JP2568466Y2 - 透明デジタイザセンサ板 - Google Patents

透明デジタイザセンサ板

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JP2568466Y2
JP2568466Y2 JP1991081740U JP8174091U JP2568466Y2 JP 2568466 Y2 JP2568466 Y2 JP 2568466Y2 JP 1991081740 U JP1991081740 U JP 1991081740U JP 8174091 U JP8174091 U JP 8174091U JP 2568466 Y2 JP2568466 Y2 JP 2568466Y2
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sensor
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transparent
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JP1991081740U
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正博 佐藤
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Totoku Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はCAD等に使用される情
報入力装置に係わり、特にディスプレイ装置の表示盤面
上に装着して使用される電磁誘導方式透明デジタイザセ
ンサ板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、液晶ディスプレイ装置等の表示盤
面上に電磁誘導方式の透明デジタイザセンサ板を装着
し、デジタイザセンサ板上から表示画面への情報入力作
業を行うデジタイザセンサ板付ディスプレイ装置が使用
されるようになってきている。図3はかかるディスプレ
イ装置に使用される透明デジタイザセンサ板の概略断面
図で、図4は図3の透明デジタイザセンサ板のセンサ線
布線状態を示す説明図、図5は図3の透明デジタイザセ
ンサ板の外枠を構成する額縁状支持枠の斜視図である。
【0003】従来、かかる透明デジタイザセンサ板は次
のように製造されていた。まず、図4に示す如く、
透明絶縁平板8上のX軸方向とY軸方向それぞれ
定間隔設立された複数本のセンサ線折り返し用ピン2,
2 に極細マグネットワイヤ等の極細絶縁被覆センサ線3
X軸方向に引っ掛け折り返ながら所定パタ−ンに布
線する。次に、同様にしてY軸方向に所定パタ−ンに布
線する。(X軸方向とY軸方向のセンサ線布線順序は入
れ換えてもよい)そして、透明絶縁平板8から導出され
るX軸方向及びY軸方向センサ線3,3 の各端末部4,4 を
除くセンサ線3,3 上にエポキシ樹脂等の接着剤7を塗布
してX軸方向及びY軸方向センサ線3,3 を接着剤7中に
埋設し、X軸方向及びY軸方向センサ線3,3 の埋設され
た接着剤7の上から更に別の1枚の透明絶縁平板6を載
置固着し、図3に示す如く、X軸方向及びY軸方向
センサ線3,3 を透明絶縁平板8と6の間に挟持固着一体
化させる。そして、これを図5に図示する如き額縁状支
持枠9に収納するとともに、X軸方向及びY軸方向セン
サ線端末部4,4 をセンサ線端末導出口11から導出させて
透明デジタイザセンサ板が構成されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の透明デジタイザ
センサ板は、接着剤層に埋設されたX軸方向及びY軸方
向センサ線2枚の透明絶縁平板で挟持固着される構造
であるため、次のような難点を有していた。液晶ディ
スプレイ装置表示盤面とセンサ板センサ線間の距離が大
きくセンサ感度が低下する。センサ板厚みが厚く
センサ板作業面から表示盤面の画像を見る角度により視
差を生じ易く、デジタイジング入力しずらい。センサ
板重量が重く取り扱いにくい。
【0005】本考案は前記難点を解消した薄型軽量で取
り扱い易く、高品質のデジタイジングを行うことのでき
る透明デジタイザセンサ板を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】四辺形の開口部10が形成
され、各辺板上には所定間隔で複数本のセンサ線折り返
し用ピン2が設立されてなるセンサ線布線用枠板1と、
枠板1上のX軸方向とY軸方向それぞれに蛇行状に布線
されるX軸方向およびY軸方向の絶縁被覆センサ線3,3
と、絶縁被覆センサ線3,3 の布線面に対面して配置され
るデジタイジング作業面を形成する透明絶縁平板8と、
額縁部に平板部12および絶縁被覆センサ線端末部4,4 の
導出口11,11 が設けられて枠板1と透明絶縁平板8とを
所定間隔で支持固定する額縁状支持枠9とからなる透明
デジタイザセンサ板であって、絶縁被覆センサ線3,3 が
センサ線折り返し用ピン2に引っ掛け折り返されて布線
されているととも開口部10に位置するセンサ線3,3
の各交点が接着剤で固着されてなる固着点5が形成され
枠板1が、センサ線3,3 の端末部4,4 をセンサ線端末
部導出口11,11 からそれぞれ導出させるよう平板部12の
一方の面側から額縁状支持枠9に接着固定され、透明ガ
ラス板8が平板部12の他方の面側から額縁状支持枠9に
接着固定されて透明デジタイザセンサ板が構成される。
また、X軸方向及びY軸方向センサ線が絶縁被覆層の外
周に融着被覆層を施した自己融着被覆絶縁センサ線から
なり、固着点5が自己融着被覆絶縁センサ線の融着被覆
層により形成されるとよい。
【0007】
【作用】本考案の透明デジタイザセンサ板は、デジタイ
ジング作業面にのみ透明ガラス平板が配設された構成
なので、センサ板とディスプレイ装置表示盤面とはセン
サ線布線面が枠板の厚みのみの極めて近接した間隔で配
置されるので、センサ板の透明絶縁平板とは反対面とな
るディスプレイ装置表示盤からセンサ板に入射される画
像位置に乱れを生じることが少なくなってセンサ感度が
向上し、正確な画像のデジタイジングが可能になる。
【0008】また、透明絶縁平板がデジタイジング作業
面側の1枚だけなのでデジタイザセンサ板が薄型化さ
れ、デジタイジング作業面からの視差発生が低減化され
デジタイジング精度が改善される。
【0009】また、センサ板の薄型化によりデジタイザ
センサ板が軽量化され、センサ板取扱作業性改善
る。
【0010】また、開口部10に位置するX軸方向センサ
線とY軸方向センサ線の各交点には各交点が接着剤で固
着された固着点が形成され、センサ線の位置ズレ
生しなくなる
【0011】さらに、X軸方向及びY軸方向センサ線と
して絶縁被覆層の外周に融着被覆層を施した自己融着被
覆絶縁センサ線を用いれば、X軸方向センサ線とY軸方
向センサ線の各交点自己融着被覆絶縁センサ線の融着
被覆層により接着固定された固着点が形成されるので、
他の接着剤が不なる。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図1,図2に沿って説明す
る。図1において1は四辺形の開口部10が形成されたセ
ンサ線布線用の枠板で、枠板1の各辺板上には所定間隔
でセンサ線折り返し用のピン2が設立されている。ま
た、枠板1上のX軸方向とY軸方向にはセンサ線3,3 が
それぞれ蛇行状に布線されている。4,4 はセンサ線3,3
の各端末部で、5はX軸方向及びY軸方向センサ線3,3
開口部10に位置する各交点が接着剤で固着形成された
固着点であり、8は透明ガラス平板である。9は枠板1
と透明ガラス平板8とを平板部12により所定の間隔で支
持固定する額縁状支持枠で、額縁部にはセンサ線3,3 の
端末部4,4 を導出する導出口11が設けられている。
【0013】本考案の透明デジタイザセンサ板は次のよ
うに構成される。まず、センサ線布線用枠板1上のX軸
方向に極細マグネットワイヤを用いたセンサ線3布線
パタ−ンに沿って折り返し用ピン2に順次引っ掛け折り
されながら蛇行状に布線されてX軸方向センサ線3
形成され、その端末4,4 枠板1から導出される。同様
にして蛇行状 布線されたY軸方向センサ線3が形成さ
る。このとき、X軸方向とY軸方向の各センサ線3,3
は各交点でそれぞれ接触し、折り返し用ピン2,2 間に弛
みを生じることのないよう布線されている。
【0014】次に、X軸方向及びY軸方向センサ線3,3
の各交点に例えば高粘稠性又は速硬性のエポキシ樹脂等
の接着剤塗布固着され、固着点5形成される。
【0015】続いて、X軸方向及びY軸方向センサ線3,
3 が布線され、固着点5が形成された枠板1がセンサ
線3,3 それぞれの端末部4,4 センサ線端末部導出口1
1,11から導出させられ平板部12の一面側から額縁状支
持枠9に接着固定される。
【0016】次に、センサ線布線用枠板1が接着固定さ
れた額縁状支持枠9の 板部12の他方のから透明ガ
ラス板8嵌着載置されて接着剤により接着固定さ
透明デジタイザセンサ板が構成される。
【0017】図2は本考案の他の実施例を示、X軸方
向及びY軸方向センサ線3,3 図1の実施例の布線パタ
−ンとは異なるパタ−ン布線された枠板1の斜視図で
あり、センサ線3,3 の布線パタ−ンは本実施例の他に、
用途により種々の布線パターンが採用される。
【0018】なお、X軸方向及びY軸方向センサ線3,3
の各交点固着さる接着剤としては、エポキシ樹脂接
着剤のほかに、紫外線硬化型接着剤,あるいは2液混合
型接着剤等も用いられる。
【0019】さらに、センサ線3絶縁被覆層の外周に
融着被覆層された自己融着被覆センサ線用いられ
ることで、布線されたX軸方向及びY軸方向センサ線3,
3 通電加熱または熱風加熱されるだけで、センサ
線3,3 の各交点接着固定さなる固着点5が形成さ
るので、製作工数格段に向上する。
【0020】
【考案の効果】本考案の透明デジタイザセンサ板はセン
サ線布線面とディスプレイ装置の表示盤面とが極めて近
接して配置される構造なので、ディスプレイ装置の表
示盤面とセンサ板のセンサ線との間の距離が小さくなり
センサ感度が向上する。センサ板の厚みが薄くなるほ
、センサ線を埋設する接着剤が不要となってセンサ板
作業面から表示盤面の画像を見るときの視差がなくな
る。また、デジタイジング作業性が向上するほかセン
サ板へ入射される画像ずれも解消される。センサ板が
薄形軽量化され取り扱い易くなる。安価センサ板が
得られる。等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による透明デジタイザセンサ板の構成を
示す説明図である。
【図2】 本考案の他の実施例で布線パターンが異なる
枠板の斜視図である。
【図3】 従来の透明デジタイザセンサ板の概略断面図
である。
【図4】 従来の透明デジタイザセンサ板の製造方法を
示す説明図である。
【図5】 従来の透明デジタイザセンサ板を構成する額
縁状支持枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 センサ線布線用枠板 2 センサ線折り返しピン 3 センサ線 4 センサ線端末部 5 固着点 6,8 透明絶縁平板 7 接着剤 9 額縁状支持枠 10 四辺形開口部 11 端末部導出口 12 平板部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四辺形の開口部10形成れ、各辺板上
    所定間隔複数本のセンサ線折り返し用ピン2が設
    立されてなるセンサ線布線用枠板1と、前記枠板1上の
    X軸方向とY軸方向それぞれに蛇行状に布線されるX軸
    方向およびY軸方向の絶縁被覆センサ線3,3 と、前記絶
    縁被覆センサ線3,3 の布線面に対面して配置されるデジ
    タイジング作業面を形成する透明絶縁平板8と、額縁部
    に平板部12および絶縁被覆センサ線端末部4,4 の導出口
    11,11 が設けられて前記枠板1と透明絶縁平板8とを所
    定間隔で支持固定する額縁状支持枠9とからなる透明デ
    ジタイザセンサ板であって、 前記絶縁被覆センサ線3,3 がセンサ線折り返し用ピン2
    に引っ掛け折り返されて布線されているととも前記
    開口部10に位置するセンサ線3,3 の各交点が接着剤で固
    着された固着点5が形成されてなる枠板1が、センサ線
    3,3 の端末部4,4 をセンサ線端末部導出口11,11 からそ
    れぞれ導出させるよう前記平板部12の一方の面側から額
    縁状支持枠9に接着固定され、透明ガラス板8が前記平
    板部12の他方の面側から額縁状支持枠9に接着固定され
    ていることを特徴とする透明デジタイザセンサ板。
  2. 【請求項2】 前記X軸方向及びY軸方向センサ線が絶
    縁被覆層の外周に融着被覆層を施した自己融着被覆絶縁
    センサ線からなり、前記固着点5前記自己融着被覆絶
    縁センサ線の融着被覆層によ形成されたことを特徴と
    する請求項1記載の透明デジタイザセンサ板。
JP1991081740U 1991-09-12 1991-09-12 透明デジタイザセンサ板 Expired - Lifetime JP2568466Y2 (ja)

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JPH0525524U JPH0525524U (ja) 1993-04-02
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