JP2569495Y2 - 家具等における扉のラッチ係止鎖錠装置 - Google Patents

家具等における扉のラッチ係止鎖錠装置

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JP2569495Y2
JP2569495Y2 JP5107591U JP5107591U JP2569495Y2 JP 2569495 Y2 JP2569495 Y2 JP 2569495Y2 JP 5107591 U JP5107591 U JP 5107591U JP 5107591 U JP5107591 U JP 5107591U JP 2569495 Y2 JP2569495 Y2 JP 2569495Y2
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道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャビネット等の扉を
本体の上下縁あるいは左右縁にラッチをもって係止し、
また鎖錠し得るようにした家具等における扉のラッチ係
止鎖錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6で示すように従来のキャビネ
ット等における扉のラッチ係止鎖錠装置は、固定引手板
2に摺動自在に設けた引掛板3の引出しにより保持管5
を回動させ、この保持管5に固定された作動杆6の両端
に設けられたラッチ7が回動して、係止、解除を行うも
ので、前記作動杆6は細長い棒状体で、この一部に鎖錠
により回動する回動係合片17と係合する係止片16を
設けてあるので、実線で示してあるように鎖錠した際
は、作動杆6は回動係合片17と係止片16との係合で
回動できないため、ラッチ7は係止した状態を保つもの
で、このようにしたものが従来から知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の技術においては、細長い作動杆の一部に係止片を
設けて、この係止片に係合するように錠に設けた回動係
合片を回動させるため、精密にぴったりさせると、錠前
で回動係合片を回動させるため、力の伝達の関係で重く
なり、結果として錠前を曲げてしまうことが起こった
り、これを避けるために余裕を持たせてラフにすると、
扉が鎖錠されている状態なのに、表から見えないため、
無理して引掛板を引いて開けようとしてガタを起こし、
これを繰り返しているうちに係止片を破損するという事
態が起こるという問題点があった。本考案は、この点に
鑑み、細長い作動杆に係止片を設けるのではなく、扉の
端壁の折り曲げ空間部を利用して、摺動する摺動作動片
を錠と連結し、該摺動作動片に穿設した突起係合孔と、
引掛板に設けた係合突起部との一致により、引掛板が摺
動でき、不一致により引掛板の摺動を停止させて、引掛
板と連動した保持管に固定した作動杆、そして作動杆の
両端に設けられたラッチが係止の状態を保ったり、扉が
開放できるようになったりできる扉の係止鎖錠が確実
な、家具等における扉のラッチ係止鎖錠装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題の
解決を図るため、扉の裏側に固定引手板を固設し、該固
定引手板の一端には、外周面の中間部に凸部を突設した
保持管を回動自在に設け、前記保持管には作動杆を貫通
保持せしめ、該作動杆の端部に固設したラッチを戻しバ
ネで弾発してキャビネット本体の扉口の枠板に穿設した
係合孔の孔縁に係止するようにし、前記固定引手板に引
掛板を摺動係合するように設けたラッチ係止鎖錠装置に
おいて、前記固定引手板の他端には係止孔を穿設し、引
掛板には前記固定引手板の係止孔に係合する係合突起部
を設け、錠の開錠操作時には、固定引手板の係止孔と摺
動作動片に設けた突起係合孔の位置が一致し、鎖錠操作
時には、ずれるように錠と連係した摺動作動片を、上下
方向に摺動することによって前記引掛板を操作方向であ
る矢印A方向へ水平摺動できるように一致したり、ずら
したりすることにより、引掛板の係合突起部が摺動作動
片で、貫通、不貫通するように摺動作動片を扉の側端に
摺動自在に固定引手板、引掛板と関連させて設けるとい
う構成を採用した。
【0005】
【作用】本考案は、以上の構成を採用することにより、
錠に連結した摺動作動片は、扉の端壁を案内にして円滑
に摺動し、これにより摺動作動片の適宜ヶ所に一個以上
の突起係合孔が穿設されているが、これが移動するた
め、引掛板に設けられた係合突起部が、摺動させようと
しても突起係合孔と一致しなくなるので、停止状態にな
り、引掛板は移動できないので、結果として、引掛板と
係合して回動する保持管、及び保持管に固定された作動
杆も回動できなくなるので、ラッチは係止した状態を保
つ、これはとりもなおさず錠を曲げてしまうこともな
く、また、摺動作動片がガタを起こすこともないもので
ある。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面で詳細に説
明する。図4〜図6は従来の技術でも説明したように従
来例で、扉1の扉表板の裏側に、望ましくは合成樹脂製
の固定引手板2が表板開端の折り曲げ部に連続した扉裏
板15に保持されて取り付けられており、この固定引手
板2に摺動係合する引掛板3を組合せ、この引掛板3の
一部に設けた孔に保持管5の凸部4を係合するように保
持管5を取付、この保持管5に作動杆6を固定し、この
作動杆6の両端にラッチ7を固設し(この点については
従来から公知の技術であるので詳細については省略す
る)、このラッチ7が作動杆6に巻装された戻しバネ8
に弾発されて、キャビネット等本体の側枠板9に穿設さ
れた係合孔10の孔縁に係止されている。さらに、前記
作動杆6の一部に平板で製作した係止片16を固設し、
この係止片16と係合するように錠13に固設した回動
係合片17を設け、この回動係合片17は、図4で実線
で示した位置にある時は、鎖錠された状態を示し、仮想
線で示した位置にある時は、解錠された状態を示してい
る。
【0007】次に、図1〜図3で示す本考案の家具等に
おける扉のラッチ係止鎖錠装置について説明すると、従
来例の図4〜図6で説明した保持管5、作動杆6、ラッ
チ7の関連構成は同一で図1〜図3では省略してあるの
で、この点についての説明も省略する。扉1の端壁に図
3で示すように板材を折り曲げた摺動作動片14を設け
る。この摺動作動片14は、一端に折り曲げ係止片18
を設け、他端に錠13の回動カム部材19と連結する折
り曲げ連結片20を設け、中間に断面コ字型の摺動を円
滑にし、しかも、引掛板3の端部に設けた係合突起部1
2が逃げられるだけの長さを持った逃げ部分21を形成
し、一個以上の突起係合孔22を設けたものである。こ
の扉1の端壁に摺動自在に設けた前記摺動作動片14の
突起係合孔22に係合するように引掛板3の係合突起部
12が位置するように、係合突起部12を有する引掛板
3を、扉1の裏板15に固設した固定引手板2に摺動自
在に設けたものである。
【0008】次に、動作を図1、図2に基いて説明する
と、この扉のラッチ係止鎖錠装置は上記のごとき構造で
あるから、開錠状態の場合、引手部25の引掛板3に手
指を差入れて握り、矢印A方向に引き出すように固定引
手板2に対して摺動させれば、扉1を開けることができ
る。さらに、扉1を閉じる場合は、単に扉1を元に戻す
ように回動させるだけで、ラッチ7の傾斜背面7’が係
合孔10の孔縁に係合し、ラッチ7を戻しバネ8に抗し
回動させて係合孔10内を通過させ、通過後は戻しバネ
8により復帰して、再び係合孔10の孔縁に係止する。
図1に示したものは、解錠した状態で、摺動作動片14
の突起係合孔22に引掛板3の端部に設けた係合突起部
12が一致しているため、引掛板3を手前に引くと引掛
板3の係合突起部12が、仮想線で示したように摺動作
動片14の突起係合孔22を貫通して、引き出せること
により、この引掛板3に連結された保持管5が回動し、
この保持管5に固設された作動杆6が回転するので、こ
の作動杆6の両端に固設されたラッチ7は、キャビネッ
ト等の本体の枠板9に穿設された係合孔10との係止が
解除されて、扉1を開放することができる。この状態の
時は、摺動作動片14の一端に設けられた折り曲げ係止
片18が固定引手板2の側端に衝突して停止するように
なっていることはいうまでもない。さらに、作動杆6に
は戻しバネ8が設けられているので、常時、図1の実線
で示されている状態に保持されていることはいうまでも
ない。次に、錠13を鎖錠した際の動作について、図2
に基づいて説明すると、錠前の回動により鎖錠した際、
錠13に固設された回動カム部材19が回動し、回動カ
ム部材19に設けられたカム溝23に係合された、摺動
作動片14の他端に設けた折り曲げ連結片20に固設し
たピン24が案内されて、摺動作動片14が左動して、
引掛板3の端部に設けられた係合突起部12と一致して
いた摺動作動片14に設けられた突起係合孔22が移動
するので一致しなくなる。鎖錠した際、この状態に保持
されるので引掛板3を引き出そうとしても、係合突起部
12が摺動作動片14の突起係合孔22と一致していな
いので引き出せない。よって、保持管5、作動杆6、ラ
ッチ7共に回動しないのでラッチ7がキャビネット等本
体の枠板9に穿設された係合孔10の孔縁に係止された
状態で保持されているので、扉1は開放できない。な
お、前記ラッチ7はキャビネットの大きさ等により扉1
の左右何れか一方、または上下何れか一方に設けるだけ
でもよい。
【0009】
【考案の効果】本考案は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。 (1) 従来技術のように引掛板に係合した細長い作動
杆に鎖錠により引掛板の摺動を阻止する係止片を取り付
けているため不安定であったのに比較して、鎖錠により
引掛板の係合突起部を貫通させないように摺動作動片を
摺動して引掛板自体を直接、摺動できないように係止で
きるので、安全、確実に扉を係止、鎖錠し得る実用的な
効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す扉の開錠状態を表す一
部切り欠き要部平面図である。
【図2】前記実施例における扉の鎖錠状態を表す一部切
り欠き要部平面図である。
【図3】前記実施例における摺動作動片の斜視図であ
る。
【図4】従来技術である鎖錠状態を表す要部平面図であ
る。
【図5】従来技術である鎖錠状態を表す要部正面図であ
る。
【図6】従来技術である鎖錠状態を表す要部断側面図で
ある。
【符号の説明】
1‥‥扉 2‥‥固定引
手板 3‥‥引掛板 4‥‥凸部 5‥‥保持管 6‥‥作動杆 7‥‥ラッチ 8‥‥戻しバ
ネ 9‥‥枠板 10‥‥係合孔 11‥‥係止孔 12‥‥係合
突起部 13‥‥錠 14‥‥摺動
作動片 15‥‥裏板 16‥‥係止
片 17‥‥回動係合片 18‥‥折り
曲げ係止片 19‥‥回動カム部材 20‥‥折り
曲げ連結片 21‥‥逃げ部分 22‥‥突起
係合孔 23‥‥カム溝 24‥‥ピン 25‥‥引手部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉1の裏側に固定引手板2を固設し、該
    固定引手板2の一端には、外周面の中間部に凸部4を突
    設した保持管5を回動自在に設け、前記保持管5には作
    動杆6を貫通保持せしめ、該作動杆6の端部に固設した
    ラッチ7を戻しバネ8で弾発してキャビネット本体の扉
    口の枠板9に穿設した係合孔10の孔縁に係止するよう
    にし、前記固定引手板2に引掛板3を摺動係合するよう
    に設けたラッチ係止鎖錠装置において、前記固定引手板
    2の他端には係止孔11を穿設し、引掛板3には前記固
    定引手板2の係止孔11に係合する係合突起部12を設
    け、錠13の開錠操作時には、固定引手板2の係止孔1
    1と摺動作動片14に設けた突起係合孔22の位置が一
    致し、鎖錠操作時には、ずれるように錠13と連係した
    摺動作動片14を、上下方向に摺動することによって
    記引掛板3を操作方向である水平摺動できるように一致
    したり、ずらしたりすることにより、引掛板3の係合突
    起部12が摺動作動片14で貫通、不貫通するように摺
    動作動片14を扉1の側端に摺動自在に固定引手板2、
    引掛板3と関連させて設けたことを特徴とする家具等に
    おける扉のラッチ係止鎖錠装置。
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