JP2571515Y2 - 自動車のカウルサイドトリム取付構造 - Google Patents

自動車のカウルサイドトリム取付構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のカウルサイド
トリム取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のカウルサイドトリムは、
ダッシュパネルと該ダッシュパネルの両脇に位置するカ
ウルサイドパネルとの間に取り付けられ、この種の自動
車のカウルサイドトリム取付構造としては、従来、例え
ば、実開昭60−173446号公報に記載されたよう
なものが存在し、これは、図4〜6に示される如く、先
端に至るほど左右方向の幅が小さくなる断面略V字状に
形成したブラケット1をダッシュパネル2の端部近傍表
面に突設し、前記ブラケット1と対向するよう前方に向
って開口する係合孔3をカウルサイドトリム4の前端部
に形成し、該係合孔3に前記ブラケット1が挿入される
ようカウルサイドトリム4の前端部を前記ダッシュパネ
ル2に係合させると共に、カウルサイドトリム4の後端
部裏面に突設した台座部15にタッピングスクリュウ5
にてねじ止め固定したクリップ6を、カウルサイドパネ
ル7に形成した孔8に該カウルサイドパネル7の表面か
ら裏面に向って押込んで係合させ、更に、前記カウルサ
イドパネル7の後端フランジ部9及びフロントピラー1
0の後端フランジ部11を互いに重合結合したドアオー
プニングフランジ12に、カウルサイドトリム4の後端
フランジ部13を重ね合わせ、且つ断面略U字状のオー
プニングトリム14によって固定するようにしたもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き自動車のカウルサイドトリム取付構造では、カウル
サイドトリム4の後端部裏面にクリップ6固定用の台座
部15を突設してあるため、カウルサイドトリム4の内
側のスペースが減少される形となり、近年の自動車部品
の電子制御化の進展に伴うコンピュータやコネクタ等の
各種補器類の設置スペースの確保が困難になるという欠
点を有していた。
【0004】又、前記台座部15はカウルサイドトリム
4の表面側に大きな穴として現れると共に、その穴の中
にタッピングスクリュウ5の頭部が見える構造となるた
め、見栄えが悪く外観品質上好ましくなかった。
【0005】又、前記カウルサイドトリム4を取り付け
る際には、カウルサイドトリム4の前端部に形成した係
合孔3にブラケット1が挿入されるようカウルサイドト
リム4の前端部をダッシュパネル2に係合させると共
に、カウルサイドトリム4の台座部15に固定したクリ
ップ6をカウルサイドパネル7の孔8に押込んで係合さ
せる、二段階の作業を要する上に、前記カウルサイドパ
ネル7の孔8がカウルサイドトリム4に隠れて見えない
ことから勘にたよる作業を余儀なくされ、作業性が非常
に悪かった。
【0006】更に又、前記カウルサイドトリム4の係合
孔3をブラケット1に嵌合させる作業を行いやすくする
ために、ブラケット1と係合孔3との間には、図7に示
されるように、上下方向に間隙cを設定してあり、この
ため、カウルサイドトリム4の前端部の上下方向におけ
る位置決めができなくなり、がたつきが発生しやすく、
室内異音発生の虞れもあった。
【0007】このような理由から、前述の欠点を少しで
も改善するために、図8及び図9に示されるようなもの
も開発されており、これは、ダッシュパネル2に固定さ
れる固定片16から平面的に見てカウルサイドパネル7
側へ近づく方向に傾斜する形で延設された基部17の表
面に、スタッドボルト18を突設してブラケット1を構
成し、該ブラケット1の固定片16をダッシュパネル2
の端部近傍表面に固定する一方、カウルサイドトリム4
の前端部に凹部19を形成し、且つ該凹部19の底面に
前記スタッドボルト18を嵌挿可能な孔20を穿設する
と共に、カウルサイドトリム4の後端部に、前記カウル
サイドパネル7と略平行に延びるドアオープニングフラ
ンジ12を抱き込むように覆う断面略U字状の被覆部2
1を一体に形成し、且つ該被覆部21の内側における複
数所要箇所(図の例では二箇所)に、断面略U字状で前
記ドアオープニングフランジ12を両側からその弾性に
より挾持可能な一対の係止舌片22を有する金属クリッ
プのような係止具23を取り付け、前記カウルサイドト
リム4の取付時には、係止具23の一対の係止舌片22
をドアオープニングフランジ12に噛み込ませ、該ドア
オープニングフランジ12を抱き込むように被覆部21
で覆うことにより、カウルサイドトリム4の後端部をド
アオープニングフランジ12に係合せしめると共に、ブ
ラケット1のスタッドボルト18に対しカウルサイドト
リム4前端部の凹部19の孔20を嵌め込んだ後、キャ
ップ状の樹脂クリップ24を前記スタッドボルト18に
被せることにより、カウルサイドトリム4の前端部をダ
ッシュパネル2に固定されたブラケット1に係合せしめ
るようにしたものである。
【0008】図8及び図9に示されるようなものの場
合、図6に示されるもののようにカウルサイドトリム4
の後端部裏面にクリップ6固定用の台座部15を突設し
なくて済み、カウルサイドトリム4の内側のスペースが
減少されないため、この中にコンピュータ25やコネク
タ26等の各種補器類を設置でき、又、ブラケット1の
スタッドボルト18とカウルサイドトリム4の孔20と
の間には、間隙を設定する必要がないため、カウルサイ
ドトリム4の前端部における位置決めが確実となり、が
たつきが発生しにくく、室内異音発生の虞れもほとんど
なくすことができる。
【0009】しかしながら、図8及び図9に示されるよ
うなものにおいては、カウルサイドトリム4の表面側に
大きな凹部19が存在すると共に、該凹部19の中に樹
脂クリップ24が見える構造となるため、見栄えが悪く
外観品質上あまり改善されているとはいえず、又、取付
作業性についてみた場合にも、カウルサイドトリム4の
ブラケット1への組付後に樹脂クリップ24をスタッド
ボルト18に被せなければならず、手間がかかり、更に
又、ブラケット1に突設するスタッドボルト18並びに
別物の樹脂クリップ24を必要とするため、部品点数が
増えコストアップにつながるといった欠点を有してい
た。
【0010】本考案は、斯かる実情に鑑み、内側スペー
スを確保して各種補器類を設置でき、且つがたつきをな
くして室内異音発生を防止でき、更に、外観品質が高
く、取付作業性も良好で、コストダウンを図り得る自動
車のカウルサイドトリム取付構造を提供しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、ダッシュパネ
ルに固定される固定片と、該固定片から一体にカウルサ
イドパネルと略平行に延びるよう突設される基部と、該
基部の上下縁部から一体にカウルサイドパネル側へ延び
る上下張出し部と、該上張出し部のカウルサイドパネル
側の先端縁部から上方へ立ち上がる上当接片と、前記下
張出し部のカウルサイドパネル側の先端縁部から下方へ
垂下する下当接片と、前記上当接片の上縁部からカウル
サイドパネル側へ張り出し且つ前端から後端へ向け上り
勾配となるよう形成される上テーパフランジ部と、前記
下当接片の下縁部からカウルサイドパネル側へ張り出し
且つ前端から後端へ向け略水平となるよう形成される下
フランジ部と、少なくとも前記基部に穿設される係止孔
とからブラケットを構成し、該ブラケットの固定片をダ
ッシュパネル所要位置に固定し、又、カウルサイドトリ
ムの前端部裏面所要位置に、前端部をその弾性により前
記ブラケットの上下当接片に圧接させつつ上テーパフラ
ンジ部と下フランジ部との間に挿入可能で且つ挿入完了
時に上縁が前記上テーパフランジ部に又下縁が前記下フ
ランジ部に夫々係合するクランプ片と、該クランプ片の
前記上テーパフランジ部と下フランジ部との間への挿入
完了時に前記ブラケットの係止孔に係合可能な爪部とを
設け、前記カウルサイドトリムの後端部に、前記カウル
サイドパネルと略平行に延びるドアオープニングフラン
ジを抱き込むように覆う断面略U字状で且つその内側に
前記ドアオープニングフランジを両側からその弾性によ
り挾持可能な係止具が取り付けられた被覆部を一体に形
成したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】従って、カウルサイドトリムの取付時には、係
止具をドアオープニングフランジに噛み込ませ、該ドア
オープニングフランジを抱き込むように被覆部で覆うこ
とにより、カウルサイドトリムの後端部をドアオープニ
ングフランジに係合せしめると共に、ダッシュパネルに
固定されたブラケットの上下当接片に対しクランプ片の
前端部をその弾性により圧接させつつ上テーパフランジ
部と下フランジ部との間に挿入していくと、最終的にク
ランプ片の上縁が前記上テーパフランジ部に、又、下縁
が前記下フランジ部に夫々係合すると共に、爪部が前記
ブラケットの係止孔に係合し、カウルサイドトリムの前
端部の前記ダッシュパネルに固定されたブラケットに対
する係合が完了する。
【0013】この場合、カウルサイドトリムの後端部裏
面にクリップ固定用の台座部等を突設しなくて済み、カ
ウルサイドトリムの内側のスペースが減少されないた
め、この中にコンピュータやコネクタ等の各種補器類を
設置可能となり、又、上テーパフランジ部は前端から後
端へ向け上り勾配となるよう形成され且つ下フランジ部
は前端から後端へ向け略水平となるよう形成されている
ため、クランプ片の挿入開始時には、前記上テーパフラ
ンジ部及び下フランジ部とクランプ片前端部との間に上
下方向に余裕があることから、クランプ片の挿入は容易
に行われ、しかも、挿入完了時には、クランプ片の上下
縁が夫々前記上テーパフランジ部及び下フランジ部にぴ
ったりと係合すると共に、クランプ片がその弾性により
上下当接片へ圧接されるため、カウルサイドトリムの前
端部における上下方向並びに車幅方向の位置決めが確実
となり、がたつきが発生しにくく、室内異音発生の虞れ
もほとんどない。
【0014】又、何等かの要因によりカウルサイドトリ
ムに対して後方への力が作用したとしても、爪部がブラ
ケットの係止孔に引掛かるため、カウルサイドトリムの
前端部がブラケットから脱落する心配もない。
【0015】更に、カウルサイドトリムの表面側には凹
部等が全く存在しないため、見栄えがよく外観品質も向
上され、又、取付作業性についてみた場合にも、カウル
サイドトリムの後端部をドアオープニングフランジに係
合せしめる動作と、カウルサイドトリムの前端部をダッ
シュパネルに固定されたブラケットに係合せしめる動作
とを略同時に行うことが可能となり、更に又、ブラケッ
トにはスタッドボルト等は不要で且つクランプ片や爪部
はカウルサイドトリムと一体に成形できるため、部品点
数が増えることもなくコストアップが回避される。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0017】図1〜3は本考案の一実施例であって、図
中、図8及び図9と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしており、ダッシュパネル2に固定される固定片2
7と、該固定片27から一体にカウルサイドパネル7と
略平行に延びるよう突設される基部28と、該基部28
の上下縁部から一体にカウルサイドパネル7側へ延びる
上下張出し部29,30と、該上張出し部29のカウル
サイドパネル7側の先端縁部から上方へ立ち上がる上当
接片31と、前記下張出し部30のカウルサイドパネル
7側の先端縁部から下方へ垂下する下当接片32と、前
記上当接片31の上縁部からカウルサイドパネル7側へ
張り出し且つ前端から後端へ向け上り勾配となるよう形
成される上テーパフランジ部33と、前記下当接片32
の下縁部からカウルサイドパネル7側へ張り出し且つ前
端から後端へ向け略水平となるよう形成される下フラン
ジ部34と、前記基部28と上下張出し部29,30と
上下当接片31,32とに亘って穿設される係止孔35
とからブラケット1を構成し、該ブラケット1の固定片
27をダッシュパネル2所要位置に固定する。
【0018】又、カウルサイドトリム4の前端部裏面所
要位置に、前端部をその弾性により前記ブラケット1の
上下当接片31,32に圧接させつつ上テーパフランジ
部33と下フランジ部34との間に挿入可能で且つ挿入
完了時に上縁が前記上テーパフランジ部33に又下縁が
前記下フランジ部34に夫々係合するクランプ片36
と、該クランプ片36の前記上テーパフランジ部33と
下フランジ部34との間への挿入完了時に前記ブラケッ
ト1の係止孔35に係合可能な爪部37とを設ける。該
爪部37は、平面的に見てカウルサイドトリム4の裏面
前側から後側へ向けカウルサイドパネル7側へ近づく方
向に傾斜する形で突出するよう形成してある。
【0019】前記カウルサイドトリム4の後端部には、
図8及び図9に示されるものと同様に、前記カウルサイ
ドパネル7と略平行に延びるドアオープニングフランジ
12を抱き込むように覆う断面略U字状の被覆部21を
一体に形成し、且つ該被覆部21の内側における複数所
要箇所(図の例では二箇所)に、断面略U字状で前記ド
アオープニングフランジ12を両側からその弾性により
挾持可能な一対の係止舌片22を有する金属クリップの
ような係止具23を取り付けてある。
【0020】尚、図中、38はカウルサイドトリム4を
取り外す際に利用されるフランジ部である。
【0021】前記カウルサイドトリム4の取付時には、
係止具23の一対の係止舌片22をドアオープニングフ
ランジ12に噛み込ませ、該ドアオープニングフランジ
12を抱き込むように被覆部21で覆うことにより、カ
ウルサイドトリム4の後端部をドアオープニングフラン
ジ12に係合せしめると共に、ダッシュパネル2に固定
されたブラケット1の上下当接片31,32に対しクラ
ンプ片36の前端部をその弾性により圧接させつつ上テ
ーパフランジ部33と下フランジ部34との間に挿入し
ていくと、最終的にクランプ片36の上縁が前記上テー
パフランジ部33に、又、下縁が前記下フランジ部34
に夫々係合すると共に、爪部37が前記ブラケット1の
係止孔35に係合し、カウルサイドトリム4の前端部の
前記ダッシュパネル2に固定されたブラケット1に対す
る係合が完了する。
【0022】本実施例の場合、図6に示されるもののよ
うにカウルサイドトリム4の後端部裏面にクリップ6固
定用の台座部15を突設しなくて済み、カウルサイドト
リム4の内側のスペースが減少されないため、この中に
コンピュータ25やコネクタ26等の各種補器類を設置
可能となり、又、上テーパフランジ部33は前端から後
端へ向け上り勾配となるよう形成され且つ下フランジ部
34は前端から後端へ向け略水平となるよう形成されて
いるため、クランプ片36の挿入開始時には、前記上テ
ーパフランジ部33及び下フランジ部34とクランプ片
36前端部との間に上下方向に余裕があることから、ク
ランプ片36の挿入は容易に行われ、しかも、挿入完了
時には、クランプ片36の上下縁が夫々前記上テーパフ
ランジ部33及び下フランジ部34にぴったりと係合す
ると共に、クランプ片36がその弾性により上下当接片
31,32へ圧接されるため、カウルサイドトリム4の
前端部における上下方向並びに車幅方向の位置決めが確
実となり、がたつきが発生しにくく、室内異音発生の虞
れもほとんどない。
【0023】又、何等かの要因によりカウルサイドトリ
ム4に対して図2中矢印L方向の力が作用したとして
も、爪部37がブラケット1の係止孔35に引掛かるた
め、カウルサイドトリム4の前端部がブラケット1から
脱落する心配もない。尚、カウルサイドトリム4を取り
外す際には、フランジ部38を手前に引き、ブラケット
1の係止孔35から爪部37を外し、カウルサイドトリ
ム4を図2中矢印L方向へスライドさせればよい。
【0024】更に、カウルサイドトリム4の表面側には
凹部等が全く存在しないため、見栄えがよく外観品質も
向上され、又、取付作業性についてみた場合にも、カウ
ルサイドトリム4の後端部をドアオープニングフランジ
12に係合せしめる動作と、カウルサイドトリム4の前
端部をダッシュパネル2に固定されたブラケット1に係
合せしめる動作とを略同時に行うことが可能となり、更
に又、ブラケット1にはスタッドボルト等は不要で且つ
クランプ片36や爪部37はカウルサイドトリム4と一
体に成形できるため、部品点数が増えることもなくコス
トアップが回避される。
【0025】こうして、内側スペースを確保して各種補
器類を設置でき、且つがたつきをなくして室内異音発生
を防止でき、更に、外観品質が高く、取付作業性も良好
で、コストダウンを図ることができる。
【0026】尚、本考案の自動車のカウルサイドトリム
取付構造は、上述の実施例にのみ限定されるものではな
く、係止孔は必ずしも基部と上下張出し部と上下当接片
とに亘って穿設する必要はなく、少なくとも基部に穿設
し、爪部が係合し得るようにすればよいこと等、その
他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動車の
カウルサイドトリム取付構造によれば、内側スペースを
確保して各種補器類を設置でき、且つがたつきをなくし
て室内異音発生を防止でき、更に、外観品質が高く、取
付作業性も良好で、コストダウンを図り得るという優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるカウルサイドトリム
とブラケットを表わす斜視図である。
【図2】本考案の一実施例におけるカウルサイドトリム
の取付状態を表わす平断面図であって、図1のII−I
I断面相当図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】車室内におけるカウルサイドトリムの取付位置
を表わす斜視図である。
【図5】従来例におけるカウルサイドトリムとブラケッ
トを表わす斜視図である。
【図6】従来例におけるカウルサイドトリムの取付状態
を表わす平断面図であって、図5のVI−VI断面相当
図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】他の従来例におけるカウルサイドトリムの取付
状態を表わす斜視図である。
【図9】他の従来例におけるカウルサイドトリムの取付
状態を表わす平断面図であって、図8のIX−IX断面
相当図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 ダッシュパネル 4 カウルサイドトリム 7 カウルサイドパネル 12 ドアオープニングフランジ 21 被覆部 23 係止具 27 固定片 28 基部 29 張出し部 30 張出し部 31 上当接片 32 下当接片 33 上テーパフランジ部 34 下フランジ部 35 係止孔 36 クランプ片 37 爪部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュパネルに固定される固定片と、
    該固定片から一体にカウルサイドパネルと略平行に延び
    るよう突設される基部と、該基部の上下縁部から一体に
    カウルサイドパネル側へ延びる上下張出し部と、該上張
    出し部のカウルサイドパネル側の先端縁部から上方へ立
    ち上がる上当接片と、前記下張出し部のカウルサイドパ
    ネル側の先端縁部から下方へ垂下する下当接片と、前記
    上当接片の上縁部からカウルサイドパネル側へ張り出し
    且つ前端から後端へ向け上り勾配となるよう形成される
    上テーパフランジ部と、前記下当接片の下縁部からカウ
    ルサイドパネル側へ張り出し且つ前端から後端へ向け略
    水平となるよう形成される下フランジ部と、少なくとも
    前記基部に穿設される係止孔とからブラケットを構成
    し、該ブラケットの固定片をダッシュパネル所要位置に
    固定し、又、カウルサイドトリムの前端部裏面所要位置
    に、前端部をその弾性により前記ブラケットの上下当接
    片に圧接させつつ上テーパフランジ部と下フランジ部と
    の間に挿入可能で且つ挿入完了時に上縁が前記上テーパ
    フランジ部に又下縁が前記下フランジ部に夫々係合する
    クランプ片と、該クランプ片の前記上テーパフランジ部
    と下フランジ部との間への挿入完了時に前記ブラケット
    の係止孔に係合可能な爪部とを設け、前記カウルサイド
    トリムの後端部に、前記カウルサイドパネルと略平行に
    延びるドアオープニングフランジを抱き込むように覆う
    断面略U字状で且つその内側に前記ドアオープニングフ
    ランジを両側からその弾性により挾持可能な係止具が取
    り付けられた被覆部を一体に形成したことを特徴とする
    自動車のカウルサイドトリム取付構造。
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