JP2568122Y2 - 内燃機関のシリンダヘッド - Google Patents

内燃機関のシリンダヘッド

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JP2568122Y2
JP2568122Y2 JP1991101426U JP10142691U JP2568122Y2 JP 2568122 Y2 JP2568122 Y2 JP 2568122Y2 JP 1991101426 U JP1991101426 U JP 1991101426U JP 10142691 U JP10142691 U JP 10142691U JP 2568122 Y2 JP2568122 Y2 JP 2568122Y2
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JP
Japan
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cylinder head
intake
mounting hole
internal combustion
combustion engine
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JP1991101426U
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晋 片山
順博 福澤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関のシリンダヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図3及び図4に示す。図3の場
合には、吸気ポート14の間のノズル装着穴13の部分
が吸気ポート14の部分より低くなっているので、吸気
カバー16の上面とシリンダヘッド上面とをノズル装着
穴13の周辺から吸気カバー16の外側へ向けて傾斜を
つけて低くなるような形状とし、シリンダヘッド11の
上面に溜る水、油、塗料等の異物が吸気カバー16の外
側から流れ落ちるようにしている。図4の場合には、吸
気ポート24の間のシリンダヘッドの上面を吸気ポート
24よりも高くして、ノズル装着穴23の周辺が凹部に
ならぬようにし、シリンダヘッド上面に溜る水、油、塗
料等の異物を吸気カバー26の外側に流れ落ちるように
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来例の
図3の場合では、シリンダヘッド11と吸気カバー16
とによって形成される吸気通路15が、両吸気ポート1
4の間で上部から絞られるため吸気抵抗となりエンジン
性能の低下を招く恐れがあった。図4の例では、ノズル
装着穴23によってシリンダヘッド上面が規制されるた
め吸気ポート24の高さが制約されるので吸気効率を高
くすることができずエンジン性能に影響する。また吸気
ポート24の高さを上げシリンダヘッド上面を高くする
と、ノズル装着穴23の周辺部が凹部となり水、油、塗
料等の異物がたまるという欠点があった。
【0004】本考案の目的は前記問題点を解消し、吸気
効率を低下させることがないシリンダヘッド上面にたま
る水、油、塗料等の異物を外部に排出できる内燃機関の
シリンダヘッドを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の内燃機関のシリ
ンダヘッドは、吸気ポートへの吸気通路がシリンダヘッ
ドと該シリンダヘッドに取付けられる吸気カバーとによ
って形成される吸気マニホルド一体型の内燃機関のシリ
ンダヘッドにおいて、各シリンダ毎に設けられた吸気ポ
ートの間にノズル装着穴を設けると共に、該ノズル装着
穴に近接し、かつ前記吸気通路よりも内側の位置に、鋳
抜きまたは機械加工によってその上部が前記ノズル装着
穴よりも低い位置になるように漏斗状に形成され、かつ
前記吸気通路を絞らないようにシリンダヘッドの上面か
ら下面の外側部まで貫通されて、シリンダヘッドの上面
に堆積する水、油、塗料等の異物を外部に排出する排出
穴を設けてなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本考案では前記のような構造としたので次のよ
うに作用する。即ちシリンダヘッド上面から下面まで貫
通している上部が漏斗状の排出穴を通って、シリンダヘ
ッド上面にかかった水や油、塗料等の異物がシリンダヘ
ッドの下側へ排出される。従って吸気カバーの外側から
流し落す必要がなくなるので、吸気カバーや吸気ポート
の形状や寸法についての制約を受けることがなくなる。
又吸気通路が途中で絞られないように考慮されているの
で吸入効率が悪くなることはない。
【0007】
【実施例】図1および図2を参照して本考案の実施例に
ついて説明する。図1は本考案のシリンダヘッドの平面
図、図2は図1におけるA−A矢視断面図である。シリ
ンダヘッド1は、吸気ポートへの吸気通路5をシリンダ
ヘッド1とそれに取付ける吸気カバー(図示してない。
図3の16および図4の26を参照)とによって形成す
る吸気マニホルド一体型のシリンダヘッドである。各シ
リンダの吸気ポートの間のノズル装着穴3に近接し且つ
吸気通路5より内側の位置に、鋳抜き、または機械加工
によって、その上部形状を漏斗状としたシリンダヘッド
1の上面から下面外側部まで貫通している排出穴2が吸
気通路5を絞らぬようにして設けられている。この排出
穴2を通って、シリンダヘッド上面にかかった水や油や
塗料などの異物がシリンダヘッドの下側から外側方へ排
出される。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、上部が漏斗状に形成さ
れた排出穴2を通ってシリンダヘッド上面に溜った水、
油、塗料などの異物が容易に排出されるので、従来の方
式のように異物排出のために吸気通路が吸気ポートの間
で上部から絞られることや、吸気ポートの高さが制約さ
れることなどがないので、吸気効率の低下が抑制され良
好なエンジン性能が得られ、併せて異物排出の向上によ
りエンジンの保守、点検等の整備も徹底する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る内燃機関のシリンダヘッ
ドの平面図
【図2】図1におけるA−A矢視断面図
【図3】第1従来例の斜視図
【図4】第2従来例の斜視図
【符号の説明】
1,11,21…シリンダヘッド、2…排出穴、3,1
3,23…ノズル装着穴、14,24…吸気ポート、
5,15,25…吸気通路、16,26…吸気カバー、
7…グロープラグ装着穴、8…副燃焼室、9…副室口
金。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気ポートへの吸気通路がシリンダヘッ
    ドと該シリンダヘッドに取付けられる吸気カバーとによ
    って形成される吸気マニホルド一体型の内燃機関のシリ
    ンダヘッドにおいて、各シリンダ毎に設けられた吸気ポ
    ートの間にノズル装着穴を設けると共に、該ノズル装着
    穴に近接し、かつ前記吸気通路よりも内側の位置に、鋳
    抜きまたは機械加工によってその上部が前記ノズル装着
    穴よりも低い位置になるように漏斗状に形成され、かつ
    前記吸気通路を絞らないようにシリンダヘッドの上面か
    ら下面の外側部まで貫通されて、シリンダヘッドの上面
    に堆積する水、油、塗料等の異物を外部に排出する排出
    穴を設けてなることを特徴とする内燃機関のシリンダヘ
    ッド。
JP1991101426U 1991-11-13 1991-11-13 内燃機関のシリンダヘッド Expired - Lifetime JP2568122Y2 (ja)

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JPH0547392U JPH0547392U (ja) 1993-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084765A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ダイハツ工業株式会社 シリンダヘッド、及びシリンダヘッド構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840244A (ja) * 1971-09-25 1973-06-13
JPS58140581A (ja) * 1982-02-16 1983-08-20 大栗 頼之 ク−ラ−に於る水冷蒸発器

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