JP2567928B2 - ステーションコントローラ - Google Patents

ステーションコントローラ

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JP2567928B2 JP63249001A JP24900188A JP2567928B2 JP 2567928 B2 JP2567928 B2 JP 2567928B2 JP 63249001 A JP63249001 A JP 63249001A JP 24900188 A JP24900188 A JP 24900188A JP 2567928 B2 JP2567928 B2 JP 2567928B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数のワークステーションが共通使用するメモリを備
えるとともに電源強制切断機能を有するステーションコ
ントローラに関し、 ワークステーションの少なくとも1つが電源OFFの応
答を出せないものがある場合に、ステーションコントロ
ーラの内部状態やファイル等の内容を保障した上で、強
制的にステーションコントローラの電源を落すことがで
きるようにすることを目的とし、 ステーションコントローラに接続された複数のワーク
ステーションの少なくとも一つが使用状態にある場合
に、前記ワークステーションが使用中であることを保持
する使用中保持手段と、前記ステーションコントローラ
の電源を切断する指示を行なうための切断指示手段と、
少なくとも電源切断時の保障処理を行なう電源切断プロ
グラムを含み、前記切断指示手段により切断指示があっ
た場合には、前記使用中保持手段の内容を参照して前記
ワークステーションのすべてが使用状態にない場合にの
み電源切断処理に移行させ、また、切断コマンドが入力
された場合には、前記ワークステーションのうち1つ以
上が使用状態になっているものがあったとしても、前記
電源切断プログラムを起動し、内部状態およびファイル
の保障処理をして電源切断処理に移行させる電源切断前
処理手段と、該電源切断前処理手段の起動用の切断コマ
ンドを入力するためのコマンド入力手段と、前記切断指
示手段より切断指示があった場合には前記ワークステー
ションのすべてが使用状態にない場合にのみ、また、前
記コマンド入力手段より切断コマンドが入力された場合
には、前記ワークステーションのうち1つ以上が使用状
態になっているものがある場合であっても、前記ステー
ションコントローラの電源を切断する電源切断手段とを
設けたことにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
複数のワークステーションが共通使用するメモリを備
えるとともに電源強制切断機能を有するステーションコ
ントローラに関する。
〔従来の技術〕
従来、複数のワークステーションを接続している情報
処理システムにおける電源切断方式では、例えば、本願
出願人が先に出願した特開昭61−269719(第3図)で示
しているように、多数のワークステーション1−1,…
…,1−nをコントロールしているステーション・コント
ローラ2が、電源3を切断する前に、各ワークステーシ
ョン1−1,…,1−nの電源が切断されていることを確認
してから電源3を切断する。そして、この確認が得られ
ない場合には、全てのワークステーション1−1,…,1−
nの電源が切断されるまでステーション・コントローラ
2の電源を切断せずに保留しておく。このような手順を
踏むのは、ジョブ実行中のワークステーション1−1,
…,1−nがステーション・コントローラ2の電源3が切
断されると、その後におけるステーション・コントロー
ラ2を介して資源4を利用することを含めたワークステ
ーション1−1,…,1−nのジョブ実行に支障を来たすか
ら、そのような事態になることをあらかじめ避けるため
に採られた措置である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の多数のワークステーション1−1,…,1−n
を切断している情報処理システムにおける電源切断方式
では、全てのワークステーション1−1,…,1−nの電源
が切断されたことが確認されるまでステーション・コン
トローラ2の電源3を切断しないで待つため、ステーシ
ョン・コントローラ2の電源3を切断する前に、通信回
線がダウンしたり、ワークステーション1−1,…,また
は1−nに異常が生じて、接続されているワークステー
ション1−1,…,1−nの中の一つでも、ワークステーシ
ョン1−1,…,または1−nの電源が切断されているこ
とをステーション・コントローラ2に通知できないもの
があると、ステーション・コントローラ2は電源3を切
断することができない。この場合に電源3を切断するた
めには、コンセントを抜く等の方法しかなく、このよう
な方法により強制的に電源3を切断すると、ステーショ
ン・コントローラ2の内部状態やファイル等の内容が保
障されなくなる等の問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、
その解決を目的として設定される技術的課題は、ワーク
ステーションの少なくとも1つが電源OFFの応答を出せ
ないものがある場合に、ステーションコントローラの内
部状態やファイル等の内容を保障した上で、強制的にス
テーションコントローラの電源を落とすことができるよ
うにした、ステーションコントローラを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するための具体的な手段と
して、ステーションコントローラを構成するにあたり、
複数のワークステーション11を管理するステーションコ
ントローラ12において、接続された複数の前記ワークス
テーション11の少なくとも1つが使用状態にある場合
に、前記ワークステーション11が使用中であることを保
持する使用中保持手段13と、前記ステーションコントロ
ーラ12の電源を切断する指示を行なうための切断指示手
段14と、少なくとも電源切断時の保障処理を行なう電源
切断プログラム15を含み、前記切断指示手段14より切断
指示があった場合には、前記使用中保持手段13の内容を
参照して前記ワークステーション11のすべてが使用状態
にない場合にのみ電源切断処理に移行させ、また、切断
コマンドが入力された場合には、前記ワークステーショ
ン11のうち1つ以上が使用状態になっているものがあっ
たとしても、前記電源切断プログラム15を起動し、内部
状態およびファイルの保障処理をして電源切断処理に移
行させる電源切断前処理手段16と、該電源切断前処理手
段16の起動用の切断コマンドを入力するためのコマンド
入力手段17と、前記切断指示手段14より切断指示があっ
た場合には前記ワークステーション11のすべてが使用状
態にない場合にのみ、また、前記コマンド入力手段17よ
り切断コマンドが入力された場合には、前記ワークステ
ーション11のうち1つ以上が使用状態になっているもの
がある場合であっても、前記ステーションコントローラ
12の電源を切断する電源切断手段18とを設けることにし
たものである。
〔作用〕
本発明は上記構成により、ワークステーション11が稼
働中にはステーションコントローラ12の電源を切断させ
ない従来の機能を保有したステーションコントローラ12
が、ワークステーション11からステーションコントロー
ラ12へ応答通信できないワークステーション側の異常が
あっても、ステーションコントローラ12のコマンド入力
手段17より切断コマンドを入力して電源切断前処理手段
16を起動し、ワークステーション11のうち1つ以上が使
用状態になっているものがあったとしても、内部状態お
よびファイルの保障処理をして、電源切断手段18によっ
てステーションコントローラ12の電源を強制的にOFFに
することができるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例としてワークステーションに使
用している機種と同一機種あるいはその性能向上型もし
くは記憶容量増大型をステーションコントローラ(以
下、サーバという)として用い、強制的に電源を切断す
る手段をプログラム化した場合について図示説明する。
第2図に示すように、多数のワークステーション11
と、このワークステーション11が処理を依頼するサーバ
12とを通信回線18を介して接続している情報処理システ
ム19とする。
この情報処理システム19の使用開始時には、サーバ12
のスイッチを押下してサーバ12の電源を投入して(図
中、)、ディスプレイ表示させ(図中、)、ワーク
ステーション11のスイッチを押下してワークステーショ
ン11の電源を投入する(図中、)。電源を入れたワー
クステーション11からサーバ12へ「使用中は電源を落と
さない制御をせよ」という内容の通知(以下、使用開始
通知という)を出し(図中、)、これ以後、サーバ12
側から通常の自動電源切断処理をできないようにする。
このような状態になったあと、ワークステーション11
のハングアップあるいは回線ダウンが発生して、ワーク
ステーション11とサーバ12との間の通信ができなくなっ
た場合(図中、)には、そのワークステーション11の
電源を強制電源切断スイッチを押下するか、または通常
の電源切断スイッチを押下して(図中、)も、ワーク
ステーション11からサーバ12へは通信不能になっている
ため、ワークステーション11が出力した「使用終了した
ので電源を落とさない制御を解除せよ」という内容の通
知(以下、使用終了通知という)がサーバ12側へ入力さ
れなくなり(図中、)、ワークステーション11の電源
がOFFになった(図中、)ことをサーバ12側では知る
ことができない。
サーバ12側では、このような状態になっていることを
分らずに、通常の自動電源切断手段に従った電源切断を
行なう目的で、電源用のスイッチを押下してOFFにしよ
うとすると(図中、)、使用終了通知を受けていない
ワークステーション11があるために、電源を落とさない
制御が解除されず、サーバ12の電源が切断されないま
ま、通知未着のワークステーション11から使用終了通知
を受けるまで、待機状態になる(図中、)。
サーバ12側のオペレータが電源を切断されないことに
気付いて、原因を調べ、ワークステーション11とサーバ
12との間の通信不能によるものと分った場合に、オペレ
ータがサーバ12へ強制電源断コマンドを投入させる(図
中、)。
サーバ12の強制電源断コマンドが投入されると、第3
図に示すように、強制ソフト電源断コマンドをサーバ13
が受け付け(ステップ20)、まず、オープン中のファイ
ルがあるか調べる(ステップ21)。ファイルがあれば、
そのオープン中のファイルをクローズにする(ステップ
22)。オープン中のファイルがなければステップ22を飛
び越す。つぎに、実行中のジョブがあるか調べる(ステ
ップ23)。ジョブがあれば、実行中のジョブを強制的に
終了させる(ステップ24)。実行中のジョブがなければ
ステップ24を飛び越す。さらに、オペレータと対話中の
処理はあるか調べる(ステップ25)。対話中の処理があ
ればその処理を終了させる(ステップ26)。オペレータ
と対話中の処理がなければステップ26を飛び越す。
その後、電源スイッチをOFFにして、電源との接続を
断ち、電源断の状態にする(ステップ27)。
このように実施例では、ワークステーション11が使用
されている時にはサーバ12の電源を切断させない従来の
機能を保有するとともに、ワークステーション11側に異
常時においてサーバ12側へ使用終了通知を通知できない
状態になっている場合にあっても、強制的に、サーバ12
の内部状態やファイルの保障処理をしてサーバの電源を
断つことができる。
なお、サーバ12は上記のようにワークステーション11
と同様な装置を用いる他、専用の処理装置を用いても良
く、あるいは接続させたホストコンピュータを利用して
も良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明では、接続されているワークステ
ーション11,11が一つでも電源OFFの応答をステーション
コントローラ12側に出せない状態でも、ステーションコ
ントローラ12を保障処理したのち電源を強制的に断つこ
とができるようにしたことにより、ワークステーション
11の稼働中にステーションコントローラ12の電源を切断
させない従来の機能を保有するとともに、ワークステー
ション11側の異常あるいは回線断絶等により、ステーシ
ョンコントローラ12がワークステーション11側の使用状
態(電源がオフされたか否か)を把握できない状態にな
った場合であっても、コマンド入力手段17より電源切断
前処理手段16の起動用の切断コマンドが投入されれば、
ワークステーション11のうち1つ以上が使用状態になっ
ているものがあったとしても、電源切断前処理手段16が
ステーションコントローラ12の内部状態やファイルの保
障処理を行い、その上で、電源切断手段18によるステー
ションコントローラ12の電源を切断することができ、電
源切断以前にステーションコントローラ12の内部状態や
ファイルの内容を保障できているので、以後の電源投入
が正常かつ効率的に機能できる。
このため、電源切断動作に伴うステーションコントロ
ーラ12とワークステーション11側との間のポーリングが
不要となり、また、ワークステーション11の通信不能あ
るいはステーションコントローラ12に対して使用終了を
通知する前に動作不能になった場合等、ワークステーシ
ョン11側に起因する終了通知不達による電源切断抑止条
件を払拭し、ステーションコントローラ12側が正常に機
能できる限り、正常に、ステーションコントローラ12の
電源をOFFにすることができる。
これにより、クライアント/サーバ システムを構築
する場合、クライアントがサーバを使用中にサーバ電源
の不用意な切断を防止することができるとともに、一定
間隔でプログラムを走行させる必要があるポーリング方
式の場合に生じるシステムオーバーヘッドが避けられ、
ISDN等を経由してLAN−WAN−LAN形式で構築するクライ
アント/サーバ システムでは一定間隔で行うポーリン
グ毎に必要となった電話代金が不要となり、また、クラ
イアント側から使用開始および使用終了の通知を出すこ
とにより生じ得る数量通知不達によるサーバ電源切断不
能状態の発生にも対処できるようになって、サーバ電源
切断不能状態から容易かつ正常に脱することができ、運
転費が削減できて経費節減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のステーションコントローラを示す原
理説明図。 第2図は、実施例におけるコマンドによる電源断機能を
装置状態とともに示す説明図で、 (イ)はワークステーションおよびサーバが共に未起動
状態にある場合を示す。 (ロ)はサーバの電源ON状態を示す。 (ハ)はワークステーションの電源ON状態を示す。 (ニ)は通信不能状態を示す。 (ホ)は使用終了通知がサーバまで通知できない状態を
示す。 (ヘ)はワークステーションが電源がOFFになっていて
もサーバの電源がOFFにならない状態を示す。 (ト)はサーバの電源を強制的に切断した状態を示す。 第3図は、実施例の強制電源断コマンドを受けた後の処
理を示す流れ図、 第4図は、従来のワークステーションを接続した情報処
理システムを示す構成図。 11……ワークステーション 12……ステーションコントローラ 13……使用中保持手段 14……切断指示手段 15……電源切断プログラム 16……起動用コマンド 17……コマンド入力手段 18……電源切断手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワークステーション(11)を管理す
    るステーションコントローラ(12)において、 接続された複数の前記ワークステーション(11)の少な
    くとも1つが使用状態にある場合に、前記ワークステー
    ション(11)が使用中であることを保持する使用中保持
    手段(13)と、 前記ステーションコントローラ(12)の電源を切断する
    指示を行なうための切断指示手段(14)と、 少なくとも電源切断時の保障処理を行なう電源切断プロ
    グラム(15)を含み、前記切断指示手段(14)より切断
    指示があった場合には、前記使用中保持手段(13)の内
    容を参照して前記ワークステーション(11)のすべてが
    使用状態にない場合にのみ電源切断処理に移行させ、ま
    た、切断コマンドが入力された場合には、前記ワークス
    テーション(11)のうち1つ以上が使用状態となってい
    るものがあったとしても、前記電源切断プログラム(1
    5)を起動し、内部状態およびフィルムの保障処理をし
    て電源切断処理に移行させる電源切断前処理手段(16)
    と、 該電源切断前処理手段(16)の起動用の切断コマンドを
    入力するためのコマンド入力手段(17)と、 前記切断指示手段(14)より切断指示があった場合には
    前記ワークステーション(11)のすべてが使用状態にな
    い場合にのみ、また、前記コマンド入力手段(17)より
    切断コマンドが入力された場合には、前記ワークステー
    ション(11)のうち1つ以上が使用状態になっているも
    のがある場合であっても、前記ステーションコントロー
    ラ(12)の電源を切断する電源切断手段(18)と を設けたことを特徴とするステーションコントローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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