JP2570987Y2 - ロータリ耕耘装置 - Google Patents

ロータリ耕耘装置

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JP2570987Y2
JP2570987Y2 JP1439691U JP1439691U JP2570987Y2 JP 2570987 Y2 JP2570987 Y2 JP 2570987Y2 JP 1439691 U JP1439691 U JP 1439691U JP 1439691 U JP1439691 U JP 1439691U JP 2570987 Y2 JP2570987 Y2 JP 2570987Y2
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博隆 矢藤
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農用トラクタ等に連結
されるロータリ耕耘装置に係り、メインカバーに沿い前
後移動固定自在に設けた回動フレームの後端に、リヤカ
バーの上端を枢支する構造のロータリ耕耘装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリ耕耘部のリヤカバー上下
調節構造として、後端にリヤカバーの上端を枢支するメ
インカバーを、ロータリ軸を中心とする円弧軌跡に沿つ
て前後回動固定自在に支持する構造のものは既に知られ
ている。この既知のリヤカバー上下調節構造は、リヤカ
バーのみならずメインカバーをも移動調節するので、強
固な支持構成を必要とする一方、大きな動力を要すると
いう欠点があるため、メインカバーに沿つて移動固定自
在に設けた回動フレームの後端に、リヤカバーの上端を
支承することによつて、軽快に移動ができる回動フレー
ム形式のものも提案されている。この形式のものは、回
動フレームをメインカバーの外側(上側)に沿つて前後
方向に移動させることにより、リヤカバーが回動フレー
ムと一体で上下に移動し、ロータリ耕耘部の耕深を設定
できる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】ところで、従来では
回動フレームがメインカバーの外側(上側)に配設され
ている関係上、リヤカバーの上端枢支部を下方側から被
覆し該枢支部へ泥水および耕耘土の飛散を阻止するため
のゴムカバーは、その前端を前側に位置するメインカバ
ーの後端にボルト止めするが、その後端がリヤカバーの
内側に垂れ下がり耕耘爪による巻込み防止のために幅方
向にわたつて設けたレーキ状の案内杆に案内させる必要
があるので、そのゴムカバーよりもさらに内側に突出す
るレーキ状の案内杆による馬力ロスや、土質によつては
メインカバーの裏面に土が付着するための馬力ロスが発
生したり、あるいはレーキ状の案内杆を設けるために重
量が増加したりするという問題点があつた。
【0004】そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑
み、その問題点を解消すべく創案されたもので、メイン
カバーの内側に設けた回動フレームの下面にゴムカバー
を取付け、メインカバーとゴムカバーとの間にメインカ
バーの下面よりも内側に突出する空間部を形成すること
により、メインカバー裏面への土付着防止と回動フレー
ムの保護ができるロータリ耕耘装置を提供することを目
的として実施するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案は、メインカバー1とリヤカバー2の間に回動フレー
ム15を介するロータリ耕耘装置Rにおいて、前記メイ
ンカバー1はその下面に前後で間隔を隔てて対をなすと
共に横方向に間隔を隔てて対をなす案内ローラ11を枢
支した複数個のブラケット13を下向きに取り付けら
れ、前記回動フレーム15は左右で間隔を隔てて対をな
すと共に前記方向に伸びるレールフレーム10と、この
レールフレーム10の後端を一体的に繋ぐ横フレーム1
4とで構成され、前記案内ローラ11に前記レールフレ
ーム10をメインカバー1に沿う前記移動・固定自在に
嵌合し、前記横フレーム14の後面上部に前記リヤカバ
ー2の上端を枢支し、ゴムカバー44をその後端がリヤ
カバー2の前記上端枢支部を下から覆う如く回動フレー
ム15の下面に取り付けると共にその前端がレールフレ
ーム10の前端を越え上方に伸びてメインカバー1の前
端に取り付けられ、メインカバー1とゴムカバー44と
の間に空間部を形成したものである。
【0006】
【作 用】したがつて、湾曲面に形成されたメイン
カバー1に沿い前後移動固定自在に設けた回動フレーム
15の後端に、リヤカバー2の上端を枢支する形式のロ
ータリ耕耘部Rにあつても、回動フレーム15をメイン
カバー1の内側に配設することによつて、回動フレーム
15の下面を利用してゴムカバー44が取付けられる。
このゴムカバー44は、回動フレーム15と一体移動し
且つ垂れ下がりがないので、従来のようにゴムカバーの
後方側を案内するレーキ状の案内杆が不要になると共
に、耕耘爪による飛散土は、直接メインカバー1の裏面
に衝突することなく空間部を隔てて張設され緩衝作用を
有するゴムカバー44に衝突し、メインカバー1への土
付着が少なくなる結果、馬力ロスが解消されると同時
に、飛散土は空間部を覆うゴムカバー44に衝突しその
衝突音も減少される。
【0007】このゴムカバー44がメインカバー1の下
面よりも空間部の高さNだけ内側に突設することと、回
動フレーム15の後端を利用し支軸24位置が上側とな
ることとが相俟つて、ゴムカバー44の下面と支軸24
位置との間に大きな段差が形成され、耕耘爪の回転軌跡
K後上方が広く開放されるので、耕耘抵抗が減少される
と同時に土はけが良好となる。
【0008】また実施例の如く、回動フレーム15の下
面に取付けたゴムカバー44の前方を、回動フレーム1
5前端を上方に湾曲しながら横切る迂回部Uを介してメ
インカバー1の前端に取付けることで、前方側から泥
水、土、石などの異物がゴムカバー44とメインカバー
1との間に侵入するのを防止しながら、同時に一体移動
するゴムカバー44と回動フレーム15との前後移動が
許容される。
【0009】
【実 施 例】以下、本考案を一実施例として示す図面
について説明する。図1に示す如く農用トラクタTのモ
ノコツク機体を構成するミツシヨンケースMの後方には
トツプリンク39およびロアリンク40からなる三点リ
ンク機構が連結され、この三点リンク機構の後方にロー
タリ耕耘部Rが連結される。また、上記ミツシヨンケー
スMの後部には油圧シリンダとピストンからなる油圧昇
降機構(図外)が装備され、この油圧昇降機構によつて
駆動される駆動軸を中心にした上下方向に揺動するリフ
トアーム41と、ロアリンク40の長手方向略中間部と
の間はリフテイングロツド43によつて枢支連結され、
リフトアーム41が駆動されることでロータリ耕耘部R
は昇降する。この油圧昇降機構の図示しない切換弁と、
後述するロータリ耕耘部Rのリヤカバー2との間には公
知の耕深自動制御機構が介装され、そのリヤカバー2が
耕深の感知センサとなつている。
【0010】また、ロータリ耕耘部Rは、耕耘爪による
回転軌跡Kの上面側を覆うメインカバー1と後面側を覆
うリヤカバー2とを備え、側面側はサイドカバー3で覆
われている。ギヤケース4の後部から後方に延びるツー
ルバー5が配設され、その後端に種々の作業機(図外)
を装着することによりロータリ耕耘の付帯作業ができ
る。トツプマスト6とツールバー5との間にはツールバ
ー調整ネジ7が枢支されその調整ハンドルを回すことに
よりロータリ耕耘部Rに対する作業機の位置を任意に変
更できる。
【0011】農用トラクタTの動力は、一方ではその後
輪を駆動して走行しながら他方ではPTO軸からロータ
リ耕耘部Rのギヤケース4,チエンケース8を経由して
耕耘部9を駆動して土を耕すようになつている。図3に
示す如く、メインカバー1と、縦断面が略Cの字状に形
成されたレールフレーム10とは別体に構成され、メイ
ンカバー1の内側には前後で対をなすと共に、案内ロー
ラ11を横軸12で軸支する下向きのブラケツト13が
横方向に間隔を隔てて複数組設けられている。そして上
記案内ローラ11にはそれに案内されてメインカバー1
の円弧状湾曲面に沿つて前後移動し左右で対となるレー
ルフレーム10が嵌合され、これら各レールフレーム1
0の後端を角パイプからなる横フレーム14によつて横
方向に繋ぐことにより回動フレーム15が一体的に構成
される。この横フレーム14の後面側には、リヤカバー
2の上端に設けた支軸24を回転自在に支承する軸受部
16が固定されるが、この軸受部16は横フレーム14
の上下方向に延びる後端面を利用して上方側に設けら
れ、ゴムカバー44の下面と支軸24位置との間に大き
な段差が形成されている。
【0012】図2に示す如く、トツプマスト6と、横フ
レーム14の長手方向略中央に突設せるブラケツト17
の間には、電動シリンダ19およびラム20からなり耕
深設定用の駆動機構が介装されているので、そのラム2
0を伸ばすと回動フレーム15は後方へ移動してリヤカ
バー2が下がり耕深を浅く設定でき、逆に縮めると回動
フレーム15は前方へ移動してリヤカバー2が上がり耕
深を深く設定できる。図2および図3に示す如く、レー
ルフレーム10の上面と横フレーム14とにまたがつて
相対する左右一対のロツド支えブラケツト21が夫々固
着され、同一線上のリヤカバー2側に設けられた吊りロ
ツド受け22との間には吊りロツド23が伸縮可能に配
設されているので、吊りロツド23を伸ばすとリヤカバ
ー2はその支軸24を中心にして回動し、角度を閉じて
土の抵抗を大きくし、逆に吊りロツド23を縮めるとリ
ヤカバー2は角度を開いて土を逃がし易くするが、この
各吊りロツド23にはリヤカバー2を所定圧力で下方側
に向けて附勢する夫々のスプリング28が取付けられて
いる。
【0013】また図3に示す如く、ゴムカバー44を回
動フレーム15の下面に沿いボルトによつて交換着脱自
在に取付けることで、ゴムカバー44とメインカバー1
との間には、メインカバー1の下面よりも高さNだけ内
側に向つて突出する空間部が形成されている。このゴム
カバー44は、その後端がリヤカバー2の上端軸支部を
下方から覆う位置に設けられると共に、その前端が回動
フレーム15を構成するレールフレーム10の前端を超
えて上方に延びる迂回部Uを介して上方に位置するメイ
ンカバー1の前側にボルト止めされている。
【0014】したがつて、手元操作により電動シリンダ
19のラム20を伸縮操作することによつて、メインカ
バー1の内側に設けた回動フレーム15とゴムカバー4
4とはメインカバー1の湾曲面に沿い前後方向に移動す
るが、耕深を浅く設定する時は固定側のメインカバー1
に対し回動レール15を後方に移動してリヤカバー2を
下方に、逆に耕深を深く設定する時は、回動レール15
を前方に移動してリヤカバー2を上方に移動調節する。
【0015】また、リヤカバー2に連結されたメインカ
バー1上の検知機構Jと、リフトアーム41を昇降する
油圧昇降機構の切換弁との間には、公知の耕深自動制御
装置(図外)が介装されているので、予め設定した耕深
よりも深くなりリヤカバー2が支軸24を中心にして後
方に所定角度だけ揺動すると、これに連動して切換弁が
上昇側に切換えられ、ロータリ耕耘部Rが上昇し設定さ
れた耕深が維持されるが、逆に設定した耕深よりも浅く
なりリヤカバー2が支軸24を中心にして前方に所定角
度だけ揺動すると、これに連動して切換弁が下降側に切
換えられ、ロータリ耕耘部Rが下降し設定された耕深が
維持される。
【0016】
【考案の効果】以上に説明してきたように本考案は、メ
インカバーに沿い前後移動固定自在に設けた回動フレー
ムの後端に、リヤカバーの上端を枢支する形式のロータ
リ耕耘装置にあつても、回動フレームをメインカバーの
内側に配設することによつて、回動フレームの下面を利
用してゴムカバーを取付けできる。
【0017】しかも、このゴムカバーは、回動フレーム
と一体移動し且つ垂れ下がりがないので、従来のように
ゴムカバーの後方側を案内するレーキ状の案内杆が不要
になると共に、耕耘爪による飛散土は直接メインカバー
の裏面に衝突することなく空間部を隔てて張設され且つ
緩衝作用を有するゴムカバーに衝突し、メインカバーへ
の土付着が少なくなり、馬力ロスが解消できると同時
に、飛散土の衝突音も減少できる。
【0018】さらに、回動フレームがメインカバーより
も内側に位置した構造であつても、ゴムカバーがメイン
カバー下面よりも空間部の高さだけ内側に突設すること
と、リヤカバーの上端枢支部を回動フレームの後端上部
に設けることとが相俟つて、ゴムカバー下面とリヤカバ
ーの上端枢支位置との間に大きな段差が形成され、耕耘
爪の回転軌跡K後上方が広く開放されるので、耕耘抵抗
の減少を図り得ると同時に土はけが良好にできる。した
がつて、メインカバー裏面への土付着防止および回動フ
レームの保護とができるロータリ耕耘装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタに装着したロータリ耕耘部の側面
図である。
【図2】ロータリ耕耘部の斜視図である。
【図3】ロータリ耕耘部の側面図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
T 農用トラクタ R ロータリ耕耘部 1 メイ
ンカバー 2 リヤカバー 10 レールフレーム
14 横フレーム 15 回動フレーム44 ゴ
ムカバー K 耕耘爪の回転軌跡。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインカバーとリヤカバーの間に回動フレ
    ームを介するロータリ耕耘装置において、前記メインカ
    バーはその下面に前後で間隔を隔てて対をなすと共に横
    方向に間隔を隔てて対をなす案内ローラを枢支した複数
    個のブラケットを下向きに取り付けられ、前記回動フレ
    ームは左右で間隔を隔てて対をなすと共に前記方向に伸
    びるレールフレームと、このレールフレームの後端を一
    体的に繋ぐ横フレームとで構成され、前記案内ローラに
    前記レールフレームをメインカバーに沿う前記移動・固
    定自在に嵌合し、前記横フレームの後面上部に前記リヤ
    カバーの上端を枢支し、ゴムカバーをその後端がリヤカ
    バーの前記上端枢支部を下から覆う如く回動フレームの
    下面に取り付けると共にその前端がレールフレームの前
    端を越え上方に伸びてメインカバーの前端に取り付け
    れ、メインカバーとゴムカバーとの間に空間部を形成し
    てなるロータリ耕耘装置。
JP1439691U 1991-03-13 1991-03-13 ロータリ耕耘装置 Expired - Lifetime JP2570987Y2 (ja)

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JPH04110403U JPH04110403U (ja) 1992-09-25
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