JP2572403Y2 - ランドセル等の背負いバンド取付け装置 - Google Patents

ランドセル等の背負いバンド取付け装置

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JP2572403Y2
JP2572403Y2 JP1993074157U JP7415793U JP2572403Y2 JP 2572403 Y2 JP2572403 Y2 JP 2572403Y2 JP 1993074157 U JP1993074157 U JP 1993074157U JP 7415793 U JP7415793 U JP 7415793U JP 2572403 Y2 JP2572403 Y2 JP 2572403Y2
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照夫 薗部
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株式会社三協総業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ランドセル等の背負い
バンド取付け装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のランドセル等の背負いバンド取
付け装置として、実開昭49−123206号公報に示
すものがある。図7はその背負いバンド取付け装置をラ
ンドセルに適用した状態を説明する斜視図である。この
装置では、内部に噛合手段を収納した受止め具3を、背
板1の所定位置に止着した状態で、その背板1と、蓋板
2さらに主枠4との縫着を行い、しかるのちに背負いバ
ンド5,5の基端を巻回してある環6,6の支承挿込み
具7を、上記受止め具3に挿込み噛合させるようにして
いる。
【0003】これにより、背負いバンド5,5とそれを
巻回する環6,6の取り付けを、背板1と蓋板2、及び
背板1と主枠4との縫着作業終了後に行なえるようにし
たものである。この装置によれば、背負いバンド5や環
6が縫着作業の妨げとならず、簡単に背負いバンド5を
ランドセル等に取り付けることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ランド
セルを使用する小学校低学年から高学年にかけての身体
の成長に伴って首回りや肩幅等も大きくなるが、上記従
来装置では一対の背負いバンド5,5が1つの挿込み具
3に接近して取り付けられているため、背負いバンド
5,5が次第に窮屈になるという欠点があった。
【0005】また、上記従来装置では、両端部に内向き
の鉤部を形成したばね部材により挿込み具を係止してい
たので、背負いバンド5,5に作用する引張力が該ばね
部材に直接作用する。このため、背負いバンド5,5が
通常の使用状態よりも強い力で引っ張られた場合等で
は、ばね部材が両側に広がるように塑性あるいは弾性変
形して、挿込み具が抜け出して外れる心配があった。
【0006】そこで本考案は、一対の背負いバンドの間
隔を予め広く設定できるとともに、簡易な構造としなが
らも堅牢なランドセル等の背負いバンド取付け装置の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、一対の背負い
バンド5,5の各基端部を個別に支承する2つの挿込み
具8,8と、この2つの挿込み具8,8を係止するとと
もに、ランドセル等の容体を構成する背板1に固定する
受止め具9とからなる。
【0008】受止め具9は、その支持体10に、挿込み
具8,8を個別に挿入する2つの挿入孔13,13を互
いに離間して設けている。また、各挿入孔13,13の
裏面側に、支持体10に基端部を回動自在に取り付けら
れ、かつ、先端部に挿込み具係止片11a,11aを形
成するとともに、挿入孔13から挿入された挿込み具8
を係止するロック位置(イ)と、該挿込み具8を係止し
ないアンロック位置(ロ)とに移動自在な係止部材1
1,11と、それらの係止部材11,11をロック位置
(ロ)に向けて弾性的に常時付勢する付勢部材12とを
配設している。挿込み具8は、受止め具9の挿入孔13
からの挿入動作に従って係止部材11をアンロック位置
(ロ)に向けて移動させる移動用突起20と、係止部材
11の挿込み具係止片11aを受入して係止する係止用
孔18bとを形成している。
【0009】
【作用】挿込み具を受止め具の挿入孔に挿入すると、挿
込み具に形成した移動用突起が、付勢部材の付勢力によ
りロック位置に移動されている係止部材に当接する。挿
込み具をさらに挿入すると、その移動用突起が係止部材
を付勢部材の付勢力に抗してアンロック位置に向けて移
動させ、係止部材の挿込み具係止片が挿込み具の係止用
孔に受入される。これにより、挿込み具が受止め具に係
止されて拘束状態になり、その拘束状態が付勢部材の弾
性力によって維持される。
【0010】
【実施例】本考案について図面を参照して説明する。図
1は本考案のランドセル等の背負いバンド取付け装置の
一実施例を示す分解斜視図、図2は同装置の背面図、図
3は同装置の部分分解斜視図、図4(A)はその側面
図,(B)は同平面図、図5は挿込み具とこれに当接す
る係止部材の動作状態を示す斜視図、図6は同装置をラ
ンドセルに適用した状態を説明する斜視図である。
【0011】本装置は、背負いバンド5,5の基端部を
個別に支承する2つの挿込み具8,8と、これらの挿込
み具8,8を個別に係止して、ランドセル等の容体を構
成する背板1の上辺至近位置に固定する受止め具9とか
らなる。
【0012】受止め具9は、金属あるいは合成樹脂製か
らなる横長板状の支持体10を備え、この支持体10の
裏面10a側に2つの係止部材11,11、付勢部材と
しての板ばね12が配置されている。
【0013】支持体10には、互いに離間して2つの挿
入孔13,13が形成されるともに、係止部材11,1
1の各位置決め用のストッパ14,14、係止部材11
を回転自在に支持するピン15,15の挿入孔10b,
10b及び受止め具9をランドセル等の背板1に固定す
るリベットR用の3つの嵌入孔16が両端部と中央部と
に形成されている。挿入孔13,13は、互いの各対向
内端部に縦長の挿入溝13a,13aを形成しており、
その挿入溝13aには、詳細を後述する挿込み具8の移
動用突起20が挿入される。
【0014】支持体10の上縁部には、2つの鍔部10
c,10cが左右対称に離間して形成されており、それ
らの鍔部10c,10c間にはたとえば教室の壁や机の
横にランドセル等を吊り下げるためのフック部材17が
配設されている。また、支持体10の下縁部には連続し
た鍔部10dが設けられ、この鍔部10dの一部に板ば
ね12を挾持して固定する挾持片10e,10eが形成
されている。
【0015】フック部材17は、支持体10の2つの鍔
部10c,10c間の開口幅よりも幅広く形成された段
差部17a,17aが形成され、かつ、支持体10の上
記中央部の嵌入孔16に対向する位置に同径の貫通孔が
形成された係止板17bと、この係止板17bの上端部
の支承部17cに支承されたリング17dとからなるも
のである。
【0016】係止部材11,11は、その基端部が支持
体10の裏面10aであって各挿入孔13の内側部に固
着されたピン15,15に回転自在に取り付けられてお
り、図2に示すように挿入孔13から挿入された挿込み
具8を係止するロック位置(イ)と、挿込み具8を係止
しないアンロック位置(ロ)とに移動自在となってい
る。また、各係止部材11の先端上辺部には、挿込み具
8に形成された係止用孔18b,18bに挿入する係止
部としての2つの挿込み具係止片11a,11aが形成
されている。
【0017】係止部材11,11は、下方に配置された
1つの上記板ばね12の左右両遊端部12a,12aに
よって、ロック位置(イ)に向けて常時弾性的に付勢さ
れている。板ばね12は、支持体10の鍔部10d上に
その中央部が固定されている。なお、付勢部材として
は、各係止部材11に個別に板ばねを設けてもよく、ま
た、板ばねに限らずコイルばね等の他のばね、あるいは
またゴム等の弾性体を使用してもよい。
【0018】挿込み具8は、たとえば金属製の挿込み板
18を備えており、その後端部には背負いバンド5の基
端部を取り付けるリング19を支承する筒状の支承部1
8aが形成されている。挿込み板18には、係止部材1
1を上記アンロック位置(ロ)に向けて移動させる移動
用突起20が設けられている。移動用突起20は、挿込
み板18の先端部であって一方の端の下面側に突出して
形成された三角形の板状のものであり、係止部材11と
は下向きの斜辺20aが当接する。
【0019】前述した受止め具9を、図6に示すように
ランドセルの容体を構成する背板1の上辺至近位置に配
置して、各嵌入孔にリベットRを挿入し、そのリベット
Rの先端部を背板1の内側でかしめてしっかりと固定す
る。
【0020】次に、背板1の上辺縁に蓋板2の基端を重
合して縫着し、さらに背板1の左右辺縁と下辺縁を、ラ
ンドセルの容体を構成する主枠の後面開口周辺の折曲片
に縫着して、従来と同様に容体を構成する。
【0021】一方、背負いバンド5は挿込み具8のリン
グ19にその基端を巻回して回動自在に取り付けてお
き、その挿込み具8を背板1に既に固着している前記受
止め具9に挿し込む。この挿込み動作について述べる。
【0022】挿込み具8を挿入孔13に挿入しないとき
には、図2に示すように係止部材11は、板ばね12の
付勢力によってストッパ14に当接したロック位置
(イ)に移動している。挿込み具8を挿入孔13に挿入
すると、挿込み板18の移動用突起20の斜辺20aが
図5に示すように係止部材11の上縁部に当接し、該挿
込み板18の挿入動作に従って係止部材11はピン15
を中心として回転し、アンロック位置(ロ)に向けて移
動する。
【0023】挿込み具8をさらに挿入すると、係止部材
11が移動用突起20の斜辺20aから離れ、板ばね1
2の付勢力によって、該移動用突起20の直ぐ後側の挿
込み板18の下面に当接し、挿込み具係止片11aが挿
込み板18の下面に沿って相対的に摺動する。これによ
り、係止用孔18bは挿込み具係止片11aを受入し、
結果的に挿込み板18が係止部材11によって拘束され
る。
【0024】係止部材11による挿込み板18の拘束状
態は、板ばね12の付勢力によって継続されるので、ラ
ンドセルを横倒しにしたりあるいは振動や衝撃等が加え
られるときにも挿込み具8が受止め具9から抜脱するこ
とがなく、従って、背負いバンド5が不用意に外れるこ
とがない。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、次の効果を得ることが
できる。挿込み具を挿入孔に挿入するだけで、該挿込み
具を受止め具に係止することができる。換言すると、挿
込み具を挿入孔に挿入するという動作の他に、挿込み具
を受止め具に係止させるための動作を行う必要がなく、
従って、背負いバンドの取り付けを容易にしかも瞬時に
行うことができるようになる。
【0026】係止部材をロック位置に向け、該係止部材
を付勢部材により弾性的に常時付勢しているので、挿込
み具の係止用孔から該係止部材の挿込み具係止片が抜け
出ることがなく、従って、ランドセルを横倒しにしたり
あるいは振動や衝撃等が加えられるときにも、背負いバ
ンドが不用意に外れることがない。
【0027】また、係止部材によって挿込み具を拘束す
るので、付勢部材には背負いバンドの引張力が直接作用
せず、堅牢な構造にできるとともに挿込み具の外れを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ランドセル等の背負いバンド取付け装置
の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同装置の背面図である。
【図3】同装置の部分分解斜視図である。
【図4】(A)は挿込み具の側面図,(B)は同平面図
である。
【図5】挿込み具とこれに係合する係止部材の動作状態
を示す斜視図である。
【図6】同装置をランドセルに適用した状態を説明する
斜視図である。
【図7】従来の背負いバンド取付け装置をランドセルに
適用した状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
8 9 受止め具 10 支持体 10a 裏面 11 係止部材 11a 挿込み具係止片 12 付勢部材としての板ばね 13 挿入孔 18 挿込み板 18b 係止用孔 20 移動用突起 (イ) ロック位置 (ロ) アンロック位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の背負いバンドの各基端部を個別に
    支承する2つの挿込み具と、この2つの挿込み具を係止
    するとともに、ランドセル等の容体を構成する背板に固
    定する受止め具とからなるランドセル等の背負いバンド
    取付け装置において、受止め具は、その支持体に、挿込
    み具を個別に挿入する2つの挿入孔を互いに離間して設
    けたこと、各挿入孔の裏面側に、該支持体に基端部を回
    動自在に取り付けられ、かつ、先端部に挿込み具係止片
    を形成するとともに、上記挿入孔から挿入された上記挿
    込み具を係止するロック位置と、該挿込み具を係止しな
    いアンロック位置とに移動自在な係止部材と、それらの
    係止部材をロック位置に向けて弾性的に常時付勢する付
    勢部材とを配設していること、挿込み具は、受止め具の
    上記挿入孔からの挿入動作に従って上記係止部材をアン
    ロック位置に向けて移動させる移動用突起と、上記係止
    部材の挿込み具係止片を受入して係止する係止用孔とを
    備えていることを特徴とするランドセル等の背負いバン
    ド取付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0586222U (ja) * 1992-04-28 1993-11-22 菊地 三之助 ランドセルの肩掛けバンド取付具

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JPH0739536U (ja) 1995-07-18

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