JP2571063Y2 - 輸液用プラスチック容器の栓体 - Google Patents

輸液用プラスチック容器の栓体

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JP2571063Y2
JP2571063Y2 JP1731092U JP1731092U JP2571063Y2 JP 2571063 Y2 JP2571063 Y2 JP 2571063Y2 JP 1731092 U JP1731092 U JP 1731092U JP 1731092 U JP1731092 U JP 1731092U JP 2571063 Y2 JP2571063 Y2 JP 2571063Y2
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久次 福岡
義和 岩谷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、血液や血漿代用液等の
輸液を収容する輸液用プラスチック容器の口部に固着す
る栓体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記栓体にあっては実開平1−1
70236号公報に開示された構成となっている。これ
は図5に示すようになっていて、ゴム栓aの下側面を内
栓bの薄膜部cで、また上側面を外栓dの天板eでそれ
ぞれカバーし、使用時には外栓dの天板eの一部をプル
リングfでスコアgに沿って引き剥がし切除し、これに
より露出したゴム栓aの上面を消毒薬で拭いてからここ
へ注射針を刺入してゴム栓aと内栓bの薄膜部cを貫通
するようになっている。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】ところが上記従来の栓体にあっては、外栓
dの天板eを切除した状態が図6に示すようになり、ゴ
ム栓aの露出面は外栓dの周囲の上面より、天板eの肉
厚分だけ低くなってしまう。このためこのゴム栓aの上
面が拭きにくいと共に、この部分に消毒薬が溜ったり、
雑菌が滞留しやすいという問題があった。
【0004】本考案は上記のことにかんがみなされたも
ので、外栓の天板中央部を切除したときのゴム栓の露出
面が外栓の肩部上面より低くならないようにして、この
露出したゴム栓が拭きやすく、またこの部分に消毒薬等
が滞留することがないようにした輸液用プラスチック容
器の栓体を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る輸液用プラスチック容器の栓体は、内
栓と、天板中央部をプルリングにて切除可能にした外栓
と、この両栓内に封入されるゴム栓とからなり、かつ容
器本体の口部に固着する輸液用プラスチック容器の栓体
において、外栓の天板中央部を段状に高くしてこの天板
中央部の内面を外栓の肩部上面と同一以上の高さとする
と共に、ゴム栓の上面部を上記外栓の内面形状に沿わせ
て段状に形成し、この段状部の上面の高さを外栓の肩部
上面と同一以上の高さにした構成となっている。
【0006】
【作 用】プルリングを引き上げて天板中央部を切除
したときに露出するゴム栓の上面は外栓の肩部上面の高
さと同一あるいはそれ以上の高さとなり、この露出面を
容易に拭き取ることができる。
【0007】
【実 施 例】本考案の実施例を図1から図4に基づい
て説明する。図中1は帽子状に形成されたプラスチック
製の外栓で、この外栓1の天板中央部2は外栓1の肩部
上面より段状に高くなっており、またこの天板中央部2
の内面は上記外栓1の肩部上面と同一あるいは若干高く
なっている。そしてこの天板中央部2の段部3の肉厚は
容易に切断できるよう薄肉になっており、天板中央部2
の一側部にプルリング4が突設してあり、このプルリン
グ4を引き上げることにより上記段部3より天板中央部
2が切除されるようになっている。
【0008】5は上記外栓1の内側に嵌着されるプラス
チック製の内栓であり、この内栓5の上端部は外栓1の
内面より離間する環状の突状部6があると共に、突状部
6の底部は薄膜状の内板7にて閉じられる。
【0009】8は上記外栓1と内栓5の間の空間内に封
入されるゴム栓であり、その断面形状は上記空間形状と
あわせてあり、これの上面は外栓1の天井面に沿う形状
となっていて、中央部は段状に高くなっており、この段
状部の上面は上記外栓1の肩部上面と略同一面となるよ
うにしてある。このとき、ゴム栓8の上面の周囲部は外
栓1の肩部及び段部3の内面とは密に嵌合されるが、上
面中央部は天板中央部2の内面に対して隙間9を設けて
もよく、あるいは隙間なく封入するようにしてもよい。
なお、隙間9を設けることにより、ゴム栓8の封入時に
天板中央部に影響されることなくゴム栓8は外栓1の肩
部にて強固に押さえつけられることになり、良好な抜け
止め機能が得られる。
【0010】上記外栓1と内栓5の基端面は、ゴム栓8
を封入した状態で同一平面となるようになっていて、こ
の端面は容器本体10の入口のフランジ端面10aに溶
着等の手段にて固着されるようになっている。
【0011】上記外栓1、内栓5には、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂やナイロン樹
脂、あるいはポリ塩化ビニル樹脂などが用いられる。
【0012】上記のように構成される栓体は、外栓1内
にゴム栓8を嵌入してから内栓5を外栓1内に圧入する
ことにより組立てられる。そしてこのようにして組立て
られた栓体は輸液を注入した容器本体10のフランジ端
面10aに固着される。
【0013】輸液用プラスチック容器の使用時には、プ
ルリング4を引き上げて外栓1の天板中央部2を段部3
より切除してゴム栓8の上面を露出させる。その後、こ
のゴム栓8の露出面を消毒薬で抜き取り消毒してから注
射針を刺入する。このとき、ゴム栓8の露出面は図2に
示すように、外栓1の肩部上面と略同一高さとなってい
ることで、この部分を拭くときに、邪魔になるものがな
く拭きやすく、またこの露出面に消毒薬が雑菌が滞留す
ることがなく拭き取ることができる。
【0014】上記実施例において、段部3は図1に示す
ようにテーパ状に、あるいは図3に示すように垂直状に
してもよい。また図4に示すように、天板中央部2aを
断面円弧状にし、ゴム栓8aの中央部上面もこれに沿う
形状にしてもよい。この場合、ゴム栓8aの中央部上面
の外周部の高さが外栓1aの肩部上面と、略同一高さに
なるようにする。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、プルリング4にて外栓
1,1aの天板中央部2,2aを切除してゴム栓8,8
aの上面を露出させたときの露出面が外栓1,1aの肩
部上面より低くならないことにより、このゴム栓8,8
aの露出面が拭きやすくなり、またこの部分に消毒薬や
雑菌が滞留することがなくなり、衛生的に扱うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】天板中央部を切除した状態を示す断面図であ
る。
【図3】天板中央部の段部形状の他例を示す断面図であ
る。
【図4】天板中央部の形状の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例での天板中央部を切除した状態を示す断
面図である。
【符号の説明】 1,1a…外栓、2,2a…天板中央部、3…段部、4
…プルリング、5…内栓、6…突状部、7…内板、8,
8a…ゴム栓、9…隙間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内栓と、天板中央部をプルリングにて切
    除可能にした外栓と、この両栓内に封入されるゴム栓と
    からなり、かつ容器本体の口部に固着する輸液用プラス
    チック容器の栓体において、外栓の天板中央部を段状に
    高くして、この天板中央部の内面を外栓の肩部上面と同
    一以上の高さとすると共に、ゴム栓の上面部を上記外栓
    の内面形状に沿わせて段状に形成し、この段状部の上面
    の高さを外栓の肩部上面と同一以上の高さにしたことを
    特徴とする輸液用プラスチック容器の栓体。
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