JP2570332Y2 - 筒形ゴムばね - Google Patents

筒形ゴムばね

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JP2570332Y2
JP2570332Y2 JP1995012785U JP1278595U JP2570332Y2 JP 2570332 Y2 JP2570332 Y2 JP 2570332Y2 JP 1995012785 U JP1995012785 U JP 1995012785U JP 1278595 U JP1278595 U JP 1278595U JP 2570332 Y2 JP2570332 Y2 JP 2570332Y2
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rubber spring
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cylindrical rubber
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ハンス−ヴェルナー・シュヴェルト
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カール・フロイデンベルク
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/1463—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially characterised by features of passages between working chambers

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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】本考案は、硬質材料の内管と
間隔を置いて該内管を取り囲む外管から成り、上記の間
隔によって形成されたギャップに内側と外側を接着して
固定されたゴム体が配設され、該ゴム体が少なくとも２
個の隔室を隔壁によって仕切り、該隔室が液体を充填さ
れ、少なくとも１個の絞り穴によって連通されて成る筒
形ゴムばねに関する。
【０００２】
【従来の技術】上記の筒形ゴムばねは欧州特許A9120号
により公知である。その場合、絞り穴は中間管の外周に
穿設された極めて細い通路から成り、従前から公知のゴ
ムスリーブを使用可能な状態で、上記の中間管はゴム体
と外側スリーブの間に配設される。しかしこの公知の筒
形ゴムばねで得られる緩衝性は依然として十分でない。
【０００３】筒形ゴムばねの別の構造は、西独特許出願
公開第3343392号により公知である。その場合、絞り穴
が内管の半径方向に延在する肥厚部に配設され、対称軸
の中央に配属された、振動方向に開放する２個の開口部
を有する。この開口部は外管の停止面の直前にある。こ
の構造では特に外管に対する内管の相対変位が大きい時
に、極めて不十分な緩衝挙動が観察される。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題とすると
ころは、緩衝効果が改良されるだけでなく、特殊な用途
において要求される緩衝効果に良く合致することが可能
であるように、前述の種類の筒形ゴムばねを改良するこ
とである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案に基づき、冒頭に
挙げた種類の筒形ゴムばねであって、内管が少なくとも
１個所に半径方向に延在する肥厚部を有し、この肥厚部
が前記内管の軸と平行に伸張するリブから成り、このリ
ブが隔壁の中央に埋め込まれており前記内管の軸と平行
に伸張するエッジで互いに交わる反対向きに傾斜した二
つの面によって画定され、前記絞り穴がその絞り穴の軸
線方向の少なくとも一部区域において前記肥厚部によっ
て完全に取り囲まれており、前記絞り穴が相互に連通す
る２個の穴から成り、その各穴の軸線が80ないし170゜
の角で交わり、前記絞り穴が通路状に形成され、長さと
直径の比が２ないし50であることを特徴とする、筒形ゴ
ムばねが提供され、これにより上記課題が解決される。
絞り穴の構造が大幅に改善される可能性が生まれるので
ある。
【０００６】本考案に基づく構造においては、筒形ゴム
ばねの絞り穴が内管に伝えられる振動の運動に追従し、
その開口部は、個々の場合に生じる使用状態や外管との
相対的相互関係に全くかかわりなく、隔室に収容された
液体の自由な流入と流出が保証されるように配設されて
いる。絞り穴の延長部は伝達される振動の方向におおむ
ね従うから、絞り穴に収容された液体の慣性質量は振動
が伝達される時に既に液体成分の相対変位を生じさせる
ことができる。従って極限運動の時に到達する最大値
は、絞り穴が静止して支承され又は自由面から狭い間隔
を置いて開口した対照的な構造における最大速度を超え
る。また、絞り穴がその全長にわたって一様な輪郭形状
と一様な横断面を有することによって前記の効果が決定
的に促進されることが好ましい。
【０００７】それ故、相異なる長手区域で相異なる速度
ラジアンが貫流する液体に形成されることはあり得な
い。これは良好な緩衝効果を得る上で極めて望ましいこ
とである。絞り穴を円形に画成することが一般に好まし
い。特にこの場合は適当に装備した筒形ゴムばねの緩衝
特性と寿命が用途の要求に極めて正確に適応させられ
る。
【０００８】肥厚部は筒形ゴムばねと平行に伸張するリ
ブから成り、リブは隔壁に埋め込まれる。これによって
構造に応じて、同じく弾性的に作用する隔壁の補助補剛
が得られる。これは例えば筒形ゴムばねのリブ方向の可
撓性の抑制に関して望ましい。更に隔壁のふくらみ弾性
の抑制が得られ、その結果、内管の相対変位の際に絞り
穴への液体成分の押し込みが強化され、それに応じて緩
衝効果が強化される。リブは隔壁の中央に埋め込まれて
おり、内管の軸と平行に伸張するエッジで互いに交わる
反対向きに傾斜した二つの面により、図３に示す如く伝
達される振動の方向に画定される。従ってこの場合リブ
は運動方向と交差して内管と反対の方向に横断面が細ま
るから、隔壁の厚さの中央区域は、２個の隔室を画定す
る表面区域に対して、内管と外管の間の絶対長さが相対
的に縮小されている。
【０００９】振動に原因する内管の相対変位の際に、こ
うして上記の区域で伸びが抑制されるから、そこにある
縁応力が著しく減少し、寿命が延長される。上記の如き
二つの面により画定されるくさび形面は互いに60ないし
120゜(より好適には80ないし100゜）の角を挾むのが適
当である。ここでも危険な応力集中の発生を回避するた
めに、僅かに丸みを帯びた辺に沿って、上記の面が互い
に交わり、かつ画定されるようにするのが好ましい。絞
り穴は通路状に形成することができ、この場合２ないし
50（より好適には５ないし30）の長さ対直径比を有す
る。特に低周波振動領域で、これによって優れた緩衝効
果が得られる。通路が非円形に画成された輪郭を有する
場合は、同一の大きさの仮想の円周面に基づいて直径を
確かめる。例えば絞り穴が相互に連通する２個の穴から
成り、その軸線が80ないし170゜(より好適には120ない
し150゜）の角で交わる場合がそうであるが、通路状に
形成された絞り穴が少なくとも１個所で急に方向を変え
るならば、緩衝効果が一層向上する。
【００１０】絞り穴は、互いに独立して隔室を連通する
少なくとも２個の孔部を具備することができる。これら
の孔部は場合によっては互いに異なる横断面と異なる長
さとの少なくとも一方を有する。使用上の理由から良好
な緩衝効果が特に要求される周波数範囲の伝達振動に対
して、全体として得られる緩衝効果をこうしてすこぶる
正確に割当てることができる。
【００１１】
【実施例】次に本考案の実施例を添付図面に基づいて詳
しく説明する。
【００１２】図１において、本願発明の液体緩衝筒形ゴ
ムばねは、ゴム体3を間に配設した内管1及び外管2を備
えている。筒形ゴムばねの中央には軸方向に隔室4,5が
穿設される。隔室4,5はゴム体3の一部をなす弾性隔壁9
によって仕切られている。また、内管1と一体に結合さ
れた内管1の半径方向に延在する肥厚部10が、上記の隔
壁9の中に伸張する。
【００１３】肥厚部10には、あふれ通路から成る絞り穴
6,6'がそれぞれ配設される。各絞り穴6,6'は相互に連通
する２個の穴から成り、その各穴の軸線6a,6bは所定の
角αをなしている。２個の絞り穴6,6'は相異なる直径と
同一の長さを有する。
【００１４】外管2に対して内管1が半径方向に偏ると、
液体が絞り穴6,6'を経て最短距離かつ正確に予定された
流れ抵抗でもって隔室4,5間を往復流動する。
【００１５】内管に伝達される力の大きさと所望の緩衝
の程度に応じて、肥厚部10と隔壁9及びあふれ通路6,6'
の形状と大きさを変えることができる。
【００１６】更に、絞り穴6,6'の開口端を円錐形又はベ
ンチュリノズル形に適当に形成することによって流れを
調節することができる。
【００１７】筒形ゴムばねの上下の隔室4,5の中に別の
肥厚部16,17が突出し、異なる厚さの弾性支承20,21と共
に停止手段を構成する。この肥厚部16,17は、剛性材料
から、即ち、金属又は選択によっては剛性プラスチック
から形成することができる。本実施例の場合、肥厚部1
6,17は中心孔を有しており、そこに内管1が挿入され固
着されている。
【００１８】前記弾性支承20,21の種々異なる形状によ
って、大きな振幅の時の停止の開始と漸進性を定めるこ
とができる。
【００１９】また、図１に示すように、内管1と一体に
結合された内管1の肥厚部16,17の高さによって半径方向
振れの限度が確定される。
【００２０】
【考案の効果】このように、本考案の液体緩衝筒形ゴム
ばねによれば、従来と比較して極めて良好な緩衝挙動を
得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に基づく筒形ゴムばねの一実施例を示す
横断面図である。
【符号の説明】
1 内管 2 外管 3 ゴム体 4,5 隔室 6,6' 絞り穴 6a,6b 軸線 9 隔壁 10 肥厚部

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】硬質材料の内管(1)と間隔を置いてその内
    管(1)を取り囲む外管(2)と備え、前記間隔によって形成
    されたギャップに内側と外側を接着して固定されたゴム
    体(3)が配設され、そのゴム体(3)が少なくとも２個の隔
    室(4,5)を隔壁(9)により仕切り、前記隔室(4,5)に液体
    が充填され、それらの隔室(4,5)が少なくとも１個の絞
    り穴(6)により連通されている、液体緩衝筒形ゴムばね
    であって、 前記内管(1)が少なくとも１個所に半径方向に延在する
    肥厚部(10)を有し、前記肥厚部(10)が前記内管(1)の軸と平行に伸張するリ
    ブから成り、このリブが、前記隔壁(9)の中央に埋め込
    まれており、前記内管(1)の軸と平行に伸張するエッジ
    で互いに交わる反対向きに傾斜した二つの面によって画
    定され、 前記絞り穴(6)がその絞り穴(6)の軸線(6a,6b)方向の少
    なくとも一部区域において前記肥厚部(10)によって完全
    に取り囲まれており、 前記絞り穴(6)が相互に連通する２個の穴から成り、そ
    の各穴の軸線(6a,6b)が80ないし170゜の角で交わり、 前記絞り穴(6)が通路状に形成され、長さと直径の比が
    ２ないし50であることを特徴とする、筒形ゴムばね。
  2. 【請求項２】前記絞り穴(6)の軸線(6a,6b)が120ないし1
    50゜の角で交わる、請求項１に記載の筒形ゴムばね。
  3. 【請求項３】前記絞り穴(6)の長さと直径の比が５ない
    し30である、請求項１に記載の筒形ゴムばね。
  4. 【請求項４】前記絞り穴(6)が前記隔室(4,5)を互いに別
    々に連通する少なくとも２個の孔部を備えていることを
    特徴とする、請求項１ないし請求項３の何れかに記載の
    筒形ゴムばね。
  5. 【請求項５】前記孔部が互いに異なる横断面と互いに異
    なる長さとの少なくとも一方を有することを特徴とす
    る、請求項４に記載の筒形ゴムばね。
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