JPH0739536U - ランドセル等の背負いバンド取付け装置 - Google Patents

ランドセル等の背負いバンド取付け装置

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JPH0739536U
JPH0739536U JP7415793U JP7415793U JPH0739536U JP H0739536 U JPH0739536 U JP H0739536U JP 7415793 U JP7415793 U JP 7415793U JP 7415793 U JP7415793 U JP 7415793U JP H0739536 U JPH0739536 U JP H0739536U
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JP7415793U
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照夫 薗部
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株式会社三協総業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の背負いバンドの間隔を予め広く設定で
きるとともに、簡易な構造としながらも堅牢なものとす
る。 【構成】 受止め具の支持体10には、挿込み具8,8
を個別に挿入する2つの挿入孔13,13を互いに離間
して設けるとともに、各挿入孔13の裏面側には、挿入
された挿込み具8を係止するロック位置(イ)とその挿
込み具8を係止しないアンロック位置(ロ)とに移動自
在に配置された係止部材11と、この各係止部材11を
ロック位置(イ)に向けて弾性的に常時付勢する付勢部
材12とを配置している。挿込み具8には、挿入孔13
からの挿入動作に従って係止部材11をアンロック位置
(ロ)に向けて移動させる移動用突起20と、係止部材
11との係止部18bとを形成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ランドセル等の背負いバンド取付け装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のランドセル等の背負いバンド取付け装置として、実開昭49−123 206号公報に示すものがある。図7はその背負いバンド取付け装置をランドセ ルに適用した状態を説明する斜視図である。 この装置では、内部に噛合手段を収納した受止め具3を、背板1の所定位置に 止着した状態で、その背板1と、蓋板2さらに主枠4との縫着を行い、しかるの ちに背負いバンド5,5の基端を巻回してある環6,6の支承挿込み具7を、上 記受止め具3に挿込み噛合させるようしている。
【0003】 これにより、背負いバンド5,5とそれを巻回する環6,6の取り付けを、背 板1と蓋板2、及び背板1と主枠4との縫着作業終了後に行なえるようにしたも のである。この装置によれば、背負いバンド5や環6が縫着作業の妨げとならず 、簡単に背負いバンド5をランドセル等に取り付けることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ランドセルを使用する小学校低学年から高学年にかけての身体 の成長に伴って首回りや肩幅等も大きくなるが、上記従来装置では一対の背負い バンド5,5が1つの挿込み具3に接近して取り付けられているため、背負いバ ンド5,5が次第に窮屈になるという欠点があった。
【0005】 また、上記従来装置では、両端部に内向きの鉤部を形成したばね部材により挿 込み具を係止していたので、背負いバンド5,5に作用する引張力が該ばね部材 に直接作用する。このため、背負いバンド5,5が通常の使用状態よりも強い力 で引っ張られた場合等では、ばね部材が両側に広がるように塑性あるいは弾性変 形して、挿込み具が抜け出して外れる心配があった。
【0006】 そこで本考案は、一対の背負いバンドの間隔を予め広く設定できるとともに、 簡易な構造としながらも堅牢なランドセル等の背負いバンド取付け装置の提供を 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一対の背負いバンド5,5の各基端部を個別に支承する2つの挿込 み具8,8と、この2つの挿込み具8,8を係止するとともに、ランドセル等の 容体を構成する背板1に固定する受止め具9とからなる。
【0008】 受止め具9の支持体10には、挿込み具8,8を個別に挿入する2つの挿入孔 13,13を互いに離間して設けるとともに、各挿入孔13の裏面側には、挿入 された挿込み具8を係止するロック位置(イ)とその挿込み具8を係止しないア ンロック位置(ロ)とに移動自在に配置された係止部材11と、この係止部材1 1を上記ロック位置(イ)に向けて弾性的に常時付勢する付勢部材12とを配置 している。 挿込み具8には、挿入孔13からの挿入動作に従って係止部材11をアンロッ ク位置(ロ)に向けて移動させる移動用突起20と、係止部材11との係止部1 8とを形成している。
【0009】
【作用】
挿込み具を受止め具の挿入孔に挿入すると、挿込み具に形成した移動用突起が 、付勢部材の付勢力によってロック位置に移動されている係止部材に当接する。 挿込み具をさらに挿入すると、その移動用突起が係止部材を付勢部材の付勢力に 抗してアンロック位置に向けて移動させる。その後、係止部材と挿込み具の係止 部とが係止して拘束状態となる。
【0010】
【実施例】 本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案のランドセル等の背負 いバンド取付け装置の一実施例を示す分解斜視図、図2は同装置の背面図、図3 は同装置の部分分解斜視図、図4(A)はその側面図,(B)は同平面図、図5 は挿込み具とこれに当接する係止部材の動作状態を示す斜視図、図6は同装置を ランドセルに適用した状態を説明する斜視図である。
【0011】 本装置は、背負いバンド5,5の基端部を個別に支承する2つの挿込み具8, 8と、これらの挿込み具8,8を個別に係止して、ランドセル等の容体を構成す る背板1の上辺至近位置に固定する受止め具9とからなる。
【0012】 受止め具9は、金属あるいは合成樹脂製からなる横長板状の支持体10を備え 、この支持体10の裏面10a側に2つの係止部材11,11、付勢部材として の板ばね12が配置されている。
【0013】 支持体10には、互いに離間して2つの挿入孔13,13が形成されるともに 、係止部材11,11の各位置決め用のストッパ14,14、係止部材11を回 転自在に支持するピン15,15の挿入孔10b,10b及び受止め具9をラン ドセル等の背板1に固定するリベットR用の3つの嵌入孔16が両端部と中央部 とに形成されている。 挿入孔13,13は、互いの各対向内端部に縦長の挿入溝13a,13aを形 成しており、その挿入溝13aには、詳細を後述する挿込み具8の移動用突起2 0が挿入される。
【0014】 支持体10の上縁部には、2つの鍔部10c,10cが左右対称に離間して形 成されており、それらの鍔部10c,10c間にはたとえば教室の壁や机の横に ランドセル等を吊り下げるためのフック部材17が配設されている。また、支持 体10の下縁部には連続した鍔部10dが設けられ、この鍔部10dの一部に板 ばね12を挾持して固定する挾持片10e,10eが形成されている。
【0015】 フック部材17は、支持体10の2つの鍔部10c,10c間の開口幅よりも 幅広く形成された段差部17a,17aが形成され、かつ、支持体10の上記中 央部の嵌入孔16に対向する位置に同径の貫通孔が形成された係止板17bと、 この係止板17bの上端部の支承部17cに支承されたリング17dとからなる ものである。
【0016】 係止部材11,11は、その基端部が支持体10の裏面10aであって各挿入 孔13の内側部に固着されたピン15,15に回転自在に取り付けられており、 図2に示すように挿入孔13から挿入された挿込み具8を係止するロック位置( イ)と、挿込み具8を係止しないアンロック位置(ロ)とに移動自在となってい る。 また、各係止部材11の上辺部には、挿込み具8に形成された係止用孔18b ,18bに挿入する係止部としての2つの係止片11a,11aが形成されてい る。
【0017】 係止部材11,11は、下方に配置された1つの上記板ばね12の左右両遊端 部12a,12aによって、ロック位置(イ)に向けて常時弾性的に付勢されて いる。板ばね12は、支持体10の鍔部10d上にその中央部が固定されている 。 なお、付勢部材としては、各係止部材11に個別に板ばねを設けてもよく、ま た、板ばねに限らずコイルばね等の他のばね、あるいはまたゴム等の弾性体を使 用してもよい。
【0018】 挿込み具8は、たとえば金属製の挿込み板18を備えており、その後端部には 背負いバンド5の基端部を取り付けるリング19を支承する筒状の支承部18a が形成されている。 挿込み板18には、係止部材11を上記アンロック位置(ロ)に向けて移動さ せる移動用突起20が設けられている。移動用突起20は、挿込み板18の先端 部であって一方の端の下面側に突出して形成された三角形の板状のものであり、 係止部材11とは下向きの斜辺20aが当接する。
【0019】 前述した受止め具9を、図6に示すようにランドセルの容体を構成する背板1 の上辺至近位置に配置して、各嵌入孔にリベットRを挿入し、そのリベットRの 先端部を背板1の内側でかしめてしっかりと固定する。
【0020】 次に、背板1の上辺縁に蓋板2の基端を重合して縫着し、さらに背板1の左右 辺縁と下辺縁を、ランドセルの容体を構成する主枠の後面開口周辺の折曲片に縫 着して、従来と同様に容体を構成する。
【0021】 一方、背負いバンド5は挿込み具8のリング19にその基端を巻回して回動自 在に取り付けておき、その挿込み具8を背板1に既に固着している前記受止め具 9に挿し込む。この挿込み動作について述べる。
【0022】 挿込み具8を挿入孔13に挿入しないときには、図2に示すように係止部材1 1は板ばね12の付勢力によってストッパ14に当接し、ロック位置(イ)に移 動されている。 挿込み具8を挿入孔13に挿入すると、挿込み板18の移動用突起20の斜辺 20aが図5に示すように係止部材11の上縁部に当接し、該挿込み板18の挿 入動作に従って係止部材11はピン15を中心として回転し、アンロック位置( ロ)に向けて移動する。
【0023】 挿込み具8をさらに挿入すると、係止部材11が移動用突起20の斜辺20a から離れ、板ばね12の付勢力によって、該移動用突起20の直ぐ後側の挿込み 板18の下面に当接し、係止片11aが挿込み板18の下面に沿って相対的に摺 動する。そして、板ばね12の付勢力によって係止片11aが係止用孔18bに 挿入されて拘束される。
【0024】 係止部材11による挿込み板18の拘束状態は、板ばね12の付勢力によって 継続されるので、ランドセルを横倒しにしたりあるいは振動や衝撃等が加えられ るときにも挿込み具8が受止め具9から抜脱することがなく、従って、背負いバ ンド5が不用意に外れることがない。 なお、本考案は前述した実施例に限るものではなく、その要旨の範囲内で様々 に変形実施が可能であることを付記する。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、一対の背負いバンドの各基端部にそれぞれ別の挿込み具を取 り付けるとともに、各挿込み具を挿入する2つの挿入孔を支持体に互いに離間し て形成したので、上記一対の背負いバンドの間隔を予め広く設定することができ る。
【0026】 また、係止部材によって挿込み具を拘束するので、付勢部材には背負いバンド の引張力が直接作用せず、堅牢な構造にできるとともに挿込み具の外れを防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ランドセル等の背負いバンド取付け装置
の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同装置の背面図である。
【図3】同装置の部分分解斜視図である。
【図4】(A)は挿込み具の側面図,(B)は同平面図
である。
【図5】挿込み具とこれに係合する係止部材の動作状態
を示す斜視図である。
【図6】同装置をランドセルに適用した状態を説明する
斜視図である。
【図7】従来の背負いバンド取付け装置をランドセルに
適用した状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
8 挿込み具 9 受止め具 10 支持体 10a 裏面 11 係止部材 11a 係止片 12 付勢部材としての板ばね 13 挿入孔 14 ストッパ 17 フック部材 18 挿込み板 18b 係止部としての係止用孔 20 移動用突起 (イ) ロック位置 (ロ) アンロック位置 R リベット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の背負いバンドの各基端部を個別に
    支承する2つの挿込み具と、この2つの挿込み具を係止
    するとともに、ランドセル等の容体を構成する背板に固
    定する受止め具とからなるランドセル等の背負いバンド
    取付け装置であって、受止め具の支持体には、挿込み具
    を個別に挿入する2つの挿入孔を互いに離間して設ける
    とともに、各挿入孔の裏面側には、挿入された挿込み具
    を係止するロック位置とその挿込み具を係止しないアン
    ロック位置とに移動自在に配置された係止部材と、この
    各係止部材をロック位置に向けて弾性的に常時付勢する
    付勢部材とを配置したこと、挿込み具には、挿入孔から
    の挿入動作に従って係止部材をアンロック位置に向けて
    移動させる移動用突起と、係止部材との係止部とを形成
    したことを特徴とするランドセル等の背負いバンド取付
    け装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0586222U (ja) * 1992-04-28 1993-11-22 菊地 三之助 ランドセルの肩掛けバンド取付具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0586222U (ja) * 1992-04-28 1993-11-22 菊地 三之助 ランドセルの肩掛けバンド取付具

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