JP2568450B2 - 血液濾過装置 - Google Patents

血液濾過装置

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JP2568450B2 JP2077822A JP7782290A JP2568450B2 JP 2568450 B2 JP2568450 B2 JP 2568450B2 JP 2077822 A JP2077822 A JP 2077822A JP 7782290 A JP7782290 A JP 7782290A JP 2568450 B2 JP2568450 B2 JP 2568450B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、体液バランスの調整、水分の除去などの目
的のために血液を処理する血液濾過装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来より、多くの血液濾過装置が使用されている。そ
して、最近、持続的血管濾過法(CAVH,Continuous Arte
rio−venous Hemofiltration)、持続的血液透析法(CA
VD,Continuous Arterio−venous Dialysis)といった持
続的な血液成分分離が検討されるようになってきた。こ
れら持続的血液濾過法および持続的血液透析法は、通常
の血液透析、血液濾過を行いにくい患者への適用が検討
されている。このような患者の多くは、循環状態が悪
く、また不均衡症状が強く出るなどの特色があり、具体
的には、急性腎不全、心不全による腎機能低下、多臓器
不全などの症状を呈する場合が多い。持続的血液濾過法
および持続的血液透析法は、上記のような重症の患者に
主に適用され、輸液などの投与と平行して除水を行う手
段として検討されている。よって、使用される場所は、
病院内のICU、CCUなどとなる。このような重症の患者へ
の適用は、緊急性が要求される場合が多く、このため、
その準備および取り扱いが容易であることが必要とな
り、さらに、使用時間が通常の透析に比べ長時間に及ぶ
ため、濾液である除水の量の管理が容易であることも望
まれ、さらに使用される場所は、病院内のICU、CCUなど
の決められた空間であることより、特別な監視装置など
を用いることなく行われることが好ましい。
[発明が解決しようとする問題点] このため従来より、血液成分分離回路を一体化するこ
とが検討されているが(例えば、特開昭63−95063号公
報、特開昭55−125871号公報)、血液成分分離器さらに
は血液成分貯留部などを含めて集約した血液成分分離装
置はなく、使用に当たり準備および取り扱いが容易では
なかった。さらに、分離された血液成分量の管理も継続
的に監視する必要があった。
そこで、本発明の目的は、使用時における準備、使用
時の取り扱いも容易であり、さらに分離された濾液量の
管理も容易であり、持続的血液濾過法、持続的血液透析
法といった持続的な血液濾過に使用することができる血
液濾過装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するものは、持続的に血液より除水を
行う持続的血液濾過法に用いられる血液濾過装置であっ
て、該血液濾過装置は、軟質合成樹脂からなる本体部材
と、該本体部材の一部に一定容量に形成された濾液貯留
部と、前記本体部材に取り付けられ、血液より除水を行
うための血液濾過器と、該血液濾過器の血液流入口に接
続された第1送血管と、前記血液濾過器の血液流出口に
接続された第2送血管と、前記血液濾過器の濾液流出口
と前記濾液貯留部の濾過流入口とを接続する第1送液管
と、前記濾過貯留部の濾液流出口に接続された第2送液
管と、該第2送液管に取り付けられた流路開閉部材とを
備える血液濾過装置である。
そして、前記本体部材は軟質合成樹脂の袋状シートに
より構成され、該軟質合成樹脂の袋状シートを部分的に
融着することにより前記濾液貯留部を一体的に形成して
いることが好ましい。さらに、前記第1送液管には、流
量調整部材が取り付けられていることが好ましい。ま
た、前記第1送液管には、ドリップチャンバーが設けら
れていることが好ましい。そして、前記血液濾過装置
は、前記第1送血管の端部と前記第2送血管の端部を接
続する接続チューブを備え、さらに、装置内部に、生体
に安全な液体が充填された状態で、滅菌されていること
が好ましい。
そこで、本発明の血液濾過装置を第1図に示す実施例
を用いて説明する。
本発明の血液濾過装置1は、軟質合成樹脂からなる本
体部材2と、この本体部材の一部に一定容量に形成され
た濾液貯留部30と、本体部材2に取り付けられた血液濾
過器3と、血液濾過器3の血液流入口5に接続された第
1送血管21と、血液濾過器3の血液流出口4に接続され
た第2送血管20と、血液濾過器3の濾液流出口7と本体
部材2の濾液貯留部30の濾液流入口とを接続する第1送
液管9と、濾液貯留部30の濾液流出口に接続された第2
送液管13とを有している。
具体的に説明すると、第1図に示す実施例の持続的血
液濾過装置1は、本体部材2と、この本体部材2に、着
脱可能に取り付けられた血液濾過器3と、本体部材2に
接続された脱血側チューブである第1送血管21および送
血側チューブである第2送血管20とを有している。
本体部材2は、例えば、後述する濾液貯留部30の一部
を形成する膨出部分を有する軟質材料からなる第1のシ
ートに、平面形状を呈する第2のシートを重ね合わせ、
シートの周縁および膨出部周縁を熱融着することにより
作成されている。このようにすることにより、本体部材
2に歪みが生じることがなく好適である。ここで、軟質
材料としては、可撓性を有する樹脂シート(例えば、軟
質ポリ塩化ビニルシート等)が好ましい。
そして本体部材2の上部には、袋状の可撓性樹脂シー
ト内に硬質板材(例えば、PP板)が設けられるととも
に、吊り下げ部を形成する穴26,27,28が設けられてお
り、穴26,27,28の周縁部分の可撓性樹脂シートは熱融着
されて、ハンガー部が形成されている。また、第2送血
管20の途中にはドリップチャンバー14が、さらに、第1
送血管21の途中にはドリップチャンバー15が取り付けら
れている。このドリップチャンバー14,15が取り付けら
れている部分の本体部材2は、部分的に打ち抜かれてお
り、その打ち抜かれた部分に各ドリップチャンバー14,1
5が嵌め込まれている。ドリップチャンバー14,15は、ほ
ぼ円筒状を有しており、ある程度の保形性を有する軟質
樹脂(例えば、塩化ビニル樹脂)により形成されてい
る。
そして、ドリップチャンバー14の上方には、モニタリ
ングポート16と軟質樹脂製第2送血管20が取り付けられ
ている。モニタリングポート16は、その端部にゴムキャ
ップ等の封止部材が取り付けられ、針を穿刺することに
より外部と連通可能になっている。また、ドリップチャ
ンバー14の下端は、袋状の樹脂シート内に収納された第
2送血管20と接続されている。また、第2送血管20は、
ドリップチャンバー14の内部に連通するとともに、袋状
の樹脂シート内に収納されており、第2送血管20の端部
は、袋状の樹脂シート内より露出し、血液濾過器3の血
液流出ポート4に接続されている。
また、ドリップチャンバー14と同様に、ドリップチャ
ンバー15の上方にも、モニタリングポート18が取り付け
られている。モニタリングポート18は、その端部にゴム
キャップ等の封止部材が取り付けられ、針を穿刺するこ
とにより外部と連通可能になっている。さらに、ドリッ
プチャンバー15の上端は、2枚の樹脂シート間を通る第
1送血管21と接続されている。
そして、ドリップチャンバー15の下端は、袋状の樹脂
シート内に収納された第1送血管21と連通している。そ
して、この第1送血管21の端部は、袋状の樹脂シート内
より露出し、血液濾過器3の血液流入口5に接続されて
いる。ドリップチャンバー14の内部容量としては、20ml
程度が好ましく、また、ドリップチャンバー15の内部容
量としては、15ml程度が好ましい。また、ドリップチャ
ンバー14は、第1図に示すように、ドリップチャンバー
15より大きいことが好ましい。これは、ドリップチャン
バー14は、循環中発生した血栓などの体内への流入を防
ぐだめ、メッシュを組み込む場合があるため、また、循
環中発生した気泡の体内への流出を確実に防ぐため、ド
リップチャンバー14はある程度の容積が必要となるから
である。その程度としてはドリップチャンバー15の内部
容量の4/3程度が好ましい。
また、本体部材2の中央には、前述のようにして形成
された一定容量に規制された濾液貯留部30が設けられて
いる。そして、この濾液貯留部30の上部に設けられた濾
液流入口には、濾液チューブである第1送液管9が、熱
融着などにより液密に接続されており、この第1送液管
9の他端は、血液濾過器3の濾液流出口7に接続されて
おり、さらに、第1送液管9には、流量調整部材33(例
えば、ローラークレンメ)が取り付けられている。ま
た、濾液貯留部30の下端には、濾液排出用チューブであ
る第2送液管13が取り付けられており、さらにこの第2
送液管13には、流路開閉部材19(例えば、スライドクレ
ンメ)が取り付けられている。また、血液濾過器3の他
の濾液流出口6は、密封部材8(例えば、ゴム栓)によ
り密封されている。濾液貯留部30の内部容量としては、
500ml程度が好ましい。なお、第1送液管9には、流量
調整部材33の下流側にドリップチャンバー(図示せず)
を配設し、濾液の微量制御を行ってもよい。
そして、第1送血管21の途中には、ポンプ用チューブ
22が取り付けられており、さらに、第1送血管21の端部
には、動脈側シャントコネクター25が、同様に第2送血
管20の端部には、静脈側シャントコネクター24が取り付
けられており、さらにシャントコネクター24,25は、接
続チューブ23により接続されている。また動脈側ドリッ
プチャンバーの下方に血液採取ポート31、静脈側ドリッ
プチャンバーの下方に血液採取ポート32が設けられてい
る。
血液濾過器3としては、再生セルロース(例えば、銅
アンモニアセルロース、酢酸セルロース)、ポリサルホ
ン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメ
タアクリレートなどの中空糸膜を用いた中空糸膜型血液
濾過器が好適に使用でき、膜面積としては、0.2〜0.6m2
程度が好ましい。またこの血液濾過器3としては75〜15
0ml/min程度の血流において、100〜500ml/h程度の濾液
を得ることができるものが好ましい。
そして、上記の持続的血液濾過装置1内には、生体に
安全な液体、具体的には、生理的な浸透圧(280〜300mO
sm)を有するもの、例えば、生理食塩水が充填され、血
液濾過装置1の端部が密封されていることが好ましい。
このように、あらかじめ液体を充填しておけば、使用時
におけるプライミング作業の必要がなく好ましい。そし
て、このように内部に液体が充填された状態にて血液濾
過装置1は滅菌される。滅菌は、高圧蒸気滅菌または放
射線滅菌が好適である。また、滅菌前に、血液濾過装置
1全体を袋に入れ密封してもよい。
この実施例では、患者の脱血流速(動脈圧)に頼ら
ず、ポンプチューブ22に取り付けられるポンプを用い
て、強制的に血液を循環するタイプのものである。しか
し、この実施例に限らず、ポンプを用いることなく、患
者の動脈圧により血液を循環するものであってもよい。
このタイプの実施例の血液濾過装置を第2図に示す。
この実施例の血液濾過装置と、第1図に示した実施例
の血液濾過装置との相違は、第1送血管21の途中にポン
プチューブおよびドリップチャンバーが設けられていな
いこと、さらに第2送血管20にドリップチャンバーが設
けられていない点である。これ以外については、第1図
に示したものと同じである。そして、この実施例の血液
濾過装置1は、ポンプを用いることなく血液循環を行う
ものであるので、管理がより容易である。しかし、逆
に、安定的、定常的な血液流量を得られないので、濾液
分離効率は第1図の実施例の血液濾過装置より低いもの
となる。よって、患者の状態に応じ、いずれを使用する
か具体的に検討することになる。また、この実施例の血
得濾過装置1に使用される血液濾過器3としては、上述
のものが使用できるが、より圧力損失の少ないものが好
ましい。
なお、密封部材8により密封されている濾液流出口6
に、例えば1/h程度の流量で透析液を流すことにより
持続的な血液透析を行い、溶質バランスの管理をするこ
ともできる。
[実施例] 本発明の血液濾過装置の製造方法の具体的実施例を説
明する。
血液濾過器としては、銅アンモニアセルロース中空糸
(内径200μm、外径224μm)を用いた膜面積が0.6m2
の血液透析器を使用した。本体部材は、軟質ポリ塩化ビ
ニルシートを重ね合わせ、部分的に熱融着することによ
り袋状に作成し、本体部材の上部には、袋状の可撓性樹
脂シート内にPP板を収納し、吊り下げ用の穴を設けた。
本体部材の左側部分には、静脈側ドリップチャンバーお
よび動脈側ドリップチャンバー取り付け部を打ち抜きに
より作成した。動脈側ドリップチャンバー(容量15ml)
は、塩化ビニル樹脂により作成した円筒状のもので、上
部にモニタリングポートを有するものを用い、動脈側ド
リップチャンバーの下端には、チューブが接続され、ま
た上端には第1送血管(ポンプチューブを中間部に有す
る)を取り付けたものを用いた。また、静脈側ドリップ
チャンバー(容量20ml)は、塩化ビニル樹脂によって作
製した円筒状のもので、上部にモニタリングポートを有
するものを用い、静脈側ドリップチャンバーの下端に
は、第2送血管が接続され、また上端にはチューブを取
り付けたものを用いた。本体部材の中央には、樹脂シー
トを融着することにより濾液貯留部(容量500ml、最大
容量600ml)を形成し、この濾液貯留部の上部に設けら
れた濾液流入口に第1送液管を接続し、下端に設けられ
た濾液流出口には第2送液管を接続した。そして、静脈
側ドリップチャンバーおよび動脈側ドリップチャンバー
下方にそれぞれ血液採取ポートを設け、各チューブを第
1図に示すように配置した。そして、第1送液管にはロ
ーラクレンメを取り付け、第2送液管にはスライドクレ
ンメを取り付けた。また、第2送血管と第1送血管は接
続チューブにより接続し、血液濾過装置を作成し、内部
に生理食塩水を充填した後、高圧蒸気滅菌を行い本発明
の血液濾過装置を作成した。
[作用] 本発明の血液濾過装置の作用を第1図に示した実施例
を用いて説明する。
まず、血液濾過装置1の吊り下げ部26を用いて、ベッ
ドサイドに置いたスタンドに吊り下げる。高さとして
は、患者の高さより若干低い位置とする。そして、第1
送血管21のポンプチューブ22をローラポンプ(図示せ
ず)に取り付ける。続いて、患者に、先端に穿刺針を有
する脱血用カテーテルおよび送血用カテーテル(ともに
図示せず)を穿刺し、それぞれのカテーテルの途中を鉗
子などによりクランプする。次に、血液濾過装置1の接
続チューブ23を取り外し、コネクタ25に脱血用カテーテ
ルを接続し、ローラポンプを作動させ、血液濾過装置1
内に血液をゆっくり流入させる。流入した血液により血
液濾過装置1内に充填されている液体は、コネクタ24よ
り流出し、血液濾過装置1内のほぼ全体の液体が血液に
置換された後、送血用カテーテルをコネクタ24に接続
し、ローラポンプを設定流速にて作動させる。そして、
濾液貯留部30の下部に接続されている第2送液管13の流
路開閉部材19は閉塞状態に維持し、濾液貯留部30の上部
に接続されている第1送液管9に取り付けられている流
量調整部材33を適度に開放し、血液濾過器3より濾液が
濾液貯留部30に流入するようにする。そして、この血液
濾過装置1では、濾液貯留部30は一定容量となっている
ので、容量以上に患者より除水することがない。よっ
て、例えば、点滴により患者に所定時間中に投与する液
体量を、この濾液貯留部30の容量とほぼ同じものとする
ことにより、患者に投与する液体量と除水量をほぼ等し
いものとすることができ、点滴の管理を行うのみでよ
く、特別な除水量の管理を行う必要がない。こうして一
定時間濾液分離処理を行った後に、患者に穿刺された脱
血用カテーテルを取り外し、該カテーテル内に生理食塩
水を導入して送血管内、血液濾過器内を充填することに
より、返血処理を行う。
[発明の効果] 本発明の血液濾過装置は、持続的に血液より除水を行
う持続的血液濾過法に用いられる血液濾過装置であっ
て、該血液濾過装置は、軟質合成樹脂からなる本体部材
と、該本体部材の一部に一定容量に形成された濾液貯留
部と、前記本体部材に取り付けられ、血液より除水を行
うための血液濾過器と、該血液濾過器の血液流入口に持
続された第1送血管と、前記血液濾過器の血液流出口に
接続された第2送血管と、前記血液濾過器の濾液流出口
と前記濾液貯留部の濾液流入口とを接続する第1送液管
と、前記濾液貯留部の濾液流出口に接続された第2送液
管と、該第2送液管に取り付けられた流路開閉部材とを
備える血液濾過装置である。
このため、患者からの除水のために必要な構成部材が
それぞれ接続された形で集約されており、使用時に特別
な接続作業の必要がなく、準備が容易である。さらに、
本体部材が軟質樹脂により形成されているので、取り扱
いが容易であるとともに、ベッドサイドに吊り下げて置
いてもあまり邪魔にならない。さらに、濾液貯留部は、
一定容量に形成されているので、患者に点滴などにより
所定時間中に投与する液体量を、この濾液貯留部の容量
とほぼ同じものとすることにより、患者に投与する液体
量と除水量をほぼ等しいものとすることができ、点滴の
管理を行うのみでよく、特別な除水量の管理を行う必要
がなく、除水の管理が極めて容易である。よって、持続
的血液濾過法、持続的血液透析法といった持続的な血液
処理に使用することができる。
さらに、本発明の血液濾過装置は、一部に濾液貯留部
を形成してなる本体部材と、血液濾過器、第1送血管、
第2送血管、第1送液管がそれぞれ使用時の状態で配置
および接続されているので、濾液分離処理にすぐに使用
することができる。
また、本発明の血液濾過装置の本体部材と、軟質合成
樹脂の袋状シートにより構成し、該袋状シートを部分的
にシールすることにより、濾液貯留部を一体的に形成す
ることにより、濾液貯留部を別部材として構成する必要
がない。また、本発明の血液濾過装置の第1送血管およ
び/または第2送血管の大部分を、濾液貯留部以外の部
分の袋状シート内に収納したものとすれば、それぞれの
送血管を本体部材表面に固定、または支持する必要がな
く、使用時において送血管が邪魔にならないとともに、
本体部材より外れる危険性も減少するので、安全面にお
いて優れている。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の血液濾過装置の一実施例の概略図、
第2図は、本発明の血液濾過装置の他の実施例の概略図
である。 1……血液濾過装置、2……本体部材、 3……血液濾過器、4……血液流出口、5……血液流入
口、 7……濾液流出口、9……第1送液管、13……第2送液
管、 14,15……ドリップチャンバー、16,18……モニタリング
ポート 19……流路開閉部材、20……第2送血管、21……第1送
血管、 30……濾液貯留部、31,32……血管採取ポート 33……流量調整部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−113998(JP,A) 特開 昭63−226364(JP,A) 特開 昭63−95063(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】持続的に血液より除水を行う持続的血液濾
    過法に用いられる血液濾過装置であって、該血液濾過装
    置は、軟質合成樹脂からなる本体部材と、該本体部材の
    一部に一定容量に形成された濾液貯留部と、前記本体部
    材に取り付けられ、血液より除水を行うための血液濾過
    器と、該血液濾過器の血液流入口に接続された第1送血
    管と、前記血液濾過器の血液流出口に接続された第2送
    血管と、前記血液濾過器の濾液流出口と前記濾液貯留部
    の濾液流入口とを接続する第1送液管と、前記濾液貯留
    部の濾液流出口に接続された第2送液管と、該第2送液
    管に取り付けられた流路開閉部材とを備えることを特徴
    とする血液濾過装置。
  2. 【請求項2】前記本体部材は、軟質合成樹脂の袋状シー
    トにより構成され、該軟質合成樹脂の袋状シートを部分
    的に融着することにより前記濾液貯留部を一体的に形成
    している請求項1に記載の血液濾過装置。
  3. 【請求項3】前記第1送液管には、流量調整部材が取り
    付けられている請求項1または2に記載の血液濾過装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1送液管には、ドリップチャンバー
    が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の
    血液濾過装置。
  5. 【請求項5】前記血液濾過装置は、前記第1送血管の端
    部と前記第2送血管の端部を接続する接続チューブを備
    え、さらに、装置内部に、生体に安全な液体が充填され
    た状態で、滅菌されている請求項1ないし4のいずれか
    に記載の血液濾過装置。
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