JP2567969B2 - 乗客コンベア用デザインハンドレール - Google Patents

乗客コンベア用デザインハンドレール

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JP2567969B2
JP2567969B2 JP2068279A JP6827990A JP2567969B2 JP 2567969 B2 JP2567969 B2 JP 2567969B2 JP 2068279 A JP2068279 A JP 2068279A JP 6827990 A JP6827990 A JP 6827990A JP 2567969 B2 JP2567969 B2 JP 2567969B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、移動道路やエスカレータ等の乗客コンベア
におけるデザインハンドレールに関する。
[従来の技術] 従来この種のデザインハンドレールとしては、実開昭
51−61689号公報に記載されているように、ハンドレー
ルの表面に、その色とは異なる色の標識を施し、その上
に吹付けにより透明ウレタンゴム層を設けたものが知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来のデザインハンドレールは上述の如
き構成であつたため、走行中に屈曲を受けると、標識に
ひび割れが生じてしまい十分な耐久性を備えたハンドレ
ールを提供することは難しかつた。
本発明の目的は、走行中に屈曲を受けても表示がひび
割れすることなく十分な耐久性を備えた乗客コンベア用
デザインハンドレールを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、ハンドレールの
表面に純性ウレタン、セロソルブアセテート、トルエ
ン、メチルイソプチルケトン、トリエチレンヂアミンお
よびチタンから成る着色ウレタン樹脂による表示と、こ
の表示上に純性ウレタン、セロソルブアセテート、トル
エン、酢酸エチル、フリーイソミアネートおよびトリエ
チレンヂアミンから成る液状の透明ウレタン樹脂を塗布
したコーテイング膜とを形成したことを特徴とする。
[作用] 本発明による乗客コンベア用デザインハンドレールは
上述の如き構成であるから、表示のために着色されたウ
レタン樹脂と、この表示の上に形成される透明ウレタン
樹脂とは、ハンドレールと同様の伸び率を選定するのが
容易であり、走行中に屈曲や伸縮を受ける環境下で使用
された場合でも、ウレタン樹脂による表示と透明ウレタ
ン樹脂によるコーテイング膜とがハンドレールの伸縮に
対応して伸縮するので、ひび割れが発生しない十分な耐
久性を備えた乗客コンベア用デザインハンドレールが得
られる。
[実施例] 以下発明の一実施例を図面により説明する。
乗客コンベアは、第12図に示すように複数個無端状に
連結されると共に2つの乗降口間を走行する踏み段1
と、これらの踏み段1の両側に立設された欄干2と、前
記踏み段1の両側に配置されて踏み段1と同じ方向にほ
ぼ同一速度で走行するゴム製のハンドレール3と、前記
踏み段1やハンドレール3を走行させるための図示しな
い駆動装置等から構成されている。
第1図は、ハンドレール3の一部を断面して示すと共
に、表面に表示を施して構成したデザインハンドレール
を示す斜視図である。
ハンドレール3は断面C字状をしており、その表面は
化粧ゴム層3aとなつている。詳細は後述するが、デザイ
ンハンドレールの基本的な構造を説明すると、化粧ゴム
層3aの表面に、着色ウレタン樹脂によつて所望の表示5
が施され、この表示5の上に液状の透明ウレタン樹脂を
塗布して形成したコーテイング膜6を設けている。
次に上述したデザインハンドレールの表示手順の詳細
を説明する。
先ず、第2図に示すようにハンドレール3の化粧ゴム
層3aを研磨し、劣化層や表面の傷を取り除く。研磨装置
としてベルトサンダーを用い、表面の劣化および傷の深
さに応じて、ベルトサンダーのペーパー粗さ、ペーパー
粗さの種類数を選択し、粗さの大きいペーパーから順次
小さいペーパーのものにしていき、表面を研磨する。次
いで、水洗いを行つて研磨粉を除去し、その後自然乾燥
する。
次に、第3図に示すように乾燥後の化粧ゴム層3aの表
面に、付すべき文字、マーク、図形、模様等の表示に対
応する形状の切抜き4aを有するシート4を貼付する。こ
のシート4は、厚さ100ミクロン(0.1mm)のシート材に
30ミクロン(0.03mm)の接着剤層を形成したものであ
る。また接着剤は、シート4を化粧ゴム層3aの表面から
剥がしたとき接着剤が表面に残存しない性質のもので、
アクリルゴム、有機溶剤およびトリクロルエタンガスを
含有したものが適している。
この状態でシート4の切抜き4aの部分に、ハンドレー
ル3の地色と異なる色、例えば白色に着色された液状の
ウレタン樹脂を塗布し、ハンドレール3の化粧ゴム層3a
の表面に、白色のウレタン樹脂による表示5を形成す
る。ここで用いられる着色ウレタン樹脂は、純性ウレタ
ンを主成分とし、白色チタン、セロソルブアセテート、
トルエン、メチルイソプチルケトンおよびトリエチレン
ヂアミンを含有している。標識形成用の着色ウレタン樹
脂の塗布厚さはハンドレール3の地色が見えなくなる程
度、すなわち100ミクロン(0.1mm)とする。一回の塗布
で100ミクロン(0.1mm)の膜厚が得られないときは、自
然乾燥後再度着色ウレタン樹脂を塗布する。また、この
着色ウレタン樹脂の乾燥後の伸び率は、ハンドレール3
の伸び率と同等またはそれ以上である。その後、シート
4を剥がすと共に、白色ウレタン樹脂による表示5を付
したハンドレール3の表面全体に、液状の透明ウレタン
樹脂を、表示5以外の膜厚が200ミクロン(0.2mm)程度
となるように塗布する。一回の塗布で所定の膜厚さにな
らないので、塗布と自然乾燥とを数回繰返し、所定の膜
厚のコーテイング膜6を得、その後コーテイング膜6を
自然乾燥する。ここで用いられる液状の透明ウレタン樹
脂は、純性ウレタンを主成分とし、セロソルブアセテー
ト、トルエン、キシレン、酢酸エチル、フリーイソシア
ネートおよびトリエチレンヂアミンを含有している。ま
た、この透明ウレタン樹脂の乾燥後の伸び率は、ハンド
レール3の伸び率と同等またはそれ以上である。
以上の手順により、ハンドレール3の露出している範
囲の表面の再生と表示5の形成が完了し、残りの範囲に
ついても前記と同じ手順を経て表面の再生と表示5の形
成を行う。
しかしながら上述の手順によれば、着色ウレタン樹脂
による表示5の上に透明ウレタン樹脂によるコーテイン
グ膜6が積層されるため、表示5の部分が少し盛り上が
るが、次の手順によれば盛り上がりを全くなくすること
ができる。
つまり第6図は先の実施例による第2図と全く同一の
工程を行うが、その後、第7図に示すように後述する表
示に対応した形状のシート4を貼付する。先の実施例で
は表示に対応する部分を切抜いていたが、本実施例では
表示に対応する形状のシート4となつている。このシー
ト4は厚さ100ミクロンのシート材に30ミクロンの接着
剤層を形成したものであり、この接着剤は、シート4を
化粧ゴム層の3aの表面から剥がしたとき、そこに残存し
ない性質のもので、アクリルゴム、有機溶剤およびトリ
クロエタンガスを含有したものが適している。
次に、この状態で第8図に示すようにシート4の周辺
に、液状の透明ウレタン樹脂を厚さ100ミクロン程度と
なるように塗布して予備膜6aを形成する。一回の塗布で
所定の膜厚さにならない場合は、塗布と自然乾燥とを数
回繰返して、所定の膜厚さを得る。その後、これを自然
乾燥する。ここで用いられる液状の透明ウレタン樹脂
は、純性ウレタンを主成分とし、セロソルブアセテー
ト、トルエン、キシレン、酢酸エチル、フリーイソシア
ネートおよびトリエチレンヂアミンを含有している。ま
た、この透明ウレタン樹脂の乾燥後の伸び率は、ハンド
レール3の伸び率と同等またはそれ以上である。
次に、第9図に示すようにシート4を剥がすと共に、
シート4あるいは表示に対応する形状の切抜き7aを有す
るシート7を先のシート4の位置に合わせて貼付する。
従つて、シート7によつて予備層6aは被われ、この予備
層がない部分が切抜き7aに対応している。このシート7
は先のシート4と同様に構成されたものである。
この状態で、第10図に示すようにハンドレール3に貼
付されたシート4の切抜き4aに、ハンドレール3の地色
と異なる色、例えば白色に着色された液状のウレタン樹
脂を塗布し、ハンドレール3の化粧ゴム層3aの表面に白
色のウレタン樹脂を塗布し、ハンドレール3の化粧ゴム
層3aの表面に白色のウレタン樹脂による表示5を形成す
る。ここで用いられる着色ウレタン樹脂は、先の実施例
と同様に純性ウレタンを主成分とし、白色チタン、セロ
ソルブアセテート、トルエン、メチルイソプチルケトン
およびトリエチレンヂアミンを含有している。着色ウレ
タン樹脂による表示5の塗布厚さは予備層6aと同じにす
る。一回の塗布で100ミクロンの表示5の膜厚が得られ
ないときは、自然乾燥後再度着色ウレタン樹脂の乾燥後
の伸び率は、ハンドレール3の伸び率と同等またはそれ
以上である。
その後、第11図に示すようにシート7を剥がし、自然
乾燥させた後、表示5を含む周辺の表面に、液状の透明
ウレタン樹脂を塗布し、膜厚100ミクロン程度のコーテ
イング膜6を得る。この液状の透明ウレタン樹脂は第8
図で説明した予備層6aを形成するために用いたものと同
一である。
このような手順によつて表示5とコーテイング膜6を
得れば、表示5の部分と、その周辺のウレタン樹脂によ
る膜厚は等しくなる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、表示として純性ウレタ
ン、セロソルブアセテート、トルエン、メチルイソプチ
ルケトン、トリエチレンヂアミンおよびチタンから成る
着色ウレタン樹脂を用い、またコーテイング膜として純
性ウレタン、セロソルブアセテート、トルエン、酢酸エ
チル、フリーイソミアネートおよびトリエチレンヂアミ
ンから成る液状の透明ウレタン樹脂を用いたため、これ
らを容易にハンドレールの伸び率以上にすることがで
き、走行中に屈曲してもひび割れや剥離の発生しない耐
久性に優れた乗客コンベア用デザインハンドレールを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による乗客コンベア用デザイ
ンハンドレールの部分断面斜視図、第2図〜第5図は第
1図の処理手順を示すそれぞれ異なる工程の斜視図、第
6図〜第11図は本発明の他の実施例による処理手順を示
すそれぞれ異なる工程の斜視図、第12図は本発明を適用
した乗客コンベアの正面図である。 3……ハンドレール、5……表示、6……コーテイング
膜。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−61689(JP,U) 実開 平2−12832(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの乗降口間を走行する踏み段の側面に
    配置され、前記踏み段とほぼ同一速度で走行するゴム製
    のハンドレールを備え、このハンドレールの表面に表示
    を有して成る乗客コンベア用デザインハンドレールにお
    いて、上記ハンドレールの表面に純性ウレタン、セロソ
    ルブアセテート、トルエン、メチルイソプチルケトン、
    トリエチレンヂアミンおよびチタンから成る着色ウレタ
    ン樹脂による表示と、この表示の上に純性ウレタン、セ
    ロソルブアセテート、トルエン、酢酸エチル、フリーイ
    ソシアネートおよびトリエチレンヂアミンから成る液状
    の透明ウレタン樹脂を塗布したコーテイング膜とを形成
    したことを特徴とする乗客コンベア用デザインハンドレ
    ール。
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