JP2542598Y2 - 吸気分配型マニホールド - Google Patents

吸気分配型マニホールド

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JP2542598Y2
JP2542598Y2 JP1991085822U JP8582291U JP2542598Y2 JP 2542598 Y2 JP2542598 Y2 JP 2542598Y2 JP 1991085822 U JP1991085822 U JP 1991085822U JP 8582291 U JP8582291 U JP 8582291U JP 2542598 Y2 JP2542598 Y2 JP 2542598Y2
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JP
Japan
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intake
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manifold
type manifold
cylinder head
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晃 松浦
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Hino Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、吸気分配型マニホール
ドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ディーゼルエンジン等において
は、重量及びコスト面での制約から形状が箱型で単純な
吸気分配型のマニホールドが採用されることが多く、図
４〜図６に示されるように、吸気分配型マニホールド１
は、複数の吸気ポート４が形成されたシリンダヘッド６
の側面に取付けられ、前記複数の吸気ポート４の入口開
口部４ａの夫々に連通する供給室２を備えている。図
中、５はシリンダである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の吸気分配型マニ
ホールド１の場合、図４〜図６に示される如く、吸気分
配型マニホールド１の前記シリンダヘッド６に対する接
続部１ａ内部形状を、前記複数の吸気ポート４の入口開
口部４ａ全体を上下左右に段差なく取り囲むアウトライ
ン７より一回り大きく設定してあり、シリンダヘッド６
の各吸気ポート４と吸気分配型マニホールド１の接続部
１ａとの間に、上下に段差部８，９が、又左右両端に位
置する吸気ポート４については左右にも段差部１０，１
１が形成されているため、吸気が吸気分配型マニホール
ド１の内壁に沿う形で各吸気ポート４へ流入していく
際、前記段差部８，９，１０，１１に衝突して気柱振動
を起こし、流れが阻害され、吸気効率が低下していた。
【０００４】本考案は、斯かる実情に鑑み、形状を複雑
化することなく、吸気の流れを改善し吸気効率向上を図
り得る吸気分配型マニホールドを提供しようとするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数の吸気ポ
ートが形成されたシリンダヘッド側面に取付けられ、前
記複数の吸気ポートの入口開口部の夫々に連通する供給
室を備えた吸気分配型マニホールドにおいて、該吸気分
配型マニホールドの前記シリンダヘッドに対する接続部
内部形状を、前記複数の吸気ポートの入口開口部全体を
上下左右に段差なく取り囲むアウトラインと略一致させ
たことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】従って、シリンダヘッドの各吸気ポートと吸気
分配型マニホールドの接続部との間に、従来のように上
下左右に段差が形成されなくなるため、吸気が吸気分配
型マニホールドの内壁に沿う形で各吸気ポートへ円滑に
流入していき、気柱振動が起こりにくくなって流れが阻
害されなくなる。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【０００８】図１〜図３は本考案の一実施例であって、
図中、図４〜図６と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしており、基本的な構成は図４〜図６に示す従来の
ものと同様であるが、本実施例の特徴とするところは、
図１〜図３に示す如く、吸気分配型マニホールド１のシ
リンダヘッド６に対する接続部１ａ内部形状を、複数の
吸気ポート４の入口開口部４ａ全体を上下左右に段差な
く取り囲むアウトライン７（図６参照）と略一致させた
点にある。
【０００９】前述の如く構成したので、シリンダヘッド
６の各吸気ポート４と吸気分配型マニホールド１の接続
部１ａとの間に、従来のように上下左右に段差が形成さ
れなくなるため、吸気が吸気分配型マニホールド１の内
壁に沿う形で各吸気ポート４へ円滑に流入していき、気
柱振動が起こりにくくなって流れが阻害されなくなる。
【００１０】こうして、形状を複雑化することなく、吸
気の流れを改善し吸気効率向上を図ることが可能とな
る。
【００１１】尚、本考案の吸気分配型マニホールドは、
上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の吸気分配
型マニホールドによれば、吸気分配型マニホールドのシ
リンダヘッドに対する接続部内部形状を、複数の吸気ポ
ートの入口開口部全体を上下左右に段差なく取り囲むア
ウトラインと略一致させるという簡単な構造により、形
状を複雑化することなく、吸気の流れを改善し吸気効率
向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例の平断面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ断面図である。
【図４】従来例の平断面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ断面図である。
【図６】図４のＶＩ−ＶＩ断面図である。
【符号の説明】
１ 吸気分配型マニホールド １ａ 接続部 ２ 供給室 ４ 吸気ポート ４ａ 入口開口部 ６ シリンダヘッド ７ アウトライン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の吸気ポートが形成されたシリンダ
    ヘッド側面に取付けられ、前記複数の吸気ポートの入口
    開口部の夫々に連通する供給室を備えた吸気分配型マニ
    ホールドにおいて、該吸気分配型マニホールドの前記シ
    リンダヘッドに対する接続部内部形状を、前記複数の吸
    気ポートの入口開口部全体を上下左右に段差なく取り囲
    むアウトラインと略一致させたことを特徴とする吸気分
    配型マニホールド。
JP1991085822U 1991-09-25 1991-09-25 吸気分配型マニホールド Expired - Lifetime JP2542598Y2 (ja)

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JPH0530458U JPH0530458U (ja) 1993-04-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6035270A (ja) * 1983-08-05 1985-02-23 Wako Pure Chem Ind Ltd ヘモグロビンの分解防止方法
JPH0221588Y2 (ja) * 1985-03-11 1990-06-11

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JPH0530458U (ja) 1993-04-23

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