JP2572446Y2 - ガス栓の封印装置 - Google Patents

ガス栓の封印装置

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JP2572446Y2
JP2572446Y2 JP1992093075U JP9307592U JP2572446Y2 JP 2572446 Y2 JP2572446 Y2 JP 2572446Y2 JP 1992093075 U JP1992093075 U JP 1992093075U JP 9307592 U JP9307592 U JP 9307592U JP 2572446 Y2 JP2572446 Y2 JP 2572446Y2
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護雄 斎藤
徹也 和田
仁 傳田
健仁 谷口
千秋 堤
功 吉川
道夫 長谷川
成一郎 作美
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東京瓦斯株式会社
光陽産業株式会社
日立金属株式会社
ミツワガス機器株式会社
サンコー瓦斯精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガス栓のハンドルを
閉位置に固定するための封印装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の封印装置としては、各種
のものが提案されている。そのうちの1つとして、例え
ば、実公昭60ー11337号公報に記載のものを挙げ
ることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の封印
装置は、いずれも構造が複雑であり、部品点数が多く、
製造費が嵩むという問題があった。
【0004】この考案は、上記問題を解消するためにな
されたもので、いわゆる押し回し式ガス栓がハンドルを
押し下げなければ閉位置から開位置側へ回動させること
ができない点に着目し、押し回し式ガス栓と組み合わせ
ることによって部品点数の減少と構造の簡略化を達成す
ることができる封印装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、ハンドルの閉位置から開位置側への
回動を阻止する係止機構の係止状態をハンドルを押し下
げることによって解除するようにした押し回し式ガス栓
において、上記ハンドルに、ハンドルの押し下げ方向へ
移動し得るように螺合され、ハンドル以外の他の部材に
突き当たることによってハンドルの押し下げを阻止する
ストップねじを設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】予めハンドルを閉位置に位置させておく。その
状態でストップねじをハンドルの押し下げ方向にねじ込
んで他の部材に突き当てると、ハンドルを押し下げるこ
とができなくなり、係止機構によるハンドルの係止状態
が解除不能になる。したがって、ハンドルを閉位置から
開位置側へ回動させることができなくなる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1〜図
10を参照して説明する。なお、図1はこの考案に係る
ガス栓1の中央縦断面図であり、図2はその中央横断面
図であり、図3は分解斜視図である。これらの図に示す
ように、ガス栓1は、栓本体2、栓体3、係止板4、ハ
ンドル5およびストップねじ6を主な構成要素としてい
る。
【0008】栓本体2には、その一端面から他端面まで
貫通するガス通路21が形成されている。このガス通路
21の両端開口部には、ねじ孔22,23が互いの軸線
を一致させるとともに、ガス通路21の軸線Lと一致さ
せてそれぞれ形成されている。一方のねじ孔22には、
上流側のガス管(図示せず)が螺合接続され、他方のね
じ孔23には、下流側のガス管(図示せず)が螺合接続
されるようになっている。
【0009】また、栓本体2の上面部には、平坦な円形
の支持面24が形成されている。この支持面24の周縁
部には、2つのねじ孔25,25が形成されている。支
持面24の中央部には、ガス通路21を横断するテーパ
孔状の栓挿入孔26が形成されている。なお、栓挿入孔
26が形成されることにより、支持面24はリング状に
なっている。
【0010】栓本体2の栓挿入孔26には、栓体3が回
動自在に嵌合されている。この栓体3の内部には、外周
面の一側部から他側部まで貫通するガス孔31が形成さ
れている。ガス孔31は、その中心を軸線Lと一致させ
て形成されており、図1に示すように、ガス孔31の両
端部がガス通路21と対向する(以下、栓体3のこの位
置を開位置という。)とガス栓1が開かれ、その状態か
ら栓体3がほぼ90°回動する(以下、この回動位置を
閉位置という。)とガス通路21が栓体3によって遮断
され、ガス栓1が閉じられる。
【0011】また、栓体3の上面中央部には、円柱状の
突出部32が形成されている。この突出部32は、栓挿
入孔26から上方へ突出しており、突出部32の上端部
には互いに平行な2つの平取り面を有する係合部33が
形成されている。この係合部33の2つの平取り面は、
ガス孔31と平行に延びている。また、栓体3の上面に
は、その周縁部と突出部32との間を環状に延びる環状
凹部34が形成されている。
【0012】上記係止板4は、図4および図5に示すよ
うに、円板状をなすものであり、プレス加工によって中
央部が上方へ突出せしめられている。これによって、係
止板4は、周縁部の支持板部41と、この支持板部41
に対して上方へ突出した中央板部42とから構成されて
いる。支持板部41の一側部と他側部とには、突出片4
3が形成されており、各突出片43にはねじ挿通孔44
が形成されている。そして、係止板4は、支持板部41
が栓本体2の支持面24に載置され、ねじ挿通孔44を
貫通してねじ孔25に螺合された締付ねじ7によって栓
本体2に固定されるとともに、位置決めされている。
【0013】なお、図2に示すように、軸線Lから栓本
体2の上端縁までの距離を半径とする円を描いたとき、
その円の内部に係止板4の外周が位置するよう、係止板
4の外径は支持面24の外径より若干小さくなされてい
る。
【0014】上記中央板部42の中央部には、貫通孔4
5が形成されている。この貫通孔45の内径は栓挿入孔
26の上端の内径より小径に形成されており、その内周
面には、2つの係止凹部46,46が形成されている。
これら2つの係止凹部46,46は、互いを結ぶ線がガ
ス通路21の軸線、すなわち2つのねじ孔22,23の
軸線とほぼ平行になるように配置されている。
【0015】また、貫通孔45の内周面には、上記各係
止凹部46,46から周方向へ若干離間した箇所に2つ
のセット凹部47,47が形成されている。このセット
凹部47の幅は、係止凹部46の幅とほぼ同一である
が、その深さは係止凹部46の深さより深くなってい
る。つまり、2つのセット凹部47,47の底部間の差
し渡し径は、係止凹部46の底部間の差し渡し径より大
径になっている。
【0016】上記係止凹部46とセット凹部47との間
には、下方へ突出する係止爪48が形成されている。ま
た、上記中央板部42には、セット凹部47に隣接し、
かつ係止凹部46と逆側に位置する箇所にねじ孔49,
49がそれぞれ形成されている。ねじ孔49には、位置
決めねじ8が下方から螺合固定されている(図3参
照)。
【0017】上記ハンドル5は、図6〜図9に示すよう
に、円板状をなす基部51を備えている。この基部51
の下面の周縁部には、環状突出部52が形成されてい
る。この環状突出部52の内径は、係止板4の中央板部
42の外径より若干大きく形成され、その突出量は中央
板部42の支持板部41からの突出量とほぼ同じ寸法に
なっている。そして、環状突出部52は、中央板部42
の外周面を囲うように配設されている。
【0018】基部51の底面には、断面円形の筒部53
がその軸線を基部51の軸線と一致させて形成されてい
る。この筒部53の外径は、係止板4の貫通孔45とほ
ぼ同径になっており、筒部53は、貫通孔45に回動自
在にかつ摺動自在に嵌合されている。一方、円筒部53
の内径は、栓体3の突出部32の外径より大きくなって
いる。
【0019】また、基部51の底面中央部には、栓体3
の係合部33に対応した形状の係合凹部54が形成され
ている。この係合凹部54に係合部33が相対移動可能
に、かつ回動不能に嵌合されており、これによってハン
ドル5が栓体3に対し上下方向へ移動可能に、かつ一体
に回動するように連結されている。ハンドル5と栓体3
との間には、ハンドル5を上方へ付勢するばね9が筒部
53と突出部33との間に位置するようにして配設され
ている。
【0020】上記筒部53の下端部は、係止板4の中央
板部42から下方へ突出しており、その突出した下端部
外周面には、互いに周方向へ180°離間した2つの第
1突起55,55が形成されている。これら2つの第1
突起は、それらを結ぶ線が係合凹部54が延びる方向と
直交するように配置されている。第1突起55の幅は、
係止凹部46の幅(セット凹部47の幅と等しい。)よ
り若干狭くなっている。2つの突起55,55の差し渡
し外径は、貫通孔45の内径より大きいが、係合凹部4
6,46の差し渡し内径より若干小さくなっている。し
たがって、第1突起55,55は、係合凹部46,46
を通り抜け可能である。
【0021】また、各第1突起55,55の先端面に
は、第1突起55と同幅の第2突起56,56が形成さ
れている。この第2突起56,56の差し渡し外径は、
係止凹部46,46の差し渡し内径より大きくなってお
り、セット凹部47,47の差し渡し内径より小さくな
っている。したがって、第2突起56は、係止凹部46
に対しては通過不能であるが、セット凹部47は通過可
能である。
【0022】また、第2突起56の厚さは、第1突起5
5の厚さより薄くなっている。したがって、第1および
第2突起55,56を係合凹部46と対向させてハンド
ル5を上方へ移動させると、第1の突起55は係合凹部
46内に入り込むが、第2の突起56は中央板部42の
下面に突き当たり、それ以上ハンドル5が上方へ移動不
能になる。
【0023】上記基部51上面には、つまみ部57が形
成されている。このつまみ部57は、略直方体状をなす
もので、係合凹部54が延びる方向と同方向に延びてお
り、係合凹部54と栓体3の係合部33およびガス孔3
1との位置関係から明らかなように、つまみ部57の長
手方向を本体2の長手方向(ねじ孔22,23の軸線方
向)に合わせるとガス栓1が開き、つまみ部57が延び
る方向を本体2の長手方向と直交させると、ガス栓1が
閉じることになる。なお、つまみ部57の一端部には、
後述する装着孔58が形成されており、この実施例では
装着孔58がねじ孔23側に位置するときにガス栓1が
開くようになっている。
【0024】ハンドル5は、次のようにして係止板4に
取り付けられる。なお、ハンドル5は、係止板4を栓本
体2から取り外した状態で係止板4に取り付けられる。
まず、図10(A)に示すように、第1および第2突起
55,56を凹部47と対向させる。このとき、第1お
よび第2突起55,56とつまみ部57が周方向に90
°離れているので、装着孔58は軸線Lに対して反時計
方向へほぼ45°離れて位置することになる。その状態
でハンドル5を下方へ移動させ、第1および第2突起5
5,56を凹部47に対して通過させる。
【0025】次に、ハンドル5を時計方向へ回動させ
る。そして、図10(B)に示すように、第1および第
2突起55,56がねじ孔49を通過したら、ねじ孔4
9に位置決めねじ8を螺合固定する。なお、ハンドル5
を回動させると、第1および第2突起55,56は、中
央板部42の下面と対向するようになる。
【0026】位置決めねじ8の固定後は、ハンドル5を
反時計方向へ回動させると、第1および第2突起55,
56が位置決めねじ8の頭部に突き当たり、それ以上反
時計方向へ回動させることができなくなる。第1および
第2突起55,56が位置決めねじ8に突き当たった状
態からハンドル5を時計方向へほぼ90°回動させる
と、図10(C)に示すように、第1突起55が係止爪
48に突き当たり、それ以上時計方向へ回動することが
できなくなる。したがって、第1および第2突起55,
56は、位置決めねじ8と係止爪47との間を回動する
ことができるだけであり、セット凹部47と対向するこ
とができなくなる。よって、ハンドル5は係止板4から
離脱不能になる。
【0027】なお、第1および第2突起55,56が位
置決めねじ8に突き当たった状態では、つまみ部57の
長手方向が係止凹部46,46を結ぶ線と同一方向を向
くことになる。一方、第1突起55が係止爪48に突き
当たった状態では、つまみ部57の長手方向が係止凹部
46,46を結ぶ線と直交する方向を向くとともに、第
1および第2突起55,56が係止凹部46と対向す
る。
【0028】上記のようにしてハンドル5を係止板4に
装着した後、係止板4を栓本体2に取り付ける。取り付
けるに際しては、栓体3の係合部33がハンドル5の係
合凹部54に挿入することができるよう、つまみ部57
の長手方向と栓体3の係合部33の長手方向とを一致さ
せておく。通常は、栓体3を開または閉位置に回動させ
ておき、これにハンドル5の回動位置を合わせる(図1
0(A)または図10(B)の状態)。
【0029】次に、係止板4が支持面24に突き当たる
まで係止板4およびハンドル5をばね9の付勢力に抗し
て下方へ移動させ、係止板4をねじ7によって栓本体2
に固定する。固定状態においては、ハンドル5がばね9
によって上方へ付勢される結果、第1突起55の上面が
中央板部42の下面に突き当たる(図10(B)の状
態)。なお、係止板4を栓本体2に固定した状態で、図
10(B)に示す状態では、ハンドル5の周縁部外周面
が半径Rの円弧(図2参照)に接するよう、ハンドル5
の周縁部は球面に形成されている。
【0030】第1および第2の突起55,56が位置決
めねじ8に突き当たるようにハンドル5を回動させる
と、ガス栓2が開状態になる。一方、第1突起55が係
止爪48に突き当たるようにハンドル5を回動させる
と、ガス栓が閉状態になる。また、この状態では、第1
および第2の突起55,56が係止凹部46と対向する
ので、第2突起56が中央板部42の下面に突き当たる
までハンドル5がばね9によって上方へ移動せしめら
れ、第1突起55の上側の一部が係止凹部46内に入り
込む。この結果、ハンドル5を開方向へ(位置決めねじ
8側へ)回動させようとすると、第1突起55が係止凹
部46の側面に突き当たり、ハンドル5の回動が阻止さ
れる。したがって、ハンドル5を開方向へ回動させるに
は、第1突起55が係止凹部46から下方へ離脱するよ
う、ハンドル5を下方へ押し下げ、その状態で回動させ
る。
【0031】なお、第1突起55が係合凹部46内に入
り込むと、第1突起55と第2突起56との厚さの差の
分だけハンドル5が上方へ移動するが、ハンドル5の環
状突出部52と係止板4の中央板部42との上下方向に
おける対向幅は、ハンドル5の上方への移動距離より大
きくなっている。したがって、環状突出部52と中央板
部42とは常時対向しており、これによって、ハンドル
5内にゴミ等が入り込むのを極力防止するようになって
いる。
【0032】上記のように、ガス栓1は押し回し式ガス
栓として構成されているのであるが、ハンドル5を閉位
置から開位置側へ回動させるのを阻止するために、ハン
ドル5にはストップねじ6が螺合されている。
【0033】すなわち、ハンドル5を開位置に回動させ
た状態において、ねじ孔23側に位置するつまみ部57
の一端部には、図6〜図9に示すように、装着孔58が
形成されている。この装着孔58には、中央部に雌ねじ
部58aが形成されるとともに、この雌ねじ部58aよ
り若干上側に小径部58bが形成されている。
【0034】雌ねじ部58aには、図1および図3に示
すように、ストップねじ6が螺合されている。このスト
ップねじ6は、図11および図12に示すように、断面
円形の軸状をなすもので、その中央部外周面には雌ねじ
部58aに螺合する雄ねじ部61が形成されており、そ
の上面には2つの凹部62,62が形成されている。こ
の凹部62,62にドライバ(図示せず)の突起を挿入
して回すことにより、ストップねじ6を回動させること
ができる。なお、ストップねじ6の回動操作のために凹
部62,62を形成したのは、通常のプラス型またはマ
イナス型のドライバにより簡単に操作されるのを防止す
るためである。また、装着孔58の上端部には、不透明
な樹脂からなるキャップ10が嵌合固定されており、こ
れによってストップねじ6が部外者によって操作される
のをより一層確実に防止している。
【0035】ハンドル5を閉位置に回動させた状態にお
いて、ストップねじ6を下方へ移動させると、その下面
が係止板4の中央板部42に突き当たる。この結果、ハ
ンドル5を下方へ押し下げることができなくなる、これ
によって、ハンドル5が封印される。なお、ストップね
じ6は、その上面が小径部58bに突き当たることによ
って上方への抜けが防止されており、その状態ではハン
ドル5の押し下げを阻止することがない。
【0036】上記のように、この考案の封印装置は、ス
トップねじ6を係止板4(他の部材)に突き当てること
によってハンドル5の押し下げを防止し、これによって
ハンドル5を閉位置に封印するものであるから、封印の
ために新たに必要とする部材は1つのストップねじ6だ
けであり、従来の封印装置に比して新たに必要とする部
品点数を大幅に削減することができる。しかも、雌ねじ
部58aにストップねじ6を螺合させるだけの簡単な構
造である。したがって、ガス栓1を安価に製造すること
ができる。
【0037】なお、この考案は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適
宜変更可能である。例えば、この考案の封印装置は、上
記の形式の押し回し式ガス栓1以外の他の形式の押し回
し式ガス栓に適用することができるのは勿論である。ま
た、ストップねじ6を係止板4に突き当てるようにして
いるが、他の部材、例えば栓本体2に突き当てるように
してもよい。
【0038】さらに、上記の実施例では、ストップねじ
6を係止板4に突き当てることにより、封印時にはハン
ドル5を下方へ全く移動させることができないようにし
ているが、ハンドル5を若干押し下げた後にストップね
じ6が他の部材に突き当たり、それ以降のハンドル5の
押し下げを阻止するようにしてもよい。ただし、この場
合は、ハンドル5を押し下げてからストップねじ6が他
の部材に突き当たるまでのハンドル5の移動距離を、第
1突起55と第2突起56との厚さの差よりも小さく
し、第1突起55と係合凹部46との係合が解除しない
うちにストップねじ6がハンドル5の押し下げを阻止す
るようにする必要がある。
【0039】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のガス栓
の封印装置によれば、ハンドルを押し下げようとしたと
きに、ストップねじがハンドル以外の他の部材に突き当
たることによってハンドルの押し下げを阻止し、これに
よってハンドルを閉位置に封印するものであるから、封
印のために必要とする部材はストップねじ1つだけであ
り、従来の封印装置に比して新たに必要とする部材を大
幅に削減することができる。しかも、簡単な構造にする
ことができる。したがって、ガス栓全体の製造費を安価
に抑えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1に示す実施例の分解斜視図である。
【図4】係止板の平面図である。
【図5】図4のB−B矢視断面図である。
【図6】ハンドルの平面図である。
【図7】ハンドルの底面図である。
【図8】図6のC−C矢視断面図である。
【図9】図6のD−D矢視断面図である。
【図10】係止板とハンドルとの位置関係を示す図であ
って、図10(A)はハンドルを係止板に装着する際の
位置関係を示す図、図10(B)はハンドルを開位置に
回動させた際の位置関係を示す図、図10(C)はハン
ドルを閉位置に回動させた際の位置関係を示す図であ
る。
【図11】ストップねじを示す平面図である。
【図12】ストップねじの半断面図である。
【符号の説明】
1 ガス栓 2 栓本体 3 栓体 4 係止板 46 係止凹部 5 ハンドル 55 第1突起 56 第2突起 58a 雌ねじ部 6 ストップねじ 9 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 000106298 サンコー瓦斯精機株式会社 埼玉県川口市栄町1丁目17番14号 (72)考案者 斎藤 護雄 東京都大田区鵜の木1ー11ー11 (72)考案者 和田 徹也 東京都品川区豊町4丁目20番14号 光陽 産業株式会社内 (72)考案者 傳田 仁 東京都品川区豊町4丁目20番14号 光陽 産業株式会社内 (72)考案者 谷口 健仁 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式 会社桑名工場内 (72)考案者 堤 千秋 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式 会社桑名工場内 (72)考案者 吉川 功 東京都足立区綾瀬3丁目14番10号 ミツ ワガス機器株式会社内 (72)考案者 長谷川 道夫 新潟県上越市大字上源入428番地7号 (72)考案者 作美 成一郎 新潟県中頸城郡頸城村上柳町382 (56)参考文献 実開 昭62−41978(JP,U) 実開 平3−1385(JP,U) 実開 平3−94484(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 35/00 - 35/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの閉位置から開位置側への回動
    を阻止する係止機構の係止状態をハンドルを押し下げる
    ことによって解除するようにしたガス栓において、上記
    ハンドルに、ハンドルの押し下げ方向へ移動し得るよう
    に螺合され、ハンドル以外の他の部材に突き当たること
    によってハンドルの押し下げを阻止するストップねじを
    設けたことを特徴とするガス栓の封印装置。
JP1992093075U 1992-12-25 1992-12-25 ガス栓の封印装置 Expired - Fee Related JP2572446Y2 (ja)

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