JP2572187B2 - 出銑樋残銑抜き装置およびそのストッパ操作装置 - Google Patents

出銑樋残銑抜き装置およびそのストッパ操作装置

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JP2572187B2 JP23704692A JP23704692A JP2572187B2 JP 2572187 B2 JP2572187 B2 JP 2572187B2 JP 23704692 A JP23704692 A JP 23704692A JP 23704692 A JP23704692 A JP 23704692A JP 2572187 B2 JP2572187 B2 JP 2572187B2
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gutter
tapping
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residual iron
tapping gutter
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恒也 長谷川
恒雄 相原
正司 木村
精祐 児子
泰夫 今飯田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶鉱炉などの出銑樋残
銑抜き装置およびそのストッパ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶鉱炉などの溶解炉の出銑にお
いては、溶銑と溶融スラグとが混在して炉から排出され
るため、溶銑とスラグとを分離するために、図5、図6
および図7に示すようなスキンマ式出銑樋が使用され
る。すなわち、溶鉱炉1の側部に設けられた出銑樋2の
溶銑の出側の流路にスキンマダンパ4が取りつけられ、
その後流に設けられた立ち上がり部5までの間に溶銑9
が貯留できるように構成される。
【0003】そして図7に示すように、この出銑樋2は
溶銑9とスラグ10とをその比重差を利用してスキンマダ
ンパ4により分離するものであり、スキンマダンパ4で
堰き止められたスラグ10はスラグ排出口3から排出され
る。また溶銑9はスキンマダンパ4の下を通り出側の流
路に設けられた立ち上がり部5の上面と左右の壁面で囲
まれた溶銑樋2’を経由してトピードカー(図示せず)
などに注入される。また、立ち上がり部5を設けること
により、出銑樋に溶銑が貯留できるようになっており、
よってスキンマダンパ4により溶銑とスラグとを分離す
ることができる。
【0004】一方、出銑樋2は耐火物の損耗により定期
的に修理が必要であり、修理の際には出銑樋内に残留し
た残銑9を完全に排出する必要がある。出銑樋中の残銑
抜き方法としては、残銑抜き開孔機6を用いて出銑樋
の側壁の耐火物をドリルで削り残銑抜き用の孔7を開
け、該孔を通して残銑を抜く方法が一般的である。
【0005】また酸素を用いて出銑樋の側壁の耐火物
を溶解し、残銑抜き用の孔を開け、同じく該孔を通して
残銑を抜く方法も一部で行われている。さらに特開昭
48−067103号公報には、出銑樋を傾転させて残銑を排出
する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の残銑
抜き開孔機による方法では、残銑抜き樋の設置が不可欠
となる。また残銑抜き用の開孔機の設置も必要となるな
ど装置が大型化し、設置スペースも広くなり設備費が多
大となるという問題がある。その上、残銑抜き開孔機へ
の開孔用金棒の着脱など作業員にとって重筋労働であ
り、残銑の吹き出しに曝されるなどの危険もある。
【0007】の酸素を使用して残銑抜き用の孔を開け
る方法は、同じく作業員にとって重筋作業である上に高
温溶融物に接近した作業であり、残銑の吹き出しに曝さ
れる危険があるなど安全上の問題もある。また、残銑抜
き樋も必要であり、設備費や設置スペースの問題もあ
る。一方、の特開昭48-067103 号公報に開示された方
法では、出銑樋内に残留した残銑が流動できる状態すな
わち高温溶融状態でないと、出銑樋を傾転して残銑を排
出できないため、出銑が終了し出銑孔が閉塞され次第、
すぐに実施しなければならない。
【0008】しかしこの方法ではマッドガンなどの出銑
孔を閉塞する装置で出銑孔閉塞後、閉塞材の焼結のため
に30分〜1時間を要し、その後でないと出銑樋を傾転す
ることができず、出銑樋内に残留した残銑が凝固してし
まい排出できないという問題がある。さらに出銑樋を傾
転するということは、出銑樋鉄皮と樋のライニングの耐
火物との目地切れや、耐火物の亀裂の発生などの悪影響
もある。
【0009】本発明は、前記問題点を解決した出銑樋の
残銑抜き装置およびそのストッパ操作装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶鉱炉などの
スキンマ式出銑樋において、スキンマダンパ後流の立ち
上がり部の樋幅方向の側壁側に、立ち上がり部直前の樋
底面と同一レベルまで切り通しの溝を形成し、該溝に上
下に昇降自在な耐火物構造のストッパを介装したことを
特徴とする出銑樋残銑抜き装置である。
【0011】また前記ストッパを操作する装置であっ
て、そのストッパを保持する保持部材と、この保持部材
を昇降ガイドでガイドしながら昇降自在とする昇降シリ
ンダと、前記昇降ガイドを旋回用歯車を介して旋回自在
とする旋回モータとから構成されることを特徴とする出
銑樋残銑抜き装置に用いられるストッパ操作装置であ
る。
【0012】
【作 用】本発明の出銑樋残銑抜き装置によれば、溶鉱
炉などのスキンマ出銑樋においてスキンマダンパ後流の
立ち上がり部の樋壁側部に、立ち上がり部直前の樋底面
と同一レベルまで立ち上がり部の切り通しの溝を形成
し、該溝に上下に昇降自在な耐火物構造のストッパを挿
入し、溝を堰き止めるようにしたので、残銑抜きの際、
このストッパを上昇させるだけで、溝の間隙すなわち、
樋底面とストッパの先端部との間隙である残銑流路から
残銑を容易に排出できるようになる。
【0013】出銑中は該ストッパを溝に挿入することに
より溝は堰き止められ、溶銑はスキンマ後流の立ち上が
り部の上面とストッパと樋壁面とで囲まれた出銑時流路
から流出するようになり、本来のスキンマ出銑樋の機能
を果たす。また本発明のストッパ操作装置によれば、ス
トッパを昇降自在とし、また旋回自在とし、さらにそれ
を遠隔操作が可能であることから、ストッパの交換を容
易にすることができる。
【0014】
【実施例】本発明の1実施例を図1〜図4によって説明
する。図1は本発明の残銑抜き装置の平面説明図で、図
2はそのB−B視断面図であり、図3は本発明の出銑樋
の残銑抜き状況の説明図である。図1および図2に示す
ようにスキンマ式出銑樋2のスキンマダンパ4の後流の
樋底に、不定形耐火物で断面梯形状の立ち上がり部5’
を樋幅の全幅に形成するにあたって、樋壁側に切り通し
の溝11を形成し、ごの溝11にストッパ12を介装する。立
ち上がり部5’の樋幅方向の幅は、出銑中の溶銑流量を
考慮して400mm としたのに対し、切り通しの溝11の幅は
100 〜200mm が適当である。
【0015】このストッパ12は図4に示すストッパ操作
装置Aにより昇降する。該ストッパ操作装置Aは、スト
ッパ12と昇降用シリンダ16とが保持部材15で連結され、
昇降のガイド17上を摺動して昇降できる。さらに、昇降
ガイド17は歯車18を介して旋回モータ19により旋回可能
である。まず、出銑中は、ストッパ12を昇降用シリンダ
16により樋底面まで溝11の中に押し込み介装し、該溝11
を堰き止めておく。切り通しの溝11にストッパ12を介装
してある場合、溶銑は立ち上がり部5’においてストッ
パ12と樋2の樋壁との間隙すなわち出銑時流路14を流出
し、従来のスキンマ式出銑樋と同様に溶銑はトピードカ
ー(図示せず)に注入される。
【0016】一方、出銑終了後、出銑樋2に残留してい
る残銑9を排出するときは、ストッパ12を昇降用シリン
ダ16によって図4の2点鎖線の位置まで上昇させ、溝11
の底面とストッパ12との間隙すなわち残銑流路14から残
銑9を排出させる。排出された残銑9は溶銑と同様の樋
を通るので、残銑用樋などの設備は不必要である。ま
た、ストッパ12は芯鉄棒の周囲に不定形耐火物を施工し
た、上面が下面よりやや大きい角柱状のもので、前記ス
トッパ操作装置Aのアーム15に遠隔操作で自在に着脱さ
れるのでストッパ12の交換が簡単に行える。
【0017】本発明による出銑樋残銑抜き装置を使用し
た操業では、残銑抜き所要時間が3分程度であり、従来
の残銑抜き開孔機による場合の所要時間の1/3以下に
短縮され、しかも本発明の装置は遠隔操作により作業が
できるので、安全性が飛躍的に向上した。
【0018】
【発明の効果】出銑樋のスキンマダンパ部に設けた本発
明の立ち上がり部の溝に介装したストッパの昇降により
簡単に残銑抜きを行えるようになる。また、該ストッパ
は上下昇降・左右旋回ができ、しかも遠隔操作のできる
装置に装着されるので、該ストッパの上下昇降・左右旋
回が遠隔操作でできるため、残銑抜き作業が格段に安全
にまた容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の残銑抜き装置の平面説明図である。
【図2】本発明の残銑抜き装置のB−B視断面の説明図
である。
【図3】本発明の残銑抜き装置のB−B視断面における
残銑抜き状況説明図である。
【図4】本発明の残銑抜き装置に用いられるストッパ操
作装置の正面説明図である。
【図5】従来の出銑樋、スキンマ、残銑抜き開孔機およ
び残銑抜き樋の設置状態を示す平面説明図である。
【図6】従来の出銑樋のA−A視断面説明図である。
【図7】従来の出銑樋における出銑状況を示すA−A視
断面説明図である。
【符号の説明】
1 溶鉱炉 2 スキンマ式出銑樋 2’溶銑樋 3 スラグ排出口 4 スキンマダンパ 5 立ち上がり部 5’本発明の立ち上がり部 6 残銑抜き開孔機 7 残銑抜き孔 8 残銑抜き樋 9 溶銑または残銑 10 スラグ 11 溝 12 ストッパ 13 残銑流路 14 出銑時流路 15 保持部材 16 昇降用シリンダ 17 昇降ガイド 18 歯車 19 旋回モータ A ストッパ保持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児子 精祐 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 今飯田 泰夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 平5−093216(JP,A) 特開 平5−009524(JP,A) 特開 昭61−149407(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶鉱炉などのスキンマ式出銑樋におい
    て、スキンマダンパ後流の立ち上がり部の樋幅方向の側
    壁側に、立ち上がり部直前の樋底面と同一レベルまで切
    り通しの溝を形成し、該溝に上下に昇降自在な耐火物構
    造のストッパを介装したことを特徴とする出銑樋残銑抜
    き装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパを操作する装置であって、
    そのストッパを保持する保持部材と、この保持部材を昇
    降ガイドでガイドしながら昇降自在とする昇降シリンダ
    と、前記昇降ガイドを旋回用歯車を介して旋回自在とす
    る旋回モータとから構成されることを特徴とする出銑樋
    残銑抜き装置に用いられるストッパ操作装置。
JP23704692A 1992-09-04 1992-09-04 出銑樋残銑抜き装置およびそのストッパ操作装置 Expired - Lifetime JP2572187B2 (ja)

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