JP2570163Y2 - 防水型レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

防水型レンズ付きフイルムユニット

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JP2570163Y2
JP2570163Y2 JP1991011662U JP1166291U JP2570163Y2 JP 2570163 Y2 JP2570163 Y2 JP 2570163Y2 JP 1991011662 U JP1991011662 U JP 1991011662U JP 1166291 U JP1166291 U JP 1166291U JP 2570163 Y2 JP2570163 Y2 JP 2570163Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防水型レンズ付きフイ
ルムユニット或いはカメラの防水ハウジングとして利用
できるケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラを携帯していなくても簡単に写真
撮影ができるように、本出願人からレンズ付きフイルム
ユニット(商品名「写ルンですHi」等)が提供されて
いる。レンズ付きフイルムユニットは、予めフイルムを
収納させたカメラで、撮影後には現像所でその紙箱包装
の一部を破断あるいは分解して撮影済みのフイルムを取
り出すようにしている。
【0003】また上記のようなフイルム装填タイプのカ
メラの中には、コダック社の「ウィークエンド35(商
品名)」で知られるように、撮影機能をもったユニット
本体をプラスチック製の透明な防水ケースに密封したも
のがあり、水深2〜3mの水中でも写真撮影することが
できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の防水型レンズ付きフイルムユニットを用
いて実際に水中で撮影する場合、水圧により防水ケース
が歪むことがある。このように防水ケースが水圧で歪む
と、この防水ケースを介して撮影される被写体像も歪ん
で露光されるという問題が生ずる。
【0005】このため、防水ケースそのものの厚みを厚
くして強度を増加させ、多少の水圧が掛かっても歪まな
いようにすることが考えられる。しかし、防水ケースの
厚みを厚くすると、この防水ケースを介して撮影される
被写体像が鮮明に写らなくなるという問題が生じる。ま
た、防水ケースを含めた防水型レンズ付きフイルムユニ
ットの重量が増加して携帯性が低下し、製造コストも上
昇するなど、様々な問題も生じる。
【0006】本考案は上記事情に鑑みなされたもので、
コストが安く確実な防水性が保証され、水中撮影を行な
えるようにするとともに、水圧などの外部からの圧力に
対しても外形が歪まないようにした防水型レンズ付きフ
イルムユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案においては、撮影レンズ及びファインダを備
えるとともに、予めフイルムが収納された撮影ユニット
本体と、この撮影ユニット本体を装填する開口を一面に
形成した樹脂成形品からなる防水ケース本体とからなる
防水型レンズ付きフイルムユニットにおいて、前記撮影
ユニット本体を前記防水ケース本体内に装填した後に、
熱溶着又は接着剤で前記開口の縁に固着され、前記防水
ケース本体内を水密に保持する防水シートと、前記防水
ケース本体内に着脱自在に嵌入され、前記開口端部に係
合して水圧による前記防水ケース本体のへこみを阻止す
る枠体と、前記防水シートを覆うように前記開口の縁に
着脱自在に設けられる底蓋と、前記防水シートと前記底
蓋との間に敷設され、前記撮影ユニット本体の前記防水
ケース本体内での揺動を防止する、弾性のあるスペーサ
ーシートとを設けたものである。
【0008】
【実施例】図1はレンズ付きフイルムユニットとこれを
収納する防水ケース及び底蓋とからなる本考案の防水型
レンズ付きフイルムユニットを分解して示すものであ
る。レンズ付きフイルムユニット2の構造は特公平2−
32615号公報に述べられているように、外装体3と
これに装填されたユニットト本体4とからなり、内部に
パトローネ付35mmフイルムを収納している。このユニ
ット本体4には撮影レンズ5,ファインダ6,レリーズ
ボタン7,フイルムカウンタ窓8,巻上げノブ9等が設
けられている。これらは前記外装体3に形成された開口
から外部に露出している。
【0009】また、ユニット本体4の底部には図3に示
すように、パトローネ10を取り出すためのパトローネ
取出し蓋11が設けられている。このパトローネ取出し
蓋11には一対の係止爪12が形成されており、常時は
この係止爪12はユニット本体4の図示しない切欠きに
係止している。これにより、パトローネ室13はパトロ
ーネ取出し蓋11で遮光される。ユニット本体4の一部
には切欠き14が形成されている。切欠き14にドライ
バー等の先端を差し込んで、パトローネ取出し蓋10を
開放すると、前記パトローネ10は簡単に取り出すこと
ができる。
【0010】前記防水ケース20及び底蓋21は、それ
ぞれ透明なプラスッチックで一体に成形されている。防
水ケース20は図2に示すように撮影レンズ5に対応す
る部分を肉薄の平行平面にして、この部分の光の透過性
及び写真性の良化が図られている。防水ケース20の上
面には開口22,23が形成されており、この開口2
2,23には前記レリーズボタン7,フイルム巻上げノ
ブ9をそれぞれ操作するシャッタ操作部24,巻上げ操
作部25とが嵌合されている。このシャッタ操作部24
は弾性に富んだ材質例えばゴム等で形成されているた
め、水中でシャッタ操作部24を介してレリーズボタン
7を押圧しても、水が防水ケース20内に浸み込むよう
なことはない。
【0011】前記巻上げ操作部25はOリング27a及
び軸受27bに挿通された軸28aと、この両端にそれ
ぞれ一体に形成されたギヤ28及びノブ29とからな
る。このOリング27aにより、水面下でノブ29を回
動しても防水ケース20内には水が浸み込まない。前記
ギヤ28を下方に向けてテーパにしているので、防水ケ
ース20にレンズ付きフイルムユニット2を装填したと
きに、巻上げノブ9との噛み合わせが容易になる。
【0012】防水ケース20の下方にはユニット本体4
を装填する開口31が形成されており、この開口端部に
は全周にわたって段差部32が形成されており、この段
差部32の側面には前後左右の4個の係合穴33が形成
されている。この段差部32の開口端面に、アルミ箔シ
ートをプラスチックフイルムでラミネートした防水、防
湿性を有する防水シート34を熱溶着すると、防水ケー
ス20内は水密に密封される。なお、この実施例では防
水シート34を防水ケース20に熱溶着したが、接着剤
を用いて接着してもよい。この防水シート34とこれを
保護する底蓋21との間には防水性を有する発泡性のス
ペーサーシート35が介在される。
【0013】一方、防水シート34とレンズ付きフイル
ムユニットとの間には、枠体42が介在される。この枠
体42には2本の補強片43が撮影レンズ5の光軸と平
行に一体化されており、この補強片43は水圧による防
水ケース40,防水シート34,底蓋21の前後方向の
変形を防止する。この前記枠体42の内寸法は、レンズ
付きフイルムユニット2の底部に嵌まり込む寸法になっ
ているから、枠体42を開口31に嵌め込むことによ
り、上部が位置決めされたレンズ付きフイルムユニット
2は防水ケース40内に完全に位置決めされるようにな
る。
【0014】前記底蓋21には4個の係合爪36が形成
されており、この係合爪36を係合穴33に嵌め込んで
防水ケース20に取り付けられる。また、防水ケース4
0の内壁上部には、防水ケース40の変形の防止及びレ
ンズ付きフイルムユニット2の防水ケース40内の位置
決めをするための3個のリブ41a〜41cが一体に設
けられている。そして、底蓋21を取り付けると、前記
スペーサーシート35は圧縮され、その復元力で前記リ
ブ41a,41bにレンズ付きフイルムユニット2の上
部前面を押し当て、巻きノブ9をギヤ28に押しつけ
る。これにより、レンズ付きフイルムユニット2の上部
は防水ケース40に対して位置決めされ、巻きノブ9と
ギヤ28との良好な噛み合いが確保される。また、レン
ズ付きフイルムユニット2が防水ケース20内で上下方
向にガタつくのを防止する。
【0015】このように構成された防水型レンズ付きフ
イルムユニットで水中撮影した場合防水ケース20内は
防水シート34で密封されているので、レンズ付きフイ
ルムユニット2が水に濡れるようなことはない。また、
防水ケース20に水圧がかかって、その前後面が圧迫さ
れても、リブ41a〜41c及び枠体42がその変形を
防止する。このため、本体ケース40は被写体からの光
を不要に屈折させず、良好に通過させることができるの
で、上述した撮影レンズ5は歪みのない被写体像をフイ
ルムに結像させることができる。
【0016】また、防水シート34は水圧で内側に押圧
されるが、2個の補強片43で支持されるので、その負
担が緩和される。なお、上記実施例では防水シートが密
封する開口は防水ケースの底面に形成されていたが、こ
の開口は防水ケースの背面又は側面に形成してもよい。
この場合には前記底蓋は背面蓋又は側面蓋になる。
【0017】規定の枚数が撮影されると、防水型レンズ
付きフイルムユニットはこのままの状態で現像依頼され
る。現像所ではドライバーの先端を防水ケース20と底
蓋21との間に差し込んで、これらを分離して防水シー
ト34を露出させる。この防水シート34は簡単に破く
ことができ、枠体42を防水ケース20から取り出した
後、レンズ付きフイルムユニット2を防水ケース20か
ら取り出したり、そのままパトローネ取出し蓋11を開
けたりすることができる。この操作はユーザーが行っ
て、防水ケース20を手元に残しておき、これにレンズ
付きフイルムユニット2と枠体42を装填した後、防水
テープ等で底蓋21を止めると、完全な防水性の保証は
得られないものの、レンズ付きフイルムユニット2に水
等の飛沫がかからないようにすることができる。
【0018】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の防
水型レンズ付きフイルムユニットは、撮影ユニット本体
を防水ケース本体内に装填した後に、熱溶着又は接着剤
で前記開口の縁に固着され、防水ケース本体内を水密に
保持する防水シートと、防水ケース本体内に着脱自在に
嵌入され、開口端部に係合して水圧による防水ケース本
体のへこみを阻止する枠体と、防水シートを覆うように
開口の縁に着脱自在に設けられる底蓋と、防水シートと
底蓋との間に敷設され、撮影ユニット本体の防水ケース
本体内での揺動を防止する、弾性のあるスペーサーシー
トとを設けたので、コストが安く確実な防水性が保証さ
れ、水中撮影を行なえるようにするとともに、水圧など
の外部からの圧力に対しても外形が歪まないようにした
防水型レンズ付きフイルムユニットを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水型レンズ付きフイルムユニットの分解斜視
図である。
【図2】図1に示す防水型レンズ付きフイルムユニット
の断面図である。
【図3】パトローネをユニット本体から取り出す説明図
である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 4 ユニット本体 5 撮影レンズ 6 ファインダ 9 巻上げノブ 20 防水ケース 21 底蓋 24 シャッタ操作部 25 巻上げ操作部 31 開口 34 防水シート 40 本体ケース 42 枠体 43 補強片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズ及びファインダを備えるとと
    もに、予めフイルムが収納された撮影ユニット本体と、
    この撮影ユニット本体を装填する開口を一面に形成した
    樹脂成形品からなる防水ケース本体とからなる防水型レ
    ンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記撮影ユニット本体を前記防水ケース本体内に装填し
    た後に、熱溶着又は接着剤で前記開口の縁に固着され、
    前記防水ケース本体内を水密に保持する防水シートと、
    前記防水ケース本体内に着脱自在に嵌入され、前記開口
    端部に係合して水圧による前記防水ケース本体のへこみ
    を阻止する枠体と、前記防水シートを覆うように前記開
    口の縁に着脱自在に設けられる底蓋と、前記防水シート
    と前記底蓋との間に敷設され、前記撮影ユニット本体の
    前記防水ケース本体内での揺動を防止する、弾性のある
    スペーサーシートとを設けたことを特徴とする防水型レ
    ンズ付きフイルムユニット。
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