JP2569489Y2 - 投写スクリーン - Google Patents
投写スクリーンInfo
- Publication number
- JP2569489Y2 JP2569489Y2 JP1990093072U JP9307290U JP2569489Y2 JP 2569489 Y2 JP2569489 Y2 JP 2569489Y2 JP 1990093072 U JP1990093072 U JP 1990093072U JP 9307290 U JP9307290 U JP 9307290U JP 2569489 Y2 JP2569489 Y2 JP 2569489Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens sheet
- projection screen
- fresnel lens
- light
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、プロジエクシヨンテレビの透過型スクリー
ン等として用いる投写スクリーンに関するものである。
ン等として用いる投写スクリーンに関するものである。
（従来の技術） プロジエクシヨンテレビのスクリーン等に用いられる
投写スクリーンとしては各種のものが知られている。そ
の一つとしては、スクリーン全体の明るさを確保するた
めのフレネルレンズを備え、観察側には水平方向の視野
角を広げるためのレンチキユラーレンズを備えたものが
ある。
投写スクリーンとしては各種のものが知られている。そ
の一つとしては、スクリーン全体の明るさを確保するた
めのフレネルレンズを備え、観察側には水平方向の視野
角を広げるためのレンチキユラーレンズを備えたものが
ある。
そしてこれらのフレネルレンズやレンチキユラーレン
ズは解像度を高めるため、フアインピツチ化している
が、従来の合成樹脂板を成形加工するものには限界があ
つた。
ズは解像度を高めるため、フアインピツチ化している
が、従来の合成樹脂板を成形加工するものには限界があ
つた。
（考案が解決しようとする課題） 最近では、ハイビジヨン方式のテレビが開発されたこ
とから、投写スクリーンとしての高解像度が益々求めら
れるようになつている。
とから、投写スクリーンとしての高解像度が益々求めら
れるようになつている。
本考案はこのような状況に鑑み、フレネルレンズおよ
びレンチキユラーレンズを十分にフアインピツチ化し、
全体を薄型にすることが可能である性能の優れた投写ス
クリーンを提供しようとするものである。
びレンチキユラーレンズを十分にフアインピツチ化し、
全体を薄型にすることが可能である性能の優れた投写ス
クリーンを提供しようとするものである。
（課題を解決するための手段） すなわち本考案は上記の課題を解決するためになされ
たもので、その要旨とするところは、透光性ストランド
をシート状に融着、一体化したレンズシートを観察側に
配し、この光源側に合成樹脂フィルムにフレネルレンズ
を形成した厚さ0.05〜0.7mmのフレネルレンズシートを
配して組合せたことを特徴とする。
たもので、その要旨とするところは、透光性ストランド
をシート状に融着、一体化したレンズシートを観察側に
配し、この光源側に合成樹脂フィルムにフレネルレンズ
を形成した厚さ0.05〜0.7mmのフレネルレンズシートを
配して組合せたことを特徴とする。
（実施例） 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
図中（１）がレンズシートで、このレンズシート
（１）はアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光
性樹脂からなる透光性ストランド（10）を多数並列させ
て配列したもので、例えば透光性ストランド（10）を溶
融紡糸直後に互いに融着させたり、一旦製造した透光性
ストランド（10）を加熱溶融着させて作るとよいが、こ
のようにすると第３図のように各透光性ストランド（1
0）は融着部（11）を介して一体化される。この場合の
透光性ストランド（10）の直径Ｐは投影装置の画面の幅
および走査線の数との相関で決めることが好ましく、 Ｐ≦W/（２×Ｓ） とするとよい。（ただし、Ｗは画面の幅（mm）、Ｓは走
査線の数）これは透光性ストランド（10）の直径Ｐをレ
ンチキユラーレンズのピツチとみなすと、解像力ｆは最
大で となるからである。
（１）はアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光
性樹脂からなる透光性ストランド（10）を多数並列させ
て配列したもので、例えば透光性ストランド（10）を溶
融紡糸直後に互いに融着させたり、一旦製造した透光性
ストランド（10）を加熱溶融着させて作るとよいが、こ
のようにすると第３図のように各透光性ストランド（1
0）は融着部（11）を介して一体化される。この場合の
透光性ストランド（10）の直径Ｐは投影装置の画面の幅
および走査線の数との相関で決めることが好ましく、 Ｐ≦W/（２×Ｓ） とするとよい。（ただし、Ｗは画面の幅（mm）、Ｓは走
査線の数）これは透光性ストランド（10）の直径Ｐをレ
ンチキユラーレンズのピツチとみなすと、解像力ｆは最
大で となるからである。
このように構成したレンズシート（１）は、各透光性
ストランド（10）の、融着していない、対向面があたか
もシリンドルカルレンズとなり、いわゆる両面レンチキ
ユラーレンズと同様な特性を示すこととなり、しかも透
光性ストランド（10）は繊維糸のように細径のものが得
やすく、フアインピツチ化が可能となる。
ストランド（10）の、融着していない、対向面があたか
もシリンドルカルレンズとなり、いわゆる両面レンチキ
ユラーレンズと同様な特性を示すこととなり、しかも透
光性ストランド（10）は繊維糸のように細径のものが得
やすく、フアインピツチ化が可能となる。
一方上記レンズシート（１）の光源側に配するのが、
図中（２）の薄いフレネルレンズシートである。この薄
いフレネルレンズシート（２）は基材が合成樹脂フイル
ム（20）からなり、ここに直接あるいは他の材料による
フレネルレンズ（21）を形成することによつて得ること
ができる。この一例としては、ポリエステルフイルムを
はじめとする合成樹脂フイルムの片面に、紫外線硬化型
樹脂によるフレネルレンズを形成したものがある。
図中（２）の薄いフレネルレンズシートである。この薄
いフレネルレンズシート（２）は基材が合成樹脂フイル
ム（20）からなり、ここに直接あるいは他の材料による
フレネルレンズ（21）を形成することによつて得ること
ができる。この一例としては、ポリエステルフイルムを
はじめとする合成樹脂フイルムの片面に、紫外線硬化型
樹脂によるフレネルレンズを形成したものがある。
このように合成樹脂フイルムにフレネルレンズを形成
した薄いフレネルレンズシート（２）を用いると全体の
厚さを0.05〜0.7mm程度にすることができて薄型化が可
能となり、しかもこのように薄くするといわゆるフレネ
ルレンズのゴーストの発生を抑えることができる。
した薄いフレネルレンズシート（２）を用いると全体の
厚さを0.05〜0.7mm程度にすることができて薄型化が可
能となり、しかもこのように薄くするといわゆるフレネ
ルレンズのゴーストの発生を抑えることができる。
以上のレンズシート（１）を観察側に、また薄いフレ
ネルレンズシート（２）を光源側に配することにより、
全体として薄くでき、しかもその構成上フアインピツチ
化が可能となり、上述の課題を達成しうることとなる。
ネルレンズシート（２）を光源側に配することにより、
全体として薄くでき、しかもその構成上フアインピツチ
化が可能となり、上述の課題を達成しうることとなる。
なお本考案の投写スクリーンはどうしても剛性に欠け
るため、平面性を維持させるために若干の厚さを犠牲に
しても他の透光板に沿わせたり、２枚の透光板でサンド
イツチしたりすることが好ましい。この場合の例を示す
のが第４図および第５図で、図中（３）が透光板であ
る。この透光板（３）としては透明な樹脂板でもよい
が、剛性の大きい無機ガラス、とりわけ強化ガラスが好
ましく、またガラスの各表面に、あるいは特定の面に単
層または多層の無反射コート処理をほどこした、またマ
ツト処理などの手段によつて反射防止処理をほどこした
ガラスを用いると、外光の写り込みや、各レンズシート
・透光板の界面反射によるフレアが防止または軽減でき
て好都合である。また平面性を保持させるためには、シ
ートにテンシヨンをかけて投影機器枠等に設置してもよ
い。
るため、平面性を維持させるために若干の厚さを犠牲に
しても他の透光板に沿わせたり、２枚の透光板でサンド
イツチしたりすることが好ましい。この場合の例を示す
のが第４図および第５図で、図中（３）が透光板であ
る。この透光板（３）としては透明な樹脂板でもよい
が、剛性の大きい無機ガラス、とりわけ強化ガラスが好
ましく、またガラスの各表面に、あるいは特定の面に単
層または多層の無反射コート処理をほどこした、またマ
ツト処理などの手段によつて反射防止処理をほどこした
ガラスを用いると、外光の写り込みや、各レンズシート
・透光板の界面反射によるフレアが防止または軽減でき
て好都合である。また平面性を保持させるためには、シ
ートにテンシヨンをかけて投影機器枠等に設置してもよ
い。
（考案の効果） 本考案は以上詳述した如き構成からなるものであるか
ら、フアインピツチ化が十分になしえて全体に薄型であ
り、ゴーストも抑えた性能の優れた投写スクリーンを提
供しうる利点がある。
ら、フアインピツチ化が十分になしえて全体に薄型であ
り、ゴーストも抑えた性能の優れた投写スクリーンを提
供しうる利点がある。
第１図は本考案の一実施例を示す部分的な斜視図、第２
図はその一部の拡大断面図、第３図はレンズシートの拡
大断面図、第４図および第５図は本考案の他の例を示す
部分拡大断面図である。 （１）……レンズシート （10）……透光性ストランド （２）……薄いフレネルレンズシート （20）……合成樹脂フイルム （21）……フレネルレンズ （３）……透光板
図はその一部の拡大断面図、第３図はレンズシートの拡
大断面図、第４図および第５図は本考案の他の例を示す
部分拡大断面図である。 （１）……レンズシート （10）……透光性ストランド （２）……薄いフレネルレンズシート （20）……合成樹脂フイルム （21）……フレネルレンズ （３）……透光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 末政 清滋 (56)参考文献 特開 平１−245235（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−121648（ＪＰ，Ｕ)
Claims (5)
- 【請求項１】透光性ストランドをシート状に融着、一体
化したレンズシートを観察側に配し、この光源側に合成
樹脂フィルムにフレネルレンズを形成した厚さ0.05〜0.
7mmのフレネルレンズシートを配して組合せたことを特
徴とする投写スクリーン。 - 【請求項２】フレネルレンズシートが、合成樹脂フィル
ムに紫外線硬化型樹脂からなるフレネルレンズが形成さ
れていることを特徴とする請求項第１項記載の投写スク
リーン。 - 【請求項３】レンズシートとフレネルレンズシートを透
光板に沿わせたことを特徴とする請求項第１項記載の投
写スクリーン。 - 【請求項４】レンズシートとフレネルレンズシートを２
枚の透光板でサンドイッチしたことを特徴とする請求項
第１項記載の投写スクリーン。 - 【請求項５】透光板の表面に反射防止処理が施されてい
ることを特徴とする請求項第３項または第４項記載の投
写スクリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990093072U JP2569489Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1990-09-04 | 投写スクリーン |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11607989 | 1989-10-02 | ||
| JP1-116079 | 1990-07-05 | ||
| JP7177790 | 1990-07-05 | ||
| JP2-71777 | 1990-07-05 | ||
| JP1990093072U JP2569489Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1990-09-04 | 投写スクリーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0470644U JPH0470644U (ja) | 1992-06-23 |
| JP2569489Y2 true JP2569489Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=31950375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990093072U Expired - Lifetime JP2569489Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1990-09-04 | 投写スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569489Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4264659B2 (ja) * | 2006-04-06 | 2009-05-20 | ソニー株式会社 | 背面投射型表示装置及び透過型スクリーン |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59121648U (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-16 | 三菱レイヨン株式会社 | 透過型スクリ−ン |
| JPH01245235A (ja) * | 1988-03-28 | 1989-09-29 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 透過型スクリーンおよびその製造方法 |
-
1990
- 1990-09-04 JP JP1990093072U patent/JP2569489Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0470644U (ja) | 1992-06-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |