JP2570933Y2 - 液体吐出容器 - Google Patents
液体吐出容器Info
- Publication number
- JP2570933Y2 JP2570933Y2 JP11219091U JP11219091U JP2570933Y2 JP 2570933 Y2 JP2570933 Y2 JP 2570933Y2 JP 11219091 U JP11219091 U JP 11219091U JP 11219091 U JP11219091 U JP 11219091U JP 2570933 Y2 JP2570933 Y2 JP 2570933Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pipe
- liquid
- liquid suction
- peripheral wall
- wall
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、液体吐出容器に係る。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】例えば、実開昭64−25
368 号公報が示すように、容器体と、該容器体内へ垂設
された、底部に吸込み弁を有するシリンダと、該シリン
ダ内へ上方付勢させて嵌合させた筒状ピストンからステ
ムを容器体上方へ起立し、該ステム上端にノズル付き押
下げヘッドを嵌着させた、吐出弁付きの作動部材とから
なり、押下げヘッドの押下げで容器体内液体を吸上げ
て、ノズルから吐出するよう形成した液体吐出容器が知
られている。
368 号公報が示すように、容器体と、該容器体内へ垂設
された、底部に吸込み弁を有するシリンダと、該シリン
ダ内へ上方付勢させて嵌合させた筒状ピストンからステ
ムを容器体上方へ起立し、該ステム上端にノズル付き押
下げヘッドを嵌着させた、吐出弁付きの作動部材とから
なり、押下げヘッドの押下げで容器体内液体を吸上げ
て、ノズルから吐出するよう形成した液体吐出容器が知
られている。
【０００３】従来例は、上記構成であるので、吐出時に
押下げヘッドと共にノズルも下降することとなり、よっ
て、意図した以外の所に誤って液体が吐出される虞があ
る。また、液体の種類によっては、必要量の液体を得る
ために、吐出を複数回繰り返さねばならないことがある
が、往々にして必要以上に吐出し勝ちで不経済となる。
押下げヘッドと共にノズルも下降することとなり、よっ
て、意図した以外の所に誤って液体が吐出される虞があ
る。また、液体の種類によっては、必要量の液体を得る
ために、吐出を複数回繰り返さねばならないことがある
が、往々にして必要以上に吐出し勝ちで不経済となる。
【０００４】本案は、押下げヘッドの内部に必要量の液
体を吸上げて一旦溜める空室を形成すると共に、その空
室内の液体を自動的に吸出してノズルから注出するよう
形成し、ノズルを静止した状態で、かつ必要量の液体を
注出できるよう設けたものである。
体を吸上げて一旦溜める空室を形成すると共に、その空
室内の液体を自動的に吸出してノズルから注出するよう
形成し、ノズルを静止した状態で、かつ必要量の液体を
注出できるよう設けたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】口頸部４を起立する容器
本体１と、上記口頸部４に、上端部を装着させて容器本
体１内へ垂下する、吸込み弁付きのシリンダ６と、該シ
リンダの内面に上方付勢して嵌合させた筒状ピストンか
ら吐出弁付きのステム12を上方へ起立する作動部材11
と、上記ステム12の上部に、底壁15中央部の開口周縁か
ら垂下する短筒部16を嵌着させると共に、底壁15の周縁
から起立する周壁18の上端を頂壁19で閉塞し、また、そ
の周壁18の上部から該周壁内面に沿って液体吸上げ管21
を、該吸上げ管下端と底壁15との間に液体吸込み用間隙
をおいて垂設し、該液体吸上げ管の上端に連通する注出
管22を周壁18上部から下方へ、かつ液体吸上げ管21の下
端より下方まで垂下し、更に、液体吸上げ管21上端上方
の周壁部分ないし頂壁19の一部に空気流通孔20を穿設し
た押下げヘッド14とからなる。
本体１と、上記口頸部４に、上端部を装着させて容器本
体１内へ垂下する、吸込み弁付きのシリンダ６と、該シ
リンダの内面に上方付勢して嵌合させた筒状ピストンか
ら吐出弁付きのステム12を上方へ起立する作動部材11
と、上記ステム12の上部に、底壁15中央部の開口周縁か
ら垂下する短筒部16を嵌着させると共に、底壁15の周縁
から起立する周壁18の上端を頂壁19で閉塞し、また、そ
の周壁18の上部から該周壁内面に沿って液体吸上げ管21
を、該吸上げ管下端と底壁15との間に液体吸込み用間隙
をおいて垂設し、該液体吸上げ管の上端に連通する注出
管22を周壁18上部から下方へ、かつ液体吸上げ管21の下
端より下方まで垂下し、更に、液体吸上げ管21上端上方
の周壁部分ないし頂壁19の一部に空気流通孔20を穿設し
た押下げヘッド14とからなる。
【０００６】
【作用】本発明の容器では、押下げヘッド１４の周壁１
８上部から該周壁内面に沿って液体吸上げ管２１を、該
吸上げ管下端と底壁１５との間に液体吸込み用間隙をお
いて垂設し、また、液体吸上げ管２１の上端に連通する
注出管２２を周壁１８上部から下部へ、かつ液体吸上げ
管２１の下端より下方まで垂設し、更に、液体吸上げ管
２１上端上方の周壁部分ないし頂壁１９に空気流通孔２
０を穿設したから、それ等液体吸上げ管２１と注出管２
２とがサイホン、つまり液体を一度液面より高い所に上
げてから低い所に移すことができる曲管を形成すること
になり、よって、図１が示す状態から短管部１６を螺筒
２５から螺脱させ、かつ押下げヘッド１４の押下げ操作
を複数回繰り返して、液体吸上げ管２１上方まで押下げ
ヘッド１４内に液体を満たすと、該液体が液体吸上げ管
２１と注出管２２が形成する曲管を通って注出され、か
つ水位が液体吸上げ管２１の下端面より下がると、注出
が終了する。
８上部から該周壁内面に沿って液体吸上げ管２１を、該
吸上げ管下端と底壁１５との間に液体吸込み用間隙をお
いて垂設し、また、液体吸上げ管２１の上端に連通する
注出管２２を周壁１８上部から下部へ、かつ液体吸上げ
管２１の下端より下方まで垂設し、更に、液体吸上げ管
２１上端上方の周壁部分ないし頂壁１９に空気流通孔２
０を穿設したから、それ等液体吸上げ管２１と注出管２
２とがサイホン、つまり液体を一度液面より高い所に上
げてから低い所に移すことができる曲管を形成すること
になり、よって、図１が示す状態から短管部１６を螺筒
２５から螺脱させ、かつ押下げヘッド１４の押下げ操作
を複数回繰り返して、液体吸上げ管２１上方まで押下げ
ヘッド１４内に液体を満たすと、該液体が液体吸上げ管
２１と注出管２２が形成する曲管を通って注出され、か
つ水位が液体吸上げ管２１の下端面より下がると、注出
が終了する。
【０００７】
【実施例】１は、容器本体であり、胴部２上端から肩部
３を介して口頸部４を起立する。
３を介して口頸部４を起立する。
【０００８】６は、シリンダであり、該シリンダは、そ
の上部に付設した外向きフランジ７を口頸部４上端に係
合させて既述容器本体１内へ垂下し、口頸部４外面に螺
合させた装着筒８上端の内向きフランジ９により、上記
外向きフランジ７を口頸部４上端面との間で挟持させて
いる。また、該シリンダは、底部内に吸込み弁を有し、
かつ下端から吸上げパイプを垂下している。
の上部に付設した外向きフランジ７を口頸部４上端に係
合させて既述容器本体１内へ垂下し、口頸部４外面に螺
合させた装着筒８上端の内向きフランジ９により、上記
外向きフランジ７を口頸部４上端面との間で挟持させて
いる。また、該シリンダは、底部内に吸込み弁を有し、
かつ下端から吸上げパイプを垂下している。
【０００９】上記シリンダ６内には、作動部材11を押下
げた状態で嵌合させている。該作動部材は、既述シリン
ダ６の下部内面に水密かつ上下動自在にスプリングで上
方付勢させて嵌合させた筒状ピストンからステム12を起
立し、また、ステム12下部内に吸込み弁を設けている。
げた状態で嵌合させている。該作動部材は、既述シリン
ダ６の下部内面に水密かつ上下動自在にスプリングで上
方付勢させて嵌合させた筒状ピストンからステム12を起
立し、また、ステム12下部内に吸込み弁を設けている。
【００１０】上記ステム12の上部には、透明の押下げヘ
ッド14を装着させている。該押下げヘッドは、底壁15中
央部の開口から垂下し、かつ既述ステム12の上部外面に
嵌着させた短管部16を有し、また、その底壁15周縁から
起立した連結筒部17の内面に周壁18下部を水密に嵌着さ
せ、該周壁の上面を閉塞する頂壁19の前部に空気流通孔
20を穿設する。更に、上記周壁18の上部から該周壁内面
に沿って液体吸上げ管21を、該吸上げ管下端と上記底壁
15との間に液体吸上げ用間隙をおいて垂設し、該液体吸
上げ管の上端に連通する注出管22を周壁18の上部から下
方へ、かつ液体吸上げ管21の下端よりも下方まで垂下し
ている。尚上記空気流通孔20は、液体吸上げ管21上端上
方の周壁部分に穿設してもよい。また、上記液体吸上げ
管21は、底壁15の上面まで垂下してもよく、この場合
は、該液体吸上げ管の下端一部を切欠き開口すること
で、底壁15上面との間に液体吸上げ用の間隙を形成すれ
ばよい。更に、押下げヘッド内に形成した空室の容量
は、一回宛の液体の必要量に応じて定める。
ッド14を装着させている。該押下げヘッドは、底壁15中
央部の開口から垂下し、かつ既述ステム12の上部外面に
嵌着させた短管部16を有し、また、その底壁15周縁から
起立した連結筒部17の内面に周壁18下部を水密に嵌着さ
せ、該周壁の上面を閉塞する頂壁19の前部に空気流通孔
20を穿設する。更に、上記周壁18の上部から該周壁内面
に沿って液体吸上げ管21を、該吸上げ管下端と上記底壁
15との間に液体吸上げ用間隙をおいて垂設し、該液体吸
上げ管の上端に連通する注出管22を周壁18の上部から下
方へ、かつ液体吸上げ管21の下端よりも下方まで垂下し
ている。尚上記空気流通孔20は、液体吸上げ管21上端上
方の周壁部分に穿設してもよい。また、上記液体吸上げ
管21は、底壁15の上面まで垂下してもよく、この場合
は、該液体吸上げ管の下端一部を切欠き開口すること
で、底壁15上面との間に液体吸上げ用の間隙を形成すれ
ばよい。更に、押下げヘッド内に形成した空室の容量
は、一回宛の液体の必要量に応じて定める。
【００１１】上記シリンダ６の上端部には、螺合部材24
が装着させてある。該螺合部材は、シリンダ６の上部内
面に嵌合させた螺筒25を有し、該螺筒の内面に既述短筒
部16を螺合させることで、既述押下げヘッド14を付勢に
抗して押下げた状態でシリンダ６に装着させている。
が装着させてある。該螺合部材は、シリンダ６の上部内
面に嵌合させた螺筒25を有し、該螺筒の内面に既述短筒
部16を螺合させることで、既述押下げヘッド14を付勢に
抗して押下げた状態でシリンダ６に装着させている。
【００１２】
【考案の効果】本案は、上記構成とするものであり、押
下げヘッド14は周壁18の上部から該周壁内面に沿って垂
設した液体吸上げ管21と、該液体吸上げ管の上端に連通
しかつ周壁18上部から垂設した注出管22とを有し、該注
出管を液体吸上げ管21下端より下方へ垂下したから、押
下げヘッド14内に一定量の液体が溜まるまで押下げヘッ
ド14の押下げ操作を行えば、この後は、押下げヘッド14
を押下げなくとも、押下げヘッド14内液体が液体吸上げ
管21を通って注出管22から徐々に注出され、よって、注
出時に注出管22を静止させておくことができるから、意
図した以外の所に誤って液体を吐出する虞がなく、ま
た、その注出中に両手を自由に使えるから便利であり、
更に、押下げヘッド14内に溜まった一定量の液体が注出
されるから、必要量だけ無駄なく使用できて経済的であ
る。
下げヘッド14は周壁18の上部から該周壁内面に沿って垂
設した液体吸上げ管21と、該液体吸上げ管の上端に連通
しかつ周壁18上部から垂設した注出管22とを有し、該注
出管を液体吸上げ管21下端より下方へ垂下したから、押
下げヘッド14内に一定量の液体が溜まるまで押下げヘッ
ド14の押下げ操作を行えば、この後は、押下げヘッド14
を押下げなくとも、押下げヘッド14内液体が液体吸上げ
管21を通って注出管22から徐々に注出され、よって、注
出時に注出管22を静止させておくことができるから、意
図した以外の所に誤って液体を吐出する虞がなく、ま
た、その注出中に両手を自由に使えるから便利であり、
更に、押下げヘッド14内に溜まった一定量の液体が注出
されるから、必要量だけ無駄なく使用できて経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本案の実施例を示す要部部分断面図である。
１ 容器本体 ６ シリンダ 11 作動部材 14 押下げヘッド
Claims (1)
- 【請求項１】 口頸部４を起立する容器本体１と、上記
口頸部４に、上端部を装着させて容器本体１内へ垂下す
る、吸込み弁付きのシリンダ６と、該シリンダの内面に
上方付勢して嵌合させた筒状ピストンから吐出弁付きの
ステム12を上方へ起立する作動部材11と、上記ステム12
の上部に、底壁15中央部の開口周縁から垂下する短筒部
16を嵌着させると共に、底壁15の周縁から起立する周壁
18の上端を頂壁19で閉塞し、また、その周壁18の上部か
ら該周壁内面に沿って液体吸上げ管21を、該吸上げ管下
端と底壁15との間に液体吸込み用間隙をおいて垂設し、
該液体吸上げ管の上端に連通する注出管22を周壁18上部
から下方へ、かつ液体吸上げ管21の下端より下方まで垂
下し、更に、液体吸上げ管21上端上方の周壁部分ないし
頂壁19の一部に空気流通孔20を穿設した押下げヘッド14
とからなる液体吐出容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11219091U JP2570933Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 液体吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11219091U JP2570933Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 液体吐出容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554349U JPH0554349U (ja) | 1993-07-20 |
| JP2570933Y2 true JP2570933Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=14580515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11219091U Expired - Fee Related JP2570933Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 液体吐出容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570933Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5518401B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-06-11 | 株式会社吉野工業所 | 計量注出容器 |
| JP7355623B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-10-03 | 株式会社吉野工業所 | 計量ポンプ容器 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP11219091U patent/JP2570933Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0554349U (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |