JP2568255Y2 - 合成樹脂製網の連結構造 - Google Patents

合成樹脂製網の連結構造

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JP2568255Y2
JP2568255Y2 JP4317292U JP4317292U JP2568255Y2 JP 2568255 Y2 JP2568255 Y2 JP 2568255Y2 JP 4317292 U JP4317292 U JP 4317292U JP 4317292 U JP4317292 U JP 4317292U JP 2568255 Y2 JP2568255 Y2 JP 2568255Y2
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JP
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synthetic resin
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hook
nets
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JP4317292U
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孝邦 小林
恭一 生駒
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、盛土の崩壊を防止する
ために盛土内に積層される網の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、急勾配の法面等を盛土によって造
成する場合、合成樹脂製の網を水平方向に50〜100
cm程度の間隔で幾層にも敷設し、その端は法面を覆う
ように施工され、法面には植物が育成され、法面の美観
を保つと同時に崩壊を防止することが一般に行われてい
る。
【0003】上記合成樹脂製の網は、通常、巾1.0〜
3.0mで長さが30〜50mのものが多く用いられて
おり、盛土の高さや勾配によって適当な長さに切断して
使用されている。例えば、30m巻きの該網を8mづつ
使用する場合、3枚分切り、残りの6mは長さが不足す
るため、端部を紐で結んで使用するか、又は捨ててい
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、長さが
所定のものより短い場合、端部を紐で結ぶなどして使用
していたが、結び目の長さを均一にすることが困難であ
り、また、その部分の強度も非常に弱いものであり、結
んだ箇所のある網は通常の使用ができないという問題が
あった。また、網の端部を結ぶ作業は煩瑣で時間もかか
るため、工事費全体のコスト高となる。従って、長さの
不足している網は捨てることが多く、この場合も不経済
となり、短い網を廃棄するためにまた手間がかかるとい
う問題があった。
【0005】本考案は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、所定の長さより短い数m程度の網を確実に繋いで所
定の長さにして使用できる合成樹脂製網の連結構造を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の合成樹脂製網の連結構造は、二枚の合成樹
脂製網のそれぞれの一端を剛性のある帯体に巻き付けた
巻物を、板体に立設された多数の鉤型突起とそれに対向
して立設された多数の直立突起との間に該巻物が回転し
ないように挿着したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案の構成によると、合成樹脂製網の一端を
剛性のある帯体に巻き付ける作業と、板体に立設された
鉤型突起とこれに対向して立設された直立突起との間
に、上記巻き付け作業で得られた巻物を挿着する作業に
よって該網が連結できるので、作業性が良く、早く確実
に網が連結できるものである。
【0008】しかも、網を構成する糸を一本一本結ぶの
ではなく、帯体に巻き付けて連結させるので、引張り力
が部分的に集中荷重となって作用するのではなく、全体
に略均一に力がかかるので連結部の強度が高く、従来の
ように連結部分から切れるという問題が生じない。ま
た、短い網でも容易に短時間で繋ぐことができるので、
網を無駄に捨てることなく使用でき、工事期間も短くな
り、全体のコストの上昇を抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0010】図1は本考案の連結構造の一実施例を示す
正面図であり、図2は同実施例の平面図である。
【0011】図1において、1は合成樹脂製網であっ
て、ポリエステル、ナイロン、ビニロンなどの各種合成
繊維フィラメントの引揃え糸、撚糸等を平織、搦織し、
ポリ塩化ビニルやアクリル系樹脂によって加工した網目
の大きさが5〜40mm、好ましくは8〜25mm程度
のものであって、織り網の原反の巾は約1.5〜2.5
mのものである。通常、盛土内に敷設される合成樹脂製
網の長さは30〜50mの長尺の巻物を所定の長さに切
断して用いられる。その時、所定の長さに満たない数m
の二枚の網1,2を、その長さ方向のそれぞれの端部を
剛性のある帯体3にしっかり二重、三重に巻き付け、帯
体3と該網1,2との摩擦抵抗で強く引っ張っても解け
ない程度に強固に巻き付ける。
【0012】該帯体3は剛性のある金属又は合成樹脂の
板であって、厚みが約3〜10mmのもので簡単に曲が
ったり折れたりしないものである。巾は少なくとも10
cm以上、好ましくは20〜30cmのもので、長さは
合成樹脂製網1,2の巾と略同等か少し長いものであれ
ばよい。
【0013】図中、4は合成樹脂製網を連結するために
介在させる板体であって、図3はその一実施例である板
体の斜視図を示したものである。該板4は鉄やアルミニ
ウムなどの金属か又は強度のある合成樹脂によって造ら
れるものであり、その形状は材質によって異なる。図3
は鉄製のものを示す。鉄の表面はメッキや塗装によって
防錆処理が施されている。該板体4は、平板部分14と
鉤型突起15と直立突起16とからなり、鉤型突起15
と直立突起16の間隔は、前記帯体3より少し広い間隔
としてある。また、鉤型突起15の高さは帯体3の厚み
より高く、帯体3に網1,2が巻き付けられた状態のも
のが鉤型部25内に入る程度に形成されている。
【0014】図1から明らかなように、該板体4によっ
て連結される合成樹脂製網1,2は、その長さ方向のそ
れぞれの端を帯体3に同時に二重〜三重に巻き付け、該
巻物を該網1,2の端がそれぞれ相反する方向に延びる
ように静置し、その状態で該巻物を上記鉤型突起15と
直立突起16との間に直立突起16側から鉤型内に押え
込むように挿着する。該網1,2は互いに相反する方向
に引っ張られるとき、帯体3が回転すれば該網1,2は
解けるが、巻物は鉤型部25によって押えられているの
で回転は止められ、また鉤型突起と直立突起との間で左
右どちらにも動くことはないので、巻物の状態で該網
1,2は完全につながった型になる。
【0015】図4,図5,図6,図7はそれぞれ本考案
の他の実施例を示すもので、図4は板体4に鉤型突起3
5,35が互いに反対方向を向いているものを示す正面
図であって、換言すればT字型の突起と言えるものであ
る。また、それに対向して立設してある直立突起36,
37は板体4の両端に存在し、右、左の合成樹脂網1,
2はそれぞれ帯体33,34に巻き付けられ、それぞれ
近くの突起間に挿着される。図5は図4に示す実施例の
平面図である。
【0016】また、図6は板体4の表裏に鉤型突起4
5,46及び直立突起47,48が立設されたものを示
す本考案の連結構造の一例を示す正面図であり、左側の
網1は、表側(上側)の鉤型突起45と直立突起47と
の間に、また右側の網2は裏側(下側)の鉤型突起46
と直立突起48との間に、帯体43,44にその端部が
それぞれ巻き付けられて巻物として挿着されている。図
7は図6に示す実施例の平面図である。
【0017】図4及び図6で示す他の実施例における網
の連結の仕方は、鉤型突起と直立突起との間がそれぞれ
2箇所づつ存在し、そのそれぞれの突起間にそれぞれの
帯体に網の端を強固に三重程度巻き付け、それらの巻物
を突起間に別々に挿着し、該板体を介して連結するもの
である。
【0018】また、上述した実施例に於いて、鉤型突起
と直立突起とは位置関係は変更しても良いことは述べる
までもない。
【0019】このようにして板体を介して連結された合
成樹脂製網は盛土内で埋設されて使用されるため、該板
体は常に略水平に保たれた状態で静止しており、網1,
2の両端が巻き付けられた巻物が鉤型突起と直立突起と
の間で動いたり、両突起間から外れたりすることはな
く、完全に二枚の網は連結される。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の合成樹脂網の連結構造は、帯体に網の端を巻き付け、
該巻き付けられた巻物を板体の突起間に挿着するだけで
連結作業が完了する。従って、作業が簡単であること、
換言すれば特別に熟練など必要がなく、通常の人であれ
ば所定の強度のある連結ができるため、作業性は向上
し、作業時間も短縮するので、工事費が安価になるとい
う利点がある。また、今までロスとなっていた長さの短
い網が連結して有効に使えるため、資源を無駄にするこ
となく有効活用ができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結構造の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例の平面図である。
【図3】図1に使用される板体4の斜視図である。
【図4】本考案の連結構造の他の実施例を示す正面図で
ある。
【図5】図4に示す実施例の平面図である。
【図6】本考案の連結構造の別の実施例を示す正面図で
ある。
【図7】図6に示す実施例の平面図である。
【符号の説明】
1,2 合成樹脂製網 3 帯体 4 板体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の合成樹脂製網のそれぞれの一端を剛
    性のある帯体に巻き付けた巻物を、板体に立設された多
    数の鉤型突起とそれに対向して立設された多数の直立突
    起との間に該巻物が回転しないように挿着したことを特
    徴とする盛土内に埋設される合成樹脂製網の連結構造。
JP4317292U 1992-05-29 1992-05-29 合成樹脂製網の連結構造 Expired - Lifetime JP2568255Y2 (ja)

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JPH0596135U JPH0596135U (ja) 1993-12-27
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