JP2571708Y2 - 天井廻り縁 - Google Patents
天井廻り縁Info
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- JP2571708Y2 JP2571708Y2 JP4526992U JP4526992U JP2571708Y2 JP 2571708 Y2 JP2571708 Y2 JP 2571708Y2 JP 4526992 U JP4526992 U JP 4526992U JP 4526992 U JP4526992 U JP 4526992U JP 2571708 Y2 JP2571708 Y2 JP 2571708Y2
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- Japan
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- edge
- hanging
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- surrounding edge
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、オフィスビ
ルやマンション、木造住宅等の建物に於いて、建物を構
成する天井部の廻り縁に沿って取付けられる内装仕上げ
用の天井廻り縁に関する。
ルやマンション、木造住宅等の建物に於いて、建物を構
成する天井部の廻り縁に沿って取付けられる内装仕上げ
用の天井廻り縁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような天井廻り縁の施工方
法としては、例えば、建物の壁面施工時に於いて、長尺
寸法に形成された天井廻り縁を作業者の手で保持して天
井部の廻り縁に沿って位置固定した後、同廻り縁の壁面
に位置固定された金属製の天井廻り縁をネジや釘、接着
剤等で固定する施工方法がある。
法としては、例えば、建物の壁面施工時に於いて、長尺
寸法に形成された天井廻り縁を作業者の手で保持して天
井部の廻り縁に沿って位置固定した後、同廻り縁の壁面
に位置固定された金属製の天井廻り縁をネジや釘、接着
剤等で固定する施工方法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のように
作業者の手で天井廻り縁を保持した状態のまま廻り縁の
壁面に1本ずつ固定する場合、天井廻り縁の取付け作業
に手間及び時間が掛かるだけでなく、取付け時に於い
て、天井廻り縁の取付け位置を間違えたり、取付け位置
が変位したりして、高い施工精度が得られないという問
題点を有している。
作業者の手で天井廻り縁を保持した状態のまま廻り縁の
壁面に1本ずつ固定する場合、天井廻り縁の取付け作業
に手間及び時間が掛かるだけでなく、取付け時に於い
て、天井廻り縁の取付け位置を間違えたり、取付け位置
が変位したりして、高い施工精度が得られないという問
題点を有している。
【0004】また、廻り縁の壁面に対してネジや釘等を
強制的に固定すると、壁面に亀裂や破損等が生じやす
く、天井廻り縁を固定するネジや釘等がガタ付いたり、
抜け落ちたりして、廻り縁の壁面に固定された天井廻り
縁が脱落することがある。且つ、天井廻り縁を固定する
接着剤が経年変化により劣化すると、廻り縁の壁面に貼
着された壁紙やクロス、塗装等が接着剤と一緒に剥がれ
落ちてしまい、天井廻り縁をネジや釘、接着剤等で固定
する場合、壁面の補修及び補強が必要になるという問題
点も有している。
強制的に固定すると、壁面に亀裂や破損等が生じやす
く、天井廻り縁を固定するネジや釘等がガタ付いたり、
抜け落ちたりして、廻り縁の壁面に固定された天井廻り
縁が脱落することがある。且つ、天井廻り縁を固定する
接着剤が経年変化により劣化すると、廻り縁の壁面に貼
着された壁紙やクロス、塗装等が接着剤と一緒に剥がれ
落ちてしまい、天井廻り縁をネジや釘、接着剤等で固定
する場合、壁面の補修及び補強が必要になるという問題
点も有している。
【0005】この考案は上記問題に鑑み、天井廻り縁を
構成する廻り縁本体の廻り縁係止部を壁面の長手側上端
部に係止固定して取付けるので、天井廻り縁の取付けが
簡単且つ容易に行え、取付け時の作業性及び施工精度が
向上すると共に、絵画やポスター、カレンダー等の吊掛
けにも利用することができる天井廻り縁の提供を目的と
する。
構成する廻り縁本体の廻り縁係止部を壁面の長手側上端
部に係止固定して取付けるので、天井廻り縁の取付けが
簡単且つ容易に行え、取付け時の作業性及び施工精度が
向上すると共に、絵画やポスター、カレンダー等の吊掛
けにも利用することができる天井廻り縁の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、天井部の廻
り縁に沿って固定する廻り縁本体の長手側上端部に、該
廻り縁本体の長手方向と平行して側壁の長手側上端部に
係止するための廻り縁係止部を形成し、前記廻り縁本体
の長手側下端部に、該廻り縁本体の長手方向と平行して
吊掛け具を吊掛けるための吊掛け部を形成し、前記廻り
縁本体と廻り縁カバーとの対向面に相互を係合固定する
係止凹部と係止凸部とを形成し、前記廻り縁カバーの長
手側下端部を廻り縁本体の吊掛け部に対して嵌着固定さ
れる形状寸法に形成した天井廻り縁であることを特徴と
する。
り縁に沿って固定する廻り縁本体の長手側上端部に、該
廻り縁本体の長手方向と平行して側壁の長手側上端部に
係止するための廻り縁係止部を形成し、前記廻り縁本体
の長手側下端部に、該廻り縁本体の長手方向と平行して
吊掛け具を吊掛けるための吊掛け部を形成し、前記廻り
縁本体と廻り縁カバーとの対向面に相互を係合固定する
係止凹部と係止凸部とを形成し、前記廻り縁カバーの長
手側下端部を廻り縁本体の吊掛け部に対して嵌着固定さ
れる形状寸法に形成した天井廻り縁であることを特徴と
する。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、天井廻り縁を構成す
る廻り縁本体の廻り縁係止部を側壁の長手側上端部に係
止固定して取付けるので、従来方法のようにネジや釘、
接着剤等で天井廻り縁を固定するような手間及び作業が
省け、天井部の廻り縁に対する天井廻り縁の取付けが簡
単且つ容易に行えると共に、取付け時の作業性及び施工
精度が大幅に向上する。
る廻り縁本体の廻り縁係止部を側壁の長手側上端部に係
止固定して取付けるので、従来方法のようにネジや釘、
接着剤等で天井廻り縁を固定するような手間及び作業が
省け、天井部の廻り縁に対する天井廻り縁の取付けが簡
単且つ容易に行えると共に、取付け時の作業性及び施工
精度が大幅に向上する。
【0008】しかも、廻り縁本体の吊掛け部と廻り縁カ
バーの下端側縁部との対向面間に吊掛け部材を差込み、
同廻り縁本体の吊掛け部上に吊掛けた吊掛け具を介し
て、例えば、絵画、ポスター、カレンダー、予定表等の
吊掛け物を吊掛けるので、吊掛け具に吊掛けられた吊掛
け物を廻り縁本体上の任意位置に移動できると共に、吊
掛け具の取付け及び取外しが簡単であり、廻り縁本体及
び廻り縁カバーを取付けた状態のままで吊掛け具の着脱
交換及び個数増減が容易に行える。且つ、廻り縁本体と
廻り縁カバーとの対向面間に形成される空間部を、例え
ば、電話線や電線、同軸ケーブル等の配線にも利用する
ことができる。
バーの下端側縁部との対向面間に吊掛け部材を差込み、
同廻り縁本体の吊掛け部上に吊掛けた吊掛け具を介し
て、例えば、絵画、ポスター、カレンダー、予定表等の
吊掛け物を吊掛けるので、吊掛け具に吊掛けられた吊掛
け物を廻り縁本体上の任意位置に移動できると共に、吊
掛け具の取付け及び取外しが簡単であり、廻り縁本体及
び廻り縁カバーを取付けた状態のままで吊掛け具の着脱
交換及び個数増減が容易に行える。且つ、廻り縁本体と
廻り縁カバーとの対向面間に形成される空間部を、例え
ば、電話線や電線、同軸ケーブル等の配線にも利用する
ことができる。
【0009】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は建物を構成する天井部の廻り縁に沿って
取付けられる天井廻り縁を示し、図1及び図2に於い
て、この天井廻り縁1は、建物(図示省略)を構成する
天井部Aの廻り縁Bに沿って長尺寸法に形成した金属製
の廻り縁本体2を固定した後、同廻り縁本体2の下端側
前面部に対して長尺寸法に形成した合成樹脂製の廻り縁
カバー3を嵌着固定する。且つ、同廻り縁本体2の長手
側下端部に金属製の吊掛け金具4を係止して、例えば、
絵画、ポスター、カレンダー、予定表等の吊掛け物E
(図10参照)を吊掛ける。
述する。図面は建物を構成する天井部の廻り縁に沿って
取付けられる天井廻り縁を示し、図1及び図2に於い
て、この天井廻り縁1は、建物(図示省略)を構成する
天井部Aの廻り縁Bに沿って長尺寸法に形成した金属製
の廻り縁本体2を固定した後、同廻り縁本体2の下端側
前面部に対して長尺寸法に形成した合成樹脂製の廻り縁
カバー3を嵌着固定する。且つ、同廻り縁本体2の長手
側下端部に金属製の吊掛け金具4を係止して、例えば、
絵画、ポスター、カレンダー、予定表等の吊掛け物E
(図10参照)を吊掛ける。
【0010】上述の廻り縁本体2は、図3にも示すよう
に、アルミニウム等の金属材で形成した廻り縁本体2の
長手側上端部を壁面側に向けてL字形に折曲げ、例え
ば、コンクリート製の壁部Fに連結固定された側壁用ボ
ードGに係止するための廻り縁係止部2aを長手方向に
連続形成し、同廻り縁本体2の室内側中央面に、後述す
る廻り縁カバー3を係合固定するための係止凹部2bを
長手方向に連続形成すると共に、同係止凹部2bの先端
側中央面に廻り縁カバー3の各係止凸部3a…を係止す
るための係止溝2cを長手方向に連続形成している。
に、アルミニウム等の金属材で形成した廻り縁本体2の
長手側上端部を壁面側に向けてL字形に折曲げ、例え
ば、コンクリート製の壁部Fに連結固定された側壁用ボ
ードGに係止するための廻り縁係止部2aを長手方向に
連続形成し、同廻り縁本体2の室内側中央面に、後述す
る廻り縁カバー3を係合固定するための係止凹部2bを
長手方向に連続形成すると共に、同係止凹部2bの先端
側中央面に廻り縁カバー3の各係止凸部3a…を係止す
るための係止溝2cを長手方向に連続形成している。
【0011】且つ、同廻り縁本体2の上端側垂直部と、
係止凹部2bの上面側水平部とを直交して、後述する天
井用ボードHを載置固定するためのボード載置部2dを
長手方向に連続形成すると共に、同廻り縁本体2の長手
側下端部を室内側に向けてL字形に折曲げ、後述する吊
掛け金具4を係止するための吊掛け部2eを長手方向に
連続形成している。
係止凹部2bの上面側水平部とを直交して、後述する天
井用ボードHを載置固定するためのボード載置部2dを
長手方向に連続形成すると共に、同廻り縁本体2の長手
側下端部を室内側に向けてL字形に折曲げ、後述する吊
掛け金具4を係止するための吊掛け部2eを長手方向に
連続形成している。
【0012】前述の廻り縁カバー3は、図4及び図5に
示すように、ポリ塩化ビニール等の合成樹脂で形成した
廻り縁カバー3の長手側上縁部に、上述の廻り縁本体2
を構成する係止凹部2bの係止溝2cと対向して複数の
各係止凸部3a…を所定間隔に隔てて長手方向に分割形
成し、同各係止凸部3a…の差込み側端部に、廻り縁本
体2を構成する係止凹部2bの係止溝2cに係止するた
めの各係止爪3b,3bを夫々形成している。すなわ
ち、カバー着脱時に於いて、廻り縁本体2を構成する係
止凹部2bの係止溝2cに対して差込み許容される間隔
と、同係止溝2cの内側縁部に対して係止される間隔と
に各係止凸部3a…の各係止爪3b,3bを弾性力に抗
して拡縮する。
示すように、ポリ塩化ビニール等の合成樹脂で形成した
廻り縁カバー3の長手側上縁部に、上述の廻り縁本体2
を構成する係止凹部2bの係止溝2cと対向して複数の
各係止凸部3a…を所定間隔に隔てて長手方向に分割形
成し、同各係止凸部3a…の差込み側端部に、廻り縁本
体2を構成する係止凹部2bの係止溝2cに係止するた
めの各係止爪3b,3bを夫々形成している。すなわ
ち、カバー着脱時に於いて、廻り縁本体2を構成する係
止凹部2bの係止溝2cに対して差込み許容される間隔
と、同係止溝2cの内側縁部に対して係止される間隔と
に各係止凸部3a…の各係止爪3b,3bを弾性力に抗
して拡縮する。
【0013】且つ、廻り縁用の廻り縁カバー3は、図1
及び図4に示すように、廻り縁本体2を構成する吊掛け
部2eの下端部水平面に対して嵌着固定される形状寸法
に廻り縁カバー3の長手側下縁部3cを形成している。
吊掛け用の廻り縁カバー3は、図2及び図5に示すよう
に、廻り縁本体2を構成する吊掛け部2eの前端部垂直
面に対して密着される形状寸法に廻り縁カバー3の長手
側下縁部3dを形成している。
及び図4に示すように、廻り縁本体2を構成する吊掛け
部2eの下端部水平面に対して嵌着固定される形状寸法
に廻り縁カバー3の長手側下縁部3cを形成している。
吊掛け用の廻り縁カバー3は、図2及び図5に示すよう
に、廻り縁本体2を構成する吊掛け部2eの前端部垂直
面に対して密着される形状寸法に廻り縁カバー3の長手
側下縁部3dを形成している。
【0014】前述の吊掛け金具4は、図6及び図7に示
すように、ステンレス等の金属材で形成した吊掛け金具
4の上端部を下向きに折曲げて、前述の廻り縁本体2を
構成する吊掛け部2eに係止するための係止部4aを形
成すると共に、同吊掛け金具4の下端部を上向きに折曲
げて、前述の吊掛け物Eに連結された鎖や紐等を吊掛け
るための吊掛け部4bを形成してなる吊掛け金具4(図
6参照)と、同吊掛け金具4の下端部中央面を厚み方向
に打ち抜いて、前述の吊掛け物Eに連結された鎖や紐等
を吊掛けるための吊掛け孔4cを形成してなる吊掛け金
具4(図7参照)との2種類を吊掛け物Eに応じて選択
使用する。
すように、ステンレス等の金属材で形成した吊掛け金具
4の上端部を下向きに折曲げて、前述の廻り縁本体2を
構成する吊掛け部2eに係止するための係止部4aを形
成すると共に、同吊掛け金具4の下端部を上向きに折曲
げて、前述の吊掛け物Eに連結された鎖や紐等を吊掛け
るための吊掛け部4bを形成してなる吊掛け金具4(図
6参照)と、同吊掛け金具4の下端部中央面を厚み方向
に打ち抜いて、前述の吊掛け物Eに連結された鎖や紐等
を吊掛けるための吊掛け孔4cを形成してなる吊掛け金
具4(図7参照)との2種類を吊掛け物Eに応じて選択
使用する。
【0015】図8は2本の各廻り縁本体2,2が直交し
て連結される入隅部C用の廻り縁カバー5を示し、この
廻り縁カバー5は、各廻り縁本体2,2に形成した各係
止凹部2b,2bの各係止溝2c,2cと対向して廻り
縁カバー5の両側上縁部に各係止凸部5a,5aを形成
し、同各係止凸部5a,5aの差込み側端部に各係止爪
5b,5bを夫々形成すると共に、各廻り縁本体2,2
に形成した各吊掛け部2e,2eの下端部水平面に対し
て嵌着固定される形状寸法に廻り縁カバー5の両側下縁
部5c,5cを形成している。
て連結される入隅部C用の廻り縁カバー5を示し、この
廻り縁カバー5は、各廻り縁本体2,2に形成した各係
止凹部2b,2bの各係止溝2c,2cと対向して廻り
縁カバー5の両側上縁部に各係止凸部5a,5aを形成
し、同各係止凸部5a,5aの差込み側端部に各係止爪
5b,5bを夫々形成すると共に、各廻り縁本体2,2
に形成した各吊掛け部2e,2eの下端部水平面に対し
て嵌着固定される形状寸法に廻り縁カバー5の両側下縁
部5c,5cを形成している。
【0016】図9は2本の各廻り縁本体2,2が直交し
て連結される出隅部D用の廻り縁カバー6を示し、この
廻り縁カバー6は、各廻り縁本体2,2に形成した各係
止凹部2b,2bの各係止溝2c,2cと対向して廻り
縁カバー6の両側上縁部に各係止凸部6a,6aを形成
し、同各係止凸部6a,6aの差込み側端部に各係止爪
6b,6bを夫々形成すると共に、各廻り縁本体2,2
に形成した各吊掛け部2e,2eの下端部水平面に対し
て嵌着固定される形状寸法に廻り縁カバー6の両側下縁
部6c,6cを形成している。
て連結される出隅部D用の廻り縁カバー6を示し、この
廻り縁カバー6は、各廻り縁本体2,2に形成した各係
止凹部2b,2bの各係止溝2c,2cと対向して廻り
縁カバー6の両側上縁部に各係止凸部6a,6aを形成
し、同各係止凸部6a,6aの差込み側端部に各係止爪
6b,6bを夫々形成すると共に、各廻り縁本体2,2
に形成した各吊掛け部2e,2eの下端部水平面に対し
て嵌着固定される形状寸法に廻り縁カバー6の両側下縁
部6c,6cを形成している。
【0017】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、天井廻り縁1の取付け方法を説明する。先
ず、図1に示すように、壁面施工時に於いて、コンクリ
ート製の壁部Fに連結固定した側壁用ボードGの長手側
上端部に、天井廻り縁1を構成する廻り縁本体2の廻り
縁係止部2aを係止して、天井部Aの廻り縁Bに沿って
適宜本数分の各廻り縁本体2…を係止固定した後、同廻
り縁Bに沿って係止固定した各廻り縁本体2…の各ボー
ド載置部2d…上に天井用ボードHを載置固定する。
て、以下、天井廻り縁1の取付け方法を説明する。先
ず、図1に示すように、壁面施工時に於いて、コンクリ
ート製の壁部Fに連結固定した側壁用ボードGの長手側
上端部に、天井廻り縁1を構成する廻り縁本体2の廻り
縁係止部2aを係止して、天井部Aの廻り縁Bに沿って
適宜本数分の各廻り縁本体2…を係止固定した後、同廻
り縁Bに沿って係止固定した各廻り縁本体2…の各ボー
ド載置部2d…上に天井用ボードHを載置固定する。
【0018】次に、廻り縁本体2に形成した係止凹部2
bの係止溝2cに、廻り縁カバー3に形成した各係止凸
部3a…を強制的に嵌込み、同廻り縁本体2に形成した
係止凹部2bの係止溝2cに、廻り縁カバー3に形成し
た各係止凸部3a…の各係止爪3b,3bを係止して嵌
着固定する。同時に、廻り縁本体2に形成した吊掛け部
2eの下端部水平面に、廻り縁カバー3に形成した長手
側下縁部3cを嵌着固定して、天井部Aの廻り縁Bに沿
って固定した各廻り縁本体2…に、同各廻り縁本体2…
と対応する長さに形成した各廻り縁カバー3…を夫々嵌
着固定する。
bの係止溝2cに、廻り縁カバー3に形成した各係止凸
部3a…を強制的に嵌込み、同廻り縁本体2に形成した
係止凹部2bの係止溝2cに、廻り縁カバー3に形成し
た各係止凸部3a…の各係止爪3b,3bを係止して嵌
着固定する。同時に、廻り縁本体2に形成した吊掛け部
2eの下端部水平面に、廻り縁カバー3に形成した長手
側下縁部3cを嵌着固定して、天井部Aの廻り縁Bに沿
って固定した各廻り縁本体2…に、同各廻り縁本体2…
と対応する長さに形成した各廻り縁カバー3…を夫々嵌
着固定する。
【0019】上述と同様にして、天井部Aの廻り縁Bに
固定した2本の各廻り縁本体2,2が直角して連結され
る入隅部Cに廻り縁カバー5を嵌着固定し、天井部Aの
廻り縁Bに固定した2本の各廻り縁本体2,2が直角し
て連結される出隅部Dに廻り縁カバー5を嵌着固定す
る。
固定した2本の各廻り縁本体2,2が直角して連結され
る入隅部Cに廻り縁カバー5を嵌着固定し、天井部Aの
廻り縁Bに固定した2本の各廻り縁本体2,2が直角し
て連結される出隅部Dに廻り縁カバー5を嵌着固定す
る。
【0020】次に、天井部Aの廻り縁Bに固定した天井
廻り縁1に吊掛け物Eを吊掛ける場合、図2に示すよう
に、廻り縁用の廻り縁カバー3を取り外してから、天井
部Aの廻り縁Bに固定した廻り縁本体2に吊掛け用の廻
り縁カバー3を嵌着固定し、同廻り縁本体2に形成した
吊掛け部2eの前端部垂直面に、廻り縁カバー3に形成
した長手側下縁部3dを密着した後、廻り縁本体2に形
成した吊掛け部2eと、廻り縁カバー3に形成した長手
側下縁部3dとの対向面間に吊掛け金具4の上端部を差
込み、廻り縁本体2の吊掛け部2e上に吊掛け金具4の
係止部4aを係止する。
廻り縁1に吊掛け物Eを吊掛ける場合、図2に示すよう
に、廻り縁用の廻り縁カバー3を取り外してから、天井
部Aの廻り縁Bに固定した廻り縁本体2に吊掛け用の廻
り縁カバー3を嵌着固定し、同廻り縁本体2に形成した
吊掛け部2eの前端部垂直面に、廻り縁カバー3に形成
した長手側下縁部3dを密着した後、廻り縁本体2に形
成した吊掛け部2eと、廻り縁カバー3に形成した長手
側下縁部3dとの対向面間に吊掛け金具4の上端部を差
込み、廻り縁本体2の吊掛け部2e上に吊掛け金具4の
係止部4aを係止する。
【0021】この後、図10に示すように、廻り縁本体
2の吊掛け部2eと、廻り縁カバー3の長手側下縁部3
dとの間から垂設した吊掛け金具4の吊掛け部4bに、
例えば、絵画、ポスター、カレンダー、予定表等の吊掛
け物Eを吊掛ける。同時に、廻り縁本体2の吊掛け部2
eと廻り縁カバー3の長手側下縁部3dとの面抵抗によ
り吊掛け金具4を押圧固定して、同吊掛け金具4に吊掛
けられた吊掛け物Eの位置が変位するのを積極的に防止
する。
2の吊掛け部2eと、廻り縁カバー3の長手側下縁部3
dとの間から垂設した吊掛け金具4の吊掛け部4bに、
例えば、絵画、ポスター、カレンダー、予定表等の吊掛
け物Eを吊掛ける。同時に、廻り縁本体2の吊掛け部2
eと廻り縁カバー3の長手側下縁部3dとの面抵抗によ
り吊掛け金具4を押圧固定して、同吊掛け金具4に吊掛
けられた吊掛け物Eの位置が変位するのを積極的に防止
する。
【0022】以上のように、天井廻り縁1を構成する廻
り縁本体2の廻り縁係止部2aを内壁用ボードGの長手
側上端部に係止固定して取付けるので、従来方法のよう
にネジや釘、接着剤等で天井廻り縁1を固定するような
手間及び作業が省け、天井部Aの廻り縁Bに対する天井
廻り縁1の取付けが簡単且つ容易に行えると共に、取付
け時の作業性及び施工精度が大幅に向上する。
り縁本体2の廻り縁係止部2aを内壁用ボードGの長手
側上端部に係止固定して取付けるので、従来方法のよう
にネジや釘、接着剤等で天井廻り縁1を固定するような
手間及び作業が省け、天井部Aの廻り縁Bに対する天井
廻り縁1の取付けが簡単且つ容易に行えると共に、取付
け時の作業性及び施工精度が大幅に向上する。
【0023】しかも、廻り縁本体2の吊掛け部2e上に
吊掛け金具4を吊掛けているので、同吊掛け金具4に吊
掛けられた吊掛け物Eを廻り縁本体2上の任意位置に移
動できると共に、廻り縁本体2の吊掛け部2eと廻り縁
カバー3の長手側下縁部3cとの対向面間に吊掛け金具
4を差込んで取付けるので、吊掛け金具4の取付け及び
取外しが簡単であり、廻り縁本体2及び廻り縁カバー3
を取付けた状態のままで吊掛け金具4の着脱交換及び個
数増減が容易に行える。
吊掛け金具4を吊掛けているので、同吊掛け金具4に吊
掛けられた吊掛け物Eを廻り縁本体2上の任意位置に移
動できると共に、廻り縁本体2の吊掛け部2eと廻り縁
カバー3の長手側下縁部3cとの対向面間に吊掛け金具
4を差込んで取付けるので、吊掛け金具4の取付け及び
取外しが簡単であり、廻り縁本体2及び廻り縁カバー3
を取付けた状態のままで吊掛け金具4の着脱交換及び個
数増減が容易に行える。
【0024】且つ、廻り縁本体2と廻り縁カバー3との
対向面間に形成される空間部を、例えば、電話線や電
線、同軸ケーブル等の配線にも利用することができる。
対向面間に形成される空間部を、例えば、電話線や電
線、同軸ケーブル等の配線にも利用することができる。
【0025】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案の側壁は、実施例の側壁用ボードG
に対応し、以下同様に、係止凹部は、廻り縁本体2に形
成した係止凹部2b及び係止溝2cに対応し、係止凸部
は、廻り縁カバー3に形成した係止凸部3a及び各係止
爪3b,3bと、廻り縁カバー5に形成した係止凸部5
a及び各係止爪5b,5bと、廻り縁カバー6に形成し
た係止凸部6a及び各係止爪6b,6bとに対応し、吊
掛け具は、吊掛け金具4に対応するも、この考案は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
において、この考案の側壁は、実施例の側壁用ボードG
に対応し、以下同様に、係止凹部は、廻り縁本体2に形
成した係止凹部2b及び係止溝2cに対応し、係止凸部
は、廻り縁カバー3に形成した係止凸部3a及び各係止
爪3b,3bと、廻り縁カバー5に形成した係止凸部5
a及び各係止爪5b,5bと、廻り縁カバー6に形成し
た係止凸部6a及び各係止爪6b,6bとに対応し、吊
掛け具は、吊掛け金具4に対応するも、この考案は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0026】上述の実施例では、2本の各廻り縁本体
2,2が直交して連結される入隅部C及び出隅部Dに専
用の廻り縁カバー5,6を夫々嵌着固定するが、例え
ば、2本の各廻り縁本体2,2と対応する長さに形成し
た廻り縁カバー3,3を夫々嵌着固定して、同各廻り縁
本体2,2が直交して連結される入隅部C及び出隅部D
を被覆するもよい。
2,2が直交して連結される入隅部C及び出隅部Dに専
用の廻り縁カバー5,6を夫々嵌着固定するが、例え
ば、2本の各廻り縁本体2,2と対応する長さに形成し
た廻り縁カバー3,3を夫々嵌着固定して、同各廻り縁
本体2,2が直交して連結される入隅部C及び出隅部D
を被覆するもよい。
【図1】天井廻り縁の取付け状態を示す縦断側面図。
【図2】天井廻り縁に吊掛け金具を吊掛けた状態を示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図3】廻り縁本体の断面形状を示す斜視図。
【図4】廻り縁カバーの断面形状を示す斜視図。
【図5】吊掛け部分に用いられる廻り縁カバーの断面形
状を示す斜視図。
状を示す斜視図。
【図6】鉤型の吊掛け金具を示す正面図。
【図7】孔型の吊掛け金具を示す正面図。
【図8】入隅部分に用いられる廻り縁カバーの平面図。
【図9】出隅部分に用いられる廻り縁カバーの平面図。
【図10】吊掛け物の吊掛け状態を示す天井廻り縁の正
面図。
面図。
A…天井部 B…廻り縁 E…吊掛け物 G…側壁用ボード 1…天井廻り縁 2…廻り縁本体 2a…廻り縁係止部 2b…係止凹部 2c…係止溝 2e…吊掛け部 3…廻り縁カバー 3a…係止凸部 3b…係止爪 4…吊掛け金具 5,6…廻り縁カバー 5a,6a…係止凸部 5b,6b…係止爪
Claims (1)
- 【請求項1】天井部の廻り縁に沿って固定した廻り縁本
体の前面側に、該廻り縁本体と対応する長さに形成した
廻り縁カバーを嵌着固定してなる天井回り縁であって、 上記廻り縁本体の長手側上端部に、該廻り縁本体の長手
方向と平行して側壁の長手側上端部に係止するための廻
り縁係止部を形成し、 前記廻り縁本体の長手側下端部に、該廻り縁本体の長手
方向と平行して吊掛け具を吊掛けるための吊掛け部を形
成し、 前記廻り縁本体と廻り縁カバーとの対向面に相互を係合
固定する係止凹部と係止凸部とを形成し、 前記廻り縁カバーの長手側下端部を廻り縁本体の吊掛け
部に対して嵌着固定される形状寸法に形成した天井廻り
縁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4526992U JP2571708Y2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 天井廻り縁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4526992U JP2571708Y2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 天井廻り縁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596292U JPH0596292U (ja) | 1993-12-27 |
JP2571708Y2 true JP2571708Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=12714593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4526992U Expired - Lifetime JP2571708Y2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 天井廻り縁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571708Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4526992U patent/JP2571708Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0596292U (ja) | 1993-12-27 |
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