JP2571875Y2 - 可変容量コンデンサー - Google Patents

可変容量コンデンサー

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JP2571875Y2
JP2571875Y2 JP1992054587U JP5458792U JP2571875Y2 JP 2571875 Y2 JP2571875 Y2 JP 2571875Y2 JP 1992054587 U JP1992054587 U JP 1992054587U JP 5458792 U JP5458792 U JP 5458792U JP 2571875 Y2 JP2571875 Y2 JP 2571875Y2
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dial
pedestal
dial portion
uneven surface
variable capacitor
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JP1992054587U
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Inventor
秀樹 田川
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、対向電極をなす一対の
導体と、一方の導体を他方の導体に対して回転させるダ
イヤル部とを備える可変容量コンデンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】この可変容量コンデンサーは、対向電極
をなす一対の導体のうち、一方の導体を他方の導体に対
して回転させて対向面積を変えて、取得する静電容量を
可変、調整することができるようにしたものである。従
来において、この可変容量コンデンサーでは、その静電
容量を調整した後、一方の対向電極を回転させるための
ダイヤル部を樹脂等で固定し、振動や衝撃等でダイヤル
部が回って、調整した静電容量が変動してしまうのを防
止することが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとしている課題】しかし、従来の可
変容量コンデンサーのダイヤル部は、導電性材料で形成
されているか、或はメッキ等で導電性被膜をその表面上
に形成し、それらに接地される側の固定された対向電極
に短絡してシールドされていることが多い。このため、
前述のようにして、ダイヤル部の表面上に樹脂を付着さ
せると、外部に導出された他方の対向電極との間に静電
容量が取られてしまい、折角所定の値に調整された静電
容量値が変動してしまうという課題があった。そこで、
本考案は、ダイヤル部を回して静電容量を調整した後、
ダイヤル部固定用の樹脂を用いずにダイヤル部をそのま
ま固定することができ、そのため、調整した静電容量が
変動しない可変容量コンデンサーを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案では、
前記の目的を達成するため、対向電極をなす一対の導体
と、一方の導体を他方の導体に対して回転させるダイヤ
ル部とを備える可変容量コンデンサーにおいて、導体か
らなり、平坦な上面を有する台座と、該台座上に回転自
在に支持され、上面に凹凸を有するダイヤル部と、該ダ
イヤル部から前記台座の上面に対して平行に延設され、
同台座の上面と対向する電極を構成する電極板と、台座
に対して平行に取り付けられ、下面に前記ダイヤル部の
上面の凹凸と噛み合う凹凸面が形成されたダイヤル押え
と、台座とダイヤル部との間に係装され、ダイヤル部を
押し上げて、その凹凸を有する上面をダイヤル押えの凹
凸面に押し当てる方向に弾力が付勢されたバネとを有す
る可変容量コンデンサーを提供する。
【0005】
【作用】前記本考案による可変容量コンデンサーでは、
バネの弾力に抗してダイヤル部を押し下げると、その上
面の凹凸とダイヤル押えの下面の凹凸面との噛み合いが
外れ、ダイヤル部を回転することができる。これによっ
て、一方の対向電極である電極板を、他方の対向電極で
ある台座に対して回転し、それらの対向面積を変えて、
静電容量を可変、調整することができる。そして、静電
容量を調整した後は、前記バネの弾力により、ダイヤル
部を戻せば、ダイヤル部の上面の凹凸とダイヤル押えの
下面の凹凸面とが再び噛み合い、ダイヤル部が回転しな
いように固定される。従って、電極板と台座との対向面
積が変わらず、調整された静電容量値が変動しない。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例について、図1〜図3
を参照しながら、詳細に説明する。これらの図に示す通
り、台座15は、金属等の導体からなるもので、平坦な
上面を有する矩形のもので、その上面から中空部17を
有する円筒形の支持ピン16が垂直に突設されている。
また、その一方の端辺側に切欠状のダイヤル押え取付座
18が形成され、これにダイヤル押え19の取付部21
が嵌合され、固定されている。ダイヤル押え19は、樹
脂等の絶縁体からなるコ字形のもので、中央に間隙部2
3を有すると共に、短辺中央部が前記取付部21から垂
直に立設された支柱20の上端に固定されている。取付
部21が前記ダイヤル押え取付座18に嵌合、固定され
た状態では、ダイヤル押え19が台座15の上面に対し
て平行に固定される。このダイヤル押え19の台座15
の上面と対向した下面側には、凹凸溝を有する凹凸面2
2が形成されている。
【0007】円筒形の絶縁体により、ダイヤル部7が形
成されており、このダイヤル部の頭部8は、それより下
の胴部13より径が太くなっており、この頭部8の上面
は、放射状の凹凸が形成された凹凸面11となってい
る。この凹凸面11の溝のピッチや形状は、前記ダイヤ
ル押え19の凹凸面22の溝と対応しており、ダイヤル
部7の凹凸面11をダイヤル押え19の凹凸面22に当
てると、それらの溝が互いに噛み合うようになってい
る。また、このダイヤル部の胴部13の下部に凹部24
(図3参照)が形成されていると共に、この胴部13か
ら前記頭部8にわたって、中心に貫通孔10が形成され
ている。また、胴部13の中間部からその外側に扇状の
導体からなる電極板12が延設されている。当然のこと
ながら、この電極板12は、ダイヤル部7の回転によ
り、台座15の縁を越え得るような大きさに設計されて
いる。
【0008】図3に示されたように、前記台座の支持ピ
ン16の外側にバネ14が嵌合され、さらにこの支持ピ
ン16の上に前記ダイヤル部7の凹部24が嵌合してい
る。この状態では、前記バネ14の弾力によりダイヤル
部7が押し上げられ、その凹凸11面がダイヤル押え1
9の凹凸面22に当たり、それらの溝が互いに噛み合っ
て、ダイヤル部7が回転しないよう固定される。これに
対して、ダイヤル部7をバネ14の弾力に抗して押し下
げると、その凹凸面11がダイヤル押え19の凹凸面2
2から離れ、ダイヤル部7が支持ピン16を中心として
回転できるようになる。また、このようにしてダイヤル
部7が支持ピン16に支持された状態では、前記電極板
12が台座15と平行に対向している。
【0009】前記ダイヤル部7の中心に設けられた貫通
孔19には、回転具1の軸ピン3が嵌合できるようにな
っている。図1〜図3の図に示したように、この回転具
1は、径が大きな頭部2にドライバー等の回転工具の先
端が挿入できる溝6が設けられると共に、頭部2の下面
から前記ダイヤル押え19の間隙部23に挿入可能な凸
部4が形成され、前記軸ピン3は、この凸部4から突設
されている。凸部4の下面は、前記ダイヤル部7の凹凸
面11に対応する凹凸状となった凹凸面5となってい
る。
【0010】次に、この可変容量コンデンサーの使用法
について説明すると、図2及び図3に示すように組み立
てた状態では、バネ14の弾力でダイヤル部7が押し上
げられ、その頭部8の凹凸面11がダイヤル押え19の
凹凸面23に当り、それらの溝が互いに噛み合い、ダイ
ヤル部7の回転が阻止されている。ここで、回転具1の
軸ピン3をダイヤル部7の頭部8からその中に挿入し、
同回転具1の凸部4をダイヤル押え19の間隙部23の
中に挿入し、その凹凸面5をダイヤル部7の頭部8の凹
凸面11に当てる。さらに、回転具1の頭部2の溝6に
ドライバー等の回転工具の先端を挿入し、ダイヤル部7
をバネ14の弾力に抗して押し下げる。すると、ダイヤ
ル部7の頭部8の凹凸面11がダイヤル押え19の凹凸
面23から離れ、それらの溝の噛み合いが外れるため、
ダイヤル部7を回転することができる。この回転によ
り、電極板12と台座15との対向面積が変わり、それ
らにより取得される静電容量を調整することができる。
図2及び図3において、符号9で示したのは、導体から
なる接続部材であり、この接続部材9は、電極板12の
上面にスライド自在に接触し、同電極板12を電子回路
に接続する。こうして、静電容量を所定の値に調整した
後、回転具1の溝6から回転工具を取り外すと、バネ1
4の弾力でダイヤル部7が押し上げられ、その頭部8の
凹凸面11がダイヤル押え19の凹凸面23に再び当
り、それらの溝が噛み合い、ダイヤル部7の回転が阻止
さる。従って、電極板12と台座15との対向面積が変
わらないよう、ダイヤル部7が固定され、調整された静
電容量値が変動しない。
【0011】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば、ダ
イヤル部を回して静電容量を調整した後、ダイヤル部固
定用の樹脂を用いずにダイヤル部をそのまま固定するこ
とができ、そのため、調整した静電容量が変動しない可
変容量コンデンサーを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す各要素を分解した斜視図
である。
【図2】同実施例を示す各要素を組み立てた状態の斜視
図である。
【図3】同実施例を示す各要素を組み立てた状態の断面
図である。
【符号の説明】
1 回転具 7 ダイヤル部 8 ダイヤル部の頭部 10 ダイヤル部の貫通孔 11 ダイヤル部の凹凸 12 電極板 14 バネ 15 台座 19 ダイヤル押え 22 ダイヤル押えの凹凸面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向電極をなす一対の導体と、一方の導
    体を他方の導体に対して回転させるダイヤル部とを備え
    る可変容量コンデンサーにおいて、導体からなり、平坦
    な上面を有する台座と、該台座上に回転自在に支持さ
    れ、上面に凹凸を有するダイヤル部と、該ダイヤル部か
    ら前記台座の上面に対して平行に延設され、同台座の上
    面と対向する電極を構成する電極板と、台座に対して平
    行に取り付けられ、下面に前記ダイヤル部の上面の凹凸
    と噛み合う凹凸面が形成されたダイヤル押えと、台座と
    ダイヤル部との間に係装され、ダイヤル部を押し上げ
    て、その凹凸を有する上面をダイヤル押えの凹凸面に押
    し当てる方向に弾力が付勢されたバネとを有する可変容
    量コンデンサー。
JP1992054587U 1992-07-11 1992-07-11 可変容量コンデンサー Expired - Lifetime JP2571875Y2 (ja)

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JP1992054587U JP2571875Y2 (ja) 1992-07-11 1992-07-11 可変容量コンデンサー

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JP1992054587U JP2571875Y2 (ja) 1992-07-11 1992-07-11 可変容量コンデンサー

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JPH0645326U JPH0645326U (ja) 1994-06-14
JP2571875Y2 true JP2571875Y2 (ja) 1998-05-20

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JP1992054587U Expired - Lifetime JP2571875Y2 (ja) 1992-07-11 1992-07-11 可変容量コンデンサー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180127658A (ko) * 2017-05-22 2018-11-30 강희복 가변 Chamber 각도 제어 콘덴서 장치
KR20190001205A (ko) * 2017-06-26 2019-01-04 강희복 가변 Chamber 각도 제어 스위치 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180127658A (ko) * 2017-05-22 2018-11-30 강희복 가변 Chamber 각도 제어 콘덴서 장치
KR20190001205A (ko) * 2017-06-26 2019-01-04 강희복 가변 Chamber 각도 제어 스위치 장치

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JPH0645326U (ja) 1994-06-14

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