JP2571988Y2 - レンジフードファンにおける送風機ユニットの落下防止装置 - Google Patents

レンジフードファンにおける送風機ユニットの落下防止装置

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JP2571988Y2
JP2571988Y2 JP1993043049U JP4304993U JP2571988Y2 JP 2571988 Y2 JP2571988 Y2 JP 2571988Y2 JP 1993043049 U JP1993043049 U JP 1993043049U JP 4304993 U JP4304993 U JP 4304993U JP 2571988 Y2 JP2571988 Y2 JP 2571988Y2
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強 佐藤
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Fuji Industrial Co Ltd
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Fuji Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は台所のガス台や電気コン
ロ等の調理器の上方に設置され、調理によって発生する
燃焼ガス、油煙、臭い等を屋外に排出するレンジフード
ファン、更に詳しくは天井壁や背側壁に固定された天板
部に、背板部、左右板部を取付けてフード体を形成し、
且つ該フード体の前開放部を前板部で被蓋すると共に、
フィルターを備えた送風機ユニットをフード体内の天板
部に取付たレンジフードファンにおける送風機ユニット
の落下防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レンジフードファンは、一般的な
形態としては送風機がフード体に組み付けられたフード
本体と、その前面を被蓋する前板部の形で工場から出荷
され、フード本体を施工現場で背側壁に固定した後、前
板部をフード本体に組み付ける。このようなレンジフー
ドファンではフード本体がかなりの重量となるので、一
人作業での取付が困難になり取付施工が簡潔に行えない
こと、及びその後のメンテナンス、サービス上の部品交
換が困難になること等から本出願人は既に天板部と、背
板部、左右板部を一体に有する平面視コ形の主函体と、
その主函体を前方から被蓋する前板部と、フィルターを
備えた送風機ユニットとから構成されるレンジフードフ
ァン(下記ではユニット型のレンジフードファンと称す
る)を提案している。このユニット型のレンジフードフ
ァンは、先ず建屋に天板部を固定し、この天板部に、背
板部、左右板部を一体に形成した主函体と、フィルター
を内蔵した送風機ユニットとを組み付けることによっ
て、従来に比べて施工現場での設置作業を大幅に簡素化
できるメリットがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
ユニット型のレンジフードファンでは、送風機ユニット
が重量化し且つ大型化する。そのため、その送風機ユニ
ットをガス台や電気コンロ上から持ち上げて取付る際、
誤って作業者が手を滑らせて送風機ユニットを落下させ
て、送風機ユニットを破損させたり、作業者自信が怪我
をする虞れがある。
【0004】本考案は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その目的とする処は、送風機ユニットを天板部
分に取付る際に手を滑らせても送風機ユニットが落下す
ることがない安全なレンジフードファンにおける送風機
ユニットの落下防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、天井壁や背側壁に固定された天
板部に、背板部、左右板部を取付けてフード体を形成
し、且つ該フード体の前開放部を着脱可能な前板部で被
蓋すると共に、フィルターを備えた送風機ユニットをフ
ード体内の天板部に取付たレンジフードファンにおいて
天板部に送風機ユニットを取付る際の同送風機ユニット
の落下防止装置であって、前記送風機ユニットのハウジ
ングの背板部上端域と、前記天板部分から上記背板部上
域部に対向して垂設した垂設部との両者の内、一方に鉤
部を設け、他方にその鉤部が掛止される被掛止部を設
け、該被掛止部は、鉤部を同被掛止部に掛止した引っ掛
け状態の送風機ユニットが天板部内面に当接するまでの
上昇を許容する大きさをもつ孔状もしくは開放縁に掛止
用突部を有する凹状に形成されていることを要旨とす
る。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、鉤部を被掛止部に掛
止して天板部に引っ掛けた送風機ユニットを、そのハウ
ジングの天井面が天板部に下面に当接するように持ち上
げる。被掛止部は鉤部を同被掛止部に掛止した引っ掛け
状態の同送風機ユニットの天板部内面に当接するまでの
上昇を許容する大きさをもって形成した孔状もしくは開
放縁に掛止用突部を有する凹状に形成しているため、送
風機ユニットの上昇を妨げない。その際、手を滑らせて
も鉤部を構成する横向片部とその横向片部から垂設した
下向片部とのコーナー部に被掛止部の孔縁もしくは掛止
用突部が落下速度を加速する以前に引っ掛かり、送風機
ユニットの落下が防止される。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したレンジフ
ードファンにおける送風機ユニットの落下防止装置であ
るから、天板部近傍に引っ掛けた状態から持ち上げられ
て天板部分に取付られる天板部取付時の送風機ユニット
の手の滑りによる落下を確実に防止し、送風機ユニット
が破損せず、作業者にとっても安全である。しかも、天
板部近傍高さに送風機ユニットを仮止め状に引っ掛けて
から取付作業が遂行可能であり、作業者が安全且つ楽な
姿勢を決めてから送風機ユニットの取付作業が行え、取
付作業性が向上できる。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図4は本実施例レンジフードファンにお
ける送風機ユニットの落下防止装置を示しており、符号
1は天板部、2はその天板部1に取付られた主函体、3
は上記天板部1に取付られフィルタ3aを備えた送風機
ユニットである。尚、上記主函体2の前側開放部を被蓋
する前板部は省略する。
【0009】天板部1は金属平板を用いたプレス加工に
よって前縁を除いてフランジ部11を垂設した平面視方形
状を呈する略偏平箱形状に形成すると共に背側壁Bの上
部に固定した一対のブラケット10、10に水平状に取付て
なり、前側部位と後側部位に各々一対づつ計4個の送風
機ユニット3を取付けるための固定螺子21…が上面から
貫通状に固設されている。
【0010】主函体2は上記天板部1とでフード体Aを
構成するものであり、上記天板部1と同様に金属平板を
用いたプレス加工によって背板部12、左右板部22、22を
一体に有する平面視コ形状に形成され、周縁にフランジ
部32…を内向き形成してなり、同天板部1に取付られて
いる。
【0011】送風機ユニット3は前板部(図示せず)側
を短縁側とする平面視台形状を呈する内部中空なハウジ
ング3bにおいて傾斜状の両側面に油煙の吸込口3cを開口
し、その吸込口3cを着脱可能にフィルター3aで被蓋する
と共に、内部に送風機3dを一体的に組み込んで製作さ
れ、ハウジング3bの天井部3b’に送風機3dの排気口(図
示せず)と連通する排気ダクト(図示せず)との接続口
3eを開口してなり、このハウジング3bの背板部3b”上端
の左右箇所には同背板部3b”への固定片部4aとその固定
片部4a下端から下向きL形状に背後方向を向けて突設形
成した鉤状片部4bからなる鉤部4が取付られている。
【0012】この鉤状片部4bは図示するように横向片部
4b’とその横向片部4b’から若干主函体2の背板部12方
向に傾斜状に下向片部4b”を垂設して形成されている。
【0013】上記鉤部4の鉤状片部4bが掛止される被掛
止部5は本実施例では孔を示し、前記する天板部1に取
付られ上記ハウジング3bの背板部3b”側の垂下片部5bを
長くする逆U字形の金属製型材からなる垂設部5aの、そ
の上記垂下片部5bに正面視で矩形状に鉤状片部4bと対向
して開孔してある。尚、この垂設部5aは上記するハウジ
ング3bの背板部3b”側の垂下片部5bの両端部に送風機ユ
ニット3の背板部3b”幅よりも僅かに広い間隔をもって
左右片部5a’、5a’を同送風機ユニット3側に折曲形成
して、送風機ユニット3の背板部3b”がその左右片部5
a’、5a’間に入り込むように送風機ユニット3をセッ
トすれば、自ずと鉤部4が被掛止部5に掛止するような
ガイド手段を有している。
【0014】この被掛止部5、即ち掛止用孔は図4に示
すようにして鉤部4の鉤状片部4bを掛止した状態から送
風機ユニット3を上方に持ち上げて同送風機ユニット3
におけるハウジング3bの天井部3b’を天板部1の内面に
当接した際の鉤状片部4bの上昇を妨げない大きさをもっ
て開孔されている。
【0015】また、送風機ユニット3のハウジング3bに
は上記説明のように鉤部4の鉤状片部4bを被掛止部5に
掛止させた状態から送風機ユニット3を上方向に持ち上
げた際、前記固定螺子21の軸部21aと相対する天井部31
b’部分にその軸部21aの通孔3fを開孔している。
【0016】上記のように構成したレンジフードファン
における送風機ユニット3の天板部1に対する取付手順
は、まず前記説明のように室の背側壁Bの上部に固定し
た取付用のブラケット10、10に天板部1を水平状に取付
る。次に、主函体2を同天板部1に取付てフード体Aを
形成する。そして、天板部1から垂設した垂設部5aの被
掛止部5の孔縁下縁に送風機ユニット3のハウジング3b
に取付た鉤部4の鉤状片部4bを掛止して送風機ユニット
3を図4に示すように片持ち状に引っ掛ける。その状態
から送風機ユニット3を、同送風機ユニット3のハウジ
ング3bの天井部3b’が天板部1の内面に当接するように
上方に持ち上げ、通孔3fから固定螺子21の軸部21aをハ
ウジング3b内に突出させる。最後にハウジング3b内に天
井部3b’から突出する軸部21aにナット部材6を締め付
けて送風機ユニット3の天板部1への取付が完了する。
送風機ユニット3を持ち上げた時に手が滑ったりして、
送風機ユニット3が一時的に無支持になった場合には、
送風機ユニット3は落下速度を加速せずにすぐさま鉤部
4の横向片部4b’とその横向片部4b’から垂設した下向
片部4b”とのコーナー部に引っ掛かるため、送風機ユニ
ット3は落下しない。
【0017】尚、本考案では被掛止部5が凹状に形成さ
れているものも包含する。図示しないが、この場合には
開放縁に、前記横向片部4b’とその横向片部4b’から垂
設した下向片部4b”とのコーナー部が引っ掛かる掛止用
突部(図示せず)を有する形状に形成する。また、本考
案は同ハウジング3bに被掛止部5を設け、天板部1に鉤
部4を取付た落下防止装置も包含する。この場合には被
掛止部5の孔縁上縁あるいは開放縁上縁の掛止用突部に
上向き略L形の鉤部4を掛止して仮止めし、その状態か
ら送風機ユニット3を天板部1内面に当接するように持
ち上げるようにする。
【0018】更に、本考案では、図示しないが施工現場
で天板部に背板部と左右板部とを別々に組み付けてフー
ド体を形成するレンジフードファンにおける送風機ユニ
ットの落下を防止する落下防止装置を包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例レンジフードファンにおける送風機ユ
ニットの落下防止装置の使用状態を示す平面図で一部切
欠して示す。
【図2】同縦断側面図。
【図3】図2の(3)−(3)線断面図。
【図4】送風機ユニットを天板部に引っ掛ける状態を示
す要部の部分断面図。
【符号の説明】
B:背側壁 A:フード体 2:主函体 1:天板部 3:送風機ユニット 3a:フィルター 3b:ハウジング 4:鉤部 5:被掛止部 21:固定螺子 21a:固定螺子の軸部 3f:通孔 5a:垂設部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井壁や背側壁に固定された天板部に、
    背板部、左右板部を取付けてフード体を形成し、且つ該
    フード体の前開放部を着脱可能な前板部で被蓋すると共
    に、フィルターを備えた送風機ユニットをフード体内の
    天板部に取付たレンジフードファンにおいて天板部に送
    風機ユニットを取付る際の同送風機ユニットの落下防止
    装置であって、前記送風機ユニットのハウジングの背板
    部上端域と、前記天板部分から上記背板部上域部に対向
    して垂設した垂設部との両者の内、一方に鉤部を設け、
    他方にその鉤部が掛止される被掛止部を設け、該被掛止
    部は、鉤部を同被掛止部に掛止した引っ掛け状態の送風
    機ユニットが天板部内面に当接するまでの上昇を許容す
    る大きさをもつ孔状もしくは開放縁に掛止用突部を有す
    る凹状に形成されていることを特徴とするレンジフード
    ファンにおける送風機ユニットの落下防止装置。
JP1993043049U 1993-08-05 1993-08-05 レンジフードファンにおける送風機ユニットの落下防止装置 Expired - Lifetime JP2571988Y2 (ja)

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