JP2569375Y2 - 磁気浮上スライダ - Google Patents

磁気浮上スライダ

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JP2569375Y2
JP2569375Y2 JP2839892U JP2839892U JP2569375Y2 JP 2569375 Y2 JP2569375 Y2 JP 2569375Y2 JP 2839892 U JP2839892 U JP 2839892U JP 2839892 U JP2839892 U JP 2839892U JP 2569375 Y2 JP2569375 Y2 JP 2569375Y2
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は磁気浮上スライダに関
し、特に、半導体製造産業などのクリーンルーム内に設
けられ、レール上を磁気浮上しながら半導体ウエハなど
を搬送するような磁気浮上スライダに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気浮上スライダは、敷設されたレール
に対して、電磁石の磁気力により磁気浮上しながら走行
するものであり、完全非接触であるため、接触摩耗によ
るごみが発生しないという特徴がある。しかしながら、
現実的には、電磁石のコイルやプリント基板に実装され
た電子部品やバッテリなどが露出した状態でスライダ本
体に取付けられている。このため、電子部品などから有
機性のガス(炭酸ガス)が発生し、シリコンウエハの表
面で化学反応を起こし、被膜を形成してしまうことがあ
る。すなわち、シリコンと炭酸ガスが反応してシリコン
ウエハの表面にSiCの被膜が形成されてしまう。この
被膜は洗浄しても容易に取除くことができない。このよ
うな有機ガスが大気中に発散されるのを防止するため
に、電磁石やプリント基板などの実装部品をフレーム内
に収納し、フレームの開放面を非磁性の金属薄板で密封
することが考えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、電磁石
は電流が流れることにより発熱し、密封されたフレーム
内の温度が上昇し、フレーム内の圧力が上昇してフレー
ムの開放面を覆っている非磁性金属薄板が膨脹し、レー
ルと接触したり、金属薄板が変形してフレームとの間に
隙間が生じ、有機性ガスが大気中に洩れてしまうおそれ
がある。
【0004】それゆえに、この考案の主たる目的は、実
装部品の温度上昇に伴う内部圧力を軽減できるような磁
気浮上スライダを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、敷設された
レールに対して磁気浮上しながら走行する磁気浮上スラ
イダであって、その上面が開放された箱型のフレーム
と、レールに対向するようにフレーム内に設けられ、レ
ールとのギャップを検出するギャップセンサと、レール
に対向するようにフレーム内に設けられ、フレームを磁
気浮上させるための電磁石と、フレームの開放面を覆
い、レールとギャップセンサおよび電磁石との間を仕切
る非磁性金属薄板とを備え、フレームの一部に貫通孔を
形成し、その貫通孔を非磁性金属薄板よりも十分薄い金
属薄板で蓋をし、フレーム内部の気密性を保つように構
成される。
【0006】
【作用】この考案にかかる磁気浮上スライダは、フレー
ム内にギャップセンサと電磁石とを収納し、フレームの
開放面を非磁性金属薄板で覆い、フレームの一部に貫通
孔を形成し、そこに非磁性金属薄板よりも十分薄い金属
薄板で蓋をし、フレーム内部の圧力が加わったとき、蓋
部分が膨脹することにより吸収し、内部の圧力が上昇す
るのを防止する。
【0007】
【実施例】図1はこの考案の一実施例の断面図であり、
図2は図1に示したフレーム13に形成される貫通孔を
示す図である。
【0008】まず、図1を参照して、断面L字状のレー
ル取付部22,22が1対対向して設けられ、それぞれ
の先端部には浮上用レール21,21が下向きに取付け
られる。
【0009】スライダ1は上面が開放された箱型のフレ
ーム13を含み、フレーム13内には浮上用レール2
1,21のそれぞれに対向するように浮上用電磁石1
1,11とギャップセンサ12,12が設けられる。フ
レーム13内の空間17には、図示しないが制御用の電
子回路が実装されたプリント基板やバッテリなどが収納
されている。フレーム13の上部の開放面には、非磁性
の金属薄板14が取付けられ、止めねじ15によってフ
レーム13および浮上用電磁石11の上面に強固に固定
される。なお、フレーム13の上部には、シリコンウエ
ハなどが載置される荷受台16が設けられる。
【0010】さらに、フレーム13の側面には、図2に
示すように、貫通孔が形成され、そこに金属製薄板31
が押え金具32を介して止めねじ33によって締め付け
られて取付けられる。この金属製薄板31はフレーム1
3の開放面を覆う非磁性金属薄板14よりも十分薄い、
たとえば0.1〜0.2mmのアルミ薄板などが用いら
れる。このように、フレーム13の側面に貫通孔を形成
し、そこに金属製薄板31を取付けたことによって、フ
レーム13内の電磁石11からの発熱により内部の圧力
が上昇しても、金属製薄板31が外側に膨み、内部圧力
の上昇を吸収することができるので、フレーム13の開
放面を覆う非磁性金属薄板14が変形して、フレーム1
3との間に隙間が生じ、レール21と接触したり内部の
ガスが外部に放出することがない。
【0011】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、ギャ
ップセンサや電磁石を収納するフレームの開放面を非磁
性金属薄板で覆うとともに、フレームの一部に貫通孔を
形成し、そこに十分薄い金属製薄板で蓋をしたことによ
って、電磁石などから発生される熱でフレーム内の圧力
が上昇しても金属製薄板が外部に膨み、内部圧力の上昇
を吸収でき、開放面を覆う非磁性金属薄板が変形した
り、内部のガスが大気中に放出されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1に示したフレームに形成される貫通孔を示
す図である。
【符号の説明】
1 スライダ 11 電磁石 12 ギャップセンサ 13 フレーム 14 金属薄板 15 止めねじ 16 荷受台 21 浮上用レール 22 レール取付部 31 金属製薄板 32 押え金具 33 止めねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設されたレールに対して磁気浮上しな
    がら走行する磁気浮上スライダにおいて、 その上面が開放された箱型のフレームと、 前記レールに対向するように前記フレーム内に設けら
    れ、前記レールとのギャップを検出するギャップセンサ
    と、 前記レールに対向するように前記フレーム内に設けら
    れ、前記フレームを磁気浮上させるための電磁石と、 前記フレームの開放面を覆い、前記レールと前記ギャッ
    プセンサおよび前記電磁石との間を仕切る非磁性金属薄
    板とを備え、 前記フレームの一部に貫通孔を形成し、該貫通孔を前記
    非磁性金属薄板よりも十分薄い金属製薄板で蓋をし、前
    記フレーム内部の気密性を保つようにしたことを特徴と
    する、磁気浮上スライダ。
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