JPH07253840A - デジタイザセンサ板 - Google Patents

デジタイザセンサ板

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Publication number
JPH07253840A
JPH07253840A JP7155194A JP7155194A JPH07253840A JP H07253840 A JPH07253840 A JP H07253840A JP 7155194 A JP7155194 A JP 7155194A JP 7155194 A JP7155194 A JP 7155194A JP H07253840 A JPH07253840 A JP H07253840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat plate
sensor
plate portion
wire
sensor wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP7155194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正博 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Totoku Electric Co Ltd filed Critical Totoku Electric Co Ltd
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Publication of JPH07253840A publication Critical patent/JPH07253840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意形状に一体成形された硬質平板を用いる
ことができるほか、軽量化と量産化が可能で安価な電磁
誘導方式のデジタイザセンサ板を提供する。 【構成】 一体成形により構成された一枚の透明プラス
チック板1に対して、絶縁センサ線10を第2の平板部
2BのX軸方向とY軸方向それぞれの対向する辺の布線
用ピン12間に順次引っ掛け、折り返しながら所定パタ
ーンに布線してセンサ線直交布線網5を形成し、絶縁セ
ンサ線10のリード線7を平板部2Bから導出するとと
もに、帯状凹部8に接着剤を塗布した第1の平板部2A
を第2の平板部2Bに重ね合わせるように円錐状突起1
4を長孔16に嵌入固定させて平板部2A,2B同志を
密着するよう固定せしめ、帯状凸部9と帯状凹部8を固
着してセンサ線直交布線網5を2枚の平板部2A,2B
間に固定させてデジタイザセンサ板を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD等の情報入力装
置に用いられている電磁誘導方式のデジタイザセンサ板
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、図3に図示する如き構成
の電磁誘導方式のデジタイザセンサ板が多用されてい
る。図において、18は四角形状の絶縁硬質平板であ
り、絶縁硬質平板18上には複数のセンサ線布線用のピ
ン19が一体成形または接着剤により所定の位置に配設
されている。20はマグネットワイヤ等からなる絶縁セ
ンサ線である。
【0003】この絶縁センサ線20は、絶縁硬質平板1
8上のX軸方向とY軸方向それぞれの対向するセンサ線
布線用ピン19間に順次引っ掛け、折り返されてセンサ
線折り返し部21を形成させながら所定のパターンに布
線され、センサ線直交布線網22を形成している。そし
て、センサ線20のリード線23が硬質平板18から導
出されるとともに、センサ線直交布線網22上から塗布
された接着剤24を介して絶縁硬質平板18と前記硬質
平板18とは別の絶縁硬質平板25によりセンサ線直交
布線網22が挟持固着されてデジタイザセンサ板が構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述された従来のデジ
タイザセンサ板を製造するにあたって、接着剤としては
一般的に紫外線硬化型接着剤が多用されていた。このた
め、2枚の硬質平板には紫外線を透過する特殊な機能を
有する樹脂で構成した透明硬質平板、または紫外線透過
特性が良好な普通ガラス(フロートガラス)を使用する
必要があった。
【0005】ところが、通常の用途で使用するセンサ板
に紫外線を透過する特殊な機能を有する樹脂からなる硬
質平板を用いた場合には、センサ板が極めて高価になる
難点があるため、量産性に富んだ安価なセンサ板が要求
されていた。そして、この要求を満たす硬質平板として
普通ガラスが用いられているが、普通ガラスはセンサ板
用としては硬すぎるほか、形状が平板状に限定されてし
まう難点があった。さらに、普通ガラスは比較的厚いも
のしか製造することができないので、センサ板が重くな
って取り扱い難いほか、破損等にともなう危険性が大き
いといった難点があった。
【0006】本発明の目的は、これら従来のセンサ板の
有していた難点を解消したもので、一体成形された任意
形状の硬質平板を用いて、軽量化が図られ、量産化が可
能で安価な電磁誘導方式のデジタイザセンサ板を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の平板部と第2の平
板部および前記第1の平板部と第2の平板部とを各一方
の平板部を回転させて他方の平板部に重ね合わせるよう
接続する薄い連結部を具備せしめるとともに、前記第2
の平板部周辺内には四角形状の凹部と前記凹部の周囲か
ら外側に向かって傾斜するセンサ線布線用ピンを、前記
布線用ピンに対応する第1の平板部部分には布線用ピン
を嵌入する孔または凹部を、前記第2の平板部には周辺
部に沿って前記孔または凹部の外側で前記四角形状の凹
部を囲んでセンサ線のリード線導出口を有する帯状凸部
を、前記帯状凸部に対応する第1の平板部部分には前記
帯状凸部を嵌入固定する帯状凹部を、前記連結部側の帯
状凸部と対向する側の帯状凸部の角部付近には円錐状突
起を、前記円錐状突起に対応する第1の平板部部分には
円錐状突起を嵌入固定する長孔と前記長孔近傍の接着剤
注入口をそれぞれ一体成形により透明プラスチック板に
設け、前記第2の平板部のX軸方向とY軸方向それぞれ
の対向する辺の布線用ピン間に絶縁センサ線を順次引っ
掛け、折り返しながら所定パターンに布線してセンサ線
直交布線網を形成し、絶縁センサ線のリード線を平板部
から導出するとともに、帯状凹部に接着剤を塗布した第
1の平板部を第2の平板部に重ね合わせるように円錐状
突起を長孔に嵌入固定して平板部同志を密着するよう固
定せしめ、前記帯状凸部と帯状凹部を固着させてセンサ
線直交布線網を2枚の平板部間に固定してデジタイザセ
ンサ板を構成するものである。
【0008】なお、前記絶縁センサ線を自己融着線で構
成し、絶縁センサ線を加熱してセンサ線直交布線網の各
交点を固着して構成してもよく、前記接着剤注入口から
可視光硬化型接着剤、または紫外線硬化型接着剤を注入
するとともに、前記接着剤に可視光、または紫外線を照
射して接着剤を硬化させて構成するものである。
【0009】
【作用】デジタイザセンサ板を構成する硬質平板が、一
体成形された1枚のプラスチック板により構成されるの
で、任意形状の硬質平板を用いることができるほか、セ
ンサ板の軽量化が図られる。また、1枚のプラスチック
板は、2枚の平板部が連結部で接続されるとともに、各
一方を回転させて他方に重ね合わせて帯状凹部と帯状凸
部を嵌合するよう構成されるほか、センサ線布線用ピン
が一体成形されたので、センサ板製造時の重ね合わせに
おける位置ぎめが精度よくなされ、センサ板製造行程の
自動化も可能となる。また、従来必要とした布線用設備
が簡略化され、センサ板製造作業性が向上し、安価なデ
ジタイザセンサ板が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図に沿って説明する。図1は
本発明の一実施例のデジタイザセンサ板の構成を示す説
明図で、同図(a)はその斜視図、同図(b)は同図
(a)のA−A線の断面図である。図2は本発明のデジ
タイザセンサ板の製造工程を示す図で、センサ線をプラ
スチック板に布線してセンサ線直交布線網を形成した状
態を示す斜視図である。
【0011】図において、1は1枚のプラスチック板で
あり、第1の平板部2Aと第2の平板部2Bおよび2枚
の平板部2A,2Bを接続する薄い連結部3とを具備
し、一体成形により任意形状に形成される。一方、前記
第2の平板部2B周辺内にはセンサ線直交布線網5を固
着する接着剤が注入される四角形状の凹部11と前記凹
部11の周囲から外側に向かって傾斜するセンサ線布線
用ピン12が形成されている。
【0012】そして、前記布線用ピン12に対応する第
1の平板部2Aの所定部分には布線用ピン12を嵌入す
る孔15が設けられ、前記第2の平板部2Bには周辺部
に沿って前記孔15の外側で前記四角形状の凹部11を
囲むとともに、センサ線10のリード線導出口17を有
する帯状凸部9が設けられている。
【0013】さらに、前記帯状凸部9に対応する第1の
平板部2Aの所定部分には前記帯状凸部9が嵌入される
帯状凹部8が設けられ、前記連結部3側の帯状凸部9と
対向する側の帯状凸部9の角部付近には円錐状突起14
が設けられており、前記円錐状突起14に対応する第1
の平板部2Aの所定部分には円錐状突起14を嵌入して
固定するための長孔16と前記長孔16近傍に接着剤注
入口13,13がそれぞれ設けられている。
【0014】そして、本発明のデジタイザセンサ板は次
のようにして製造される。まず、図2に図示する如く、
プラスチック板1を開いた状態で配置し、前記第2の平
板部2BのX軸方向とY軸方向それぞれの対向する辺の
布線用ピン12,12間にマグネットワイヤからなる絶
縁センサ線10を順次引っ掛け、折り返してセンサ線折
り返し部4を形成しながら所定パターンに布線してセン
サ線直交布線網5を形成する。
【0015】次に、絶縁センサ線10の各リード線7を
リード線導出口17を介して平板部2Bから導出する。
そして、帯状凹部8に接着剤6を塗布した第1の平板部
2Aを第2の平板部2Bに重ね合わせるようにすること
で円錐状突起14を長孔16に嵌入させ、同時に平板部
2Aと2B同志を密着させた状態で固定する。この状態
において、前記帯状凸部9と帯状凹部8とが接着剤6に
より固着され、2枚の平板部2A,2B間にセンサ線直
交布線網5が固定されてデジタイザセンサ板が構成され
る。
【0016】なお、図示してないが、前記絶縁センサ線
10を自己融着線で構成し、絶縁センサ線10に通電加
熱してセンサ線直交布線網5の各交点を固着させて構成
すれば、センサ線直交布線網5が安定して精度よく固定
される結果、センサ精度の向上したセンサ板が得られる
ことはいうまでもない。
【0017】また、前記接着剤注入口13,13から可
視光硬化型接着剤6A(または紫外線硬化型接着剤)を
注入するとともに、前記接着剤6Aに可視光(または紫
外線)を照射して接着剤6Aを硬化させて構成すれば、
前記帯状凸部9と帯状凹部8により前記接着剤6Aが平
板部2A,2Bからもれることもなく、作業性よく安価
なデジタイザセンサ板を製造することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のデジタイザ
センサ板はセンサ線布線用ピンを一体成形してなる1枚
の任意形状の透明プラスチック板により構成されるの
で、従来必要とした製造設備が不要になる。また、製造
工程の自動化が可能になるほか、軽量化されて取り扱い
易いセンサ板を作業性よく簡単に製造することができ
る。さらに、製造時の位置ぎめが確実になされ、高精度
の座標入力ができ、安価なセンサ板が得られる。等その
実用上の効果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のデジタイザセンサ板の構成を
示す説明図で、同図(a)はその斜視図、同図(b)は
同図(a)のA−A線断面図である。
【図2】本発明のデジタイザセンサ板の製造工程を示す
図で、プラスチック板にセンサ線を布線してセンサ線直
交布線網を形成した状態を示す斜視図である。
【図3】従来例のデジタイザセンサ板の構成を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 透明プラスチック板 2A,2B 平板部 3 連結部 4 センサ線折り返し部 5 センサ線直交布線網 6,6A 接着剤 7 リード線 8 帯状凹部 9 帯状凸部 10 絶縁センサ線 11 四角形状の凹部 12 センサ線布線用ピン 13 接着剤注入口 14 円錐状突起 15 布線用ピン嵌入孔 16 円錐状突起嵌入長孔 17 リード線導出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の平板部2Aと第2の平板部2Bお
    よび前記第1の平板部2Aと第2の平板部2Bとを各一
    方の平板部2A(2B)を回転させて他方の平板部2B
    (2A)に重ね合わせるよう接続する薄い連結部3を具
    備せしめるとともに、前記第2の平板部2B周辺内には
    四角形状の凹部11と前記凹部11の周囲から外側に向
    かって傾斜するセンサ線布線用ピン12を、前記布線用
    ピン12に対応する第1の平板部2A部分には布線用ピ
    ン12を嵌入する孔15または凹部を、前記第2の平板
    部2Bには周辺部に沿って前記孔15または凹部の外側
    で前記四角形状の凹部11を囲んでセンサ線10のリー
    ド線導出口17を有する帯状凸部9を、前記帯状凸部9
    に対応する第1の平板部2A部分には前記帯状凸部9を
    嵌入固定する帯状凹部8を、前記連結部3側の帯状凸部
    9と対向する側の帯状凸部9の角部付近には円錐状突起
    14を、前記円錐状突起14に対応する第1の平板部2
    A部分には円錐状突起14を嵌入固定する長孔16と前
    記長孔16近傍の接着剤注入口13をそれぞれ一体成形
    により透明プラスチック板1に設け、前記第2の平板部
    2BのX軸方向とY軸方向それぞれの対向する辺の布線
    用ピン12間に絶縁センサ線10を順次引っ掛け、折り
    返しながら所定パターンに布線してセンサ線直交布線網
    5を形成し、絶縁センサ線10のリード線7を平板部2
    Bから導出するとともに、帯状凹部8に接着剤を塗布し
    た第1の平板部2Aを第2の平板部2Bに重ね合わせる
    ように円錐状突起14を長孔16に嵌入固定して平板部
    2A,2B同志を密着するよう固定せしめ、前記帯状凸
    部9と帯状凹部8を固着させてセンサ線直交布線網5を
    2枚の平板部2A,2B間に固定して構成したことを特
    徴とするデジタイザセンサ板。
  2. 【請求項2】 前記絶縁センサ線10を自己融着線で構
    成し、絶縁センサ線10を加熱してセンサ線直交布線網
    5の各交点を固着したことを特徴とする請求項1記載の
    デジタイザセンサ板。
  3. 【請求項3】 前記接着剤注入口13から可視光硬化型
    接着剤、または紫外線硬化型接着剤を注入するととも
    に、前記接着剤に可視光、または紫外線を照射して接着
    剤を硬化させたことを特徴とする請求項1、または2記
    載のデジタイザセンサ板。
JP7155194A 1994-03-15 1994-03-15 デジタイザセンサ板 Pending JPH07253840A (ja)

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JP7155194A JPH07253840A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 デジタイザセンサ板

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016029519A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 株式会社ワコム 位置検出用センサ及び位置検出用センサの製法
US10474308B2 (en) 2015-06-01 2019-11-12 Wacom Co., Ltd. Position detection sensor and method for manufacturing position detection sensor
WO2021181855A1 (ja) * 2020-03-12 2021-09-16 株式会社ワコム 位置検出センサ及び位置検出センサの製法
US11977710B2 (en) 2020-03-11 2024-05-07 Wacom Co., Ltd. Position detection sensor including extendable electrodes in a bendable region and method for manufacturing such position detection sensor

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