JP2570208Y2 - クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造 - Google Patents

クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造

Info

Publication number
JP2570208Y2
JP2570208Y2 JP7476393U JP7476393U JP2570208Y2 JP 2570208 Y2 JP2570208 Y2 JP 2570208Y2 JP 7476393 U JP7476393 U JP 7476393U JP 7476393 U JP7476393 U JP 7476393U JP 2570208 Y2 JP2570208 Y2 JP 2570208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
brake cover
winch
cover structure
crane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7476393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0738767U (ja
Inventor
弘 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP7476393U priority Critical patent/JP2570208Y2/ja
Publication of JPH0738767U publication Critical patent/JPH0738767U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570208Y2 publication Critical patent/JP2570208Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マストに旋回可能に旋
回台を設け、その旋回台にブームを起伏揺動可能に設け
るとともに、ブームに連結した起伏用ワイヤーを繰り出
し可能に巻き取る起伏ウィンチを旋回台に設けたクレー
ンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキを保守点検するためにブ
レーキボックスからブレーキカバーを取り外す場合、円
筒状のブレーキカバーを作業者が片手で抱きかかえるよ
うにして持ち、その状態で、もう一方の手でブレーキカ
バーをハンマー等により叩き、ブレーキカバーに軽く振
動を与えながら、ブレーキカバーをわずかづつ横外側方
にずらして外している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなブレーキカバーは、小さいものでも10kg以上と重
いものであり、ブレーキボックスから外れた時に、その
全重量がかかり、不測に手から滑り、足元に落下して負
傷する危険性があった。
【0004】また、旋回台の周囲には一般に手摺りが設
けられているが、手を滑らせたときに、ブレーキカバー
が手摺りの隙間から落下し、他物を損傷したり他の作業
者に衝突したりする危険性があった。
【0005】本考案は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、ブレーキカバーの取り外し作業を安
全に行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述のような
目的を達成するために、マストに旋回可能に旋回台を設
け、その旋回台にブームを起伏揺動可能に設けるととも
に、ブームに連結した起伏用ワイヤーを繰り出し可能に
巻き取る起伏ウィンチを旋回台に設けたクレーンの起伏
ウィンチのブレーキカバー構造において、起伏ウィンチ
の回転軸芯方向の一方に、ブレーキを内装したブレーキ
ボックスを設けるとともに、そのブレーキボックスの端
部側に嵌装により着脱可能に取り付けたブレーキカバー
に、その周方向所定箇所に、前記起伏ウィンチの回転軸
芯方向に直交する方向の外方に突出して把持用の把持部
材を一体連接して構成する。
【0007】
【作用】本考案のクレーンの起伏ウィンチのブレーキカ
バー構造の構成によれば、ブレーキカバーを取り外すと
きに、片手で把持部材を持ったままの状態で、もう一方
の手でブレーキカバーをハンマー等により叩き、ブレー
キカバーに軽く振動を与えながら、ブレーキカバーをわ
ずかづつ横外側方にずらして外すことができる。また、
ロープなどを把持部材に連結し、その他端側を手摺りな
どに連結しておくことにより、外した後でのブレーキカ
バーの不測の落下を良好に防止することができる。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1は、本考案に係る第1実施例のクレー
ンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造を適用したクレ
ーンの全体側面図であり、マスト1に旋回可能に旋回台
2が設けられ、その旋回台2にブーム3が起伏揺動可能
に設けられるとともに起伏ウィンチ4が設けられ、起伏
ウィンチ4から巻き取り可能に繰り出された起伏用ワイ
ヤー5がブーム3に連結され、クレーンAが構成されて
いる。
【0010】起伏ウィンチ4は、図2の要部の拡大側面
図、および、図3の正面図に示すように、巻き取りドラ
ム6の回転軸芯方向の一方に電動モータ7が連動連結さ
れるとともに、その回転軸芯方向の他方にブレーキ(図
示せず)を内装したブレーキボックス8が設けられ、そ
のブレーキボックス8の端部側に嵌装により着脱可能に
ブレーキカバー9が取り付けられている。
【0011】ブレーキカバー9の周方向所定箇所に、起
伏ウィンチ4の回転軸芯方向に直交する方向の外方に突
出するように、把持用のアイボルト10が溶接により一
体連接されている。
【0012】上記構成により、ブレーキの保守点検に際
してブレーキカバー9を取り外すときに、片手でアイボ
ルト10を持ち(把持し)、そのままの状態で、もう一
方の手でブレーキカバー9をハンマー等により叩き、ブ
レーキカバー9に軽く振動を与えながら、ブレーキカバ
ー9をわずかづつ横外側方にずらして外すことができ
る。このとき、ブレーキカバー9が外れたときに、アイ
ボルト10を持つことにより、安定した状態で手でその
重量を支える状態でブレーキカバー9を持っておくこと
ができ、不測の落下を防止できる。
【0013】上記取り外しに際し、アイボルト10の貫
通孔10aを利用し、旋回台2上に立設された手摺り1
1とアイボルト10とをロープ12などで連結してお
き、ブレーキカバー9を不測に落下することをより良好
に防止するようにしても良い。
【0014】図4は、第2実施例の正面図であり、第1
実施例と異なるところは次の通りである。すなわち、ア
イボルト10に代えて、ブレーキカバー9の周方向所定
箇所に、起伏ウィンチ4の回転軸芯方向に直交する方向
の外方に突出するように、溶接により把持用の把手部材
13を一体連接している。他の構成は第1実施例と同じ
であり、同一番号を付すことにより、その説明は省略す
る。
【0015】本考案としては、上述実施例のようなアイ
ボルト10や把手部材13に限らず、その形状や構成は
各種の変形が可能であり、要するに、ブレーキカバー9
を取り外すときに、それが落下しないように容易に把持
できるものであれば良く、それらをして把持部材と総称
する。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のクレーン
の起伏ウィンチのブレーキカバー構造によれば、片手で
把持部材を持ったままの状態でブレーキカバーを取り外
すことができるから、従来の、円筒形状のものを抱きか
かえて取り外しを行う場合のように、取り外して重量が
かかったときにブレーキカバーを不測に手から滑らせる
といったことを回避でき、ブレーキカバーの取り外し作
業を安全に行えるようになった。また、把持部材を利用
し、その把持部材にロープなどを連結し、その他端側を
手摺りなどに連結しておくことにより、外れた後での不
測の落下を容易良好に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例のクレーンの起伏ウィ
ンチのブレーキカバー構造を適用したクレーンの全体側
面図である。
【図2】要部の拡大側面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】第2実施例の正面図である。
【符号の説明】
1…マスト 2…旋回台 3…ブーム 4…起伏ウィンチ 5…起伏用ワイヤー 8…ブレーキボックス 9…ブレーキカバー 10…把持部材としてのアイボルト 13…把持部材としての把手部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66D 1/28 B66D 5/00 F16D 65/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストに旋回可能に旋回台を設け、その
    旋回台にブームを起伏揺動可能に設けるとともに、前記
    ブームに連結した起伏用ワイヤーを繰り出し可能に巻き
    取る起伏ウィンチを前記旋回台に設けたクレーンの起伏
    ウィンチのブレーキカバー構造であって、 前記起伏ウィンチの回転軸芯方向の一方に、ブレーキを
    内装したブレーキボックスを設けるとともに、そのブレ
    ーキボックスの端部側に嵌装により着脱可能に取り付け
    たブレーキカバーに、その周方向所定箇所に、前記起伏
    ウィンチの回転軸芯方向に直交する方向の外方に突出し
    て把持用の把持部材を一体連接してあることを特徴とす
    るクレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造。
JP7476393U 1993-12-27 1993-12-27 クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造 Expired - Lifetime JP2570208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7476393U JP2570208Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7476393U JP2570208Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738767U JPH0738767U (ja) 1995-07-14
JP2570208Y2 true JP2570208Y2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=13556652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7476393U Expired - Lifetime JP2570208Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570208Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738767Y2 (ja) * 1989-01-13 1995-09-06 エヌオーケー株式会社 密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0738767U (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2570208Y2 (ja) クレーンの起伏ウィンチのブレーキカバー構造
JPS6142793Y2 (ja)
JPS6037420Y2 (ja) 吊下げフツク装置
JP2587191B2 (ja) ワイヤ仕込み装置
JPS6030288Y2 (ja) クレ−ンフツク用外れ止め装置
JPH0940236A (ja) ワイヤロープ巻取り装置
JPH0649591Y2 (ja) 高所作業車
JPH0625504Y2 (ja) 高所作業車
JPS60106796A (ja) ジブの張出及び格納装置
JPH065337Y2 (ja) フック
JPH079905Y2 (ja) フォークリフトのウェイト着脱装置
JPH0126708Y2 (ja)
JPH0359879B2 (ja)
JPS592055Y2 (ja) コ−ド巻取り装置の破損防止装置
JP4222049B2 (ja) ワーク吊持具
JPH06156981A (ja) 大容量三脚デリツク装置
JPH038720B2 (ja)
JPS5932177Y2 (ja) 電線繰出器
JP3029726U (ja) 吊上げ具
JPH022651Y2 (ja)
JPH08225300A (ja) クレーン作業と高所作業の兼用装置用の絶縁カバー装置
JPH06668U (ja) 大重量螺合部材の脱着用治具
JPS5852667Y2 (ja) 誘導電気機器の起立装置
JPH0671896U (ja) クレーンマスト構成体用のタラップ
CN115816403A (zh) 一种铃鼓式工具收纳装置及其使用方法