磁石 302 第3の偏光子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端から他端に貫通した開口部を有する磁
    石内で通過する光の偏光面を45°回転させる第1及び
    第2のファラデー回転子と、前記ファラデー回転子に入
    射する光の偏光面の角度を規制する第1乃至第3の光学
    素子とが第1の光学素子、第1のファラデー回転子、第
    3の光学素子、第2のファラデー回転子、第2の光学素
    子の順番に配置され、前記第1の光学素子に対して第3
    の光学素子は偏光面が光軸周りに45°傾いた状態で保
    持され、第3の光学素子に対して第2の光学素子は偏光
    面が光軸周りにさらに45°傾いた状態で保持されるこ
    とにより順方向の光を通過させるとともに逆方向の光を
    除去する光アイソレータにおいて、前記磁石の開口部の
    径よりもわずかに小さな外径を有するパイプであって両
    端部の内面に第1の光学素子と第1のファラデー回転子
    ならびに第2の光学素子と第2のファラデー回転子とが
    それぞれ保持された第1及び第2のガイドパイプと、開
    口部を有して前記第1及び第2のガイドパイプがそれぞ
    れファラデー回転子と光学素子とを保持した状態で光学
    素子を手前位置にして保持された第1及び第2のホルダ
    ーとを有し、前記第3の光学素子が磁石内中間部に保持
    されて前記第1及び第2のホルダーはそれぞれガイドパ
    イプを磁石内に開口部の一端及び他端から挿入されると
    ともに前記第1乃至第3の光学素子の偏光面が前記角度
    の関係を有するように第1及び第2のホルダーが回転調
    整されていることを特徴とする光アイソレータ。
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