JP2570770B2 - バイポーラ・トランジスタ - Google Patents

バイポーラ・トランジスタ

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JP2570770B2 JP62249447A JP24944787A JP2570770B2 JP 2570770 B2 JP2570770 B2 JP 2570770B2 JP 62249447 A JP62249447 A JP 62249447A JP 24944787 A JP24944787 A JP 24944787A JP 2570770 B2 JP2570770 B2 JP 2570770B2
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和夫 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバイポーラ・トランジスタに関し、特に横型
構造を有するバイポーラ・トランジスタの改良に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図は従来横型バイポーラ・トランジスタの一例を
示す断面図で、例えば、p型砒化カリウム(以下GaAsと
記す)により形成されたベース領域1の側面に隣接し
て、例えば、n型のGaAsからなるエミッタ領域5とコレ
クタ領域6とがそれぞれ配設されて形成されている。こ
こで、7半絶縁性GaAs基板であり、8,9,10はそれぞれベ
ース電極、エミッタ電極、コレクタ電極である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来技術による横型バイポーラ・トランジス
タにおいては、p型GaAs層からなるベース領域1の幅
(すなわち、ベース長)を薄くすることによりトランジ
スタの電流利得を大きくすることができる。しかしなが
ら、ベース領域1の幅の短縮によりベース長を薄くしよ
うとすると、ベース電極8の幅も同時に短縮しなければ
ならず、したがって、結果的にベース抵抗が増大し、特
に高周波の電流利得が上がらない欠点があった。また、
電極材料の加工技術の点からも実現できるベース長には
限界があり、ベース長の短縮とともに素子の歩留まりが
著しく低下し高集積化が困難となる欠点があった。
本発明の目的は、上記の状況に鑑み、ベース長の微細
化とベース抵抗の低減を同時に達成し得る横型バイポー
ラ・トランジスタを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の問題点を解決するために本発明が提供するバイ
ポーラ・トランジスタは、絶縁性乃至半絶縁性半導体基
板上に形成される第1の導電型を有する第1の半導体層
と、前記第1の半導体層の上に配設される前記第1の半
導体層よりも不純物濃度の大なる第1の導電型を有する
第2の半導体層と、前記第1および第2の半導体構造か
らなるベース領域を挾んで配設される第2の導電型を有
する第3の半導体からなるエミッタ領域およびコレクタ
領域と、前記第2の半導体層と前記第3の半導体層との
全ての境界部分に配設される第4の半導体層からなる高
抵抗領域とが、前記絶縁性乃至半絶縁性半導体基板上に
配設されてなることを特徴とするものである。以下図面
を参照して本発明を詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る横型バイポーラ・トランジスタ
の構造を示す断面図である。図において、2および3は
真性ベース領域および外部ベース領域をそれぞれ表わ
す。本発明によれば、真性ベース領域2の幅より大きな
幅を有し且つ該真性ベース領域2の導電型を有して且つ
該真性ベース領域2より高い不純物濃度を有する外部ベ
ース領域3が該真性ベース領域2の上部に形成される。
したがって、前記真性ベース領域2の幅をたとえサブミ
クロン以下の寸法にまで微細化した場合においても、前
記外部ベース領域3の幅はベース抵抗の低減が十分に図
れるだけの大きな寸法に設定することができる。このよ
うに、本発明によれば、実効的なベース幅の短縮とは独
立にベース抵抗の低減を図ることが可能となる。また、
本発明においては、エミッタ領域5およびコレクタ領域
6と外部ベース領域3との境界に高抵抗領域12が配設さ
れているため、エミッター外部ベース間およびコレクタ
ー外部ベース間の寄生容量成分が大幅に低減されてい
る。これにより、高周波においても高い電流利得を有す
るバイポーラ・トランジスタの形成が可能となる。
上記実施例の横型バイポーラ・トランジスタの構造は
つぎの製造工程で製造し得る。これによって本発明の構
成は更に明らかになるであろう。以下GaAs基板を用いた
npnバイポーラ・トランジスタを例として説明するが、
第電型がpnpの場合についても同様の原理が適用できる
ことは言うまでもない。また、半導体の種類についても
GaAsに限定されるものではなく、例えばInP,InGaAs,InG
aAsP等についても同様に適用可能である。
第2図(a)〜(e)は上記実施例の横型バイポーラ
・トランジスタを製造するための一工程順序図である。
まず、選択イオン注入技術を用いて、例えばシリコン
(Si)イオンを半絶縁性GaAs基板7に注入し、n型領域
11を形成する(第2図(a)参照)。この場合のイオン
注入条件としては、例えば、加速電圧200keV、ドース量
1×1013cm-2とすることができる。n型領域11の活性化
には、例えば800℃で20分の電気炉熱処理が使用できる
が短時間熱処理を使用しても勿論構わない。次に、ガリ
ウム(Ga)イオンを前記n型領域11の上部から注入し、
n型領域11の一部に高抵抗領域12を形成する。(第2図
(b)参照)。このガリウム(Ga)イオン注入にはマス
クレスの集束イオン・ビームを用いると簡単に行える
が、ホトリソグラフィと通常イオン注入により従来から
の技術を用いても勿論構わない。このときのガリウム
(Ga)イオン注入条件としては、例えば、加速電圧200k
eV,ドース量1×1014cm-3とすることができる。次に真
性ベース領域2のためのイオン注入をマスクレスのベリ
ウム(Be)集束イオン・ビームを用いて行う(第2図
(c)参照)。この時のベリリウム(Be)集束イオン・
ビームの加速電圧は、先に形成したn型領域11の深さよ
りも真性ベース領域2の深さの方が大きくなるように選
ぶ。続いて、ベリリウム(Be)イオン或いはマグネシウ
ム(Mg)イオンを用いて、真性ベース領域2の上部に外
部ベース領域3のためのイオン注入を行う。外部ベース
領域3の深さは高抵抗領域12の深さよりも浅くなるよう
に選び、例えば、ベリリウム(Be)イオンを用いた場合
の外部ベース領域3のためのイオン注入条件としては、
加速電圧25keV、ドース量1×1014cm-2とすることがで
きる。打ち込まれたイオンの活性化には、例えば、750
℃で5秒の短時間処理を用い、真性ベース領域2および
外部ベース領域3をそれぞれ形成する。以上の工程によ
り、ベース長が0.5ミクロン以下の真性ベース領域2、
およびこの真性ベース領域2を挾んでエミッタ領域5お
よびコレクタ領域6がそれそれ形成される(第2図
(d)参照)。その後、通常のホトリソグラフィ技術と
蒸着法を用いて、ベース電極8、エミッタ電極9および
コレクタ電極10を形成する(第2図(e)参照)。ベー
ス電極としてはAuZn(金亜鉛)、エミッタ電極9および
コレクタ電極10としてはAuGe−Ni(金ゲルマニウム−ニ
ッケル)をそれぞれ用いることができる。
本実施例では、エミッタ領域5およびコレクタ領域6
の形成法として一回のイオン注入工程により形成したn
型領域11を用いたが、それぞれ別々のイオン注入工程を
用いて、エミッタ領域5およびコレクタ領域6の不純物
濃度を独立に設定しても良いことは勿論である。
以上のようにして形成された横型バイポーラ・トラン
ジスタにおいては、エミッタ領域5から真性ベース領域
2に注入さた電子が真性ベース領域2の中を拡散によっ
て走行してコレクタ領域6に達する。すなわち、本構造
は、第3図に示した従来の横型バイポーラ・トランジス
タと同様にバイポーラ・トランジスタとしての機能を有
する。しかしながら、第1図に示す本発明に係る横型バ
イポーラ・トランジスタにおいては、真性ベース領域2
の上部に外部ベース領域3が形成されているため、真性
ベース領域2の幅(すなわち、ベース長)を十分に薄く
した場合においても、外部ベース領域3の上に容易に低
抵抗のベース電極8を形成することができる。このた
め、第3図で述べた従来の横型バイポーラ・トランジス
タの場合に比べて、ベース長の微細化とベース抵抗の低
減を同時に図ることが可能となる。したがって、本発明
に係る横型バイポーラ・トランジスタによれば、バイポ
ーラ・トランジスタの高速性としての機能が第3図で述
べた従来の横型バイポーラ・トランジスタに比べて格段
に改善される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、横型バイポー
ラ・トランジスタにおいて、極めて薄いベース領域と低
いベース抵抗を同時に実現することが可能となる。ま
た、外部ベース領域とエミッタ域はコレクタ各領域の境
界部分に高抵抗領域が配設されているため、外部ベース
−エミッタ間および外部ベース−コレクタ間の寄生容量
の大幅な低減が可能となる。したがって、本発明によれ
ば、高周波においても高電流利得を有する高速な横型バ
イポーラ・トランジスタを提供することてできる。ま
た、本発明に係る横型バイポーラ・トランジスタにおい
ては、エミッタ、ベース、コレクタの各電極の導出がプ
レーナ状態で行われており、したがって、バイポーラ・
トランジスタの集積化を図る上では大変有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る横型バイポーラ・トランジスタの
構造を示す断面図、第2図((a)〜(e)は上記一実
施例の横型のバイポーラ・トランジスタを製造するため
の工程順序図、第3図は従来横型バイポーラ・トランジ
スタの一例を示す断面図である。 1……ベース領域、2……真性ベース領域、3……外部
ベース領域、5……エミッタ領域、6……コレクタ領
域、7……半絶縁性GaAs基板、8……ベース電極、9…
…エミッタ電極、10……コレクタ電極、11……n型領
域、12……高抵抗領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性乃至半絶縁性半導体基板上に形成さ
    れる第1の導電型を有する第1の半導体層と、前記第1
    の半導体層の上に配設される前記第1の半導体層よりも
    不純物濃度の大なる第1の導電型を有する第2の半導体
    層と、前記第1および第2の半導体積層構造からなるベ
    ース領域を挾んで配設される第2の導電型を有する第3
    の半導体からなるエミッタ領域およびコレクタ領域と、
    前記第2の半導体層と前記第3の半導体層との全ての境
    界部分に配設される第4の半導体層からなる高抵抗領域
    とが、前記絶縁性乃至絶縁性半導体基板上に配設されて
    なることを特徴とするバイポーラ・トランジスタ。
JP62249447A 1987-10-01 1987-10-01 バイポーラ・トランジスタ Expired - Lifetime JP2570770B2 (ja)

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