JP2568673Y2 - フォーカスパックの構造 - Google Patents

フォーカスパックの構造

Info

Publication number
JP2568673Y2
JP2568673Y2 JP1991052728U JP5272891U JP2568673Y2 JP 2568673 Y2 JP2568673 Y2 JP 2568673Y2 JP 1991052728 U JP1991052728 U JP 1991052728U JP 5272891 U JP5272891 U JP 5272891U JP 2568673 Y2 JP2568673 Y2 JP 2568673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
box
voltage
focus pack
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991052728U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04137006U (ja
Inventor
大 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1991052728U priority Critical patent/JP2568673Y2/ja
Publication of JPH04137006U publication Critical patent/JPH04137006U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568673Y2 publication Critical patent/JP2568673Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテレビジョン受像機用の
フライバックトランスと組合せて用いるフォーカスパッ
クの構造に関する。
【0002】
【従来技術】テレビジョン受像機においては、低圧から
高圧までの種々の電圧が必要であり、そのため1次側に
電源回路で作られるDC100Vを入力し、2次側から
30KVの高電圧と、3次側から10V〜200Vの低
電圧とを得るようにしたフライバックトランスが用いら
れている。
【0003】フライバックトランスにより発生される高
電圧(たとえば25KV)はブラウン管のアノードに印
加されるとともに、この高電圧を抵抗で適宜降下させて
電子銃内部に設けられた電子ビーム収束用のフォーカス
電極に印加するフォーカス電圧(たとえば10KV)と
色調整用のスクリーン電極に印加するスクリーン電圧
(たとえば1KV)を作り出している。
【0004】従来、フライバックトランスにより発生さ
れる高電圧からフォーカス電圧およびスクリーン電圧を
得るには、図3に2で示されるフォーカスパックと呼ば
れるユニットが用いられている。
【0005】図3は、巻線を巻装したボビンの中心にコ
ア1aを通し、ボビン全体をケース1bに納めて構成し
たフライバックトランス1と、その外面に取り付けたフ
ォーカスパック2を示している。フライバックトランス
1により発生される高電圧は、リード線1cを介して図
示していないアノードキャップに接続されるとともに、
フォーカスパック2内の高電圧供給点(後述する)に接
続されている。
【0006】フォーカスパック2は樹脂製のケース2a
の内部に図4に示すように、高圧抵抗部20aと可変抵
抗体20b,20cとを印刷配線したセラミック基板2
0が配置されており、この基板20の高電圧供給点Aに
はフライバックトランス1からの高電圧が供給され、基
板20上の一点Bは端子2bを介して接地されている。
図3からわかるように、ケース2aの前面には電圧調整
用のつまみ3、4が設けられており、つまみ3により回
動される摺動子S1(図4参照)はフォーカス電圧調整用
の可変抵抗体20bに、またつまみ4により回動される
摺動子S2 はスクリーン電圧調整用の可変抵抗体20c
にそれぞれ接続され、摺動子S1 およびS2 の一端はそ
れぞれ基板20上の印刷配線20dおよび20eを通し
て基板裏面に貫通した端子5,6へ出力される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】図5は図4のB−B断
面図であるが、この図からわかるように、フォーカスパ
ック2のケース2aの内部は絶縁性樹脂7で充填されて
おり、基板20上の高圧抵抗部20aは、この樹脂7と
ケース2a自身の材料の絶縁性とにより外部に対する電
気絶縁性が保たれているが、比較的大きな基板20に使
用されているセラミック基板と可撓性の高い絶縁性樹脂
7では膨張係数が異なるため、製造工程や使用中に基板
20や絶縁性樹脂7に亀裂が入ることがあり、そのため
外部に対する絶縁性が低下するおそれがあった。
【0008】本考案の目的はフォーカスパック内部に収
納される基板上の高圧抵抗体の外部に対する電気絶縁性
を高めることにより外部に対する電気絶縁性の優れたフ
ォーカスパックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案において、上記目
的を達成するために、絶縁ケースの内部に前記絶縁ケー
スの底との間に空間が形成されるように少なくともフォ
ーカス電圧調整用の可変抵抗体を支持するための支持台
を配置するとともに、該支持台と並べて前記絶縁ケース
の底との間に空間が形成されるように箱状ケースを該支
持台に取り付け、該箱状ケースの内部に高圧抵抗体を収
納し、前記高圧抵抗体の一部と前記可変抵抗体の一部と
をリード線で接続し、前記絶縁ケースおよび前記箱状ケ
ースの内部を絶縁樹脂で充填した。
【0010】
【作用】フライバックトランスにより発生された高電圧
が印加される高圧抵抗体が、フォーカスパックの絶縁ケ
ース内部に底上げ状態で配置された箱状ケースの内部に
配置され、箱状ケースの内部はもちろんのこと絶縁ケー
ス内部全体が絶縁性樹脂で充填されるので、高圧抵抗体
は箱状ケースの底と絶縁ケースとの間に充填された絶縁
性樹脂と絶縁ケースの材料とで二重、三重に電気絶縁さ
れる。
【0011】
【実施例】以下本考案を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本考案によるフォーカスパックを内
部が見えるような状態で示した斜視図、図2は図1のA
−A断面図であり、図2ではフォーカスパック2をフラ
イバックトランス1(鎖線で示してある)に取り付けた
状態で示してある。なお、図1および図2において、図
3および図4と同じ参照数字は同じ構成部分を示す。
【0013】フォーカスパック2は、樹脂製の絶縁ケー
ス2aの内部に、別体として形成した樹脂製の箱状ケー
ス10と、やはり別体として形成した可変抵抗体支持台
12とが並べて配置され、箱状ケース10の内部には高
圧抵抗体11が収納され、可変抵抗体支持台12の上面
には可変抵抗体が印刷配線された基板13(図2参照)
が配置されている。
【0014】箱状ケース10は底10aのある箱状で、
可変抵抗体支持台12に対向した外面には2本のフック
10b、10cが設けられている。図2からわかるよう
に、箱状ケース10の底10aと絶縁ケース2aとの間
には空間Cが形成されている。一方、可変抵抗体支持台
12は対向する外縁に脚12a、12bを設けることに
よって絶縁ケース2aとの間には空間Dが形成されてい
る。そして可変抵抗体支持台12の箱状ケース10に対
向した外面には、箱状ケース10のフック10b、10
cを受ける受け具12c、12dが設けられている。ま
た、箱状ケース10に設けたフック10b、10cを可
変抵抗体支持台12の受け具12c、12dに嵌合させ
ることにより、箱状ケース10を可変抵抗体支持台12
に取り付け、箱状ケース10の底10aと絶縁ケース2
aとの間に空間Cを形成するように構成されている。
【0015】箱状ケース10の内部に配置された高圧抵
抗体11の一部と可変抵抗体支持台12の端子14とは
すず引線15で接続されている。
【0016】このように、フォーカスパック1の絶縁ケ
ース2aの内部に箱状ケース10と可変抵抗支持台12
とを配置した後絶縁ケース2aの内部に絶縁性樹脂7を
充填すると、樹脂7は、図2で示すように、箱状ケース
10および可変抵抗体支持台12の内部はもちろんのこ
と、その外部や下部の空間CおよびDにも入り込む。こ
のためフォーカスパック1で発生された約25KVとい
う高圧電圧が印加される高圧抵抗体11はケース10の
内部および底10cの下部の空間Cに充填された樹脂7
とさらにケース2aの材料の絶縁性とにより外部に対し
て二重、三重に絶縁される。
【0017】上記実施例では、カバー10を可変抵抗体
支持台12に取り付けるのにフックと受け具とを用いた
が、その他の手段を用いてもよいことはもちろんであ
る。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、フォーカスパックの絶縁ケースの内部に、可変抵抗
体支持台と並べて箱状ケースを底上げ状態で配置し、そ
の箱状ケースの内部に高圧抵抗体を収納し、箱状ケース
の内部はもちろんのこと、その外部も含めて絶縁ケース
の内部全体を絶縁性樹脂で充填したので、フォーカスパ
ック内部に収納される基板の特に高圧抵抗体の外部に対
する電気絶縁性を高めることができ、フォーカスパック
全体の電気絶縁性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるフォーカスパックの一実施例を内
部が見えるような状態で示す斜視図である。
【図2】図1に示したフォーカスパックを図1のA−A
線で切断した断面図である。
【図3】従来のフォーカスパックをフライバックトラン
スに組み付けた状態で示す斜視図である。
【図4】従来のフォーカスパックの内部に組込まれる基
板上の印刷配線パターンを示す。
【図5】図4に示した従来のフォーカスパックを図4の
B−B線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 フライバックトランス 2 フォーカスパック 2a 絶縁ケース 3、4 電圧調整用つまみ 7 絶縁製樹脂 10 箱状ケース 11 高圧抵抗体 12 可変抵抗体支持台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ケースの内部に前記絶縁ケースの底
    との間に空間が形成されるように少なくともフォーカス
    電圧調整用の可変抵抗体を支持するための支持台を配置
    するとともに、該支持台と並べて前記絶縁ケースの底と
    の間に空間が形成されるように箱状ケースを該支持台に
    取り付け、該箱状ケースの内部に高圧抵抗体を収納し、
    前記高圧抵抗体の一部と前記可変抵抗体の一部とをリー
    ド線で接続し、前記絶縁ケースおよび前記箱状ケースの
    内部を絶縁樹脂で充填したことを特徴とするフォーカス
    パックの構造。
JP1991052728U 1991-06-12 1991-06-12 フォーカスパックの構造 Expired - Lifetime JP2568673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991052728U JP2568673Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 フォーカスパックの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991052728U JP2568673Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 フォーカスパックの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04137006U JPH04137006U (ja) 1992-12-21
JP2568673Y2 true JP2568673Y2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=31928933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991052728U Expired - Lifetime JP2568673Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 フォーカスパックの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568673Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2568672Y2 (ja) * 1991-06-12 1998-04-15 株式会社村田製作所 フォーカスパックの構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2568672Y2 (ja) * 1991-06-12 1998-04-15 株式会社村田製作所 フォーカスパックの構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04137006U (ja) 1992-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2568673Y2 (ja) フォーカスパックの構造
JP2568672Y2 (ja) フォーカスパックの構造
US3671903A (en) Non-inflammable horizontal output transformer
US3766643A (en) Method for fabricating a non-inflammable horizontal output transformer
US3550038A (en) Deflection yoke assembly for television picture
US4281360A (en) High-voltage capacitor
JPH0127321Y2 (ja)
US20030107462A1 (en) Flyback transformer and device for holding bleeder resistor in such transformer
RU2134497C1 (ru) Резисторная печатная плата выходного трансформатора строчной развертки
JPH0831644A (ja) 面実装型電極直付けインダクタ
JP2575958Y2 (ja) 面実装型トランスの実装構造
GB2306254A (en) Flyback transformer coil structure
JPS58204509A (ja) 可変インダクタンス素子
JPH01310519A (ja) 高周波変成器
US5731959A (en) Resistor-printed board built in a flyback transformer for a video display appliance
JPH0740536B2 (ja) フライバツクトランス
JPH0445219Y2 (ja)
JPS5940750Y2 (ja) フライバツクトランス
JPS6342613Y2 (ja)
JPH0135465Y2 (ja)
RU2054721C1 (ru) Трансформатор строчной развертки
JPS5943717Y2 (ja) 貫通形コンデンサ
JPH0229835Y2 (ja)
JPH0356002Y2 (ja)
JPS5849614Y2 (ja) フライバツクトランス用コイルボビン

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971215

EXPY Cancellation because of completion of term