JP2568075B2 - 導体用組成物 - Google Patents
導体用組成物Info
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/09—Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
- H05K1/092—Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアルミナ等セラミクス基板上ヘスクリーン印
刷し、乾燥・焼成によりCu厚膜導体を基板上に形成する
Cu導体ペーストに関する。
刷し、乾燥・焼成によりCu厚膜導体を基板上に形成する
Cu導体ペーストに関する。
[従来の技術] Cu導体は、酸化防止上通常1〜10ppmの酸素を含有す
るN2雰囲気で焼成され、ハンダ濡れ性、基板との接着性
およびシート抵抗の安定性さらに高信頼性が要求され
る。従来の市販品はこれら特性において、ハンダ濡れ性
が再焼成することによって低下したり、また接着強度が
Ag−Pd導体に比し低かったり必ずしも全ての特性を満足
できる物がなかった。
るN2雰囲気で焼成され、ハンダ濡れ性、基板との接着性
およびシート抵抗の安定性さらに高信頼性が要求され
る。従来の市販品はこれら特性において、ハンダ濡れ性
が再焼成することによって低下したり、また接着強度が
Ag−Pd導体に比し低かったり必ずしも全ての特性を満足
できる物がなかった。
[発明の解決しようとする問題点] 前記のとおり、従来のCuペーストの不都合は初期特性
における接着強度特性が低いこと、あるいはRefire(N2
中、900℃、10分焼成)により接着強度の低下、ハンダ
濡れ性の低下さらに信頼性(例えば150℃、200時間の高
温放置)テストにおける特性低下等があった。
における接着強度特性が低いこと、あるいはRefire(N2
中、900℃、10分焼成)により接着強度の低下、ハンダ
濡れ性の低下さらに信頼性(例えば150℃、200時間の高
温放置)テストにおける特性低下等があった。
本発明は前記従来のペーストが有していた問題を解決
し、基板との接着強度が高く再焼成による接着強度の低
下、ハンダ濡れ性の低下等の極めて少ない導体ペースト
組成物を提供することを目的とする。
し、基板との接着強度が高く再焼成による接着強度の低
下、ハンダ濡れ性の低下等の極めて少ない導体ペースト
組成物を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、重量%表示で本質的にCu粉末80〜92(ただ
し92を除く)、ガラス粉末0.5〜8、多原子価金属の低
次酸化物0.01〜4.5、無機の非酸化物0〜1、及び有機
バインダー5〜20からなり、無機の非酸化物は、Cr,W,
及びSiCから選ばれた少なくとも1者であり、ガラス粉
末は、重量%表示で PbO 45 〜65、 SiO2 20 〜40、 Al2O3 0.1〜5、 B2O3 0 〜6、 R2O 0 〜3 (RはLi,Na,Kの少なくとも1者)、 ZnO 0 〜10、及び TiO2+SnO2 0 〜5 からなる導体用組成物を提供するものである。
し92を除く)、ガラス粉末0.5〜8、多原子価金属の低
次酸化物0.01〜4.5、無機の非酸化物0〜1、及び有機
バインダー5〜20からなり、無機の非酸化物は、Cr,W,
及びSiCから選ばれた少なくとも1者であり、ガラス粉
末は、重量%表示で PbO 45 〜65、 SiO2 20 〜40、 Al2O3 0.1〜5、 B2O3 0 〜6、 R2O 0 〜3 (RはLi,Na,Kの少なくとも1者)、 ZnO 0 〜10、及び TiO2+SnO2 0 〜5 からなる導体用組成物を提供するものである。
本発明におけるCu粉末は導体を構成する主成分であ
り、Cu粉末が80重量%より少ないとCu厚膜導体のシート
抵抗が高くなる。一方92重量%以上ではペースト中の有
機バインダーが少なくなり過ぎスクリーン印刷の際印刷
性が低下しする。85〜90重量%の範囲が特に望ましい。
Cu粉末は基本的に球状の方が有機バインダー量を低減で
きかつされ故Cu濃度を高くでき、シート抵抗を低く抑え
ることができるので好ましい。かかる形状としては、同
一粉末における最小径rと最大径Rとの比R/rが1.5以下
であれば球状粉末と実質的に同一の効果が期待される。
なお、Cu粉末の平均粒径は1μmより小さいとスクリー
ン印刷に適するペースト特性とするための有機バインダ
ーを多く必要とし好ましくなく、一方4μmを越えると
導体の緻密性が低下しシート抵抗値が高くなるので好ま
しくない。望ましくは1〜4μmである。
り、Cu粉末が80重量%より少ないとCu厚膜導体のシート
抵抗が高くなる。一方92重量%以上ではペースト中の有
機バインダーが少なくなり過ぎスクリーン印刷の際印刷
性が低下しする。85〜90重量%の範囲が特に望ましい。
Cu粉末は基本的に球状の方が有機バインダー量を低減で
きかつされ故Cu濃度を高くでき、シート抵抗を低く抑え
ることができるので好ましい。かかる形状としては、同
一粉末における最小径rと最大径Rとの比R/rが1.5以下
であれば球状粉末と実質的に同一の効果が期待される。
なお、Cu粉末の平均粒径は1μmより小さいとスクリー
ン印刷に適するペースト特性とするための有機バインダ
ーを多く必要とし好ましくなく、一方4μmを越えると
導体の緻密性が低下しシート抵抗値が高くなるので好ま
しくない。望ましくは1〜4μmである。
ガラス粉末は焼成によりCu粉末を基板に接着するバイ
ンダーであり、0.5重量%より少ないと接着強度が低
く、8重量%より多いとシート抵抗値が高くなるととも
にハンド濡れ性が低下する。
ンダーであり、0.5重量%より少ないと接着強度が低
く、8重量%より多いとシート抵抗値が高くなるととも
にハンド濡れ性が低下する。
ガラス粉末の粒径は大き過ぎても小さ過ぎてもシート
抵抗値が高くなるとともにハンダ濡れ性が低下するので
好ましくない。平均粒径で2〜4μmの範囲が望まし
い。
抵抗値が高くなるとともにハンダ濡れ性が低下するので
好ましくない。平均粒径で2〜4μmの範囲が望まし
い。
ガラス粉末としては、軟化温度が低くなり過ぎると導
体のハンダ濡れ性が低下し、軟化温度が高くなり過ぎる
と流動性が低下しシート抵抗値が高くなるとともに接着
強度が低下するので好ましくない。好ましくはDTA特性
より求めた軟化点が500〜650℃の範囲が好ましい。
体のハンダ濡れ性が低下し、軟化温度が高くなり過ぎる
と流動性が低下しシート抵抗値が高くなるとともに接着
強度が低下するので好ましくない。好ましくはDTA特性
より求めた軟化点が500〜650℃の範囲が好ましい。
更に、上記特性を有し熱膨張係数が80×10-7/℃(25
〜400℃の平均値)以下であるものが特に好ましい。そ
の理由は熱膨張係数が上記値より大きくなり過ぎると、
アルミナ等セラミクス基板のそれよりも高くなり、接着
強度が低下するので好ましくないからである。
〜400℃の平均値)以下であるものが特に好ましい。そ
の理由は熱膨張係数が上記値より大きくなり過ぎると、
アルミナ等セラミクス基板のそれよりも高くなり、接着
強度が低下するので好ましくないからである。
かかる特性を有するガラスとしては次の組成のものを
用いる。即ち重量%表示でPbO 45〜65,SiO2 20〜40,A
l2O3 0.1〜5,B2O3 0〜6,R2O(RはLi,K,Naの1者)
0〜3,ZnO 0〜10,TiO2+SnO2 0〜5からなる。
用いる。即ち重量%表示でPbO 45〜65,SiO2 20〜40,A
l2O3 0.1〜5,B2O3 0〜6,R2O(RはLi,K,Naの1者)
0〜3,ZnO 0〜10,TiO2+SnO2 0〜5からなる。
PbO:45%より少ないとガラス軟化点が高くなり過ぎ、接
着強度特性が低下する。一方65%より多いと低軟化点に
なり過ぎるとともに熱膨張係数が大きくなり過ぎ基板の
それと整合しなくなる。望ましくは47〜63である。
着強度特性が低下する。一方65%より多いと低軟化点に
なり過ぎるとともに熱膨張係数が大きくなり過ぎ基板の
それと整合しなくなる。望ましくは47〜63である。
SiO:20%より少ないと熱膨張係数が大きくなり過ぎ接着
強度が低下する。一方40%より多いと軟化点が高くなり
過ぎ接着強度特性が低下する。望ましくは22〜38%であ
る。
強度が低下する。一方40%より多いと軟化点が高くなり
過ぎ接着強度特性が低下する。望ましくは22〜38%であ
る。
Al2O3:0.1%より少ないとガラス溶解成形工程程で失透
する恐れがありる。一方5%より多いとガラス軟化点が
高くなり過ぎる。望ましくは0.5〜4.5%である。
する恐れがありる。一方5%より多いとガラス軟化点が
高くなり過ぎる。望ましくは0.5〜4.5%である。
B2O3:フラックス成分として使用してもよいが、6%を
越えると熱膨張が大きくなり過ぎる。
越えると熱膨張が大きくなり過ぎる。
R2O(R=Li,Na,Kの1者):フラックス成分として用い
る他、ガラスの耐酸性向上化の狙いで用いる。ただし3
%より多いと熱膨張係数が大きくなり過ぎる。
る他、ガラスの耐酸性向上化の狙いで用いる。ただし3
%より多いと熱膨張係数が大きくなり過ぎる。
ZnO:フラックス成分として用いる他、ガラスの化学的安
定化のために用いることができうる。ただし10%より多
いとガラス焼成過程において結晶化し易くなり流動性が
損なわれることより接着強度が低下す。
定化のために用いることができうる。ただし10%より多
いとガラス焼成過程において結晶化し易くなり流動性が
損なわれることより接着強度が低下す。
TiO+SnO:ガラスの化学的安定性の向上を目的に5%以
内であればさしつかえない。ただし5%より多いとガラ
スの軟化点が高くなり過ぎる。
内であればさしつかえない。ただし5%より多いとガラ
スの軟化点が高くなり過ぎる。
多原子価の低次酸化物は焼成の際Cu粉末の表面が酸化
するのを防ぐ効果があり、かかる酸化物が0.01%より少
ないとその効果が充分に得られない。一方その含有量が
4.5%を越えるとシート抵抗の増加あるいは基板との接
着強度の低下が起こる。
するのを防ぐ効果があり、かかる酸化物が0.01%より少
ないとその効果が充分に得られない。一方その含有量が
4.5%を越えるとシート抵抗の増加あるいは基板との接
着強度の低下が起こる。
かかる酸化物としては、入手及び取扱が比較的容易で
あることからFeO,MnO,V2O3,Cr2O3,Sb2O3,As2O3,NiO,Sn
O,Cu2Oを単独で使用し又は2者以上を併用するのが好ま
しい。
あることからFeO,MnO,V2O3,Cr2O3,Sb2O3,As2O3,NiO,Sn
O,Cu2Oを単独で使用し又は2者以上を併用するのが好ま
しい。
無機の非酸化物は必須ではないが添加することにより
前記酸化物と同様Cu粉末の表面が酸化するのを防ぐ効果
がある。しかしかかる非酸化物の含有量が1%を越える
と基板との接着強度が著しく低下する。かかる非酸化物
として特に効果の優れているものはCr,W,ZrB2,SiCであ
り、これらが単独で使用され又は2者以上が併用され
る。
前記酸化物と同様Cu粉末の表面が酸化するのを防ぐ効果
がある。しかしかかる非酸化物の含有量が1%を越える
と基板との接着強度が著しく低下する。かかる非酸化物
として特に効果の優れているものはCr,W,ZrB2,SiCであ
り、これらが単独で使用され又は2者以上が併用され
る。
以上の内で特に望ましい多原子価の低次酸化物及び非
酸化物の組合せは次の通りである。
酸化物の組合せは次の通りである。
Cr2O3 0.1 〜3 V2O3 0.005〜0.3 W 0 〜0.18 かかる酸化物、非酸化物の粒径は平均で0.5〜4μm
のものが好ましい。
のものが好ましい。
有機バインダーは印刷された導体を焼成されるまで基
板に接着保持しておくためのものでその含有量が5%よ
り少ないとその保持力が低下し、20%を越えると銅含有
量が低下し印刷焼成後の膜厚が薄くなりシート抵抗が増
加するので好ましくない。
板に接着保持しておくためのものでその含有量が5%よ
り少ないとその保持力が低下し、20%を越えると銅含有
量が低下し印刷焼成後の膜厚が薄くなりシート抵抗が増
加するので好ましくない。
かかる有機バインダーとしては特に限定されず、エチ
ルセルローズをα−テルピネオール等の溶剤に溶かした
ものが使用される。
ルセルローズをα−テルピネオール等の溶剤に溶かした
ものが使用される。
本発明による組成物は上記成分の総量が94重量%以上
であればよく、残部6%については、例えばBi2O3,CuO
等を添加し接着力を向上することができる。
であればよく、残部6%については、例えばBi2O3,CuO
等を添加し接着力を向上することができる。
[作用] 多原子価金属の低次酸化物の効果及び非酸化物の効果
は特にハンダ濡れ性に認められる。この作用の概念とし
ては、これら成分が無い場合にはハンダ濡れ性が著しく
悪いことから、Cu粉末の表面の酸化が起こる前にあるい
は一部酸化しCu2OないしCuOになったとしてもこれら成
分が雰囲気の酸素あるいはCu表面の酸素を奪うことによ
ってCu表面の酸化を防止すると考えられる。
は特にハンダ濡れ性に認められる。この作用の概念とし
ては、これら成分が無い場合にはハンダ濡れ性が著しく
悪いことから、Cu粉末の表面の酸化が起こる前にあるい
は一部酸化しCu2OないしCuOになったとしてもこれら成
分が雰囲気の酸素あるいはCu表面の酸素を奪うことによ
ってCu表面の酸化を防止すると考えられる。
[実施例] Cu粉末、ガラス粉末多原子価金属低次酸化物、無機の
非酸化物及び有機バインダーを秤量し、混練する。
非酸化物及び有機バインダーを秤量し、混練する。
使用したガラス粉末の組成は重量%表示でPbO 60,Si
O2 33,Al2O3 2,B2O3 4,K2O 0.5,NaO 0.5であっ
た。
O2 33,Al2O3 2,B2O3 4,K2O 0.5,NaO 0.5であっ
た。
有機バインダーは一般的に知られているエチルセルロ
ーズを溶剤としてテルピネオールあるいはトリメチルペ
ンタンジオールモノイソブチレートを用いて溶かしたビ
ヒクルを用いた。通常一分散のために3本ローラにより
2〜5回通す。ペースト粘度はスクリーン印刷に適する
15〜20cps(25℃,10rpm回転粘度型)とした。得られた
銅ペーストは200メッシュ〜325メッシュのスクリーン版
にて96%アルミナ基板上に印刷し、120℃、15分の乾燥
の後4〜6ppmのO2濃度のN2雰囲気中にて、900℃10分の
焼成を行なった。焼成後の厚膜Cu導体の良否の判定は次
の内容で行なった。
ーズを溶剤としてテルピネオールあるいはトリメチルペ
ンタンジオールモノイソブチレートを用いて溶かしたビ
ヒクルを用いた。通常一分散のために3本ローラにより
2〜5回通す。ペースト粘度はスクリーン印刷に適する
15〜20cps(25℃,10rpm回転粘度型)とした。得られた
銅ペーストは200メッシュ〜325メッシュのスクリーン版
にて96%アルミナ基板上に印刷し、120℃、15分の乾燥
の後4〜6ppmのO2濃度のN2雰囲気中にて、900℃10分の
焼成を行なった。焼成後の厚膜Cu導体の良否の判定は次
の内容で行なった。
I.初期特性 a)表面外観 ○:全面銅色光沢 △:部分的に酸化変色有り ×:全面酸化変色 b)シート抵抗:YGP製L.C.Rメータによる実測値(mΩ
/□) c)ハンダ濡れ:60Pb/40Snハンダ、240±5℃、5secデ
ィップフラックス タムラ化研SA−100 d)接着強度:0.8φ軟銅線を導体にハンダ付しその銅線
を垂直折り曲げ後引張り試験 II.信頼性テスト a)Refire特性(900℃、10分 N2中 3回焼成) b)150℃、200H高温放置 c)冷熱試験 d)PCT(プレッシャークッカーテスト)試験 これらの組成物及びその測定結果を表1に示す。同表
には比較例も併記した。同表より明らかなように本発明
による組成物はハンダ濡れ性、導体との接着強度、表面
外観に優れる。
/□) c)ハンダ濡れ:60Pb/40Snハンダ、240±5℃、5secデ
ィップフラックス タムラ化研SA−100 d)接着強度:0.8φ軟銅線を導体にハンダ付しその銅線
を垂直折り曲げ後引張り試験 II.信頼性テスト a)Refire特性(900℃、10分 N2中 3回焼成) b)150℃、200H高温放置 c)冷熱試験 d)PCT(プレッシャークッカーテスト)試験 これらの組成物及びその測定結果を表1に示す。同表
には比較例も併記した。同表より明らかなように本発明
による組成物はハンダ濡れ性、導体との接着強度、表面
外観に優れる。
[発明の効果] 本発明による銅導体ペーストは初期特性とともに寿命
信頼性に優れる。特に、ハンダ濡れ、接着強度特性は従
来品に比し高性能であることが認められる。
信頼性に優れる。特に、ハンダ濡れ、接着強度特性は従
来品に比し高性能であることが認められる。
Claims (3)
- 【請求項1】重量%表示で本質的に Cu粉末 80 〜92(ただし92を除
く)、 ガラス粉末 0.5 〜 8、 多原子価金属の低次酸化物 0.01〜 4.5、 無機の非酸化物 0 〜 1、及び 有機バインダー 5 〜20 からなり、 無機の非酸化物は、Cr,W,及びSiCから選ばれた少なくと
も1者であり、 ガラス粉末は、重量%表示で PbO 45 〜65、 SiO2 20 〜40、 Al2O3 0.1〜5、 B2O3 0 〜6、 R2O 0 〜3 (RはLi,Na,Kの少なくとも1者)、 ZnO 0 〜10、及び TiO2+SnO2 0 〜5 からなる導体用組成物。 - 【請求項2】前記低次酸化物は、FeO,MnO,V2O3,Cr2O3,S
b2O3,As2O3,NiO,SnO,及びCu2Oから選ばれた少なくとも
1者である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 - 【請求項3】前記低次酸化物及び非酸化物は重量%表示
で、 Cr2O3 0.1 〜3、 V2O3 0.005〜0.3、 W 0 〜0.18 からなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61275301A JP2568075B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 導体用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61275301A JP2568075B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 導体用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63131405A JPS63131405A (ja) | 1988-06-03 |
JP2568075B2 true JP2568075B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=17553525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61275301A Expired - Lifetime JP2568075B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 導体用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568075B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05102631A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 銅ペースト及び低温焼成セラミツク回路基板 |
JP3206496B2 (ja) * | 1997-06-02 | 2001-09-10 | 昭栄化学工業株式会社 | 金属粉末及びその製造方法 |
JP3772967B2 (ja) | 2001-05-30 | 2006-05-10 | Tdk株式会社 | 磁性金属粉末の製造方法 |
KR100779770B1 (ko) * | 2002-07-17 | 2007-11-27 | 엔지케이 스파크 플러그 캄파니 리미티드 | 동 페이스트 및 그것을 이용한 배선기판 |
KR20040008093A (ko) * | 2002-07-17 | 2004-01-28 | 엔지케이 스파크 플러그 캄파니 리미티드 | 동 페이스트 및 그것을 이용한 배선기판 |
WO2005055257A1 (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 導電性ペーストおよび積層セラミック電子部品 |
US20060001009A1 (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-05 | Garreau-Iles Angelique Genevie | Thick-film conductive paste |
EP3010870A1 (de) * | 2013-06-05 | 2016-04-27 | CeramTec GmbH | Metallisierung auf keramischen substraten |
US9799421B2 (en) * | 2013-06-07 | 2017-10-24 | Heraeus Precious Metals North America Conshohocken Llc | Thick print copper pastes for aluminum nitride substrates |
JP6830587B2 (ja) * | 2016-04-11 | 2021-02-17 | 学校法人東京理科大学 | 導電膜付き柱状インゴット基板及びその製造方法、シリサイド系熱電変換素子及びその製造方法、熱電変換モジュール、並びにシリサイド系熱電変換素子の電極層形成用組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61107607A (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-26 | 田中マツセイ株式会社 | 導体組成物 |
JPS6220571A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-29 | Copal Co Ltd | 導電性組成物 |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP61275301A patent/JP2568075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63131405A (ja) | 1988-06-03 |
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