JP2570185Y2 - 基板接続構造 - Google Patents

基板接続構造

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JP2570185Y2
JP2570185Y2 JP1992033175U JP3317592U JP2570185Y2 JP 2570185 Y2 JP2570185 Y2 JP 2570185Y2 JP 1992033175 U JP1992033175 U JP 1992033175U JP 3317592 U JP3317592 U JP 3317592U JP 2570185 Y2 JP2570185 Y2 JP 2570185Y2
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anisotropic conductive
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哲朗 石田
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば2 つの基板に設
けられたそれぞれの導体パターンなどを異方性導電膜を
用いて接続する基板接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、異方性導電膜を用いた基板接
続構造はよく知られている。
【0003】近年、基板に形成される導体パターンは狭
ピッチ化の傾向にあり、異方性導電膜を用いた基板接続
構造においても高密度化への対応が急務となっている。
【0004】ここで、図3を参照して従来の異方性導電
膜を用いた基板接続構造について説明する。
【0005】同図において、31はフレキシブル配線基
板、32はガラス・エポキシ基板(以下ガラエポ基板と
称す)である。互いの基板31、32には、それぞれ対
応して接続用の導体パターン33a、33b、34a、
34bが形成されている。なお、隣り合う導体パター
ン、例えば導体パターン33aと導体パターン33bと
の間隔をW とする。これらの導体パターン33a、33
b、34a、34bは、異方性導電膜35により接着お
よび接続されている。なお、互いの基板31、32間に
は、例えば導体パターン33a、34aなどが挟まれて
いるため、最低でも約70μmの隙間t が生じている。
【0006】この基板接続構造の場合、2 つの基板3
1、32の導体パターン間には、通常、厚さ約35μm程
度の異方性導電膜35が配置され、互いの基板31、3
2が加熱加圧されることにより、異方性導電膜35は溶
融して基板間の隙間に充填される。このときに、異方性
導電膜35の中に分散配置されている導電粒子が導体パ
ターン33a、33bと導体パターン34a、34bと
の間に残りその面が電気的に接続される。この場合、1
mmあたりに形成できる導体パターン数は5 本(0.2mm ピ
ッチ)である。
【0007】ところで、図4に示すように、導体パター
ンを狭ピッチ化、例えば1 mmあたり10本(0.1mm ピッ
チ)とした場合、それぞれ隣り合う導体パターン間、例
えば導体パターン41a、41b間の間隔は1/2Wになる
が、基板間の隙間t は導体パターン自体の厚みであるた
めに約70μmと変わらない。したがって、この隙間t に
合わせて通常と同じ膜厚(約35μm)の異方性導電膜3
5を用いる必要がある。この状態で対向する基板間に異
方性導電膜35を挟み加熱加圧すると、流れ出た導電粒
子は狭くされた隙間1/2Wに密集しその密度が高くなるた
め絶縁性が低下する。最悪の場合、隣り合う導体パター
ン間で絶縁不良を招くことにもなる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】このように上述した従
来の基板接続構造では、導体パターンを狭ピッチ化する
と、異方性導電膜内の導電粒子が狭い隙間1/2Wに密集し
て隣り合う導体パターン間の絶縁性が低下するという問
題があった。
【0009】本考案はこのような課題を解決するために
なされたもので、導体パターンの狭ピッチ化に対応して
異方性導電膜を用いた基板間接続ができる基板接続構造
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の基板接続構造は
上記した目的を達成するために、ガラスエポキシ樹脂
板に複数形成した第1の導体パターンと、フィルム状の
基板に前記第1の導体パターンと対応させて形成した第
2の導体パターンとを対向させて加熱加圧することによ
り対応する第1、第2の導体パターンを電気的に接続し
てなる基板接続構造において、前記ガラスエポキシ樹脂
基板および前記フィルム状の基板の少なくとも一方の導
体パターン間に形成され、前記加熱加圧により他方の導
体パターン間に入り込む突出部と、前記ガラスエポキシ
樹脂基板および前記フィルム状の基板間に介挿され、前
記加熱加圧により互いの基板間と前記突出部とに生じた
隙間をなくすように充填された熱可塑性異方性導電膜と
を具備している。
【0011】
【作用】本考案では、ガラスエポキシ樹脂基板とフィル
ム状の基板とを、互いの導体パターンを対向させ、熱可
塑性異方性導電膜を介して加熱加圧することにより、い
ずれかの基板に形成した突出部が導体パターン間に入り
込み、しかも熱可塑性異方性導電膜が溶けて互いの間の
隙間をなくすように充填されるので、互いの基板および
導体パターンどうしが強固に接続されて接続強度を向上
することができる。
【0012】これにより、膜厚の薄い異方性導電膜を用
いて基板間接続が行えるようになり、狭ピッチ化した導
体パターン間の導電粒子密度を低密度に維持できるよう
になる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0014】図1は本考案に係る一実施例の基板接続構
造を示す図である。
【0015】同図において、1は第1の基板としてのフ
レキシブル配線基板である。このフレキシブル配線基板
1には、複数の導体パターン2が高さ約35μmで形成さ
れている。
【0016】このフレキシブル配線基板1には、ガラス
・エポキシ基板(以下ガラエポ基板と称す)3が対向配
置されている。このガラエポ基板3には、導体パターン
2に対応する導体パターン4が高さ約35μmで形成され
ている。つまり、互いの基板間隔t は、約70μmほどに
なる。また、このガラエポ基板3の導体パターン4の各
間隔は、従来(図3に示した間隔W )と比較してほぼ半
分の間隔1/2Wで形成されている。この導体パターン4の
間隔1/2Wには、導体パターン2の間に嵌入する突出部5
が形成されている。この突出部5は導体パターン4の高
さ1/2tよりも高く、かつ導体パターン2と導体パターン
4とを合わせた高さt よりも低く形成されている。この
ガラエポ基板3とフレキシブル配線基板1とは、導体パ
ターン2に突出部5が嵌入した部分(導体パターン4の
上面よりも上の隙間部分)に熱可塑性の異方性導電膜6
が充填されて接着されている。また、互いの基板の導体
パターン2、4は、その対向面間で異方性導電膜6の中
に分散配置されていた微細な導電粒子により電気的に接
続されている。
【0017】次に、図2を参照してこの基板接続構造の
基板接続過程について説明する。
【0018】同図に示すように、この基板接続構造で
は、まず、フレキシブル配線基板1とガラエポ基板3と
を互いの導体パターン2、4が対応するように異方性導
電膜6を介して対向させ、続いて、フレキシブル配線基
板1およびガラエポ基板3を加熱加圧(矢印aの方向)
することにより、異方性導電膜6が溶融し、図1に示す
ように、異方性導電膜6は、フレキシブル配線基板1と
ガラエポ基板3との隙間に充填される。その後、冷却に
伴って異方性導電膜6が硬化し互いの基板は接着され
る。このとき、対応する導体パターン2、4の対向面
に、異方性導電膜5の微細な導電粒子が残存するので、
それぞれ対応する導体パターン2、4が電気的に接続さ
れる。
【0019】一方、導体パターン間に溶融充填された異
方性導電膜6は、膜厚が薄い分、充填量も少なく、異方
性導電膜6の中に存在する導電粒子の密度も従来の0.2m
m ピッチのときとほぼ変わらなくなり、隣り合う導体パ
ターン間の絶縁性は維持される。
【0020】このように本実施例の基板接続構造によれ
ば、導体パターン4間に、導体パターン2に嵌入する突
出部5を形成すると共に膜厚の薄い(約20μm)異方性
導電膜6を用いることにより、隣り合う導体パターン間
の導電粒子密度を高くすることなく(絶縁性が維持され
た状態で)基板間接続を行うことができる。
【0021】この結果、1 mmあたり10本の導体パターン
4を形成するような導体パターンの狭ピッチ化に異方性
導電膜を用いた基板接続構造を対応させることができる
ようになる。
【0022】なお、本実施例では、ガラエポ基板側に突
出部を設けたが、フレキシブル配線基板側でもよいこと
は言うまでもない。また、この突出部は、基板に取り付
けるようにして形成してもよく、厚みのある基板を母材
として切削加工により形成してもよい。さらに、本実施
例では、フレキシブル配線基板とガラエポ基板との接続
について説明したが、本考案は、この他、フレキシブル
配線基板とTAB、ガラエポ基板とTABなどさまざま
な組み合わせにも用いることができる。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案の基板接続構
造によれば、ガラスエポキシ樹脂基板とフィルム状の基
板とを、互いの導体パターンを対向させ、熱可塑性異方
性導電膜を介して加熱加圧することにより、突出部が導
体パターン間に入り込み、しかも熱可塑性異方性導電膜
が溶けて互いの隙間に充填されるので、互いの基板およ
び導体パターンどうしが強固に接続されて接続強度を向
上することができる。
【0024】この結果、導体パターンの狭ピッチ化に異
方性導電膜を用いた基板接続構造を対応させることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の基板接続構造を示す断
面図である。
【図2】この実施例おける基板接続過程を示す図であ
る。
【図3】従来の基板接続構造を示す図である。
【図4】従来の基板接続構造において導体パターンを狭
ピッチ化した図である。
【符号の説明】
1…フレキシブル配線基板、2、4…導体パターン、3
…ガラス・エポキシ基板、5…突出部、6…異方性導電
膜。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスエポキシ樹脂基板に複数形成した
    第1の導体パターンと、フィルム状の基板に前記第1の
    導体パターンと対応させて形成した第2の導体パターン
    を対向させて加熱加圧することにより対応する第1、
    第2の導体パターンを電気的に接続してなる基板接続構
    造において、 前記ガラスエポキシ樹脂基板および前記フィルム状の
    板の少なくとも一方の導体パターン間に形成され、前記
    加熱加圧により他方の導体パターン間に入り込む突出部
    と、 前記ガラスエポキシ樹脂基板および前記フィルム状の基
    板間に介挿され、前記加熱加圧により互いの基板間と前
    記突出部とに生じた隙間をなくすように充填された熱可
    塑性異方性導電膜とを具備したことを特徴とする基板接
    続構造。
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JPH0593071U JPH0593071U (ja) 1993-12-17
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JP2006012992A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Sharp Corp 回路基板の電極接続構造

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