JPH082743Y2 - 透明型デジタイザセンサ板 - Google Patents

透明型デジタイザセンサ板

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Publication number
JPH082743Y2
JPH082743Y2 JP1263191U JP1263191U JPH082743Y2 JP H082743 Y2 JPH082743 Y2 JP H082743Y2 JP 1263191 U JP1263191 U JP 1263191U JP 1263191 U JP1263191 U JP 1263191U JP H082743 Y2 JPH082743 Y2 JP H082743Y2
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JP
Japan
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sensor
frame
transparent base
base plates
transparent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1263191U
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English (en)
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JPH04104339U (ja
Inventor
正博 佐藤
成明 片瀬
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Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、CAD等に使用される
情報入力装置に係わり、特に電磁誘導方式の透明型デジ
タイザセンサ板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の透明型デジタイザセンサ板は、図
5の如く、例えばガラスまたはプラスチック等からなる
透明台板2の外周囲にセンサ線布線用のピン11を配置
し、センサ線5,5'を前記ピン11に掛けて折り返しながら
透明台板2上に布線し、布線後その上から接着剤4を塗
布し、接着剤4を介して他の透明台板3を重ねて配置
し、透明台板2,3とセンサ線5,5'とを接着剤4にて
固着一体化した後、センサ線5,5’をピン11から取り
外し透明台板2,3の外周に沿って折り曲げ、この折り
曲げた部分5A,,5A'を更に接着剤で接着固定してセンサ
板を構成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】接着剤を介して2枚の
透明台板とセンサ線とを固着一体化する従来のセンサ板
にあっては、2枚の透明台板の間隔を均一に保持してセ
ンサ板を製造することが大変難しく、センサ板毎の厚み
のバラツキ或いは一枚のセンサ板内で厚みの不均一が生
じ易く、センサ板の精度特性の上で問題があった。ま
た、センサ板製造工程でセンサ線を布線用ピンから取り
外す作業,布線用ピンから取り外したセンサ線をセンサ
板周縁に沿って折り曲げセンサ板周縁に接着固定させる
作業など付随の工程が多く、各作業とも煩雑なうえ作業
中にセンサ線を断線させる恐れも多かった。更に接着剤
を介して2枚の透明台板を重ねたときに透明台板相互の
位置にズレを発生し易く、このためセンサ板の原点位置
にバラツキが出てデジタイザ板の有効領域が狭くなると
いう問題があった。従って、かかる不具合の発生がない
よう従来センサ板の製造工程では水準器,厚みゲージ等
を用いて透明台板の水平度,厚み或いは透明台板相互位
置などを入念に確認しながら製造を行なう必要があり、
作業には細心の注意と熟練を要し、作業性は劣るもので
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解消
したもので、2枚の透明台板2,3間にセンサ線5,5'
を布線し、該センサ線5,5'の端末リ−ド部7,7'を前
記2枚の透明台板2,3間から導出し,前記2枚の透明
台板2,3とセンサ線5,5'とを接着剤4で固着一体化
してなる透明型デジタイザセンサ板において、前記2枚
の透明台板を載置固定する額縁状枠材9を設け、該額縁
状枠材9の内周縁に前記2枚の透明台板2,3を均一な
間隔に保持するための段差部8と、周縁から枠内に延設
された平板部10と、該平板部10上に設立された前記セン
サ線5,5'を折り返し布線するための複数の布線用ピン
11と、前記額縁状枠材9の枠縁部に前記センサ線5,5'
の端末リード部7,7'の導出口12,12'を設け、額縁状材
枠9内に段差部8を挟んで透明台板2,3を配置し、透
明型デジタイザセンサ板を構成するものである。また、
前記額縁状枠材9の枠縁部に前記接着剤4を注入するた
めの開口13,13'を設け、前記開口13,13'から接着剤4
を注入することにより接着剤注入作業の改善を図ったも
のである。
【0005】
【作用】2枚の透明台板は額縁状枠材の段差部を挟んで
配置されるので、2枚の透明台板の間隔は均一に保持さ
れ、しかも透明台板は枠でしっかり固定されるのでセン
サ板の厚みの不均一が解消され、また2枚の透明台板間
の位置のズレが解消される。また、センサ線を布線する
ための複数の布線用のピンを額縁状枠材に延設した平板
部に設立したので、布線用ピンからセンサ線を取り外す
必要がなく、センサ板製造工程数が低減化される。ま
た、額縁状枠材の枠縁部にセンサ線の端末を導出するリ
ード部導出口と接着剤注入のための開口が設けられたの
で、センサ線端末リード部のセンサ板からの導出及び接
着剤注入作業が容易となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図1,図2,図3に沿って説
明する。図1は本考案によるセンサ板の概要を示す概略
平面図、図2は図1のA−B線における要部断面図、図
3は本考案に用いられる額縁状枠材の斜視図で、1はセ
ンサ板である。2枚の透明板2,3を載置する額縁状枠
材9は枠縁の内側に段差部8と平板部10が設けられ、更
に平板部10にはセンサ線5,5'を布線する際にセンサ線
5,5'を折り返すための布線用ピン11が多数本設立され
ている。また、額縁状枠材9の枠縁にはセンサ線5,5'
の端末リード部7,7’を外部へ導出する導出口12,12'
と接着剤を注入するための開口13,13'が設けられる。
開口13,13'とは枠材9の同一辺の枠縁に設けられる。
そして、導出口12,12'には導出されるリード部7,7'
を押さえ、かつ注入された接着剤4の流出を防止するた
め図4に示すような枠縁と略同形に形成された押え材18
が嵌着され、また、接着剤注入のための開口13,13'に
も図5に示すような枠縁と略同形状の栓材19が嵌着され
る。接着剤注入のための開口は通常13,13'の2つ設け
られ、一方の開口13は接着剤の注入口に他方の開口13'
は接着剤注入時の空気抜き口となる。なお、透明台板
2,3には例えば厚さ0.5〜3mmの透明ガラス板が、また
センサ線には例えば0.010〜0.020mm /φ極細マグネッ
トワイヤが用いられる。
【0007】而してセンサ板1の製造は、先ずセンサ板
1の下側透明台板に当たる台板2を額縁状枠材9に設け
られた平板部10の布線用ピン11の設立されていない面側
に接着剤で固着する。次に、この透明台板2上にセンサ
線5,5’をそれぞれX軸方向,そしてY軸方向に順次
額縁状枠材9の平板部10上に設けた布線用のピン11に掛
けて折り返しながら所定のパターンに布線する。布線の
完了したセンサ線5,5’の端末リード部7,7’は外
部回路と接続されるが、接続に際しては外部回路との接
続を容易にするためフラット状の接続用ケーブル14,15,
16,17を用いると好都合である。センサ線5,5’の端
末リード部7,7’を接続した接続用ケーブル14,15,1
6,17は額縁状枠材9に設けられたリード部導出口12,12'
から導出される。しかる後、リード部導出口12,12'に押
え材18を嵌着し接続用ケーブル14,15,16,17を押さえる
とともに導出口12,12'を封止する。次に、センサ板1の
上側透明台板に当たる透明台板3を額縁状枠材9の段差
部8に載置し、接着剤で固着する。このようにして組立
られた額縁状枠材9を、接着剤注入用の開口13,13'が上
側になるよう設置し、開口の一方の口13から2枚の透明
台板2,3の間に接着剤4を注入充填し固化させる。接
着剤4の注入に当たっては開口の一方は空気抜き孔とし
て用いられ、接着剤注入後、開口13,13'には栓材19が
嵌合固着される。かようにして透明台板2,3とセンサ
線5,5'及び額縁状枠材9とが固着一体化れたセンサ板
1が得られる。
【0008】
【考案の効果】本考案のセンサ板は、2枚の透明台板が
額縁状枠材の段差部で均一な間隔に保持固定されるとと
もに、枠材で正確に固定されるので均一な厚みのしかも
透明台板間の位置ズレのないセンサ板が得られる。ま
た、センサ線布線用のピンが額縁状枠材内に設立されて
いるのでセンサ線をピンから取り外す必要がなく、製造
工程数が減少しセンサ線の断線がなくなり、製造時の安
全性が高められた。この結果、精度特性の高い高品質の
センサ板を効率よく生産することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すセンサ板の概略平面図
である。
【図2】図1のA−B線における要部断面図である。
【図3】本考案に用いるセンサ板枠の斜視図である。
【図4】押え材の構造を示す斜視図である。
【図5】栓材の構造を示す斜視図である。
【図6】従来のセンサ板の製造工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 センサ板 2,3 透明台板 4 接着剤 5,5’ センサ線 7,7’ センサ線端末リード部 8 段差部 9 額縁状枠材 10 平板部 11 布線用ピン 12,12' 導出口 13,13' 開口 18 押え材 19 栓材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の透明台板2,3間にセンサ線5,
    5'を布線し、該センサ線5,5'の端末リ−ド部7,7'を
    前記2枚の透明台板2,3間から導出し、前記2枚の透
    明台板2,3とセンサ線5,5'とを接着剤4で固着一体
    化してなる透明型デジタイザセンサ板において、前記2
    枚の透明台板を載置固定する額縁状枠材9を設け、該額
    縁状枠材9の内周縁に前記2枚の透明台板2,3を均一
    な間隔に保持するための段差部8と、周縁から枠内に延
    設された平板部10と、該平板部10上に設立された前記セ
    ンサ線5,5'を折り返し布線するための複数の布線用ピ
    ン11と、前記額縁状枠材9の枠縁部に前記センサ線5,
    5'の端末リード部7,7'の導出口12,12'を設け、額縁状
    枠材9内に段差部8を挟んで透明台板2,3を配置した
    ことを特徴とする透明型デジタイザセンサ板。
  2. 【請求項2】 前記額縁状枠材9の枠縁部には前記接着
    剤4を注入するための開口13,13'が設けられ、前記開口
    13,13'から接着剤4が注入され、2枚の透明台板2,3
    とセンサ線5,5'とが固着一体化されたことを特徴とす
    る請求項1記載の透明型デジタイザセンサ板。
JP1263191U 1991-02-14 1991-02-14 透明型デジタイザセンサ板 Expired - Lifetime JPH082743Y2 (ja)

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JPH04104339U JPH04104339U (ja) 1992-09-08
JPH082743Y2 true JPH082743Y2 (ja) 1996-01-29

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