JP2567847Y2 - 自動車用収納ケース - Google Patents

自動車用収納ケース

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JP2567847Y2
JP2567847Y2 JP7566592U JP7566592U JP2567847Y2 JP 2567847 Y2 JP2567847 Y2 JP 2567847Y2 JP 7566592 U JP7566592 U JP 7566592U JP 7566592 U JP7566592 U JP 7566592U JP 2567847 Y2 JP2567847 Y2 JP 2567847Y2
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彰 安積
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の車室内に装備
される収納ケースに関するものであり、特に、自動車の
車室内に配設され、CD、カセットテープ等の小物類を
収容する自動車用収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車用収納ケースとして、実
開平2−96333号公報、実開平3−93492号公
報等で開示されている技術を挙げることができる。
【0003】前者の公報に掲載の自動車用収納ケース
は、外ケースに挿着するケースを化粧ケースとし、それ
を単体で持出し可能としたものである。
【0004】また、後者の公報に掲載の自動車用収納ケ
ースは、開口部を有する箱状の外ケースと、前記外ケー
スの開口側から出入自在とした内部枠体と、前記外ケー
スと前記内部枠体との間に介在し、前記内部枠体を前記
外ケースの開口側から外方向に付勢する付勢部材と、前
記内部枠体を前記外ケースの開口側から挿入された状態
を維持するロック機構と、前記内部枠体に対して収容物
を保持した状態で格納自在なホルダーとを具備するもの
である。
【0005】上記のように構成された自動車用収納ケー
スは、自動車の車室内に配設されてCD、カセットテー
プ等の小物類を収納するのに使用されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例で示した自
動車用収納ケースは、主に、カセットテープ等の小物類
を収納するのに使用されるものであるから、その自動車
用収納ケースに収納されるホルダーの厚みは市販のCD
用ホルダーよりも厚くなっていた。
【0007】一方、ユーザの好みは、カセットテープか
らCDに変遷している。しかし、現実には、カセットテ
ープとCDのソフトの発売時期のずれ、カセットテープ
はダビングが容易であること等から、CDをよく聞く人
は、カセットテープもよく聞くことが分ってきた。
【0008】ところが、市販のCD用ホルダーにカセッ
トテープを格納しようとしても、CD用ホルダーの厚み
がカセットテープ自体の厚みと同等程度であり、その収
納が困難であった。また、カセットテープ用のホルダー
を利用してCDを自動車用収納ケースに収納する場合に
は、カセットテープ用のホルダー毎の厚みが厚いのでC
Dの収納枚数が少なくなり、同一枚数のCDを収納する
スペースを得ると自動車用収納ケース全体が大きくな
る。このため、CD用ホルダーを収納する自動車用収納
ケースを車輌に取付けて利用しているユーザは、別にカ
セットテープ用の収納ケースを用意し、逆に、カセット
テープ用のホルダーを車輌に取付けて利用しているユー
ザは、別にCD用ホルダーの収納ケースを用意する必要
があった。
【0009】そこで、本考案は、全体の大きさを変更す
ることなく、市販されているCD用ホルダーを直接収納
することを可能とし、かつ、カセットテープの収納も容
易とした自動車用収納ケースの提供を課題とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる自動車用
収納ケースは、開口部を有する箱状の外ケースと、前記
外ケースの開口側から出入自在とした略コ字状の内部枠
体と、前記外ケースと前記内部枠体との間に介在し、前
記内部枠体を前記外ケースの外方向に付勢する付勢部材
と、前記内部枠体を前記外ケースの開口側から挿入され
た状態を保持またはその保持を解放するロック機構と、
その底面部にCD用ホルダーまたはカセットテープの何
れか1方を保持させた状態で、前記内部枠体に対し挿脱
自在なホルダーとを具備する自動車用収納ケースにおい
て、前記ホルダーは、底面部及び底面部の周囲より立設
した周囲立設面部を有し、しかも、前記周囲立設面部の
高さはCD用ホルダーの厚みにほぼ等しくし、かつ、前
記底面部にはカセットテープのカセット構成箱体の平面
側の下平面から下方向に突出した部分を嵌合自在な貫通
孔を有するものである。
【0011】
【作用】本考案においては、開口部を有する箱状の外ケ
ースとその外ケースの開口側から出入自在とした内部枠
体との間に介在し、前記内部枠体を前記外ケースの開口
側から外方向に付勢する付勢部材の付勢力に抗して、前
記外ケースの開口側から内部枠体を挿入するとロック機
構によって内部枠体はロックされる。また、前記ロック
を解除すると、前記付勢部材によって内部枠体を前記外
ケースの開口側から外方向に付勢され、外ケースの開口
側から前記内部枠体を突出させる。
【0012】このとき、底面部にCD用ホルダーまたは
カセットテープの何れか1方を保持 させた状態で、前記
内部枠体に対し挿脱自在なホルダーは、底面部及び底面
部の周囲より立設した周囲立設面部を有し、かつ、平面
側の下平面から下方向に突出した部分を嵌合自在な貫通
孔を有しているから、テープレコーダの磁気ヘッドに対
応するカセットテープのカセット構成箱体の位置決め穴
付近の突出部分をその貫通孔に収容できるから、カセッ
トテープのカセット構成箱体の突出部分と内部枠体との
接触を回避でき、ホルダーの厚みを厚くする必要性がな
くなる。当然、前記ホルダーは、CDを格納するために
市販されているCD用ホルダーを保持した状態で挿脱自
在とすることもできる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。
【0014】図1は本考案の一実施例の自動車用収納ケ
ースを構成する外ケースの開口部側からみた正面図、ま
た、図2は本考案の一実施例の自動車用収納ケースを構
成する部品展開図である。図3は本考案の一実施例の自
動車用収納ケースの図1の切断線A−Aによる断面図で
ある。
【0015】そして、図4は本考案の一実施例の自動車
用収納ケースを構成する内部枠体の平面図であり、図5
は本考案の一実施例の自動車用収納ケースを構成する内
部枠体にカセットテープのカセット構成箱体を収納した
場合の説明図で、図4の切断線K−Kによる断面に相当
する。図6は本考案の一実施例の自動車用収納ケースを
構成する内部枠体61とカセットテープとの係合状態を
説明する説明図で、図4の切断線L−Lによる断面に相
当する。
【0016】図1及び図2に示すように、自動車用収納
ケースを構成する外ケース1は上外ケース2及び下外ケ
ース3からなり、両者は別々に射出成形され、公知の係
合手段によって一体に接合されている。前記上外ケース
2には、複数の案内片21がその両側面から内側に立設
されており、また、下外ケース3には、案内部31がそ
の下面の両側から突出した線条台として形成されてお
り、その上部を後述する内部枠体4に保持されたホルダ
ー5が摺動可能となっている。この案内片21はホルダ
ー5に収容された内容物の邪魔にならないように、その
突出量が設定されている。特に、案内片21の設定間隔
は、市販のCD用ホルダー70(図3参照)の厚みを基
に設定されている。また、案内片21と案内部31との
設定間隔は、市販のCD用オートチェンジャーホルダー
の厚みによって設定されている。
【0017】なお、本考案を実施する場合には、市販の
CD用オートチェンジャーホルダーを有しないものとし
て実施でき、また、CD及びカセットテープとは異なる
収容物を格納するホルダーとして実施することもでき
る。
【0018】前記外ケース1の開口部10の反対側の内
面、即ち、後面には、略くの字状に彎曲したスプリング
11の中央部が固着されている。特に、本実施例の後面
に固着した略くの字状に彎曲したスプリング11は、そ
の両端の自由端を維持して中央を連結した4連構造とな
っており、スプリング11の中央部の固着の信頼性を向
上させている。また、下外ケース3のように1連構造の
スプリング12も具備している。前記スプリング11の
4連構造、スプリング12の1連構造は、固着の信頼性
及び取付けの作業性等によって、1連または複数連の決
定を行なっている。しかし、本考案を実施する場合に
は、前述のように1連または複数連を問うものではな
い。また、前記スプリング11とスプリング12の構造
についても、板状、コイル状等を問うものではない。な
お、ここで、前記スプリング11とスプリング12は、
本実施例の略コ字状の内部枠体4に付勢力を付与する付
勢部材を構成する。
【0019】前記スプリング11及びスプリング12の
中央部の固着は、2ストロークで拘持(ロック)及びそ
の解放(ロック解除)を繰返すプッシュキャッチ13の
拘持部13Aの固着側の取付けによって、プッシュキャ
ッチ13と上外ケース2または下外ケース3との間で挾
持されている。プッシュキャッチ13は拘持部13A及
び突出部13B(図3参照)からなり、本実施例のロッ
ク機構を構成し、プッシュ動作により交互にロック及び
ロック解除を繰返すものである。なお、このプッシュキ
ャッチ13は前述した従来例の公報にも掲載されており
公知である。
【0020】前記外ケース1の上外ケース2の案内片2
1と下外ケース3の案内部31の上部には、前記外ケー
ス1の開口10側から所定の範囲で出入自在とした内部
枠体4が配設されている。内部枠体4は弾性に富む材料
で略コ字状に形成されている。略コ字状の内部枠体4の
両側面には複数の突起41が設けられており、前記突起
41は前記上外ケース2の嵌合孔22または下外ケース
3の嵌合孔32と嵌合し、前記内部枠体4の移動範囲を
定めている。この嵌合は、略コ字状の内部枠体4の両端
部を弾性に抗して狭めた状態で複数の突起41を、上外
ケース2の嵌合孔22または下外ケース3の嵌合孔32
に挿入し、その後、内部枠体4の両端部を解放すること
によって行なっている。
【0021】また、外ケース1の開口部10の反対側の
後面に対向する略コ字状の内部枠体4の中央部には、挿
入されたホルダー5に弾性力を付与する弾接部42が、
打抜きによって形成されている。そして、外ケース1の
開口部10の反対側の後面に対向する略コ字状の内部枠
体4の中央部背面には、プッシュキャッチ13の拘持部
13Aに拘持される突出部13Bが配設されている。前
記略コ字状の内部枠体4は、市販のCD用ホルダー70
の厚みと、市販のCD用オートチェンジャーホルダーの
厚みによって、その幅が設定されている。
【0022】更に、略コ字状の内部枠体4の両端部に
は、内側に折曲した爪状の挾持部43を有していて、挾
持部43は接続部材として使用されている弾性部材によ
って、内部枠体4の略コ字状の両端部から更に拡開され
るように付勢されている。しかし、略コ字状の内部枠体
4の両端部の挾持部43は、外ケース1に挿入される
と、その外ケース1の幅の制限を受けて、内部枠体4の
爪状の挾持部43は、略コ字状の内部枠体4の両端部の
間隔よりも狭くする。これによって、内部枠体4に対し
て市販のCD用ホルダー70または後述するカセットテ
ープ60等の収容物を保持した状態で格納自在なホルダ
ー5、そして最下位置においては市販のCD用オートチ
ェンジャーホルダーが外ケース1に挿入された状態を維
持する。
【0023】図4において、ホルダー5は、市販のCD
用ホルダー70の外形と同一の外形寸法を有する。即
ち、本実施例のホルダー5は、CD用ホルダー70を使
用しない場合を前提とするものであり、前記内部枠体4
に対して収容物を保持した状態で格納自在な大きさを有
している。また、前記ホルダー5は、底面部51及び底
面部51の周囲より立設した周囲立設面部52を有し、
かつ、前記底面部51の略中央部分には収容物を底面部
下部から上方向に押圧できる程度の大きさの透孔、即
ち、貫通孔53を有している。念のため記載すると、周
囲立設面部52の高さは市販のCD用ホルダー70の厚
みとほぼ等しくなり、周囲立設面部52の周囲の長さは
市販のCD用ホルダー70の長さとほぼ等しい。本実施
例の前記貫通孔53は、対応する2個のテープレコーダ
の磁気ヘッドに対応するカセットテープ60のカセット
構成箱体(カセットテープを構成する筐体)の位置決め
穴(基準穴)付近のテープレコーダ側の録再ヘッド及び
消去ヘッド、ピンチローラが挿入される部位に位置する
突出部分61を収容できる大きさ及び形状に形成されて
いる。また、前記底面部51の前後の周囲立設面部52
の付近には貫通孔54を有している。この貫通孔54
収容物を底面部下部から上方向に押圧することが可能な
程度の大きさを有しているが、前記貫通孔53のよう
に、その形状がカセットテープ60のカセット構成箱体
の規制を受けるものではない。
【0024】前記ホルダー5の底面部51には、一対の
突起55a及び一対の突起55bを有している。前記一
対の突起55a及び一対の突起55bは、カセットテー
プ60のテープ巻回ローラの自由回転を規制し、テープ
の弛みの発生を防止するもので、そのために、そのテー
プ巻回ローラの内径に嵌合し、その回動を規制する形状
となっている。更に、前記ホルダー5の底面部51に
は、図6に示すように、一対の係合片56a及び一対の
係合片56bを有している。この一対の係合片56aと
一対の係合片56bは、カセットテープ60のカセット
構成箱体の側部の突起と係合するものである。この係合
は、前記底面部51の略中央部分に形成された貫通孔5
及び/または貫通孔54を用いて、カセットテープ6
のカセット構成箱体の底部から上方向に押圧すること
によって解除される。
【0025】したがって、一対の係合片56a及び一対
の係合片56bを使用してホルダー5の底面部51でカ
セットテープ60のカセット構成箱体を保持した状態
は、図5に示すように、互いに、2個のカセットテープ
60のカセット構成箱体の位置決め穴付近の突出部分6
1を対向させた収容状態となる。この状態で、前記外ケ
ース1に対して内部枠体4を挿脱しても、カセットテー
プ60のカセット構成箱体の突出部分61と内部枠体4
との接触を回避することができる。
【0026】上記のように構成された本実施例の自動車
用収納ケースは、次のようにして使用することができ
る。
【0027】開口部10を有する箱状の外ケース1とそ
の外ケース1の開口側から出入自在とした内部枠体4と
の間に介在し、内部枠体4を外ケース1の開口部10側
に付勢するスプリング11またはスプリング12からな
る付勢部材に抗して、前記内部枠体4に対して市販のC
D用ホルダー70またはカセットテープのカセット構成
箱体を保持した状態で格納自在なホルダー5、最下位置
においては市販のCD用オートチェンジャーホルダーを
挿入し、その挿入方向に押圧力を加えると、前記内部枠
体4に配設したロック機構の突出部13Bと外ケース1
の開口部10の反対側の内面に配設したロック機構の拘
持部13Aがロック状態となる。拘持部13Aと突出部
13Bからなるロック機構のロックにより、前記内部枠
体4は前記外ケース1内に保持される。
【0028】また、前記拘持部13Aと突出部13Bか
らなるロック機構のロックを解除すれば、外ケース1と
内部枠体4との間に配設したスプリング11またはスプ
リング12からなる付勢部材の弾性力によって、外ケー
ス1の開口側から内部枠体4がその許容範囲内で突出
し、前記内部枠体4は前記外ケース1内から外に出るこ
とができる。
【0029】ここで、内部枠体4に対して市販のCD用
ホルダー70またはカセットテープのカセット構成箱体
を保持した状態で格納自在なホルダー5、最下位置にお
いては市販のCD用オートチェンジャーホルダーを挿入
し、その挿入方向に押圧力を加えたとすると、外ケース
1に挿入された前記拘持部13Aと突出部13Bからな
るロック機構のロックにより前記内部枠体4が前記外ケ
ース1内に保持される。この保持により、前記内部枠体
4はその外ケース1の幅の制限を受けて、内部枠体4の
爪状の挾持部43が略コ字状の内部枠体4の両端部の間
隔よりも狭くなり、内部枠体4に対して市販のCD用ホ
ルダー70またはカセットテープのカセット構成箱体
保持した状態で格納自在なホルダー5、最下位置におい
ては市販のCD用オートチェンジャーホルダーが外ケー
ス1に挿入された状態を維持することになり、内部枠体
4の挾持部43によって容易に離脱できなくなる。
【0030】そして、内部枠体4に保持されている市販
のCD用ホルダー70または収容物を保持した状態で格
納自在なホルダー5、最下位置においては市販のCD用
オートチェンジャーホルダーをその収納された方向に、
一旦、押圧力を加えることにより、前記拘持部13Aと
突出部13Bからなるロック機構のロック解除が行なわ
れ、外ケース1と内部枠体4との間に配設したスプリン
グ11またはスプリング12からなる付勢部材の弾性力
によって、外ケース1の開口側から内部枠体4が突出
し、前記内部枠体4は前記外ケース1内から外に出る。
これによって、略コ字状の内部枠体4の内側に折曲した
爪状の挾持部43は、自己の弾性によって内部枠体4の
略コ字状の両端部から更に拡開し、内部枠体4に保持し
ていた市販のCD用ホルダー70または収容物を保持し
た状態で格納自在なホルダー5、最下位置においては市
販のCD用オートチェンジャーホルダーを取出すことが
できる。
【0031】したがって、内部枠体4に挿着されたカセ
ットテープ60のカセットを収容した状態で格納自在な
ホルダー5は、底面部51及び底面部51の周囲より立
設した周囲立設面部52を有し、かつ、前記底面部51
には収容物を底面部下部から上方向に押圧する貫通孔5
3,54を有しており、特に、前記底面部51の貫通孔
53は、テープレコーダの磁気ヘッドに対応するカセッ
トテープ60のカセッ ト構成箱体の位置決め穴付近の突
出部分61を収容でき、結果的に、カセットテープ60
のカセット構成箱体の位置決め穴付近の突出部分61が
貫通孔53に収容されたときのホルダー5の底面から突
出部分61の上部までの厚みは、市販のCD用ホルダー
70の厚みとほぼ等しくすることができる。故に、前記
外ケース1に対して内部枠体4を挿脱しても、カセット
テープ60のカセット構成箱体の突出部分61と内部枠
体4との接触を回避することができる。当然、前記内部
枠体4に対してカセットテープ60等の収容物を保持し
た状態で格納自在なホルダー5は、市販されているCD
用ホルダー70に置き替えることができる。
【0032】このように、本実施例の自動車用収納ケー
スは、開口部10を有する箱状の外ケース1と、前記外
ケース1の開口部10側から出入自在とした内部枠体4
と、前記外ケース1と前記内部枠体4との間に介在し、
前記内部枠体4を前記外ケース1の開口部10側から外
方向に付勢するスプリング11またはスプリング12か
らなる付勢部材と、前記内部枠体4を前記外ケース1の
開口部10側から挿入された状態を維持する拘持部13
A及び突出部13Bからなるロック機構と、前記内部枠
体4に対して収容物を保持した状態で格納自在なホルダ
ー5とを具備し、前記ホルダー5は底面部51及び底面
部51の周囲より立設した周囲立設面部52を有し、し
かも、前記周囲立設面部52の高さはCD用ホルダー7
0の厚みにほぼ等しくし、かつ、前記底面部51にはカ
セットテープ60のカセット構成箱体の突出部分61を
収容する貫通孔53を有するものである。
【0033】したがって、箱状の外ケース1の開口部1
0側から出入自在とした内部枠体4は、前記外ケース1
との間に介在させ、前記内部枠体4を前記外ケース1の
開口部10側から外方向に付勢するスプリング11また
はスプリング12からなる付勢部材に抗して、前記内部
枠体4を前記外ケース1の開口部10側から挿入すると
拘持部13Aと突出部13Bからなるロック機構のロッ
クにより、前記内部枠体4を前記外ケース1内に保持す
る。このとき、前記内部枠体4に対してCDを収容した
市販のCD用ホルダー70を収納すれば、外ケース1内
にCD用ホルダー70を直接収納することができる。
【0034】また、前記内部枠体4に対して前記ホルダ
ー5は底面部51及び底面部51の周囲より立設した周
囲立設面部52を有し、かつ、前記底面部51には収容
物を底面部下部から上方向に押圧する貫通孔53,54
を有するホルダー5内にカセットテープの格納した状態
で収納することができる。故に、市販のCD用ホルダー
70を直接収納する自動車用収納ケースにおいて、収納
する各CD用ホルダー70の割当て間隔を大きくするこ
となく、カセットテープ60の格納も容易とした自動車
用収納ケースとすることができる。
【0035】ところで、前記底面部51の貫通孔53
は、テープレコーダの磁気ヘッドに対応するカセットテ
ープ60のカセット構成箱体の位置決め穴付近の突出部
分61を、2個のカセットテープの位置決め穴付近の突
出部分61として収容可能としたものであるから、両者
間の間隙を含めて、突出部分61を収容する貫通孔53
の面積を最小とすることができ、ホルダー5の機械的強
度を劣化させない。勿論、本考案を実施する場合のカセ
ットテープ60の位置決め穴付近の突出部分61を収容
可能な貫通孔53は、ホルダー5の前後または左右また
は前または後と中央のように、収納するカセットテープ
60の収納位置に応じて設定することができる。なお、
本実施例で使用している底面部51の貫通孔54は、カ
セットテープ60の取出しを容易とするものであるが、
本考案を実施する場合には、貫通孔54を省略すること
もできる。或いは、貫通孔54を突出部分61を収容す
貫通孔53とし、収容するカセットテープ60の収容
時の方向性を自在とすることもできる。
【0036】そして、上記実施例においては、一対の突
起55a及び一対の突起55bを有しており、カセット
テープ60のテープ巻回ローラの自由回転を規制し、テ
ープの弛みの発生を防止している。しかし、本考案を実
施する場合には、カセットテープ60のテープ巻回ロー
ラとの間の接触抵抗を大きくする結合関係を得て、その
回動を規制するように構成することもできる。
【0037】また、上記実施例においては、一対の係合
片56aと一対の係合片56bによって、カセットテー
プ60のカセット構成箱体の側部の突起と係合し、カセ
ットテープ60が容易にホルダー5の底面部51から浮
き上らないようにしている。しかし、本考案を実施する
場合には、カセットテープ60をホルダー5の底面部5
1に挿着した状態で、容易に浮き上らないように合成樹
脂の発泡体で挾持することもできる。このように、カセ
ットテープ60の浮き上りを防止することにより、ホル
ダー5の着脱を容易にすることができる。
【0038】更に、上記実施例においては、外ケース1
に付勢部材としてのスプリング11またはスプリング1
2を取付けたものであるが、本考案を実施する場合に
は、外ケース1または内部枠体4の何れの側に間に取付
けてもよいし、または内部枠体の起立片としてもよい。
【0039】なお、上記実施例においては、ホルダー5
の寸法を市販のCD用ホルダー70の寸法とほぼ等しく
して、ホルダー5の肉厚によって、カセットテープ60
の寸法の逃げを行なったものであるが、カセットテープ
60の寸法の逃げに限定されるものでなく、内容物一般
に使用できることである。
【0040】
【考案の効果】以上のように、本考案の自動車用収納ケ
ースは、開口部を有する箱状の外ケースの開口側から出
入自在とした略コ字状の内部枠体と、前記外ケースと前
記内部枠体との間に介在し、前記内部枠体を前記外ケー
スの外方向に付勢する付勢部材と、前記内部枠体を前記
外ケースの開口側から挿入された状態を保持またはその
保持を解放するロック機構と、その底面部にCD用ホル
ダーまたはカセットテープの何れか1方を保持させた状
態で、前記内部枠体に対し挿脱自在なホルダーとを具備
する自動車用収納ケースにおいて、前記ホルダーは、底
面部及び底面部の周囲より立設した周囲立設面部を有
し、しかも、前記周囲立設面部の高さはCD用ホルダー
の厚みにほぼ等しくし、かつ、前記底面部にはカセット
テープのカセ ット構成箱体の平面側の下平面から下方向
に突出した部分を嵌合自在な貫通孔を有するものであ
る。
【0041】したがって、前記ホルダーの底面部の貫通
孔は、カセットテープの位置決め穴付近の突出部分を嵌
合でき、カセットテープのカセット構成箱体の突出部分
と内部枠体との接触を回避することができる。故に、前
記内部枠体に対してカセットテープ等の収容物を保持し
た状態で格納自在なホルダーは、市販されているCD用
ホルダーに置き替えることができ、この自動車用収納ケ
ースはCD用ホルダーとカセットテープ用のホルダーの
共用とすることができ、結果的に、市販のCD用ホルダ
ーを直接収納する自動車用収納ケースにおいて、収納す
る各CD用ホルダーの割当て間隔を大きくすることな
く、カセットテープの格納も容易とした自動車用収納ケ
ースとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本考案の一実施例の自動車用収納ケー
スを構成する外ケースの正面図である。
【図2】 図2は本考案の一実施例の自動車用収納ケー
スを構成する部品展開図である。
【図3】 図3は図1の切断線A−Aによる断面図であ
る。
【図4】 図4は本考案の一実施例の自動車用収納ケー
スを構成する内部枠体の平面図である。
【図5】 図5は図4の切断線K−Kによる断面図に相
当し、本考案の一実施例の自動車用収納ケースを構成す
る内部枠体にカセットテープを収納した場合の説明図で
ある。
【図6】 図6は図4の切断線L−Lによる断面図に相
当し、本考案の一実施例の自動車用収納ケースを構成す
る内部枠体とカセットテープとの係合状態を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 外ケース 4 内部枠体 5 ホルダー 10 開口部 11 スプリング 12 スプリング 13A 拘持部(ロック機構) 13B 突出部(ロック機構) 51 底面部 52 周囲立設面部 53 透孔 60 カセットテープ 61 突出部分
フロントページの続き (72)考案者 武藤 雅信 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−255146(JP,A) 特開 平4−306140(JP,A) 実開 平3−93492(JP,U) 実開 平2−96333(JP,U) 実開 平4−5147(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する箱状の外ケースと、 前記外ケースの開口側から出入自在とした略コ字状の内
    部枠体と、 前記外ケースと前記内部枠体との間に介在し、前記内部
    枠体を前記外ケースの外方向に付勢する付勢部材と、 前記内部枠体を前記外ケースの開口側から挿入された状
    態を保持またはその保持を解放するロック機構と、その底面部にCD用ホルダーまたはカセットテープの何
    れか1方を保持させた状態で、前記内部枠体に対し挿脱
    自在なホルダーと を具備する自動車用収納ケースにおい
    て、 前記ホルダーは、底面部及び底面部の周囲より立設した
    周囲立設面部を有し、しかも、前記周囲立設面部の高さ
    はCD用ホルダーの厚みにほぼ等しくし、かつ、前記底
    面部にはカセットテープのカセット構成箱体の平面側の
    下平面から下方向に突出した部分を嵌合自在な貫通孔
    有することを特徴とする自動車用収納ケース。
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