JP2572383Y2 - 弾性反転形キャップ - Google Patents

弾性反転形キャップ

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JP2572383Y2
JP2572383Y2 JP1992072161U JP7216192U JP2572383Y2 JP 2572383 Y2 JP2572383 Y2 JP 2572383Y2 JP 1992072161 U JP1992072161 U JP 1992072161U JP 7216192 U JP7216192 U JP 7216192U JP 2572383 Y2 JP2572383 Y2 JP 2572383Y2
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辰男 椿
修三 遠藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天蓋を別部材で形成し
た注出栓形の弾性反転形キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】弾性反転形キャップとしては、キャップ
本体と天蓋とを一部品で形成できる3点ヒンジ形が代表
的であるが、この3点ヒンジ形の場合、支点ヒンジが外
面に突出し、また天蓋中央帯後部の弾性反転板両脇に切
り溝が表われる等意匠性が損なわれるという理由から、
天蓋を別部材としてキャップ本体に組込む方式のものが
注目されている。
【0003】この方式の1例として実願昭61−133618号
がある。この出願のものは、別部材の天蓋の裏面後部両
側に軸受部を垂設し、これら軸受部をキャップ体頂板後
部両側から後方にL字状に屈曲させて起立した弾性支持
軸端の嵌合ピンに嵌合枢支させた構造のもので、天蓋を
弾性支持軸の弾性に抗し強制的に回動反転させて閉、開
状態にするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例によれば、
比較的簡単な構造で天蓋が弾性反転できるが、この反転
は1対の弾性支持軸のみを強制的に変形させて行なうの
で、反転させる操作が重い欠点がある。
【0005】また取付けの関係上嵌合ピンは短かく、こ
のため天蓋を横方向に動かしたりした場合嵌合枢支部が
抜けて天蓋が外れたりすることがある。
【0006】本考案は天蓋を横方向に動かしたりしても
外れにくく、また軽い操作力で反転操作できる使い易い
弾性反転形キャップを得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の弾性反転形キャ
ップは、頂板3の後部側に孔部4を切欠き、また中央部
にノズル状に注出孔5を開孔し、頂板3の注出孔5まわ
り裏面からは取付け用周壁6を、周縁からは化粧用周壁
7を垂設し、取付け周壁6の後部両側から前記孔部4を
通し上方に立上って後方に屈曲する逆L形の左右1対の
弾性支軸8,8を起立し、さらに頂板3の一部を利用し
て弾性支軸8,8間の孔部4に位置する板ばね9を設け
たキャップ本体1と、裏面の中央部からは前記注出孔5
に挿入する棒栓10を、後部左右両側からは前記弾性支軸
8,8端に係合枢支する軸受部11, 11を、これら軸受部
11, 11の中間部からは弾性支軸8,8間に隙間を介し介
在しかつ前記板ばね9上面に乗る横振れ防止兼用の作動
板12を垂設し、この作動板12で板ばね9と弾性支軸8,
8とを弾性変形させて開閉状態に反転される天蓋2とを
具えた構成としている。
【0008】
【作用】上記において、閉蓋、閉栓状態にある天蓋2
は、後部の作動板12が下面の板ばね9で支承された状態
にあり、従って閉蓋状態は安定に保たれている。
【0009】注出に際し開蓋、開栓するときは、天蓋2
の前部を持ち上げ後部の軸受部11,11の枢支点を支点と
して上方後部の2点鎖線位置に開く。このとき、作動板
12の軸受部11, 11の枢支点から最も遠い後部下端イが板
ばね9を押下げて回動して乗り越え、2点鎖線位置に達
したときは天蓋2の後部外側面ロが復帰した板ばね9で
支承されるので、開蓋、開栓状態は安定し、結局天蓋2
は閉蓋、開蓋いずれの状態もワンタッチで行なわれ、し
かもそれらの状態が安定的に保持される。
【0010】この天蓋2の反転操作で、作動板12が板ば
ね9を押下げるとしたが、この場合1対の弾性支軸8,
8は板ばね9押下げを緩和するように変形するので、反
転のための操作力は軽くすみ、弱い力でも容易に実行で
きる。
【0011】また、天蓋2をうっかり横方向に動かそう
としても、天蓋2の横振れ防止兼用の作動板12が狭い隙
間を介して弾性支軸8,8間にあり、それらの横振れを
制限しているので、天蓋2の外れが防止できる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明するに、本
考案ではキャップ本体1と天蓋2を別部材で構成するも
のにおいて、天蓋2反転が楽にでき、また天蓋2の外れ
を防止できるようにした点に特長を有する。
【0013】第1の実施例(図1と図2)
【0014】キャップ体1は、頂板3の後部側に略方形
の孔部4を切欠き、また中央部にノズル状に立設させて
注出孔5を開孔し、そして頂板3の注出孔5まわり裏面
からは取付け用周壁6を、周縁からは化粧用周壁7を長
めに垂設し、取付け用周壁6の後面両側から前記孔部4
を通し上方に立上って後方に屈曲する逆L字形の弾性支
軸8,8を起立し、さらに化粧用周壁7後部上端から頂
板3一部を利用して斜め内上方向に傾斜した板ばね9を
内方に突出し、この板ばね9を前記1対の弾性支軸8,
8間の孔部4に配設している。
【0015】このキャップ本体1は、取付け用周壁6を
螺合させて容器体13の口頸部14に装着される。
【0016】天蓋2は伏せ皿状のもので、裏面中央部か
ら前記注出孔5に挿入する棒栓10を、また裏面の後部左
右両側からは前記弾性支軸8,8遊端外面のピンに嵌合
枢支する軸受部11, 11を、さらにこれら軸受部11, 11の
間からは弾性支軸8,8間に狭い隙間を介して位置し、
しかも板ばね9に乗る横振れ防止兼用の作動板12を垂設
している。
【0017】前記1対の軸受部11, 11の内面には、弾性
支軸8,8のピンに上方から押込み嵌合できるようΩ形
の溝が形成され、また作動板12は下面を板ばね9に対応
させて斜めにカットし、この傾斜面ハで板ばね9上に乗
る配置としてある。この作動板12の、軸受部11, 11の枢
支点から下方傾斜面ハに至る垂線長さは、枢支点から後
部外側面ロに至る水平長さと略同じ長さに整定してあ
る。
【0018】従って、この実施例において、常時は図1
a,bに示すように閉蓋、閉栓した天蓋2は後部下面の
作動板12が下面の傾斜面ハを介し板ばね9で押上げられ
た状態にあるので、閉蓋、閉栓状態が安定的に保持され
ている。一方開蓋、開栓は軸受部11, 11の枢支点を支点
として回転する天蓋2が作動板12のイ点が板ばね9を押
下げて2点鎖線位置に乗り越え、この状態が天蓋2後部
の外側面ロが板ばね9で押上げられた状態となることで
開蓋、開栓状態が安定的に保持される。
【0019】天蓋2のこの反転動作で、板ばね9は下方
に押下げられるが、同時に弾性支軸8,8が板ばね9押
下げを緩和するように変形するので、弱い操作力でも楽
に反転操作できる。
【0020】また1対の支軸8,8間には狭い隙間を介
し作動板12が介在し横方向の振れを制限しているので、
天蓋2を横に動かしたりしても外れたりする懸念はな
い。
【0021】第2の実施例(図3、図4)
【0022】この実施例は、伏せ皿状の天蓋2周縁の垂
下周壁15の外面を横向き山形として中央帯を外方に突出
する形状とし、この外面の上半の斜め外下方向の周面ロ
を開蓋安定保持面とし、また板ばね9はノズル状注出孔
5基部背後から後方孔部4に水平に延出させている。
【0023】この実施例も同様の作用、効果を奏する。
【0024】即ち、常時は図示のように作動板12の底面
ハが板ばね9で押上げられて天蓋2の閉蓋状態を保持
し、天蓋2の開蓋時には作動板12のイ点が板ばね9を押
下げて反転し、2点鎖線位置まで開いたとき作動板12の
ロ面が板ばね9上に乗り押上げられることで、開蓋状態
が安定的に保持される。
【0025】なお、第5図は第1の実施例をチューブ容
器13aに用いる場合の変形を参考的に示したものであ
る。チューブ容器13aの場合、周知のようにキャップを
下に倒立状態に載置する例が多い。このため浴室等で使
用するものの場合、第1の実施例でいえば化粧用周壁7
端と容器体13の肩部間の隙間から水滴や湯気が入り込
み、これが取付けキャップ6を通しチューブ容器13a内
に侵入することがある。
【0026】そこで、この図例では、チューブ容器13a
の口頸部14aから肩部にかけて補助部材16を螺合装着
し、この補助部材16の口頸部17にキャップ本体1の取付
け周壁6を液密に外嵌装着し、また化粧用周壁7を補助
部材16周縁から起立した係合筒18に外嵌係合して取付
け、倒立状態に置いても内部に水滴が入り込まないよう
にしたものである。
【0027】
【考案の効果】上記したように、本考案では、キャップ
本体1の上面後部から起立した1対の弾性支軸8,8
に、別部材の天蓋2を後部裏面の1対の軸受部11, 11で
枢着して弾性反転させるものにおいて、キャップ本体1
の頂板3後部に開けた孔部4に板ばね9を配し、一方天
蓋2側では1対の軸受部11, 11間に、前記弾性支軸8,
8間に狭い隙間を介して位置し、かつ板ばね9上に乗る
横振れ防止兼用の作動板12を設け、天蓋12開閉時この作
動板12で板ばね9を押込み、同時に弾性支軸8,8を板
ばね9押下げを緩和させるよう変形させて弱い力で楽に
反転操作することができ、しかも天蓋2の横方向の振れ
を制限して外れにくくしたので、使い易い弾性反転形キ
ャップが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a,bは第1の実施例の上面図と縦断側面図で
ある。
【図2】同実施例の分解斜視図である。
【図3】a,bは第2の実施例の上面図と縦断側面図で
ある。
【図4】同実施例の分解斜視図である。
【図5】変形例の要部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 天蓋 8,8 弾性支軸 9 板ばね 11, 11 軸受部 12 作動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 47/08 B65D 43/22 B65D 43/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂板3の後部側に孔部4を切欠き、また
    中央部にノズル状に注出孔5を開孔し、頂板3の注出孔
    5まわり裏面からは取付け用周壁6を、周縁からは化粧
    用周壁7を垂設し、取付け周壁6の後部両側から前記孔
    部4を通し上方に立上って後方に屈曲する逆L形の左右
    1対の弾性支軸8,8を起立し、さらに頂板3の一部を
    利用して弾性支軸8,8間の孔部4に位置する板ばね9
    を設けたキャップ本体1と、裏面の中央部からは前記注
    出孔5に挿入する棒栓10を、後部左右両側からは前記弾
    性支軸8,8端に係合枢支する軸受部11, 11を、これら
    軸受部11, 11の中間部からは弾性支軸8,8間に隙間を
    介し介在しかつ前記板ばね9上面に乗る横振れ防止兼用
    の作動板12を垂設し、この作動板12で板ばね9と弾性支
    軸8,8とを弾性変形させて開閉状態に反転される天蓋
    2とを具えた弾性反転形キャップ
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